混む前に人気のお山を満喫 / 遠見尾根-五竜山荘-五竜岳

mikipom
その他1人 - GPS
- 26:59
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,633m
- 下り
- 1,743m
コースタイム
とおみ駅からテレキャビン+リフトで地蔵ノ頭8:47-小遠見山10:15-中遠見山11:01-大遠見山11:45-西遠見山12:58-白岳15:03-五竜山荘15:10
■6/30(日)
五竜山荘3:30-五竜岳4:38/4:50-五竜山荘5:45
五竜山荘7:04-白岳7:15-西遠見山8:38-大遠見山9:12-中遠見山9:53/10:17-小遠見山10:33-地蔵ノ頭11:29-テレキャビンアルプス平11:47、テレキャビンでとおみ駅まで。
| 天候 | ■6/29(土) 晴れ間もあったが概ね曇り 夕方は晴れ 標高の低いところは湿度は高くやや不快 気温 地蔵ノ頭21℃、中遠見山18.5℃、大遠見山20℃、白岳18.5℃ 五竜山荘 室内21時15.5℃、翌朝3時14℃ ■6/30(日) 晴れ 一時 曇り 前日よりも湿度は低くやや爽やか 気温 五竜山荘7℃、五竜岳6.5℃/7.5℃、五竜山荘12℃ 五竜山荘16℃、白岳7:15、西遠見山20℃、中遠見山22.5℃、地蔵ノ頭21℃ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
マップコード:691 895 172*85 ■パノラマチケットテレキャビン往復+リフトフリー \2,000 白馬五竜テレキャビン とおみ駅-アルプス平 リフト アルプス平-地蔵ノ頭 テレキャビンの始発は8:15でしたが、時期により運行時間帯が変わるので、白馬五竜公式サイトで確認して下さい。 http://www.hakubagoryu.com/ ■周回ルートの方 健脚の方、 八方アルペンライン http://www.hakuba-happo.or.jp/sightseeing/alpineline/ を利用して八方池山荘 (第1ケルン)から入られる方は、白馬八方←→白馬五竜のバスがあります。 http://www.alpico.co.jp/access/express/nagano_hakuba/ 八方側の駐車場は以下を使うと良いでしょう。 八方第二駐車場(白馬八方のバスターミナルの前) マップコード:535 101 715*45 八方側の唐松岳頂上山荘から五竜山荘までのルートは登り返しがきついので、荷物の多い我が隊は周回ルートを使いませんでした。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓は、溶けてきているので、踏み抜きや崩壊に、注意が必要です。 西遠見山-白岳の間の一部雪渓(3箇所)のみ12本爪アイゼン+ピッケル使用しました。 五竜山荘-五竜岳は夏道です。 ■お花について お花は、白馬五竜夏の花図鑑に詳しく解説されています。 http://www.hakubagoryu.com/green/hanazukan/index.html |
写真
アカモノより標高の高いところにあるので、小遠見などにはないそうです。
[url=http://www.hakubagoryu.com/green/hanazukan/index.html]白馬五竜夏の花図鑑[/url]より。
3:30行動開始です。
mikipomのヘッドライトが見えます。
登山道では、雷鳥がグーグー鳴いていました。
深山塩釜(ミヤマシオガマ)でしょうか。
四葉塩釜(ヨツバシオガマ)だともう少し花が縦に長いですね。
高さは5〜15cm程度。シダのような葉は、同属のヨツバシオガマやタカネシオガマに似るが、小葉が更に細かく切れ込んでいることで区別ができる。
...と書いてあります。
エスカルプラザ2Fで常設の展示場所があります。
感想
本格的夏山シーズンインで混んでしまう前に、五竜岳へ行ってきました!
我が隊は、お盆あたりからキノコ採りになってしまうので、行ける時にお山に行くのがセオリーです。
自宅から出発して朝スタート、となると寝不足の恐れがあるため、安全を期して前泊(松本)で。五竜のテレキャビンの始発(am 8:15)に間に合うように行けばいいので、睡眠時間もしっかり取れて、体調はばっちりです!
しかし、先週がクールダウンのハイキングだったからか、ザックのベルト位置の調整不足か、なんだか荷物が重く感じ・・。
麓駅のエスカルプラザのトイレの姿見で再度チェックしなおし、ベルト位置を調整してなんとかベストなポジションを見つけられました。
テレキャビンでラクラクに標高を稼いだため、まずの出足はゆっくりめで歩こうと、高山植物園の花の案内板などを眺めつつ、スタート。
スタート時点でお見かけした本日宿泊山行らしい単独ハイカーの方、軽い装備で登っていく若いお兄さん2人組と単独の若いお兄さん、計4名の先行者を確認しましたが、我々はまったくのドンケツで、花の写真を撮ったりしながら、のんびり歩きました。
遠見尾根は小遠見、中遠見、大遠見の小ピークを通過し、西遠見、白岳を経由し五竜岳や唐松岳へ向かう稜線にアクセスしています。おそらく軽装備の方は、小遠見、中遠見あたりでテレキャビンへ引き返すことが多いようでした。
晴れていれば、それらの小ピークからも鹿島槍、五竜が見えて絶景なのでしょうね。
ところが、土曜日の日中はあいにくの曇り空で、私たちが確認できた軽装備の2組さんはやはり途中で引き返したご様子でした。
うーん、残念でしたね。
それでも、登山道脇には、小さな花たちが声援を送るように、かわいくそこここに咲いていて、夏山が来たな、と実感させてくれます。
途中何度か雪渓も歩きますが、西遠見までは遠足気分でも来れるかもしれません。
が、最後の一息、西遠見から五竜への経路を見渡すと、「おおっ」とちょっと気合が入ります。
ここからは雪渓が比較的たくさん残っています。ただ、ここからは尾根上の道がほとんどで、先々週の冷池山荘へ上がる赤岩尾根のような落石が降り注ぐトラバースのような状況の場所は、ありませんでした。
いや、ホッとしました。
というわけで、穏やかに五竜山荘へ到着。
しかし15:00くらいではガスガスで五竜岳は望めませんでした。
山荘に落ち着き、さっそく宴会開始。今回は自炊は我が隊のみであったため、宴会仲間と出会うことができず、残念でした。
それでも日暮れ時になり、ようやくガスがとれ、五竜岳がその美しい姿を見せてくれました!
本当に小屋からの五竜岳の姿は最高ですね!鹿島槍ももちろん美しいのですが、私は個人的に五竜岳の山容が一番といっていいほど、好きですねぇ。
もちろん、見る角度によって違うと思うので、今までの数少ない経験上ですが。
おまけに、ブロッケン現象を初めて体験でき、感激しました。
ガスで一面が真っ白になっているスクリーンに太陽の光を背に受けて自分の影が映るのです!いろんな体制をとって、自分の影絵を楽しみました。
自然現象で遊ぶって、童心にかえるものですね。思わずはしゃいでしまいました。
夕闇に沈む五竜や唐松、山荘の景色をゆっくり楽しみ、明日に備えます。
山荘から五竜岳山頂までは1時間ののぼりですので、翌朝は気合を入れて、まだ暗い明け方3:30頃山荘を出発しました。
暗闇のなか、ハイマツからは「グーグー」とライチョウの鳴き声だけがあちらこちらから聞こえてきます。
うう〜、さすがに暗くて姿は見えません。それでも、なんとなく明るくなってくると、動く物影が確認でき、夏の羽になっているライチョウの姿がなんとなく確認できました。あの鳴き声からすると、普段から、けっこうな数でハイマツの下にいるんでしょうねぇ。
そして、結構な岩場をよじ登るようにしてようやく五竜岳山頂に到着。まだ陽は顔をだしておらず、東の空が赤いベールに覆われている状態でした。
完全に間に合いました!ほの赤くなった立山、剣岳が美しい!そして鹿島槍も!
もちろん唐松から白馬三山も!
そして真っ赤な真っ赤な太陽が少しずつ顔を見せ始め・・・。
こんなに絵にかいたようなご来光を眺めたのは初めてなのでは?しかも山頂には私たち二人と単独のハイカーの方、3人きりで、とても静か。
はぁ〜、素晴らしいわ〜。ため息の連続でした。そして刻々と変わる周辺の山々の色合い。脳みそから垢が一気に剥がれ落ちるような気分でした。
ところが、撮影係、ここでまさかのバッテリー切れ!冗談みたいな笑い話ですよね。まったく・・・。
自分のこころにしっかりと景色を刻み、後ろ髪をまたもひかれつつ、五竜岳を後にしました。
今回もとっても素晴らしい山景色と出会えて、大変にラッキーでした。
何度見てもいいものですね。自分の足で来ることができて、本当にうれしく思いました。
さて、今回は山荘の宴会で見知らぬ人と盛り上がることはなかったのですが、帰り道にちょっと出会いがありました。
下山途中、中遠見で休憩をしていたところ、「ハエが何て多いんだ」と言いながら、男性が1名登っていらしゃいました。
その方の荷物があまりに大きかったので驚いて思わず、話しかけると、なんと五竜ばかりを撮っているらしいプロのフォトグラファーの方でした。
とても気さくな方で、色々とお話を伺うことができ、とても短い時間でしたが、楽しい時間が持てました。
帰りエスカルプラザで開催中の写真展を拝見しましたが、さすがにプロですね。
素晴らしいです。特に私たちではいかれないであろう、真冬の五竜の姿を映したものが素敵でした。
あの機材を担いで登れるというだけでもすごいのに、尊敬するわ〜。
ご本人もとても感じの良い方でした。これからもぜひ注目したいです。
ほ〜、今回もいろいろとお腹いっぱい、満足のハイキングでしたね。
あ、最後に植物園上に降りてきたところで、下りリフトにのるかどうかて迷いつつ、結局徒歩を選択したシーンで。
途端に負けないぞと競争心に火がつき、リフト脇を一人徒歩で駆け下ったのですが、植物園を散策中の団塊の世代の女性二人組に、びっくりされてしまい・・・。
驚かしてスミマセン。でかい荷物を背負って、小走りに近づいてきたので驚かれて「なにかが飛ぶみたいに近づいてきた」と。
「五竜岳に行ってきたの?」と尋ねられ「ハイ」と答えると、「膝は痛くないの?」とピンポイントで膝痛を心配されました!
この一期一会も忘れられない思い出となりました(笑)。











mikipomさん、五竜、お疲れ様でした〜
つくね鍋に
今度真似してみよっかな
しかし、1泊小屋泊りにしてはお二方ともザックが重過ぎるような
ひょっとして砂袋が入ってる?
あ、ガソリンでしたか〜!!
この時期の北アルプスは行ったことないのですが、残雪に
気になるのは虫ぐらいかな
皆宏美味さんもお値打ちですね
ここも行ってみますね
25枚目の花は、「アオノツガザクラ」の
ような気がします。イマイチ自信がないのですが。
ブロッケン、感動いたしました。
自分が若かりし頃(と言ってもまだ44です)この界隈はスキーでよく来ましたよぉ
その頃の名称は、「五竜とおみスキー場」でしたが「白馬五竜スキー場」なんですね
こんなに素晴らしい尾根ならば「遠見」の名は残して欲しかったです。
二日目の山頂での景色は圧巻でしたね〜
我が隊もこんな景色が見たいです
でも撮影係さんのバッテリー切れは失態でした
日曜日は丹沢方面はガスガスで全くダメだったようなので、五竜岳での絶景が羨ましいです
おぉ〜
残雪の五竜でしたか。
ムラサキヤシオとタテヤマリンドウとお見受けしますね。
そして、酢豚とエビチリセットが凄い量ですねぇ。(爆)
これは流石に食べきれないでしょう。自分はこの辺りの中華屋さんだと、良く白馬飯店に通ってました。少し高いんですが、メッチャ旨かったです。
自炊&宴会の荷物が重いんでしょうね
これも訓練の一環と心得ております
行動食&下山後の栄養補給もしっかりと!
そのおかげで、荷重をかけて山に登ってもちっとも痩せません
今回の中華屋さんは食後にアイスコーヒーのサービスもあったりと、なかなか頑張っているお店でしたー
ちょっと言葉が通じにくいかもしれませんが
あ、虫は本当に凄いですよ。ネットつきの帽子がおすすめです
アオノツガザクラですね、ありがとうございました!
白くて小さいあのタイプのお花はなかなか覚えられなくて
でもこれでしっかりと覚えましたよぉ!
ブロッケン現象は私も初体験で。
写真にちゃんと写っていて、嬉しかったです
私も、学生時代に八方で居候をしながらスキーをしていたので、
「五竜とおみ」はなじみがありました〜!
何せその当時は、「五竜」イコール「五竜とおみスキー場」だと思っていたという
はずかし〜
まさかあの奥に五竜岳という、あのようなかっこいい姿のお山があるとは知るよしもありませんでした
北アルプスのあの素晴らしいも、おそらく視界に入っていたにも関わらず、まったく気づきもせず
冬中、スキーしまくっていたのにね
自分でもまさか「これは残すね」などと最初は思ったんですけど
意外と食べられてしまったのは、なぜでしょう
いや、多分ヤマレコで皆さんのご期待に応えなくてはという気合で食べたのか、それとも胃袋が山男並みに大きくなったのか
最近、大食家になってきたような気がいたします、おほほほ
素晴らしい景色
ブロッケン、見たことありません!
mikipomさん達もお初だというのなら
お泊まりもせず、天気の悪い日に山に行かない我が家は
遭遇の機会もグッと減るのでしょうか〜
今は五竜とおみ・・ではないのですね
スキーをしてた時にお山や高山植物に興味が無かったお方は多いのかしら!?
綺麗な景色が見えてても、当時は、あれがナントカ山で〜とか知ろうともしませんでした
勿体ない勿体ない・・勿体ないオバケが出そうですー
それにしても、重〜い荷物を背負っていながら小さなお花の写真もちゃんと押さえられていて
撮影係様は本当にエライですわ
お疲れ様でした!!
こんばんは!
コメントいただき、ありがとうございます!
ブロッケン現象。・・・ねぇ〜
私もTVでは見て知っていたのですが、自分で現場に遭遇したら、思いのほか、興奮してしまいました〜
nyagiさんもぜひ、体験していただきたいです
撮影係ともども、山の植物にはとても惹かれます。
ツライ歩きのときに、山道脇に咲いている健気なちいさな花達、マラソン選手を応援している沿道の人々を思いおこし、あたかも自分をはげましてくれるような気がして
夏山のシーズン、お花が楽しみですね
なんとなくヤマレコ見てたら偶然みつけました。
ほんとに気持ち悪いほどハエが多くて・・・
中遠見でお会いしたのを覚えています。
またいつかどこかで...
goryutoomi さん、こんばんは!
コメントいただき、驚いております
レコにも書きましたが、あの後エスカルプラザの写真展拝見しました〜
真冬の五竜の厳しくも美しく迫力のある(凄味のある?)写真が印象に残っております。
また五竜に登ったらおあいできるでしょうか
その時はまたお声がけしますね
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