青空と雪のコントラスト〜残雪の立山〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 852m
- 下り
- 848m
コースタイム
天候 | 晴れ 下山後夕方以降は雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
行き 東名ー名神ー東海北陸道 帰り 糸魚川ー松本ー甲府経由で静岡まで 立山駅から室堂までは立山黒部アルペンルート(ケーブルカー&高原バス 往復4190円) http://www.alpen-route.com/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
<立山駅〜室堂ターミナル> 立山駅からケーブルカー(約7分)で美女平まで。そこから高原バスに乗り換えて室堂ターミナルへ約50分 <室堂〜雄山> ターミナルを出ると一面銀世界。 雪が締まっている場合は一ノ越の手前の登りでアイゼンあった方が良いが、この日の状態なら不要。雪が柔かく踏み抜きが多い場合はスノーシューやわかんが有効。 一ノ越から雄山は多少の雪はあるがほぼ夏道が出ている。この辺りから風が少し出てきた。 危険と思えるような個所なし。 <雄山〜大汝山〜富士ノ折立> 雄山以降アイゼン着用。 雄山〜大汝間は雪道。 稜線の真ん中を歩けば問題ないが黒部側は雪庇が出ていて崩れていたのでそちらには寄り過ぎないように。踏み抜きやちょっとしたクレバスあり。 何もなければちょっと怖いかな?と思うような雪のトラバースもロープがあったので安心。ロープ使わない自分は逆にロープに引っかかりそうだった。 富士ノ折立直下は雪無くガレた岩場を登る。 この稜線は比較的風強かった。 <富士ノ折立〜雷鳥沢> 富士ノ折立から真砂岳に向かう下りで岩場に雪が付いた斜面が少し急でいやらしかった。稜線のルートはほぼ夏道が出ている。 富士ノ折立から下ったコルの最初のところにカールの方に下る踏み跡あるが、これは間違い。 真砂岳から大走ルートは雪たっぷり。 お昼頃の時間帯で雪が緩んでいたので膝ぐらいまでズボズボ。踏み抜くと股下ぐらいになる事も。 登りだったらわかんやスノーシューなど無いときつい。 雷鳥沢付近も足首から脛ぐらいまでのグズグズの雪。 <雷鳥沢〜室堂> 危険個所は特に無し。 小さく雪崩れているところがあったのでそういうところには近づかない方が良いかもしれない。 雷鳥沢から雷鳥荘、みくりが池荘に登るところ雪がぐずぐずでツボ足の自分にはきつかった。スノーシューやスキーの方はスイスイ歩いていた。 |
写真
感想
昨年から行こう行こうとしていてなかなかタイミングが合わず行けなかった残雪の立山に行ってきました。
ここからだと結構な距離だし、室堂まで入るだけでも結構な出費。
できればいい条件に恵まれてしっかりと歩きたい。
昨年はそうこう言ってるうちに残雪の時期を逃してしまいました。
お天気予報と休みを照らし合わせ、チャンスを窺がう。
で、条件の合う日が上手いことできたので行って来ました。
まず、仕事を終え、準備をして自宅を出発。
立山までは長野側の扇沢からと富山側から入山する方法がありますが、長野側からだと料金が高く、時間も遅いので距離は遠いけど時間的にはさほど変わらない富山側からの入山を計画。
何せ片道500キロ近くあるのでそこまで行くだけでも大変です。
東名ー名神ー東海北陸道を乗り継ぎ夜が明けた頃立山駅に到着。
平日なので始発は少し遅く7時です。
待っている間に何やら撮影をしていたようですが、ケーブルカーに乗ってびっくり隣に某芸人さん、正面にアナウンサー。
金とくの撮影だそうです。5月31日放送って言ってたかな・・・。
ケーブルカーで美女平に付き、そこから高原バスに乗り換えて室堂へ。
雪の大谷、大迫力。今年は17mだそうです。
室堂でバスを降り、建物の外に出ると一面銀世界!
これこれ、まだまだ雪の山を楽しめそうです。
早々に出発する方が数名、自分も準備を済ませ出発します。
この間富士山で日差しにやられたので日焼け止めもバッチリ。
最初のうちは平らな雪原からスタートなのでウォーミングアップ代わりになります。息が切れない程度のゆっくりしたペースで歩きますが、雲一つない天気で暑い!早めに上を一枚脱いで調節。
先行者は途中で追い抜いてしまったのでこの先はずっと一人旅です。
一ノ越まではアイゼンは使う必要なく、更にこの上は夏道が出てるので、少しだけ雪がありましたが結局雄山までは夏と同じ装備で登れました。
風が少し出てきたので先程脱いだ上着を着なおします。
貸切の雄山山頂でお参りをし、休憩。
昨日から一睡もしてないし、時間も余裕があるのでのんびりします。
で、雄山を後に大汝山に向かいます。
主峰は雄山ですが、立山の最高点3015mの標高は大汝山の方です。
小屋の方と少しお話ししたところ大汝山までは前日にも人が入っているそうでトレースぐらいはあるだろうとの事でした。
雄山から先はアイゼン、ピッケル装着です。
コルの辺りから雪も多く多少の斜面もあります。
あまりにお天気良く眺めも良いので雪の上で少し寝っ転がってのんびり。
気持ちいいです。
雪の稜線を歩いて大汝山到着。
コーヒーでも淹れようかと思いましたが風が結構強かったのでここでは軽く行動食をとって休憩するだけにしました。
大汝から先は最初のうちは雪の稜線を歩きます。黒部側は雪庇ができていて、今にも崩れ落ちそ・・・崩れてました。
ピーク手前は雪が飛ばされたり解けたりで殆ど岩の上を歩く感じで、あっという間に富士ノ折立に到着。
上手く風を避ける場所があったのでちょっとだけお昼寝して、起きたらコーヒー淹れてまったり。
時間的には充分余裕があるので別山まで行こうかなぁと思いましたが、あまり無理はせず、今日はここまでにしておきます。
(一応真砂岳までは行きました)
真砂岳の方に下る時BCスキーの方が単独で一名雷鳥沢から登って来られました。
今日雄山〜富士の折立間を歩いたのはは見る限り自分とこの方だけだったと思います。
真砂岳の山頂のちょっと手前を雷鳥沢の方に下ります。
大走ルート。
だんだん雪が溶け始め膝ぐらいまでの踏み抜きを繰り返しながら下りていきます。
ボーダーの女子が二名上がってきて少しご挨拶。一人は静岡出身の方でした。
ここからはズボズボ潜りながらも快適な下り。
ルートは雪でなくなっているので歩きやすそうな斜面を選んで下ります。
雷鳥沢付近はBCの方で賑わっていました。
室堂まで戻るにはキャンプ場辺りから上の雷鳥荘の方に上がるのですが、これが雪の状態がぐずぐずで大変。
BCの方達は浮力があるので早いですが、南アでわかんをなくしてしまった僕はツボ足・・・。暑いし息も切れるし・・・。
軽くラッセルしてる時みたいな感じでした。
室堂に戻った後は雪の大谷を見に行き、お土産買ってバスに乗り込み、ケーブルカーに乗り継いで下山。中国人多いですねぇ〜。
楽しい一日が終わったかに思えますが、ここからまだ500キロの運転が残っているのです。
通り道の温泉で汗を流し、親不知を通って、途中車の中で仮眠を取り長野、山梨を縦断して翌朝静岡に到着しました。
親不知辺りでは雷を伴った豪雨・・・。山にいるときじゃなくて良かった。
帰って片付けてその足で仕事。
ふぅ〜
長距離移動、お疲れ様でした。
小牧から、諏訪南あたりで250kmなんですけど
僕には、その距離ですら苦痛なんですけど
500kmはすごいです。
見事に晴れてくれて良かったですね。
雪山は、青空が最高に似合いますね。
雷鳥、かわいいです。
いつもコメントありがとうございます
運転は好きなんですけどさすがに日帰りだとこの距離が限界です。行きはテンション高いんで良いですけど、登り終えた帰りは大変
昨年から行きたかったこの時期の立山、予報とにらめっこして決めた一日だったので予報どおりの晴天で素晴らしかったです。暑いぐらいでした。
衣替え前の雷鳥ちゃんにも出会えてよかったです。
大遠征した甲斐ありましたね。
500キロかあ。静岡からだと、大変だあ。
でも、良い天気でしたね。気持ちよさそ、お昼寝。
梅雨に入る前の立山連峰はこんな
穏やかな空が続くのでしょうか。
僕は、16,17とテント担いで、鹿島槍に登りました。
こちらも最高の天気に恵まれました。
あと、まあ、アジア圏の観光客の多いこと。
新穂高もそうでしたが、これも驚きました。
本当にお疲れさまでした。
ありがとうございます。
運転好きなんですけどさすがに疲れました
直線距離ではそれ程でもないけどアルプスをぐるっと回り込まなきゃならないので遠いです
お天気は結構な遠征なので予報とにらめっこして失敗のないよう出来るだけ良さそうなタイミングをねらいました。おかげで素晴らしい天気に恵まれました 到着まで睡眠0だったので誰もいないし気持ち良くお昼寝しちゃいました。
鹿島槍もいですねぇ〜
レコと写真楽しみにしてます
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