赤岳・阿弥陀岳
- GPS
- 54:00
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,611m
- 下り
- 1,617m
コースタイム
2日目:7:30行者小屋ー9:30赤岳山頂ー12:00阿弥陀岳山頂ー14:00行者小屋
3日目:9:00行者小屋ー9:30赤岳鉱泉ー11:00美濃戸山荘ー12:00美濃戸口
天候 | 曇り概ねガス時々雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中岳のコルから行者小屋へのルート(文三郎尾根との分岐までの間)に崩落箇所が数ヶ所ありますが、迂回路が分かりづらかったです。 登る場合は大丈夫なのだと思いますが、看板もテープ無いので、下りのみ利用する場合は迷うと思います。 |
写真
感想
さて今回は海の日含む三連休、お天気心配でしたが新宿駅夜10時集合でGO!
今回は隊長と二人っきりでございます、皆さんお忙しいのね、暇な二人でごめんなさい。
車中どこへ行こうかと密談。行き先決めずに走りだすってのもどうかと思いますが、どこへ行くにも大体こっち方面なので概ね良しとします。
天気予報はどこも曇りで、たまに雨が降りそうな感じ。どこも同じ、どこもそんな感じ。
なので運転する隊長が1番行きやすくて、1番運転時間が短くて、1番駐車場に止められそうで、1番車中で眠れそうな八ケ岳の美濃戸口の八ケ岳山荘へ。
今回遭遇した鹿さんは1頭だけ、ちょっぴり寂しい。
夜中の2時頃着いて明るくなるまで車中でウトウト。
駐車場には結構な数の車、朝5時だというのにバスも来ていて登山客ゾロゾロ、さすが三連休、人多いな〜、多分どこもそうなんでしょうね、とっとと出発。
1時間ほどで美濃戸山荘到着、ここから南沢経由で行者小屋まで行きます。
途中で出会ったテント装備っぽい人は数人なので、テン場は空いているだろうと調子に乗っていましたが着いてビックリ!テン場はギッシリ埋まってます。
あんたらいつ来たの?張るとこありません、どうしましょう?
テン場はロープで仕切ってあるのですがその外まで張っている人がいます、隊長が受付で確認すると今日は数が多いので見て見ぬふりをしてくれるとのこと、ありがとうございます。
でも、ほんと、張るとこ無いんだから仕方ないよね。うんうん。
てなわけで、樹林の中で張れそうなスペースを見つけて設営ちょいと斜めですが我慢。
腹が減ったのでとりあえず食事。すると雨が・・・ああ、ついにきましたか。
ずっとどんよりで、上の方はガスがかかってガスガスだったのでなんだかな〜状態だったんですがそうですか、振りましたか、やる気メーター0。
テントの中でホゲーっと過ごすことにしました。
ま、天気予報では明日の方が何となく良さそうな感じなので今日はこのくらいにしときます。という調度よい言い訳ができた所で早々と宴会突入。
あちらこちらから食事の支度をする音が聞こえてきます。
雨の中登る人、降りる人、食べる人、呑む人。色々な人達の思いが交錯する、まさに人間交差点行者小屋テン場。
そんな訳で、特に面白いこともなく次の日へ。
翌朝も相変わらずどんよりでガスガス。でも、昨日よりは雲の感じが好転しそうです。
なんとなく。
なので朝飯食べて準備してとっとと出発、赤岳へGO。
文三郎尾根から頂上を目指しますがかなりの急勾配、ヒーヒー言いながら隊長に付いていきます。
人が多いので渋滞していてかなりスローペースのはずですが、それでもヒーヒーハーハー言いながら隊長に付いて行くので精一杯です。
なので周りの景色を見る余裕がありません、写真を撮っている余裕はもっとありません。
しかし、こんな山でも子連れは結構いますね、自らの意思で登っているのでしょうか?「山行くか?」「うん」と言っているのだろうか。
それとも、親が登りたいから無理やり連れられて来ているのだろうか、だとするとトラウマになりはしないか、次に山へ行こうと言われた時、熱が出たり、蕁麻疹が出たり、突発性・・・
赤岳の山頂は岩岩で狭狭ですが人人です、風風も強強でピューピューです。
日本語変ですね、高山病か?
ガスが完全に晴れることは無いのですが、時々富士山が見えたりしてなかなかの眺望ですな。
しかし、長居もしていられないので阿弥陀岳へ向かいます。
中岳をアレ?っと言う間に乗り越えて、またまた必死こいて阿弥陀岳へ登ります。
こちらもなかなかのもんですな〜
山頂は赤岳と違ってちょいと平でのんびりできるのに人は極端に少ないです。なので、の〜んびりします。
のんびりした後は中岳のコルまで戻って行者小屋へ帰ります。
ですがここからがちょいと困ったことになります。
途中、斜面が崩落している所があるのですが、迂回路がわかりません。
テープも看板も無いのです。
仕方なく崩れた斜面をトラバースしたり、踏跡を辿って間違った方向へ行きかけたりと、ちょっと厄介でした。
後から来た登山者が道を知っていたから良かったですが、あのままだったらどうしてたでしょうね?何とかしてください。
そんなこんなでテン場まで戻る道すがら、戻ってから何をするかの話になり、場所が空いていたらテント移動しようかと、そしてとりあえずキュウリとビールだなと、その後おでんつまみに宴会だなということになり、急ぎ足でテン場へ。
ところがテン場は相変わらずギュウギュウ、メンバーチェンジをしているものの、空いているところは見当たらずテントはそのまま。
それじゃあとキュウリとビールを買いに小屋へ。
でも、おでんはやってない様子、これから準備か?小屋の人に聞いてみると。
「すいません、終わっちゃいました。」
なんだと〜もう無いのか?まだ日曜だぞ、明日も沢山来るんだぞ、なのにもうおでんが無い!
いや〜人が多いからな〜、昨夜も結構寒かったしな〜、ダウンジャケット着てて丁度いいぐらいだからな〜そりゃあおでん売れまくりだよな〜
などど愚痴を言いつつ乾杯。キュウリ旨。ビール旨。
相変わらずホゲーっとしていると小屋の方から笛の音が、トトロトトロと鳴いています。
なんだかんだで宴会突入、昨日と同じだな〜じゃあ次の日へ。
と思ったら、夜中に突然の雨ザーザー。
明日大丈夫かしら?
朝、雨はあがってましたが、相変わらず曇りガス。
まあ、今日は下山するだけなのでまあいいか。まあまあ。
樹の下に張ったテントはビショビショですが、かまわず撤収、とっとと下山、帰りは北沢経由で。
赤岳鉱泉まで来ると晴れてきました、今頃かい、日差しキツ、でも樹林の中を行くので大丈夫。
森の中に差し込む日差し、沢の流れる音、嗚呼アウトドアライフ。
しかし、林道に合流した所でアブの大群に襲われました、もう、そこからは逃げる様に下ります。
様じゃなくて本当に逃げてます。
でも奴らは何処までも追いかけてきます、他の登山者を追い越しても、すれ違っても、そちらには行きません、我々を追いかけてきます。
完全に標的にされました、なぜでしょう?美味しそうな匂いでもしているのでしょうか?おっさんなのに。
そりゃあ三日間山の中で汗まみれで風呂にも入っていませんから、いい匂いするでしょう、おっさんだけど。
もう完全にロックオンです、レーザー照射状態です。
虫除けスプレーを使おうと立ち止まると露出した柔肌に食らいついてきます、おっさんだからか?
手や顔を動かしてアブを払いながら歩いているので遠くから見たら変な人達だと思われたでしょうね、おっさんだし。
命からがら美濃戸山荘へたどり着き虫除けスプレー噴射!
何とか落ち着きました。
落ち着きついでにトマト買って食べます、旨すぎです。
落ち着いたので下山再開。
ところが、しばらくするとまたアブが寄ってきます。
虫除けスプレーが効かないくらいの体臭か、フフフ、強烈だろ?
しかたがないのでそのまま八ケ岳山荘へ。
さすがにここまで来ると追いかけてきたのは数匹です、再びの虫除けスプレーで撃退です。
と思って車に乗り込むと窓の外に奴らが!でも今度は歩きじゃないんだぜ、速いんだぜ、窓を閉めてれば無敵なんだぜ、へへ。
奴らに一瞥を食らわせ一路温泉へ。
体中の匂いをそぎ落としスッキリ、生まれ変わったようなテラテラの顔で帰ります。
途中双葉サービスエリアで昼食、アジフライ&メンチカツ定食豚汁付きを食べます、揚げたての熱々を汗をかきながら食べます。
サービスエリアの屋根の下にツバメの巣があり、ひなが口を開けてピーピー鳴いていた、という小ネタを入れつつ家路へ急ぎます。
その後は想像どうりの渋滞の中無事帰って来ました。
お疲れ様でした。
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