記録ID: 3241081
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
3,000m峰制覇のため穂高縦走(北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳)
2013年09月19日(木) ~
2013年09月21日(土)
体力度
9
2~3泊以上が適当
- GPS
- 26:20
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 3,211m
- 下り
- 3,183m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:03
距離 17.3km
登り 977m
下り 131m
12:13
2日目
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 2:55
- 合計
- 10:09
距離 5.9km
登り 1,660m
下り 1,016m
3日目
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 10:14
距離 9.0km
登り 584m
下り 2,061m
16:22
ゴール地点
1日目は涸沢小屋でランチです。
2日目は涸沢小屋でランチです。
3日目は岳沢小屋でランチです。
2日目は涸沢小屋でランチです。
3日目は岳沢小屋でランチです。
天候 | 1日目:晴れ 2日目:晴れ 3日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
長野道の松本ICを降りて国道158号線(野麦街道)を上高地・高山方面へ約31キロ進むとさわんど温泉の看板が右手に出てきます。 看板を過ぎるとすぐに沢渡大橋を渡り、約2キロ走ると左手に「湯の花荘」が見えてくるので右折し、沢渡橋を渡ると左右どちらでも駐車場となります。 私は左側の第二駐車場を使うことが多いです。 【駐車場】 沢渡市営第二駐車場(有料:500円/日) 約550台駐車可能(沢渡全体で約2,000台駐められるそうです。) 【タクシー】 沢渡駐車場から乗り合いのタクシーが出ていますので、1人1,000円で上高地まで行くことが可能です。 【トイレ】 駐車場脇に綺麗なトイレがあります。 【その他】 トイレ脇になんと足湯もありました。 駐車場で仮眠を取ったので、足湯は大変ありがたかった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆上高地バスターミナル〜横尾 約10キロの林道歩きが続きます。 登山道は綺麗に整備されているので問題ありませんが、皆さん歩くスピードがはやいので、それについて行くとバテます(笑) 今回は途中で明神池に寄ってから横尾に向かいました。 ◆横尾〜涸沢(涸沢小屋) 横尾を出発すると林道から登山道に変わり、登山道も狭くなります。 屏風岩を眺めて歩くこと約1時間で本谷橋に到着です。 本谷橋からは岩がゴロゴロと点在した沢場みたいな登山道を登ります。 約1時間半くらい歩くと視界が開け涸沢に到着します。 時間が早いですが、今日は涸沢小屋までとしてランチを食べながらまったりしていました。 ◆涸沢〜北穂高岳(往復) 涸沢を出発すると、すぐに急傾斜のガレ場となります。 そのまま沢沿いの道を進むと傾斜が厳しくなり、一つ一つの石が大きくなってくるので、岩に書かれたマークに従って慎重に登りました。 北穂高岳のテン場に近づくにつれて鎖場や梯子が出てきます。 一枚スラブの岩場のや長い梯子があり、その後も鎖場が連続します。 テン場が見えてくると北穂高岳まですぐに到着です。 ◆北穂高岳山頂 北穂高岳山頂はそれなりに広くなって居るのでゆっくり休憩することが可能です。 山頂からの展望は360度の大展望となっており、槍ヶ岳、奥穂高岳、前穂高岳はもちろん、笠ヶ岳や裏銀座コースの山々を望むことが可能です。 富士山や八ヶ岳も見ることができます。 ◆北穂高岳〜涸沢 本日の目的は穂高岳山荘なので、涸沢岳を越えて行けば近いのですが、嫁が北穂高岳から涸沢岳の間は歩きたくないと言うことで、涸沢に下ってからV字で穂高岳山荘を目指すことになりました。 そのため、朝登ったルートを涸沢まで戻ります。 鎖場や梯子ともやはり下りの方が厳しい箇所が多かったですが無事に涸沢まで降りてくることができました。 涸沢小屋でランチを食べ、休憩してから穂高岳山荘を目指すことになりました。 ◆涸沢〜穂高岳山荘 涸沢を出発すると、北穂高へのルートと同じようにガレ場となります。 ただ、北穂高岳ルートよりは道も良く、人が沢山入った感じがします。 ザレ場が終わるとザイテングラートの取り付きになり、岩稜帯の本格的な登りとなります。 途中、大きな岩を右に巻く箇所がありますが、そこには鎖が設置してあり、核心部となっています。 ただ、十分なステップ等があり、高度感もありませんので、慎重に登れば問題がないと思います。 小屋まで20分と書かれた岩を越えて行くと、穂高岳山荘まで緩いザレ場となりますので、 落石に注意して歩きましょう。 ◆穂高岳山荘〜涸沢岳(往復) 小屋で受付を済ませてから、涸沢岳を目指しました。 涸沢岳までは急傾斜のザレ場を約30分程度登ります。 下りは、落石をしないように慎重に下りましょう。 ◆涸沢岳山頂 涸沢岳山頂は狭く、切り立っているためゆっくり休憩することはできません。 山頂からの展望は360度の展望が楽しめ、北穂高、槍、奥穂高等の山がよく見えます。 北穂高から続く大キレットもよく見ることが出来ます。 ◆穂高岳山荘 穂高岳山荘は大変綺麗な山小屋です。 今年はなんと90周年ということで、90周年の巾着貰いました! ご飯も大変美味しく、小屋前から日の出が楽しめる最高の山荘となっています。 ◆穂高岳山荘〜奥穂高岳 穂高岳山荘から奥穂高岳へはまず岩場を少し登り、その後長い梯子を登るのですが、スタート時間は大体同じなので、基本的に渋滞します。 ただ、今回は朝早いこともあり、下りで使う人が少ないので大きな渋滞もなく梯子を登ることが出来ました。 梯子を登り切るとガレて足場の悪い岩稜帯を歩きます。 先行する人にペースを合わせて登るので結構大変です(笑) 奥穂高岳までは約40分で到着です。 ◆奥穂高岳山頂 奥穂高岳の山頂には神様を祀っています。 社があるため、山頂は広くありませんので、写真等を撮ったら長居せずにほかの人に譲ってあげましょう。 山頂の周囲には多少休憩をする場所がありますので、休憩は一段下がったところでするのがよいと思います。 山頂からの展望は大変良く、360度の大パノラマです。 槍ヶ岳、ジャンダルム、前穂高岳等々の山を望むことができます。 上高地や焼岳、乗鞍岳、御嶽山が綺麗に見えます。 ◆奥穂高岳〜紀美子平 奥穂高岳から前穂高岳までは吊り尾根を歩きます。 まずは前穂高岳の手前の紀美子平を目指しますが、奥穂高岳をスタートした直後から岩稜帯のトラバース道を歩きます。 道はそこまで広くありませんが、十分な幅がありますので慎重に歩きましょう。 左側は常に山肌があり、右側は切れ落ちています。 途中スラブ状の岩場に鎖がついている箇所があり、下りにしようするとここが危険箇所ではないかと思います。 岩自体は滑りませんが、鎖等を使って慎重に下りましょう。 それを過ぎるとまた岩稜帯のトラバース道となります。 奥穂高をスタートして約1時間半で紀美子平に到着です。 ◆紀美子平〜前穂高岳(往復) 紀美子平で休憩をして、本日の目的地である前穂高岳を目指します。 前穂高岳までは、岩場をマークに沿って登って行きます。 一段の段差が大きくなっていますので三点支持で登っていきましょう。 先ほどまで歩いてきた道に比べると高度感を感じませんでの少し安心して歩くことが可能です。 下りはスラブ状になっているところが少し高度感を感じますが、それ以外は特段問題ないと思います。 往復で約1時間といったところです。 ◆前穂高岳山頂 前穂高岳の山頂は広く、ゆっくりく休憩することがことが可能です。 山頂からの展望は360度の大パノラマです。 奥穂高岳、涸沢岳、槍ヶ岳とよく見え、いま歩いてきた吊り尾根が急峻に見えます。 上高地や焼岳、乗鞍岳、御嶽山、常念岳等も綺麗に見えます。 ◆紀美子平〜岳沢小屋 紀美子平から岳沢小屋は重太郎新道を下ります。 紀美子平をスタートするとすぐに、スラブ状の鎖場があり高度感を感じます。 山側を慎重に歩きます。雨の日は歩きたくないスラブです。 この辺りは、登りの方が沢山いたのですれ違いが大変でした。 その後も、一段の大きな下りが続き、岩が磨かれ滑りそうで怖いです。 梯子を越えると岩場をマークに沿って下って行きます。 途中からガレ場となり、大きな岩場等を三点支持で下って行きます。 岳沢パノラマに入ると一段の段差が大きくなり、鎖場が出てきます。 岳沢小屋に近づくにつれて、道が悪くなって行く感じがします。 岩が動きますので注意しましょう 長い梯子を下るとカモシカ立場に更に梯子を下ると急傾斜の岩場の下りとなり、それをくだると岳沢小屋に到着です。 重太郎新道は登りに使った方が良い登山道だと実感しました。 ◆岳沢小屋〜上高地バスターミナル 岳沢小屋を出発すると、沢沿いをマークに沿って下って行きます。 その後、樹林帯に入り上高地の遊歩道となっていきます。 特段危険箇所等はありません。 |
その他周辺情報 | 【日帰温泉】 沢渡温泉 お食事処しもまき 〒390-1514 長野県松本市安曇沢渡4159-6 TEL:0263-93-2500 URL:https://sawando.ne.jp/trip/240/ 日帰り入浴 500円/大人 営業時間 11:00〜18:00 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
登山地図
コンパス
笛
登山計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ツェルト
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
3,000m峰21座のラスト3座を登頂すべく穂高を縦走してきました。
初めての3,000m峰は図らずも奥穂高だったので、最後も穂高連峰の前穂高岳で良かったと思っています。
北岳に登った時に3,000m峰は21座で、基本的にアルプスに集中していると言うことを聞いて、であればすべて登ってみようと言うことで始めた3,000m峰制覇の山行が今回で無事完了することとなりました。
今回は1日目に涸沢まで入って、2日目に北穂高岳、涸沢岳に登り、3日目に奥穂高岳、前穂高岳に登る行程としました。
2日目の北穂高岳から涸沢岳は、嫁の一言から涸沢−北穂高−涸沢−涸沢岳とV字に歩くことになり、中々ハードな一日となりました。
3日目は吊り尾根、重太郎新道と厳しい岩稜状の稜線を山々の展望を楽しみながら歩きました。
吊り尾根、重太郎新道とも下りに使うより登りに使った方が危険が少ないと感じましたので、次回来るときは反対回りを計画したいと思います。
3日間とも天気が良く、日の出や360度の大展望等大変満足いく山旅となりました。
これで、3,000m峰を21座をすべて登りましたので、これからはもう少しゆっくり登れる山にチャレンジしていきたいと思います。
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