記録ID: 290877
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
【秩父・檜尾根から】 檜岳 〜 酉谷山 〜 牛首[峠]
2013年04月29日(月) [日帰り]
埼玉県
東京都
- GPS
- 11:36
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,734m
- 下り
- 1,721m
コースタイム
◎[往路] 秩父林道・車止め(4:56) → 旧営林署小屋(5:22) → 檜尾根取付(5:32)
→ 牛首への破線に出る(5:52) → 桟橋(5:57) → 牛首ルート崩落地点(6:38) −−檜尾根に直登−−
→ 檜尾根(7:02) → 桟橋(7:50) → コルへの分岐地点(8:54) → 檜岳(9:23=9:32)
→ コル(9:42) → 1452P(9:53) → 大血川分岐(10:17=10:43) −−昼食−−
→ 小黒(11:13) → 大血川峠(11:24) → 酉谷山(11:44)
◎[復路] 酉谷山(12:00) → 避難小屋(12:13=12:19) → 矢岳分岐(12:42) → 牛首(12:55=13:20)
→ 立橋山(13:32) → 赤岩の頭(14:05) → 秩父林道分岐(14:10) → 秩父林道に出る(14:53)
→ 矢岳指導標(15:01) → 秩父橋(15:55) → 檜尾根取付(16:00) → 旧営林署小屋(16:05)
→ 秩父林道・車止め(16:32)
-- ☆★ 所要時間11時間36分 ★☆ --
→ 牛首への破線に出る(5:52) → 桟橋(5:57) → 牛首ルート崩落地点(6:38) −−檜尾根に直登−−
→ 檜尾根(7:02) → 桟橋(7:50) → コルへの分岐地点(8:54) → 檜岳(9:23=9:32)
→ コル(9:42) → 1452P(9:53) → 大血川分岐(10:17=10:43) −−昼食−−
→ 小黒(11:13) → 大血川峠(11:24) → 酉谷山(11:44)
◎[復路] 酉谷山(12:00) → 避難小屋(12:13=12:19) → 矢岳分岐(12:42) → 牛首(12:55=13:20)
→ 立橋山(13:32) → 赤岩の頭(14:05) → 秩父林道分岐(14:10) → 秩父林道に出る(14:53)
→ 矢岳指導標(15:01) → 秩父橋(15:55) → 檜尾根取付(16:00) → 旧営林署小屋(16:05)
→ 秩父林道・車止め(16:32)
-- ☆★ 所要時間11時間36分 ★☆ --
天候 | 晴れ ・最低/最高気温 (熊谷: 6.6/24.1 ℃) (秩父: 2.6/23.7 ℃) ・昼間の時間:13:36 (日出:4:52 日入:18:28) ・当日の気象[全国] : 気象人 http://www.weathermap.co.jp/kishojin/diary_detail.php?date=2013-04-29 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
荒川の支流・安谷川(川浦渓谷)沿いの「秩父林道」を進みます。 「林道・秩父中央線」を右に分け、さらに1.2km程進むと"車止め"が あり、道路の肩に駐車します。 ---(Uターン場所確保のため、数台しか止められません) --- |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎ −−−−− ☆★コース全般について ★☆ −−−−− ・「檜尾根」は、秩父林道からの "バリエーションルート" です。 途中でぶつかる"破線ルート"は、昭和40年代までは「牛首」に至る 立派な"[峠]ルート"だったのですが、現在は途中々で崩落・寸断され、 やむなく戻って「檜尾根」を直登するハメになりました。 ・「小黒」の北西及び南側は、"バミューダ海域" ならぬ "バミューダ山域" です。 くれぐれも遭難しないよう 細心の下調べをして、現地においても コンパスで方向を見ながら 行動することが重要です。 ・矢岳分岐 〜 牛首 〜 赤岩の頭間は、"瘠せ尾根の岩と根っこ"の アップダウンです。 ルート迷いは無いものの、滑落しないよう細心の注意が必要です。 ・分岐から秩父林道への下りは、烏帽子谷に沿って下る軽快な 明るいルートです。 ただ、林道終点からの「秩父林道」歩きは、最初 路面状態が悪くて、 閉口します。 ◎ −−−−− ☆★ 秩父林道・車止め 〜 檜岳まで ★☆ −−−−− ・車止めから「秩父林道」を進み、旧営林署小屋付近から右に入る "作業道"があるのですが、これが昔からの牛首[峠](注:現破線)へ 通じるルートかどうか?判らず、今木沢を右に見て進み,まもなく右の檜に 白いペンキマークがあり、ここが「檜尾根取付」であるようです。 (唯一の記録である、deep--biiueさんの ヤマレコより) 杉造林地の中 "直登"と 思いきや、かすかな踏み跡があり、登るに従い はっきりとしてきました。 いつもの"直登"の暗さは無く、暫くしていわゆる"破線部"に出ました。 この"破線"は、かっての「牛首峠」ルートであり、しっかりとした 道形がありました。 ・s30年代の"桟橋"は、壊れていて、渡れる代物ではありません。 檜岳への尾根ルート地点にきて、右へ尾根を行くか?牛首峠へ 破線を行くか?。 考慮の末、牛首峠のルートを行ってみて、駄目なら戻ればいいと。 結果 途中で、崩落により見事に破線ルートは絶たれました。 やむなく少し戻り、「檜尾根」に向けて直登です。川浦谷の対岸には、立橋尾根の烏帽子岩が 大きく見えます。 相当ロス(40分)して、やっと「檜尾根」に出ました。 檜等の比較的小さい樹木の やや荒れている尾根を、登って行きます。 北からの小尾根からくる"桟橋"を過ぎ、瘠せ尾根と檜の小枝で 大変歩きづらい。 武甲山、矢岳〜赤岩の頭が見え、右側には、急峻な宗屋敷尾根が 見えています。 8:54、檜岳南側のコルにいたる分岐地点(1,250m付近)にきました。 勿論指導標などありません。 ここからは、「檜岳」への直登ルートをたどりました。 文字通り"直登"で、地形図で判断するより 相当きつい傾斜です。 立派な"主図根点標石"のある「檜岳」山頂に、やっとたどり着き ました。 山頂は、展望の効かない ただ「標石」があるのみ。(主図根点・秩27) ◎ −−−−− ☆★ 檜岳 〜 酉谷山まで ★☆ −−−−− ・「檜岳」から100mほど南へ稜線を行くと、「コル」です。(9:42) 先ほどの"コルへの分岐地点"からの巻道が、ここへ出るものと思われます。 ・下り途中で、一人の登山者に会いました。(9:35) 後になって ヤマレコでmisuzuさんと判りましたが、「荒川三山」を 周回した その早さには、驚かされました。 昨年からの一連の"秩父山行き"で、初めて登山者に会いました。 すると今度は、9歳の男の子と父親、続いて若いカップルと、 立て続けに登山者が。熊倉山〜酉谷山も、ずいぶんとポピュラーに なったものだと感心しました。 確かに ガスさえまかなければ、迷うことはなさそうですが・・・。 ゆるやかな明るい登りが続き、1,452mP(石杭)も過ぎて、 「小黒」へ向けて だんだん奥秩父らしくなってきます。 ・「大血川分岐」に着きます。東京大学の "○看板" が目印です。 ・「小黒」に向け、益々奥秩父らしい雰囲気になってきます。 小黒直下がややきついですが、幽玄なところです。 そして、小黒独特の信仰のシンボル的な根っこに着きました。 ・「小黒」の南直下は、皆が迷うところです。どうしても東に尾根が 出ているので、足が向いてしまいます。 ここは、意識して西寄りに下れば、熊笹の小径になります。 .「大血川峠」は、何も無くただの"鞍部"です。すぐ先で、大きな コメツガが" 通せんぼ" しています。 ・最後は、奥秩父特有の 苔むした”幽玄な幻想的な" 素晴らしい 登りです。 登りつめると、明るい開けた「酉谷山」山頂が待っていました。 ◎ --- ☆★ 酉谷山 〜 秩父林道分岐について ★☆ --- ・稜線を東進し、鞍部からすぐ下の「避難小屋」に行きました。 先ほど酉谷山山頂でお会いした2名の方と もう1名の方が、昼食作りの最中でした。 長沢背稜を東に進み、「日向谷の頭」東の鞍部から、「矢岳」 目指して北へ進路を取ります。 急激に岩と根っこの稜線をくだり、やがて「牛首峠」に到着。 ・瘠せ尾根&根っこ&小ピークの連続で、さすがに新緑はまだです。 馬酔木のトンネルもあります。 「立橋山」&「赤岩の頭」は、それぞれ導標がありませんから 注意をしないと、他の小ピークと同様に通り越してしまいます。 「赤岩の頭」を過ぎると、ほどなく「秩父林道分岐」です。 そこにある古い指導標には、「牛首峠−割谷ノ頭−酉谷小屋方面 注意:路なし」と記してあります。 ◎ --- ☆★ 秩父林道分岐 〜 車止めについて ★☆ --- ・烏帽子谷沿いの路を軽快に降りて行きます。 やや荒れているところもありますが、烏帽子沢沿いには、 バイケイソウなどが谷の明るさに色を添えています。 早くも、新緑が眩しいです。40分も下れば、「秩父林道」の終点に 到着です。 さらに荒れている「秩父林道」を下って行き、旧登山口からは、 路面も良くなって、長い林道をテクテク下ります。 夕陽に向かって、熊倉山を仰ぎみながら。 烏帽子沢出合いの「秩父橋」を過ぎると、すぐにスタートした地点 (檜尾根)を通過。 旧営林署小屋にて「烏帽子岩」を顧み、やっと車止めに到着しました。 |
写真
感想
◎ 檜尾根 〜 檜岳。
deep--blueさんの「2011/10/07・レコ」に 触発され、登って見ました。
◎ 「牛首峠」を訪れたのは、今回でゲ麑棔2甬遒猟眠甬録は以下のとおりです。
1968/05/19 2012/05/23 2012/06/30 2013/04/04
・・・いずれも「ヤマレコ」にあります。
特にこのところ この「峠」を、頻繁に訪れています。
「仙元峠」や「鳥首峠」などのように、特段 "由緒ある峠"でもなく、何の変哲もない"峠"なのですが、
年を取ると 過去への思い入れが強くなってきて、1968/05/19に 3人で行った情景が懐かしく思い浮かび、それが、ここへ足を運ばせることになるのです。
今回、「牛首峠」への昔からの"峠路(破線ルート)"を試みましたが、
途中の大崩落のため、敗退せざるを得ませんでした。
◎ 「牛首峠」前後の 坊主山〜矢岳間の"露岩と根っこのアップダウン"が
きつくも楽しい。
◎ 勿論、下山祝い。駅前「○○の舞」。生ビールが、喉奥に落ちていった。
飲みながら、次の"山行き"の相談。もう一人、昔からの友人が
加わりそう・・・かな。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2903人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
檜岳のところお会いしました。いろいろ変わったところへ行かれているのですね。レコ、とても参考になります。
男の子、9歳でしたか。小黒のところで追い越したのですが、あんなところに来ているのでビックリ しました。うちにも6歳の子がいますが、3年後、あそこにいけるような気がしません。男の子、大したものです。
秩父、西上州周辺は、自宅から近いので、よく出かけます。また、どこかでお会いするかもしれませんね。
酉谷山山頂でお会いしたものです。
今度熊倉山から登ってみます
いろんな所から登っていますね。
レコこれからも楽しみに拝見させていただきます
misuzuさん 初めまして。
「檜岳・コル」への下りでお会いをしましたね。
その時 ちょっとお話をしたのですが「道の駅あらかわ」から来られた
とのことで、随分早いな!!とビックリした次第です。
そしてレコを見たら、荒川三山を周回だったとのこと。
改めてビックリです。
私たちは、2人で 65歳×2=130歳。相当時間を掛けて秩父林道へ
下りました。
なにしろ"下山祝い"が楽しみで、登っているようなものですから・・・。
中高年の遭難が多いこの山域。
お互い、"安全登山"で登りましょう。
MUSASABIさん はじめまして。
「酉谷山」にて、お会いをしましたね。
有間峠からのピストン。結構距離がありますが、いいコースですよね。
この山域では この頃 中高年の遭難が多そうで、この日も県警のヘリが
奥秩父方面で"活動"しておりました。
最近、熊倉山〜酉谷山を歩く登山者が多くなったようです。
しかし どこの山でもそうでしょうが、ガスると特に酉谷山北側は
迷うことがあります。
"前期高齢者"の私、今後も"安全登山"で、登りたいと思います。
お気をつけて。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する