白馬三山縦走
- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,294m
- 下り
- 2,284m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:00
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 7:40
- 山行
- 3:25
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:45
天候 | 7/14:雨時々曇り、15:雨のち晴れ、16:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 八方温泉・おびなたの湯 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
アイゼン
ピッケル
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ポール
テント
|
感想
7月14日 雨時々曇り
君津20:45-21:45足立22:25-3:30猿倉
猿倉8:50(55)9:45白馬尻10:00(15)10:15雪渓末端10:30(55)11:25 1,975m 11:35(35)
12:10大雪渓終点12:20(30)12:50小雪渓13:05(1:00)14:05お花畑14:25(25)14:50村営宿舎 (計4:35)
今日18:00の白馬の登山天気予報は7/14が曇か霧一時雨か雷雨、7/15は曇か霧一時晴、7/16が 曇か霧時々晴。あまり良くはないが、7/15,16に晴れマークがあるので期待しよう。
白馬鑓から鑓温泉に下るルートは今日解禁になった。
20:45出発。アクアライン、首都高ともに渋滞なし。中央道経由のつもりだったが、ナビは上 信越道経由を指示。ナビに従ったが、確かに白馬は上信越道経由のほうが近いかも。
関越道、上信越道ともに渋滞なし。横川SAでラーメンの夜食。松代PAでは大雨になった。長野ICで 下りてIC付近のセブンイレブンで朝食を購入。
3:30猿倉到着。猿倉荘下の登山者用駐車場に駐車。依然として雨が降り続いている。 気温14℃。キャパ120台の駐車場だが、100台以上ありそう。さすがに三連休だ!そのまま仮眠する。
6:00起床。依然として雨が降り続いている。7:00出発の予定だったが、雨が止むのをしばらく 待ってみる。天気予報は「曇り・昼前後晴れ」なのでしばらく様子見する。
小降りになったので、雨具を着けて出発。猿倉荘には大きなトイレと給水所が出来ていた。
猿倉荘前の登山指導所に計画書を提出、確認を受け、落石の危険ヶ所などのアドバイスを受ける。
猿倉荘脇から登山道を少し登ると林道に出る。左に鑓温泉小屋への道を見て40分ほどで林道終 点に到着。林道終点から20分ほどで白馬尻に到着。白馬尻小屋前の広場では大勢の登山者が休憩 している。小屋の脇まで雪渓が迫っているが、登山道が雪渓に交わるのはもう少し登ってからだ。
小屋には10人以上の外国人少女の団体に遭遇。17才という子もいたが、みな10代のようだ。
白馬尻から15分ほど登った所で登山道が雪渓に交わるので、アイゼンを装着する。今年は雪が 多く、梅雨の雨を含んだ雪渓は堅いので、4本爪ではちょっと心もと無い。6本爪が丁度良いが持 っていないので、今回は12本爪を持参。夏の雪渓登りに12本爪はオーバースペックでちょっと恥 ずかしいが、ステップの切られたルートを少し外れても安心して登れるので、遅いパーティーを 追い越すのに都合がよい。
大雪渓には大小無数の石が落ちているが、「雪渓上にある石はすべて落ちてきた石です。落石 注意!」の標識があちこちにあった。
大雪渓の途中で1回休憩。葱平で夏道に出るので、アイゼンを外し、小雪渓で再度装着した。
小雪渓も雪が多く、急斜面の長いトラバースがあるが、小屋のスタッフがしっかりとしたステ ップを切ってくれていたので、アイゼン無くても問題無かった。
小雪渓の手前で大腿筋が痙攣したが、少し休むと治まった。しかし、小雪渓の途中で再発し、 痛くて歩けない。これはヤバイと思ったが、しばらく休むと治まった。どうなることかと思った が、その後は再発しなかった。どうしたのだろうか?天気は悪いので、大量発汗によるミネラル 不足では無いと思うのだが・・・・
お花畑はミヤマキンポウゲくらいで、まだ少し早いようだ。
村営宿舎の直下にも50mくらいの雪渓があった。
14:50村営宿舎に到着。1,000人収容のマンモス小屋で、すぐ上に立つ白馬山荘の1,200人につ いで、日本で2番目の規模を誇る。
村営小屋の周囲はお花畑になっており、ウルップソウ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマオダマキ、 イワベンケイ、ハクサンイチゲなどが咲き乱れ、今が見頃だ。
小屋の裏手のテント場は100張可だが、すでに50張以上が張られていた。イワイワであまり平坦 ではなく、隣のテントと張り綱が交錯するほど混み合っているが、なんとか設営した。テントは 最終的には60張になった。
水場は雪渓に埋もれているため、雪渓からホースで汲み上げた水がトイレ前の大きなタンクに 入れてあり、自由に使えた。
順番逆だが、設営後に食堂棟にあるキャンプ受付でテントの申し込み。幕営料は1人500円だ。
食堂ではビールや生ビールを飲みながらくつろぐパーティーが多いが、我々もビールで乾杯す る。食堂内には白馬郵便局のポストがあり、聖は友達に暑中見舞いを出した。
夕方になって一時的にガスが切れて杓子岳と白馬鑓ヶ岳が見えた。明日は晴れて欲しい。
小屋の前にある自販機でビールを買い、テントに戻る。山に来て自販機で買うとは!?
夕食は、アジの干物、ししとうとソーセージ入りオムレツ、寿司太郎、味噌汁。18:30に夕食 完了。
テント場に着いてから止んでいた雨がまた降り出した。
19:00就寝、外は雨、テント内10℃。
7月15日 雨のち晴れ
村営宿舎4:05(30)4:35白馬岳4:45(20)5:05村営宿舎7:00(55)7:55杓子岳分岐8:10(2:45)
10:55鎖場上部11:10(35)11:45鑓温泉小屋 (計5:05)
2:30起床。ガスそして強風! テント内10℃。
朝食はオムレツ、マジックパスタ、コーヒー。
本降りの雨だが、聖は初白馬なので、日の出前に山頂へ。4:35山頂に着いたが、やはり雨とガ スで何にも見えない。山頂には10人くらいの人がいたが、みな残念そうだ。
テントに戻り、本降りの雨のなかテントを撤収。水を吸ったテントはずっしり重い。
本降りの雨のなか、鑓温泉下降点までは強風に晒され続ける辛い行軍となる。
杓子岳は巻道をとり、白馬鑓ヶ岳は雨でまったく展望なし。
稜線から下りると風が弱まり、楽になる。稜線から少し下ったところでコマクサを数株発見。 花弁の傷みもなく、綺麗なコマクサだ。まさに高山植物の女王の風格がある。
D-90はいつものようにジップロックに入れて首から下げていたが、今回のような本降りの雨は 初めてで、すっかりズブ濡れになってしまった。スイッチを入れても起動せず、逝ってしまった。
通常白馬鑓温泉へのルートには短いトラバースの雪渓があるだけだが、今回は数百メートルの 大きな雪渓が5ヶ所もあり、最後の雪渓は小屋のすぐ上まであった。
11:45鑓温泉小屋に到着。鑓温泉のテント場はあまり広くないので若干心配していたが、時間が 早いので先着テントは7張のみ。楽勝だった。しかし、最終的には25張になった。公称15張なの に、超満員だ。ここのテント場には手頃な岩が少なく、アンカーの入手に苦労する。早い者勝ちだ。
昼食はそうめん。もちろん「揖保の糸」。小屋の前のベンチでいただく。薬味はネギとショウ ガ。とても美味しい!
そうめんの後、露天風呂で汗を流す。やはり山の温泉は格別だ! 19:30〜20:30は露天風呂が 女性専用になるが、その前に水着の女性が二人混浴を楽しんでいた。一人は仁王立ちしてなにか 叫んでいた。ワイルドだぜ!
一時日差しが出たので、濡れたモノを拡げて天日干ししたが、充分には乾かなかった。
夕食は五目めし、豚汁。この豚汁はキリン製で、昨日の野菜味噌汁もそうだが、とても美味し い。アマノフーズより美味しいかも。
隣のテントはソロのクライマー・古市さん。32才。普段はバリエーションルートを主に登 っているそうだが、今回は栂池から八方尾根までスピード縦走しているが、天気が悪いので天狗 山荘から下ってきたとのこと。明日は再び稜線に上がり、八方まで行くそうだ。すごいスピード だ。古市さんはホンダ技研の研究者でハイブリット車の開発をしているそうだ。新日鐵の電磁鋼板を褒めてくれた。
聖と古市さんは意気投合し、三人で酒を飲みながら遅くまで話し込んだ。
20:30就寝。曇り、テント内15℃。
7月16日 晴れ
鑓温泉小屋6:25(60)7:25 1,850m 7:35(50)8:25 1,750m 8:35(1:35)10:10猿倉 (計3:25)
猿倉11:00-11:10八方温泉11:55-13:00長野14:00-18:20足立19:05-20:05君津
4:15起床。昨夜飲み過ぎたのか、寝過ごしてしまった。外はピーカン!
朝焼けと日の出が綺麗だ。まるで梅雨が明けたかのよう。せめてあと1日早く天気が変わって いれば良かったのに・・・・
良い天気で寒くもないので、朝食は朝焼けを見ながら外で食べる。やはり山メシは外に限る!
朝食はマジックライスのエビピラフとドライカレーを半分づつとスープ、コーヒー。
小屋の周りは日の出を見る人で一杯だが、露天風呂から日の出を見る人も大勢いる。いつかはやってみたい。
唐松岳から八方尾根を下る古市さんを見送り、撤収して予定より1.5時間遅れの6:25に出発。
小屋から5分ほど下ったところから長い雪渓歩き。急斜面なのでアイゼンを着けて下る。
その後も計5ヶ所の雪渓があったが、2つ目以降はノーアイゼンで行けた。
小日向のコル付近の池ではミズバショウが見頃だった。尾瀬ヶ原よりも1ヶ月以上遅い。
昨日急な雪渓をノーアイゼンで踏ん張って下ったのが脚にきているのか、下りがきつい。右の 足首もグラグラして何度も捻挫しそうになる。
天気は晴れたりガスったりの繰り返し。
10:10猿倉に到着。鑓温泉から正味3時間25分、標準コースタイムは3時間40分なので、まあま あのペースだが、暑かったので大汗をかいた。猿倉荘でコーラを飲み、かき氷を食べて生き返る。
猿倉から車で10分ほどの「八方温泉・おびなたの湯」で汗を流す。野天風呂のみの温泉だが、 気持ち良かった。
長野市内の「ステーキ宮」で昼食をとったが、外気温はなんと33℃、チョー暑い。今朝の鑓温泉との 気温差はなんと20℃! 今日は各地で猛暑が記録され、館林では37.6℃を記録した。
関越道は25km、120分の渋滞なので、北関東道から東北道経由で帰った。東北道も20km、60分の 渋滞があったが、関越より1時間早かった。
18:20に足立に着き、20:05に我が家に着いた。
梅雨明けを狙ったが、残念ながら2日早かったようだ。次回の表銀座は良い天気に恵まれますよ うに・・・・
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