丹波-三条ノ湯-雲取山-飛龍山-唐松尾山-三ノ瀬
- GPS
- 17:45
- 距離
- 36.7km
- 登り
- 3,327m
- 下り
- 2,637m
コースタイム
中川橋下駐車場 0630-0650
丹波(神社) 0730-43
登山道出合 0753
高度計読み1005m 0830-38
サオウラ峠 0933-44
長尾根乗越 1036-45
三条の湯 1119-28
青岩鍾乳洞分岐(通行止)1152
高度計読み1400m1212-24
水場 1252
三条ダルミ 1335-48
雲取山 1422-38
雲取山荘 1456
5/26
雲取山荘 0406
雲取山 0431-45
三条ダルミ 0502
狼平 0532-37
孫左ェ門尾根乗越0640-50
北天のタル 0703
飛龍山頂分岐 0721
飛龍山頂 0730
飛竜権現 0745-58
1847標高点付近 0825
モリ尾根?乗越 0851-0900
将監小屋分岐 0938
将監峠 0945
将監小屋 0950-1002
将監峠 1008
牛王院平 1019
山ノ神土 1025
西御殿岩分岐 1049
西御殿岩 1107-23
(稜線通し)
登山道復帰 1138
唐松尾山 1150
2044標高点 1219-31
水干尾根分岐 1308-12
シラベ尾根分岐 1323
沢横断点 1327-37
黒えんじゅ分岐 1344
馬止 1418
車道 1428
中川橋 1437
中川橋下駐車場 1438-50
天候 | 5/25 晴れ 5/26 晴れのち曇り。一時雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
丹波の神社脇に自転車を置かせてもらった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雲取山西の巻道は通行止(小屋のWeb参照)。 稜線上の水場は、水無尾根、飛龍権現西共に細い。 西御殿岩〜唐松尾山間は稜線の踏跡を利用(登山道ではないが割と明瞭。感想参照)。 黒エンジュ尾根標高1600m付近から馬止までは旧道(地形図の一本西か?)を利用(感想参照)。 |
写真
感想
三条のタル-将監峠間を繋ぐ場合、交通手段が問題となる。
山中二泊であれば問題ないが、一泊か日帰りで済ませる場合、三ノ瀬までタクシー、
バスで落合に行き三ノ瀬まで歩く、飛竜権現で区切って西は往復、東は周回にする
等が考えられるが、いずれもぱっとしない。
そこで、自転車を利用することにした。但し、調子よく下れるのは丹波まで、
それ以東は上り坂が混じるので厳しい。
翌日笠取まで行く行程を考えると、雲取山荘に泊まらざるを得ず、かつ、丹波から
サオラ峠越えとなり、一日がかりになってしまうのが難点である。
(丹波からはバスを利用するという手もある。しかし、昔のことだが、
鴨沢ルートは、3往復もしており、使いたくない)
5/25
まず、丹波の神社脇にザックをデポ。三ノ瀬奥、中川橋下の駐車場に車を駐めて、
積んできた自転車(ママチャリ)で丹波へ向かう。
下り坂で、漕ぐ箇所はほとんどなく、ブレーキが焼けないかと心配になるほど。
途中、舗装の継ぎ目でカゴから携帯、財布などを入れた袋が飛び出し、後輪で
轢いてしまう。(このためガラケーの液晶にダメージ)
標高1370mの三ノ瀬から660mの丹波までは30分ちょっとでついた。
国道の山側にある神社脇まで、自転車を引き上げる。
すぐ横の舗装された農道を歩きはじめると、農作業中の人に声をかけられ、
登山道入口を教えてもらった。その時に自転車のことも断ったが、幸い気持ちよく
了解してもらえた。畑を横断する所に鹿よけの扉が3箇所ほどある。
ヤマツツジなどを見ながら、神社のあるサヲウラ峠までは約2時間で到着。
雑木林で、風が通り、とても気持ちがよい。
そこからしばらく、巻き道で、同じく風が通る。花は少ないが、時折樹間から
見える新緑は目に沁みるようだ。
作業道が数ヶ所で分岐する。地味なものが多いが、いずれも道標がある。
前週、関西からの帰途に痛めた腰は問題ないが、メインは翌日なので、体力セーブを心がける。
三条の湯からは20年ちょっと前に一度往復している。建物だけは微かに覚えているが、
同行者がいたこともあり、そのほか三条ダルミまでは全く記憶にない。
水無尾根の標高1400mちょっとの所では斜面の崩壊が進んでいる。水場は一応出て
いたが、細く、晴天続きだと、あまり当てにできないかも。
三条ダルミから雲取山荘への巻道は小屋のWebにも出ているが通行止。
雲取山頂は案外人が少なかったが小屋は予想通りの大混雑。
初めての小屋泊という人も多いようだ。
5/26
曇りで日の出が期待できないということで、大混雑の朝食の列を尻目に
ヘッドランプを点けて小屋を出る。途中で明るくなり、雲取山頂は
大体日の出の時間。
au携帯は、山荘、山頂共に不通だったが、三条ダルミでは通じた。
しばらく、地形図でも判るように等高線に極めて忠実に巻いていくと、
稜線上の湿地帯の狼平。その後は同じ巻き道だが険しくなり、
桟道が多くなる。アセビ、そしてお目当てのシャクナゲも
咲きはじめている。先週行った関西方面と予定を入れ替えて正解だった。
簡素な標識の所で右に入れば間もなく飛龍山山頂。展望はないが、
シャクナゲの他、イワウチワがここだけで咲いていた。
飛龍権現で休憩して、間もなく禿岩。ここは絶景だった。
このあたりから、将監小屋泊の人たちとすれ違う。
少し先にある水場は、水無尾根よりもさらに細かった。
若干のミツバツツジ、イワカガミ、オオカメノキなどを見ながら進む。
数mの細かいアップダウンが多い。
将監小屋が近づくとキスミレが出てくるが、シカの食害痕も目に付く。
将監小屋で水を補給。牛王院平から山ノ神土にかけては紫のスミレが多い。
山ノ神土から少し行くと、大規模な山抜け跡がある。
その先で、二頭の鹿がいて斜面を上へ登っていった。その鹿に導かれるように、
西御殿岩へ立ち寄る。ここも絶景ポイントである。戻ると稜線上に踏み跡が
あったので、そのまま稜線を進む。(本音は、獲得標高が惜しかった)
シャクナゲのヤブがうるさい場所もあるが、蛍光ピンクの目印も
それなりにあり、問題なかった。
唐松尾山は今回の山行の最高地点だが、展望はなし。この頃から、
遠くの雷鳴が聞こえてくるようになった。
ここの下りは右側に迷い踏跡があるので要注意。
次の2044標高点はシャクナゲに囲まれた楽園のような場所だったが、
雷鳴がかなり頻繁に、近くなってきた。続いて雨も落ちてくる。
本日の目的地は昨年6月に来た、笠取山西の三川分水嶺である。
予定通り笠取山を経由するのは危険で、巻き道で繋ぐか、水干尾根分岐から
そのまま下りるか、かなり迷ったが、下山することにした。巻き道で繋いでも
心残りで、結局来ることになるだろうし、半日ちょっとで来れる山だ。
秋にでもまた来ることにしよう。
さて、食害痕の目立つ黒エンジュ分岐。ここから黒エンジュ尾根の下りは、
人為的に不必要なまでに緩い傾斜に作り直されたようで、全くだらだらとしていて、
一向に高度が下がらない。
標高1600m付近からはまともな下りになるはずだと思っていたら、更に地形図より
西側に新道が作られていた。こういった税金(この道に限れば水道料金かも?)の
無駄遣いは、どうにかならないものかと思う。
とうとう切れてしまい、地形図(かもしくは一本西の尾根)にある廃道を下った。
カラマツの間伐地で少々歩きにくいが、道なりに下るよりは早かっただろう。
雨も止んで、車道に到着。10分程歩いて車に戻った。
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