朝日と月山を結ぶ分水嶺 紫ナデ〜大桧原山〜枯松山〜1327m峰
- GPS
- 11:42
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 1,584m
- 下り
- 1,594m
コースタイム
- 山行
- 10:45
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 11:44
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は締まっており登山靴で歩いた.尾根の北側の残雪のある林道を少し歩き残雪に埋まった沢を尾根の鞍部目掛けて登った.低い場所の尾根は残雪がない場所もあるが山仕事用と思われる踏み跡がありやぶも薄く歩きやすい.最初は樹林の中で展望はない.登るにつれて展望の良い歩きやすい残雪の尾根歩きになる.紫ナデの登りは急でピッケルとアイゼンを使用して歩いた. 紫ナデからの稜線(分水嶺)は所々残雪がなく潅木のやぶ漕ぎをした.今後,雪解けが進むとやぶ漕ぎが大変になり時間がかかると思う.雪庇の崩落箇所もあり稜線を避けて西側の雪の残る斜面をトラバースした部分もあった.標高の高い場所では前日に降った新雪が吹き溜まりのようにつもっておりかなりもぐった.特に残雪の割れ目(クレバス)が新雪で隠れており踏み抜くと腰までもぐった. 展望が良い場所が多いので注意して歩けば問題ないが視界が悪い時は稜線が平坦で広い場所もあるのでルートファインディングに苦労するかもしれない.GPSがあると心強い.下山した尾根の最後の方はやぶが出ていたがここには踏み跡がありやぶも薄かった. |
写真
感想
中央分水嶺の吾妻連峰から飯豊,朝日,月山に続く日帰り分水嶺歩きの最後の山行.障子ヶ岳北の紫ナデから赤見堂岳南の1327m峰までの稜線が残った.ここの稜線(分水嶺)は登山道がなく日帰りでどのように歩くか迷った.先週の山行で下山地点近くに駐車できる場所があることがわかったのでここで車中泊し,ヨウザ峰経由の尾根を登り先週下山した尾根を下ることにした.このコースだと車道歩きはわずかで効率が良い.
雪は締まっておりほとんど沈まず登山靴で快適に歩けた.ただし標高の高い場所では前日に降った新雪があり吹き溜まりではかなりもぐった.稜線では雪の割れ目(クレバス)にも新雪が入り込み表面が不明瞭になっていた.ここで踏み抜くと底なし沼のようにもぐり抜け出すのに苦労した.紫ナデの登りは急でピッケルとアイゼンを使用した.
ヨウザ峰経由の尾根は下部のやぶは薄く急な場所も少なく歩きやすいが,距離が長く時間がかかる.尾根は樹林の少ない残雪のある場所では展望が良い.ただし見応えのある障子ヶ岳は上部に行かないと見えない.大クビト付近から登山者の足跡が紫ナデ方向に続いていたが,歩いた分水嶺に最近歩いた痕跡はなかった.
長いコースで途中のエスケープルートも乏しいので雪ややぶの状態によってはコースタイムにかなり影響が出て日没まで下れなくなる可能性もあるのでなるべく早い出発が必要だと思う.今後,雪解けが進むとやぶ漕ぎが大変になると思う.
これで中央分水嶺の吾妻連峰から飯豊,朝日,月山に続く分水嶺がつながった.今後の地元の分水嶺は月山から葉山,新庄神室山から鳥海山の稜線を歩こうと思う.以東岳から化穴山,重蔵山,大鳥屋岳,日本国を経由し日本海に続く稜線も歩きたいが,部分的に日帰り山行では無理なので諦めている.
ここから南に続く分水嶺山行:
朝日の分水嶺 粟畑〜障子ヶ岳〜紫ナデ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2083750.html
ここから北に続く分水嶺山行:
朝日と月山を結ぶ分水嶺 大越〜鍋森〜赤見堂岳〜1327m峰
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3046634.html
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