丹沢主脈縦走の予定が盛大にコースアウトして主稜縦走へ・・・
- GPS
- 12:45
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,586m
- 下り
- 2,335m
コースタイム
11:55 大倉バス停
13:10 駒止茶屋
13:21 堀山の家
14:05 花立山荘
14:40 塔ノ岳山頂
15:00 不動の清水
15:25 塔ノ岳山頂
15:50 日高
16:09 竜が馬場
16:35 丹沢山
5/15
6:05 丹沢山
6:35 不動ノ峰休憩所
7:08 鬼ヶ岩ノ頭
7:40 蛭ヶ岳山頂
8:36 ミカゲ沢ノ頭
9:03 臼ヶ岳
9:26 神ノ川乗越
9:55 金山谷乗越
10:50 檜洞丸山頂
12:51 ゴーラ沢出合
13:38 登山道出口
13:48 西丹沢自然教室
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:西丹沢自然教室−(富士急湘南バス)→JR御殿場線谷峨駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大倉〜塔ノ岳・・・いつもおなじみえげつない急坂 塔ノ岳〜不動の清水・・・一部崩れておりやや足場悪い 塔ノ岳〜丹沢山・・・木道整備されてて快適 丹沢山〜鬼ヶ岩ノ頭・・・眺望良くて楽しい 鬼ヶ岩の頭〜蛭ヶ岳・・・鬼が岩のすぐ下に鎖場あり要注意 高度感があるので結構怖い 蛭ヶ岳〜臼ヶ岳・・・蛭ヶ岳の下に鎖場あり要注意 臼ヶ岳〜檜洞丸・・・金山谷乗越のあたりがガレ場、崩壊箇所等足場が悪いので注意 この辺緊張感を強いられる。 檜洞丸〜ゴーラ沢出合・・・ガレ場、ザレ場、鎖場など足場が悪い場所が時折出てくる。滑りやすいので疲労時は注意。 ゴーラ沢出合〜西丹沢自然教室・・・ゴーラ沢のごつごつした石で足をとられないように注意。渡渉箇所は滑りやすいし、石も不安定なので水に踏み込んでしまうこともしばしば。 雨後に水量が増えるので注意。 沢を越えた後は比較的楽。 |
写真
感想
多摩川の河川敷から見える丹沢の山、アレを登りたい!と思い始めて2年ほど。
大山、塔、丹と制覇し、残るは蛭ヶ岳のみなのですが貧脚の自分には蛭ピストンなんて無理! で、どうせ泊りで目指すなら蛭行って帰ってくるのではなく、大倉から焼山まで縦に線を引いたような主脈縦走でしょう!ということで初の山小屋泊まりの縦走となったわけですが、しょっぱなから最寄り駅に向かうバスが渋滞の足止めを食い、電車バスの乗り継ぎに次々と失敗し、登山開始がなんと正午という信じがたい遅い時間になってしまいました。
恐ろしいほどの好天と気温の上昇が重なり、塔の山頂では早くも900ccのスポドリを飲み干す事態に。 それでも今回は水事情の悪い山荘に泊ったうえで縦走と判っているので、不動の水で持っていたウォーターキャリーにたっぷり給水。 何度も塔ノ岳に登っていながら一度も飲んだことが無かったのですが、冷たく美味しく満足! あまり重い荷物を持ちたくない方はここで給水するのがお勧めです。
さて、いいかげん日も傾いたので早く丹沢山に着かないとまずいのですが、以前来た時は濃霧に泣かされほとんど何も見えなかったので、こう眺望に恵まれるとどうしても足が止まってしまいます。 それでも重い荷物を持ったにもかかわらず、デイパック一個でピストンした前回と5分ほどの違いでゴールすることが出来たのですが。
ところでどういうわけか事務手続きのミスか、前日電話を入れていたのに予約が入っておらず一瞬青くなりましたが、平日で比較的空いていたこともあり無事宿泊できました。 食事は6:30終了、消灯8:00と山小屋らしい早寝ペースなので自慢の山岳関係の蔵書を堪能できなかったのが惜しいところ。 ことみやま山荘にかついて言えば「どうせ泊りだからゆっくりでいいや」と油断せず、早めに着いたほうがよさそうです。
さて翌日、いつもの悪い癖で進路を確認せず宮が瀬方面に進みかけてUターンし10分ほどタイムロスした後に蛭ヶ岳へ。
丹沢山から鬼ヶ岩ノ頭までの稜線は高木が生えておらず眺望が抜群なのと、滑落の心配をするような緊張感を強いられるところは無いのでとにかく解放感に溢れた楽しい歩きが堪能できました。
鬼ヶ岩直下の鎖場は丹沢山〜蛭ヶ岳間で唯一にして最大の難所で、表尾根・行者の鎖場より簡単と言われましたが、周囲の景色が雄大な分高度感が余計に大きいのでどっこいどっこいな気がします。
ここを越えた後の最後の蛭ヶ岳への登りは眺望も抜群で非常に楽しく登ることが出来ました。
・・・・が、ここで毎度の「地図を確認しない」「なんとなく前を行く人についていってしまう」「山頂ではまっすぐ進んじゃう」悪い癖が全部出てしまい、主脈縦走ルートの姫次方面へ向かうはずが、檜洞丸の方へ進んでしまいました。出発前、山頂でもしっかり確認しておいて、標識も見ていれば間違えようも無いのですが・・・本当に何をやっていたのか・・・。せめて鎖場の手前で気づいていればよかったのですが、蛭ヶ岳までが本当に楽しくハイになっていたので地図も取り出さず「なんのなんの」と取り返しのつかないところまで進んでしまい、致命的な間違いに気づいたのは山荘で「主稜縦走」と話していた人たちが臼ヶ岳の山頂で休憩しており「あれっ?何でこっちに来たの?」と注意されてからでした。
ここまで来てしまうと蛭に引き返そうにもまた1時間半はかかってしまうので、頭を速攻で切り替えて主稜縦走コースに変更を決断しました。 檜洞丸もいつが登りたいと思っていましたし、交通の便がめったくそ悪いのがネックだったのでこれはむしろいい機会なのかなと思わなくも無いのですが・・・。
しかし臼ヶ岳から一旦下って神ノ川乗越、金山谷乗越と越えるルートは痩せ尾根、崩落など緊張を強いられるルートの上、檜洞丸への最後の登りも非常にきつくかなり消耗してしまいました。 強い日射にあぶられているうちに水もだいぶ飲んでしまい、ツツジ新道に入った時点で最初のウォーターキャリー(2リットル)も空にしてしまいました。 前日のうちに不動の清水で汲んでいなかったらどうなっていたことか・・・。 ちなみに地図では神ノ川乗越に水場マークがありますが、どこに降りて行ったらいいのかわかりませんでした。
ツツジ新道はまだ早いのか咲いている幹は少ないのですが、僅かながらシロヤシオ(ゴヨウツツジ)が目を楽しませてくれました。この道は季節柄でしょうがとにかく新緑が目に優しく、歩いていて気分は良いのですが、やはり途中厳しい崩落やガレ、ザレ、鎖場が断続的に現れ、ゴーラ沢出合に出るまで緊張感が途切れません。
ゴーラ沢は新緑のさわやかな森の中を長時間歩いてからいきなり照り返しのきつい真っ白い石の広い河原に出るのでかなりのインパクトがあります。 好みはあるでしょうが、西丹沢自然教室側から上がってくるより縦走で降りてくるほうが「おおう・・・!」という気分になれるのではないでしょうか。
ここを越えると急峻な上り下りはもうないのですが、相変わらず風化や流失によって道が荒れてるところはところどころあるので、最後まで気は抜けませんでした。 ようやく安心できたのは、普段だいっ嫌いなアスファルトの道に降りてからです。
とにかく泊りがけでの縦走というのが初めてといっていいので、何から何までが新鮮で楽しく、緊張の連続でした。 その割には相変わらず毎度のコースアウトのポカばかりなのですが・・・。 ホントにもうちょっとこまめに地図読みをしないと・・・反省。
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