記録ID: 321621
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
【後立山キレット縦走】扇沢〜鹿島槍〜八峰キレット〜五竜〜唐松
2013年07月14日(日) ~
2013年07月15日(月)
富山県
長野県
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,837m
- 下り
- 2,392m
コースタイム
第一日目11
扇沢駅6:24―(0:15)―6:40登山口―(1:20)―7:46ケルン―(2:30)―9:39種池山荘9:54―(1:00)―10:52爺ヶ岳中峰―(1:00)―11:29赤岩尾根―(0:10)―11:39冷池山荘(昼食)12:06―(1:20)―13:10布引山―(0:50)―13:53鹿島槍南峰―(2:25)―15:30キレット小屋(泊)
第二日目
キレット小屋6:00―(1:00)―6:55口の沢コル―(2:30)―9:04五竜山頂9:11―(0:40)―9:52五竜山荘10:26―(2:30)―12:19唐松頂上山荘12:30―(2:00)―13:43八方池―(1:00)―14:21八方尾根リフト
()内は標準CT
扇沢駅6:24―(0:15)―6:40登山口―(1:20)―7:46ケルン―(2:30)―9:39種池山荘9:54―(1:00)―10:52爺ヶ岳中峰―(1:00)―11:29赤岩尾根―(0:10)―11:39冷池山荘(昼食)12:06―(1:20)―13:10布引山―(0:50)―13:53鹿島槍南峰―(2:25)―15:30キレット小屋(泊)
第二日目
キレット小屋6:00―(1:00)―6:55口の沢コル―(2:30)―9:04五竜山頂9:11―(0:40)―9:52五竜山荘10:26―(2:30)―12:19唐松頂上山荘12:30―(2:00)―13:43八方池―(1:00)―14:21八方尾根リフト
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天候 | 第一日目:雨+ガス+強風 第二日目:小雨+ガス+爆風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:白馬16:39〜松本18:11(大糸線) 松本19:05〜名古屋21:12(特急しなの) 名古屋21:32〜新大阪22:24(のぞみ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★基本的には危険マークのあるコースです。通行には十分注意してください。 ★今回は日曜〜月曜にかけて天候が回復するとの予報でしたが、天気が悪化したため、やむなく2泊3日(〜栂池まで)コースを短縮して、唐松で下山しました。 ★稜線では、風が強く、突風もあります、痩せ尾根、鎖場では、体が振られないように特に注意してください。疲れていると、バランスも崩しやすくなります。 ★岩場も濡れていると、非常にすべりやすいです。滑落すると一巻の終わりということが多々あるコースですので、慎重に進んでください。両手をフリーで使えるようにするのはもちろん。後ろ向きで下ることも、面倒がってはいけません。 ★強風下では、体感温度が極端に下がります。今回は、フリース持っていったらよかったと痛感しました。何かあってビバークなどが必要になった場合、風よけできる場所も限られます。凍死する可能性もあります。ヘリもこれませんので、極力準備をしてください。 扇沢〜種池山荘 ふもとでは曇りだったが、モミジ坂の途中から雨に。雨装備に切り替える。みなさんも、続々と雨装備に着替えておられた。最初は割合急坂だが、ケルンを越えるあたりから、比較的緩やかに。柏原新道は歩きやすい勾配に作られてるときいていたが、ペースが一定で、非常に歩きやすかった。雪渓渡渉が2か所ほどありますが、ステップが切ってあり、問題なし。今朝冷池を出発したお姉さまに聞いてみると稜線は、ガスガスと突風でとても大変です、と。ちょっとションボリしてしまいました。種池山荘は下からも見えていて、結構励まされます。種池山荘でBCAAジェル、おにぎり1ケ補給。 種池山荘〜冷池山荘 爺ヶ岳の南峰、中峰ともに、直登するトレースが見当たらず、どちらも巻道から登りました。大したことはありません。視界はまったくゼロ。写真だけとって、もくもくと進みます。このあたりはアップダウンも知れており、とても楽しい道です、晴れていれば、もっとよかったのにな。赤岩尾根への下りでは、以前ヤマケイでみた山荘と鹿島槍が入った写真を憧れていたのだが、当然真っ白で何も見えませんでした(泣)。山荘でお昼のラーメン(チャ^シュー入り)1000円なり。天候悪化すれば、小屋へ引き返し、明日下山しようかな?とも考えました。 冷池山荘〜鹿島槍 普通の登山道です。途中に雪渓がありますが、これも問題ありません。トレースだけ外さないように。布引山も上りは少ししんどいですが、これも後のことを考えると大したことはありません。この間一瞬晴れたので、キレット小屋を目指す最終決断としました。ところが、鹿島槍の手前から、また霧と風が強くなってきます。目の前の直登路だけみて、鹿島槍到着 鹿島槍〜キレット小屋 天候が悪化しつつあったので、鹿島槍を急ぎ立ちます。がこのタイミングで降雨が始まりました。結構最悪のタイミング(泣)ここで、冷池に引き返すわけにもいかず、進軍あるのみです。キレットも危険ですが、その前の吊尾根、北峰分岐を超えたあたりの下りは、小さな滑落やトレースを外す危険があり、注意が必要です。一巻の終わりは少ないですが、大けがぐらいはあって不思議じゃない状況。はしご、鎖場を超えるとキレット小屋に到着します。が、この間は五竜〜キレット小屋間に比べると距離も短く、割合楽と思います、あくまで比較の話ですが。夜は強風が吠えまくり、明日の天気がとても心配になりましたが、ぐっすりと寝ました。朝ごはんを食べて、ゆっくり天候を見ながら出発することにしました。小屋は総勢11名の宿泊、ガラガラでした。キレット小屋はキャパが少ないので、必ず予約してくださいとのこと。 キレット小屋〜五竜岳 翌朝は風がヒドい。雨は大したことありませんが、相変わらずガスガスです。出発して、口の沢までは、鎖、はしごが続きますが、このあたり生命の危険を感じるところはありませんでした。北尾根の頭あたりで休憩するつもりでしたが、あまりの風、風、風。立ち止まると、凍えそうなので、そうそうに出発します。赤壁を抜けて最後のG4,G5あたりが、もっとも危険。岩も濡れていますので、慎重にすすみます。霧で高度感なかったから、よかったものの、しっかりとした3点保持と、いわばでのルートファインディング、足場探しと、すべての神経と能力を使ってください。連続鎖を上り、急登が始まると五竜はもうすぐです。 五竜岳〜唐松頂上小屋 五竜岳では、一瞬だけ、晴れ間がありました。剣や鹿島槍がチラりと見えましたが、これが最初で最後でした(泣)。五竜の下りは一部鎖場がありますが、他はさほど危なくはありません。五竜山荘でコーヒーをいただきました。明日の天候もよくなさそうなので、遠見尾根を下ろうかと思っていたら、クマ出現の報告が・・・もともと、この尾根は、唐松に比べて遠く、歩きにくいので、好きではありません。時間はかかるが、急いで八方に迂回、下山することに決定。ここから晴れてきたので、雨装備から晴れ装備に換装しました。するとまた、くもって小雨・・・天候に振り回されっぱなしです。気持ちよい稜線歩きですが、樹林帯を越えたあたりに牛首の鎖場があります。ここも注意してください。キレットで疲れていてもここは気を抜かないように。 唐松頂上小屋〜八方尾根 ここは、楽ちん。この道好きですね、歩きやすいし、斜度も大体一定。途中に雪渓歩きがありますが、ここも問題ないでしょう。八方池の途中あたりから、山が見えだしましたが、相変わらず、稜線付近は曇っています。ま、仕方ないですね。次回は晴れることを祈っています。 ★山荘でGARMINを充電すると、なぜか1日目のデータが消えてしまいました>_< 今回はすべて、手書きトレースです。 |
写真
撮影機器:
感想
結構怖かったので、注意して進みました
これくらいの強風です
↓↓↓↓↓↓↓↓
今回は風雨が強く、神経も使いました。精神的にも疲れていましたので、途中断念ですが、これでよかったのかなあと思います。山は逃げませんしね。次は晴れたときに行きたいな♪
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜 [4日]
扇沢−種池−爺ヶ岳ー冷池ー布引山−鹿島槍ヶ岳−八峰キレット−五竜岳−唐松岳−不帰ノキレット−白馬岳−栂池
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
柏原新道~鹿島槍ヶ岳経由八峰キレット~五竜岳〜遠見尾根~テレキャビン百名山2峰ピークハント
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
4/5
体力レベル
4/5
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