立山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 985m
- 下り
- 987m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 7:40
天候 | 8/10:晴れのち曇りのち雨、8/11:曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
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共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
ポール
テント
|
感想
8月10日 晴れのち曇りのち雨
今回は聖と親子2人で立山へ。荷物は約21kg、聖は16kgだが、フル装備で歩くのは室堂〜雷鳥沢の1時間だけなので、重量はあまり気にしない。2人なので車は燃費の良い聖のフィット・ハイブリッド。
塩尻の信州健康ランドで入浴・夕食と仮眠をとるために早めの14:00に出発。平日だが夏休みなので空港中央〜山手トンネル〜高井戸まで渋滞した。高井戸からは順調に走行。
談合坂SAは帰省客と夏休み観光客で大賑わいだ。18:30塩尻北インター前の信州健康ランドに到着。3月の上高地の時に初めて来て以来2回目だ。入浴料金は2,050円だが、会員なので同行者も含めて1,510円だ。
平日なので空いていると思いきや、大賑わい。夏休みのせいか、少年サッカーチームの合宿で来ている子供達も多い。まずは風呂に入って、和食処で生ビール。夕食は煮カツ丼、聖は稲庭うどんとまぐろ丼セット。
20:00頃仮眠室で仮眠。アラームは2:00にセット。
2:00起床。洗面と着替えをして2:15出発。高速で安曇野インターまで行き、あとは扇沢まで下道。深夜なので道はガラガラ。3:35扇沢に到着。
市営の無料駐車場(230台)は満車だったが、有料駐車場(350台)はガラガラ。有料駐車場は4段あり、駅に近い上の2段は12時間1,000円、下の2段は24時間1,000円というシステムなので、勿論下段に入ったが、上段に入っている人は料金システムを知っているのだろうか?
トロリーバスの始発は7:30で、切符売場は40分前の6:50に開くのだが、その前に行列が出来るので、車中で待機しつつ時々売場に様子を見に行く。天気は晴れで月と星が輝いている。予報では午前中の天気は良いらしい。
5:00頃行列が出来はじめたので、慌てて身支度とパッキングをして切符売場に行くと先頭から10〜15人目だった。まだ1.5時間あるのでザックだけ列に置いて、ベンチで待機しつつコンビニで買った朝食を食べる。
行列は次第に延びて6:00過ぎには70〜80m、150人くらいになった。6:50丁度に窓口が開いて販売開始。扇沢〜室堂往復は9,050円。以前は10kg以上は荷物料を取られたが、今は無料になった。
チケットを買って2階の改札前に並ぶが、発車までまだ30分以上ある。しばらくして扇沢駅の名物駅員・中里さんが登場。ワゴンに乗せたトロリーバスのチョロQや弁当の販売を楽しい語りの名調子で展開。口上につられてか、結構売れている。
7:30関電トンネルトロリーバス発車。バスは3台で出発した。荷物室は無いので膝の上に抱えるか、床に置く。我々のザックは大きいので抱えるのは大変で床に置いた。幸い空いていたので良かったが、満員の時は大変だ。
途中難工事で有名な「破砕帯」を通過するが、今年は破砕帯突破の60周年だそうだ。自分が3歳の時にここでは世紀のドラマが起こっていたのだった。
黒部ダムも上天気。観光放水が行われていて毎秒10トンの放水は大迫力だ。約500mのダムの上を徒歩で渡って反対側の黒部ケーブルカーの黒部湖駅へ。完全地下式のケーブルカーなので、駅舎はまるで地下要塞のようだ。ここでも8:10の始発で黒部平に向かう。
黒部平からのロープウェイ始発は8:30だったが、8:20の臨時便が出たので、ほぼ待ち時間無しに乗り継ぎが出来た。立山ロープウェイは途中に支柱が1本もない「ワンスパンロープウェイ」だ。
大観峰から室堂へのトロリーバスも始発8:45のところ、ロープウェイに合わせて8:30の臨時便が出た。お陰で予定より15分早く室堂に到着した。
構内の登山ポストに計画書を投函し、山岳情報掲示板で情報を確認。今日立山からの下山に使う「大走り」で8/6に道迷いがあったそうだ。気を付けよう。
外に出ると観光客はまだ多く無いが、登山者は多い。記念撮影をして「玉殿の湧水」を飲んで出発。雷鳥沢野営場までは良く整備された石畳の遊歩道で歩きやすいが、階段は自分の歩幅と合わないのでやや歩きにくい。
天気はピーカンとは言えないが、まずまずの天気で周囲の山々が美しい。我々の前にテント泊装備の30人位の集団がいる。高校山岳部らしい。
雷鳥荘を過ぎて雷鳥沢野営場が見下ろせるようになる。300張の大きなテント場だが、今朝は100張くらいしか無くガラガラだ。
9:30雷鳥沢野営場に到着。室堂から35分で着いた。管理事務所でキャンプの申込。ここは1泊500円だが、2泊目以降は何泊してもず〜っと1,000円という素晴らしいシステムなのだ。いつか1ヶ月くらい滞在してみたいものだ。
設営場所は水場に近く、トイレもそれほど遠くない場所で広くて平坦な場所をチョイス。今回は2人なのでゴアライトで良いのだが、重さの違いは800gだし担ぐのは1時間以内なのでエスパースにした。
ほぼ同時に着いた高校生の団体は和歌山県の4〜5校の合同合宿のようだった。
今日の夕食は焼き肉なので肉と野菜をクーラーバッグに入れて持って来た。扇沢までは凍らせたアクエリ500cc2本とパウチみかん2袋に蓄冷材を入れて来たが、蓄冷材は車の中に置いて来た。
夕方まで冷蔵するのは無理なので、近くの雪渓の雪を大きなポリ袋に入れて来て、ジップロックに入れて蓄冷材代わりにバッグに入れ、さらに雪の入ったポリ袋をバッグの上に載せてテントの前室に置いた。
昼食は手早くカップ麺で済ませ、サブザックに雨具、水、行動食と小さな保冷バッグにパウチみかんと135ccのビールとジップロックに入れた雪を詰めて10:45に出発。
テント場を過ぎて浄土川を渡る前に雪渓があった。浄土橋を渡り、少し行くと大走りへの分岐があった。道標は壊れていて「大走り」「一ノ越」と書かれた板が地面に置いてあるが、これでは見落としかねない。
そこそこの急登を登りテント場から1時間25分で室堂〜一ノ越の登山道に合流した。合流して5分で一ノ越に到着した。一ノ越には集団登山の小学生が大勢いたが、彼らは全員ヘルメットを被っていた。後で調べて判ったが、富山県の遭対協が安全対策として1個100円でレンタルしているとのことだ。
一ノ越からは室堂は良く見えるが、槍・穂高方面は雲に隠れて見えなかった。雄山の山頂部もガスに隠れている。
雄山への登りは小学生の団体が一緒だったが、三ノ越で休憩しているところで追い越して、13:25に雄山に登頂した。山頂はガスに包まれて展望はない。
雄山登頂は8回目だが、聖は2回目だ。三角点は雄山神社の近くにあって2,991.6mだが、その先の岩の上、雄山神社奥宮の脇が3,003mなのだ。奥宮に登るには拝観料500円が必要だが、久々に登拝することにした。
夏場は神職が山頂の社務所に常駐し、登山者のお祓いをしてくれるのだ。小さな社殿の中に座り、祝詞奏上をしてくれる。お祓いの後は御神酒を一口ずつ貰うが、本物の酒だった。
社務所の前でビールで登頂祝いの乾杯をしてから下山開始。一ノ越〜雄山は大勢の登山者で賑わっていたが、縦走路に入ると登山者は激減し、たまにすれ違う程度になる。
大汝山の山頂を踏み、富士ノ折立は登山道が山頂を通っていないのでパス。真砂岳手前の鞍部に大走りへの下降点があるが、登り口同様に板きれが地面に置いてあるだけで、見逃しかねない。
大走りは急坂で歩く人も少なく荒れていると思ったが、そんな事はなく、一ノ越に下るよりも歩きやすかった。下る途中では休憩中の5人位の山ガールパーティーだけが唯一の登山者だった。
雷鳥沢まで10分くらいの所で小雨が降り出したが、カッパは着ずにテントまで戻った。
温泉に行く予定だったが、雨が降っているのでテントで休憩しつつ雨が止むのを待ったら、しばらくして上がったので温泉に行く。
テント場から雷鳥沢ヒュッテまで5分くらいだが、途中になんと雪渓があった。穴がたくさん開いており、いつ崩れるか判らない不安がある。しかもサンダル履きなので、おそるおそる通過した。
入浴料700円を払って階下に行くとそこは卓球場になっていた。暖簾の先が浴室だった。浴室は結構広く、シャンプーと石鹸も置いてある。山の温泉はシャンプーや石鹸禁止の所が多いが、ここは良いらしい。
湯船の窓からの展望はガスで見えないが、広くて気持ちが良い。風呂上がりには生ビール。中ジョッキが600円と下界並なのが嬉しい。缶ビールも500cc500円、350cc400円と相場より安い。カレーやラーメン等は普通の山小屋価格だが、何故かビールが安い。
テント場にはドッペルギャンガーの大型ワンポールテントがあった。8人用で高さは3mもある。重さは10kgでとても山向きではないが、室堂から雷鳥沢ならアリな選択かも。
テントに戻り、夕食。雨は上がっているので外のテーブルで食べようと、食材と調理道具を運んで、さあ始めようとした時に雨が降り出し、撤収してテント内で食べる事にした。
肉は酸化して一部が変色しているが、問題なし。野菜はフライパンが小さく時間が掛かる。野菜は350g入りの鉄板焼きセットを2袋持って来たが、1袋で充分だった。シメは焼きそば2玉を完食。
外は小雨が降り続いている。管理棟でトイレと歯磨きをして20:00頃就寝。
8月11日 快晴
3:50起床。まあ良く眠れた。寒くは無い。天気はガスだが雨は降っていない。当初計画では室堂乗越まで登って剱岳を間近に見ようと思っていたが、天気が悪いので直ぐに下山することにした。
朝食はパスタ・ペペロンチーニ。撤収して6:00に出発。室堂まで1時間だが、大半は石段の登りなので結構キツい。
50分で室堂に到着。室堂には和歌山の高校生パーティーが居たが、なんと大きなクーラーボックスやバーベキューコンロを持っている。テント場が近いのでそれも有りなのだろう。
始発は7:45だったが、7:30の臨時便が出た。ロープウェイ、ケーブルカー、関電トンネルバスともに臨時便が出て扇沢には8:50に着いた。室堂から1時間20分だったので、定刻便より15分短かった。
今日は山の日。扇沢の駐車場は満車だった。そういえば関電トンネルですれ違ったバスは7台もあり、すべて満員だった。大町に向かう途中にあった臨時駐車場(800台)で扇沢に向かう車を足止めして、シャトルバスに乗り換えて輸送していた。
今日は1時間しか歩いていないし、昨日は温泉にも入ったので、温泉はパスして真っ直ぐ帰ることにし、渋滞も無かったので14:25というとても早い時間に君津に到着した。
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