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Yamareco

記録ID: 3261166
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳(キレットピストン)青年小屋テント・赤岳展望荘泊

2021年06月08日(火) ~ 2021年06月10日(木)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
15:32
距離
16.2km
登り
2,064m
下り
1,980m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:36
休憩
0:10
合計
3:46
12:55
73
14:08
14:08
49
14:57
15:07
94
16:41
2日目
山行
8:04
休憩
0:46
合計
8:50
4:45
30
5:15
5:15
25
5:40
5:40
17
5:57
5:59
6
6:05
6:06
4
6:10
6:11
11
6:22
6:30
2
6:32
6:32
8
6:40
6:45
17
7:02
7:17
33
7:50
7:50
95
9:25
9:27
153
12:00
12:09
4
12:13
12:14
4
12:18
12:19
5
12:24
12:25
70
3日目
山行
7:47
休憩
1:43
合計
9:30
5:24
40
6:04
6:04
12
6:16
6:16
5
6:21
6:22
11
6:33
6:39
20
6:59
7:05
43
7:48
8:01
41
8:42
8:43
57
9:40
9:45
25
10:10
10:10
58
11:08
11:16
8
11:24
11:24
20
11:44
12:47
57
13:44
13:44
26
14:10
14:10
43
14:53
14:53
1
14:54
ゴール地点
キレット小屋〜真教寺尾根分岐ログ取り忘れ、他一部ログ落ちあり。
天候
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
川崎〜立川〜小淵沢 3080円×2+あずさ(立川から1480・復路は大月から920)
タクシー 小淵沢駅から観音平3440円・観音平から小淵沢駅迎車料金込3980円

青年小屋テント泊・800円×2(1泊はデポ)+期限切れペットボトル200円×2

赤岳展望荘・個室2食付15000円+昼弁当代1000円
水ペットボトル500円×2+コーラ500円(珈琲、お茶、お湯はジャーから無料)
コース状況/
危険箇所等
キレット小屋の水場は採水が難しいほど弱い流れ。夏季は枯れるので当てにしないほうがいい。見た目綺麗だが気になるなら煮沸利用したほうがいい。

コースは晴れてると終始熱いので十分な塩分水分を持つこと。
その他周辺情報 青年小屋、赤岳展望荘のみ営業。
権現小屋、キレット小屋今期休業(テントも不可だがキレット小屋のみトイレ利用可)。
あずさの先頭車両に乗車したが、一番前の座席に荷物置場がある。初めて見た。
あずさの先頭車両に乗車したが、一番前の座席に荷物置場がある。初めて見た。
タクシーで観音平へ。そのまま青年小屋へ。真昼なので暑くて時間かかった。特に押手川からは記憶より長く感じた
タクシーで観音平へ。そのまま青年小屋へ。真昼なので暑くて時間かかった。特に押手川からは記憶より長く感じた
8張くらいあったか。うるさいのもいた。
8張くらいあったか。うるさいのもいた。
乙女の水はもちろん健在。水量は豊富。でもちょっと離れてるんだよね。
乙女の水はもちろん健在。水量は豊富。でもちょっと離れてるんだよね。
トワイライトマイテント
トワイライトマイテント
このテントは結露が多いような。朝は凍る。1泊デポしておくので頑丈に幕営。最後は中に石も入れといた。4:45分出発。
このテントは結露が多いような。朝は凍る。1泊デポしておくので頑丈に幕営。最後は中に石も入れといた。4:45分出発。
権現富士
剣を拝む
よくみえる
そして遠くに赤岳、キレット俯瞰
そして遠くに赤岳、キレット俯瞰
いまいくからね
ふりかえって権現富士
ふりかえって権現富士
ゲンジー梯子。なぜか昇り降りに前回より恐怖を感じた
ゲンジー梯子。なぜか昇り降りに前回より恐怖を感じた
そしてクサリを伝っていよいよキレットスタート。とにかく核心部のガレ場、岩場はもちろんだが、それまでもアップダウンがあり、往復いずれも難儀する。
そしてクサリを伝っていよいよキレットスタート。とにかく核心部のガレ場、岩場はもちろんだが、それまでもアップダウンがあり、往復いずれも難儀する。
まずは眼前の旭岳へ
まずは眼前の旭岳へ
旭岳富士
この旭岳の下りが急坂だった。もちろん帰りは登りになる
この旭岳の下りが急坂だった。もちろん帰りは登りになる
赤岳をみつつすすむ
赤岳をみつつすすむ
標柱はなんだろう
標柱はなんだろう
〇〇君の碑だそうな
〇〇君の碑だそうな
頂上のあれは
ツルネ。出会小屋への分岐
ツルネ。出会小屋への分岐
ガレ場とかみえてきた
ガレ場とかみえてきた
下ります
もうすぐ
キレットだが、この下りも結構なもの。もちろん帰りは登りになるんだよな
キレットだが、この下りも結構なもの。もちろん帰りは登りになるんだよな
みえてきたがここからながかったような
みえてきたがここからながかったような
崩れたとこクサリでトラバース
崩れたとこクサリでトラバース
振り返るとこんなん。気を付けて。下は水場の細い流れが
振り返るとこんなん。気を付けて。下は水場の細い流れが
雪が残ってる
キレット小屋。シャッター閉まってるし避難小屋としては全く使えないよう。まあ当てにならない水場や幕営に適した場所もあるので冬季は幕営する人がいる
キレット小屋。シャッター閉まってるし避難小屋としては全く使えないよう。まあ当てにならない水場や幕営に適した場所もあるので冬季は幕営する人がいる
造りは綺麗
テンバとトイレはこっち
テンバとトイレはこっち
トイレボットン。紙とか山盛りになってて風で外に飛んだのか外にも紙が。あのさ、紙は汚らしいからそれぞれ持ち帰ってくれよ
トイレボットン。紙とか山盛りになってて風で外に飛んだのか外にも紙が。あのさ、紙は汚らしいからそれぞれ持ち帰ってくれよ
下りていく道がもはや崩壊していた
下りていく道がもはや崩壊していた
弱い流れ。岩に伝う水を口を押し付けて採水。管とかどこかにあるのかな。夏場は完全に干上がるらしい。
弱い流れ。岩に伝う水を口を押し付けて採水。管とかどこかにあるのかな。夏場は完全に干上がるらしい。
ずっと上は来る時クサリでトラバースした登山道
ずっと上は来る時クサリでトラバースした登山道
なんとか採水
そしていきます
森林限界を超える。ここまでは熱さ対策で水をかぶったりと余計な体力温存で撮影は省いた。まあここまでは普通の道?だから
森林限界を超える。ここまでは熱さ対策で水をかぶったりと余計な体力温存で撮影は省いた。まあここまでは普通の道?だから
ガレ場がみえてきた
ガレ場がみえてきた
いきます
このへんから
ずっと上まで行く
ずっと上まで行く
ここまで長い急なガレ場ははじめてかも
ここまで長い急なガレ場ははじめてかも
石を落とさないように
石を落とさないように
一旦休めるとこがある
一旦休めるとこがある
振り返って権現をみる
振り返って権現をみる
さらにいく。石を落としたら悪いので何人か先にいかせる。その待ちと撮影で時間くったかも
さらにいく。石を落としたら悪いので何人か先にいかせる。その待ちと撮影で時間くったかも
見下ろす
いきますよー
みなあのあたりで一度休憩
みなあのあたりで一度休憩
いよいよ
気は抜けないが登りはそれほどの恐怖でもない
気は抜けないが登りはそれほどの恐怖でもない
女の子ふたり先に行かせたがひょいひょい登っていてびっくりした。聞いたら日帰りで観音平からきて美濃戸までいくらしい。
1
女の子ふたり先に行かせたがひょいひょい登っていてびっくりした。聞いたら日帰りで観音平からきて美濃戸までいくらしい。
それでも登りは難儀する
それでも登りは難儀する
見下ろす
もうすぐてっぺん
もうすぐてっぺん
ここで梯子とクサリ
ここで梯子とクサリ
ここがガレ場のてっぺん
ここがガレ場のてっぺん
ここをトラバース
ここをトラバース
その前に梯子が。結構恐怖した。この左横のクサリを伝ったほうがいい
その前に梯子が。結構恐怖した。この左横のクサリを伝ったほうがいい
翌日の復路に撮影。こっちを通ったほうがいい
翌日の復路に撮影。こっちを通ったほうがいい
この梯子、ずりおちたら真っ逆さまな図。だが実際はそれほどの恐怖はなく、下に足場もある
1
この梯子、ずりおちたら真っ逆さまな図。だが実際はそれほどの恐怖はなく、下に足場もある
なぜか自身が今回、最も恐怖したトラバース道。これまたなぜか帰りは平気だった。なんでだろう
なぜか自身が今回、最も恐怖したトラバース道。これまたなぜか帰りは平気だった。なんでだろう
クサリを掴みつつトラバース
クサリを掴みつつトラバース
あの大天狗岩までいけるようだが
あの大天狗岩までいけるようだが
トラバースし、
また梯子。これ上になにもなく、使用せんので意味わからん。冬季に使用するのだろうか
また梯子。これ上になにもなく、使用せんので意味わからん。冬季に使用するのだろうか
恐怖した梯子とトラバース道を振り返ってみる
1
恐怖した梯子とトラバース道を振り返ってみる
そしてさらにのぼり
そしてさらにのぼり
途中のこの梯子は
途中のこの梯子は
天狗岩へいくものだろうか
天狗岩へいくものだろうか
いったんひらけて
いったんひらけて
さらにすすむ
岩の裏にまわり
クサリ。このへんは見た目ほどの恐怖はない
クサリ。このへんは見た目ほどの恐怖はない
いよいよみえてきた
いよいよみえてきた
どんどん登る
まだまだいくぜー。譲った人の影が
まだまだいくぜー。譲った人の影が
キレット分岐
こっちへ
真教寺尾根分岐
大岩を見上げる
また梯子
振り返って見下ろす。壮大だ
振り返って見下ろす。壮大だ
さらに登って
いきます
このあたり真っ逆さまなとこが
このあたり真っ逆さまなとこが
阿弥陀岳。赤岳とともに終始みえるんだよね
阿弥陀岳。赤岳とともに終始みえるんだよね
岩をまわったらいよいよ頂上がみえた
岩をまわったらいよいよ頂上がみえた
ワクテカ
阿弥陀岳へいく下りが
阿弥陀岳へいく下りが
ここで合流するらしいが
ここで合流するらしいが
余裕あれば阿弥陀岳への往復も考えたが、体力的に断念
余裕あれば阿弥陀岳への往復も考えたが、体力的に断念
そして分岐
いよいよ
最後の梯子
おおおおお
ワクテカ
とうちゃこ
とうちゃこ
頂上小屋が
拝む。当初この前に座り込んでメシ食ってるのがいた。なんでだろうな
拝む。当初この前に座り込んでメシ食ってるのがいた。なんでだろうな
疲れたがカンドー。森林限界超えたのは昨年の槍以来か。
疲れたがカンドー。森林限界超えたのは昨年の槍以来か。
平日だけど人けっこう人が居た
平日だけど人けっこう人が居た
阿弥陀岳。
頂上山荘
赤岳展望荘を見下ろす。近いのだが急坂を下るのに時間かかる
赤岳展望荘を見下ろす。近いのだが急坂を下るのに時間かかる
頂上山荘は営業してない
頂上山荘は営業してない
奥のひらたいの硫黄岳?その後ろの奥二つ並びが天狗岳?
奥のひらたいの硫黄岳?その後ろの奥二つ並びが天狗岳?
さあ急坂をいく。これが計算外だった。
さあ急坂をいく。これが計算外だった。
石が細かくてすべるんだよ。気を付けないと
石が細かくてすべるんだよ。気を付けないと
いよいよ休める
振り返る。明日はあさイチでこれまた登るのめんどいな
振り返る。明日はあさイチでこれまた登るのめんどいな
じつは初めての小屋泊。コロナもあって二人部屋を個室使用。2食付き15000円。高いがやむを得ない。個室だからいいか。
じつは初めての小屋泊。コロナもあって二人部屋を個室使用。2食付き15000円。高いがやむを得ない。個室だからいいか。
珈琲とお茶とお湯はポッドから飲み汲み放題。だが水はペットボトル販売のみ500円。水は貴重のようだ。五右衛門ぶろは今期やっていない。
珈琲とお茶とお湯はポッドから飲み汲み放題。だが水はペットボトル販売のみ500円。水は貴重のようだ。五右衛門ぶろは今期やっていない。
押入れみたいだが個室。上にザックとか荷物置ける
押入れみたいだが個室。上にザックとか荷物置ける
窓もあっていい
夕食。ごはんとみそ汁お代わり自由。10人くらいいたかな。お代わりしよう思ったがチキンで腹が膨れた。
1
夕食。ごはんとみそ汁お代わり自由。10人くらいいたかな。お代わりしよう思ったがチキンで腹が膨れた。
疲れたから寝る。だが疲労もあってなぜか暑くて1時間ほどで気分悪くなって外出た。その時撮影。
疲れたから寝る。だが疲労もあってなぜか暑くて1時間ほどで気分悪くなって外出た。その時撮影。
そして夜明け。当初あったかくして寝たが暑すぎた。一枚脱いだ
そして夜明け。当初あったかくして寝たが暑すぎた。一枚脱いだ
朝食。他に昼弁当(別料金1000円)受け取る。
朝食。他に昼弁当(別料金1000円)受け取る。
朝食後、すぐ再び山頂へ登って霞富士。そして直下の岩場を下る
朝食後、すぐ再び山頂へ登って霞富士。そして直下の岩場を下る
さあ核心部近くに一気に出た。権現を望み、さらに稜線を下る。途中阿弥陀岳往復を考えたが体力を考えてやっぱりやめた。
1
さあ核心部近くに一気に出た。権現を望み、さらに稜線を下る。途中阿弥陀岳往復を考えたが体力を考えてやっぱりやめた。
そして昨日恐怖したところへ。なぜか平気だった。
そして昨日恐怖したところへ。なぜか平気だった。
でもこうみると怖いね
でもこうみると怖いね
気を付けて
そしてガレ
下りのほうが緊張するとおもいつつ、登りより楽に通過できた。石を落とす恐怖もなかった。
下りのほうが緊張するとおもいつつ、登りより楽に通過できた。石を落とす恐怖もなかった。
旭岳あたりにあった、往路には気付かなかった石碑。名前記載で、吹雪と戦いここで力尽きたとあった。合掌。
旭岳あたりにあった、往路には気付かなかった石碑。名前記載で、吹雪と戦いここで力尽きたとあった。合掌。
キレットは道中、アップダウンあるのだが復路のほうがアップの急坂なので往路よりは難儀する。ゲンジー梯子まで到達
キレットは道中、アップダウンあるのだが復路のほうがアップの急坂なので往路よりは難儀する。ゲンジー梯子まで到達
行きもそうだなぜか過去よりも怖く感じた
行きもそうだなぜか過去よりも怖く感じた
権現岳で昼飯。ちょっとガスが
権現岳で昼飯。ちょっとガスが
稲荷弁当。みそ汁は野菜の具たっぷりの自身が用意したもの。
稲荷弁当。みそ汁は野菜の具たっぷりの自身が用意したもの。
ちょっとガスってさらば権現
ちょっとガスってさらば権現
前回も指摘したが権現の途中のこの道意外と危険。右のハイマツくずれてるとことか。写真より現実はもっと広いのだが写真でみると恐怖
前回も指摘したが権現の途中のこの道意外と危険。右のハイマツくずれてるとことか。写真より現実はもっと広いのだが写真でみると恐怖
テントは無事。昼寝したかったけど。ちょっと横になって休憩してから撤収作業に。当初は西岳経由の下山を考えるが。うーん...
テントは無事。昼寝したかったけど。ちょっと横になって休憩してから撤収作業に。当初は西岳経由の下山を考えるが。うーん...
青年小屋で冬季熟成?の期限切れを1本200円でゲット。乙女の水までもめんどくなったので補給せずこれで観音平までいこうと。疲労もあいまって下山は長かったが無事が一番。おしまいです。
青年小屋で冬季熟成?の期限切れを1本200円でゲット。乙女の水までもめんどくなったので補給せずこれで観音平までいこうと。疲労もあいまって下山は長かったが無事が一番。おしまいです。

装備

個人装備
防寒着 雨具 日よけ帽子 非常食 ガスカートリッジ ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 ツェルト ストック ヘルメット 携帯トイレ

感想

さあいよいよ八ヶ岳キレットへ。当初は観音平から通過して美濃戸口へと考えたが、テント装備で行くのは無謀だし、かといって両方の小屋泊まりは費用が高くつくので、青年小屋にテント泊と翌日は幕営したままデポし、キレット突破後の疲労回復に赤岳展望荘を予約。テントと小屋泊のハイブリッドとなった。これだと確実にピストンしないとならず、あとでちょっと後悔することになった。結果的にはそれでよかったんですけどね。詳しくは写真のコメもみて。

タクシーで観音平へ。セミや鳥の鳴き声がうるさかった。昼からの登山開始で暑かった。押手川から疲労してきたのか青年小屋まで難儀した。広い道→原生林の登り→岩ゴロゴロの登りが何度か繰り返されてこんな遠かったっけ?と。

青年小屋は営業していたが泊り客がいる気配はなかった。休憩してる人はいた。2泊分を支払う。ここも個室対応できるらしいのでやっぱ泊まればよかったと思ったが。翌日は4時出発予定が寝過ごして遅れた。

権現岳までは難なく到達。ちょっと休憩していよいよキレットへ。ゲンジー梯子を下る。そして旭岳へ。キレットはアップダウンがあって難儀するんだ。旭岳山頂で望んで先をすすむ。この下りが急坂だった。明日は登りになるんだよなーと考えつつツルネまで、ツルネからキレット小屋までも急坂だったような。いずれにしても帰りは登り下りが逆転する。

キレット小屋到着。水場を確認するが水場までも下りは崩壊している感じ。通行には注意。水場は弱い流れで採水も困難だった。どこかに適した場所があったかどうかはわからなかった。なんとか採水してその水の半分はクールダウンで水をかぶる用に使用した。ここで軽食をとるが日陰があまりなく、暑さにちょっとやられた。気合を入れて赤岳を目指す。万一の際は戻ってここでビバークとかちょっと考えたんだけど。水は気になる人は煮沸使用を。夏場は枯れるので当てにしないほうがいい。

さて樹林帯を上がって森林限界付近まで登る。そしていよいよガレ場へ。

こんな見上げるとてっぺんまで続く急坂なガレ場をはじめてみたかも。気が抜けない通過となるだろうと、撮影したりゆっくり登っている間に5人位に抜かされただろうか、まあ譲ったんだけどね。二人組の小柄な若い女性がひょいひょい登っていくのに自分の歳を感じたかも。まあ荷物が結構重かったんだけど。テントにデポしていけばよかったがアタックザックに詰め込んだら入らず、色々考えてテントと寝袋以外は全部持って行ったのがバカだったかも。今後は荷物軽量化を真剣に考えないと。

ガレ場は石を落とさないように慎重にいかないといけません。誰もいなければまあって思うけど、石を落とさないのと滑落しないのとは同じような考えで安全に賢く進めますから。時間かかった言い訳かもね。

ガレ場のてっぺん、大天狗岩付近の通過は今回もっとも恐怖したところ。詳しくは写真で。天狗岩もいけるようだが前述の理由により、今回はスルーした。慎重に梯子を上り、クサリを伝ってトラバース、一度開けた場所に出てから岩場を回り、何度か梯子を通過、いよいよ真教寺尾根分岐に。ここからまた梯子を何度か登って岩場を登り、クサリを通過、阿弥陀岳への下りと合流し、いよいよ終わりがみえてきた。このちょっと前に赤岳頂上山荘とてっぺんの剣みたいのがみえてくるんだけど。

最後の梯子を登り、とうちゃこ。平日なのに人がけっこういた。展望は良好。みな写真とってて邪魔なことも。なるべく映らないように撮影。森林限界超えたのは昨年の槍以来かな。なによりキレット突破がうれしかったけど。

当初は阿弥陀岳往復も考えたがとても体力的に難儀すると考えて断念した。あまり欲張るとろくな目にあわないんじゃないかと思ったりして。まあ内心はグータラなのかもしれないけど。山頂山荘から赤岳展望荘までは急坂を降りなければならず、またこれ朝一登るのかと考えて嫌になったけど。疲労した足に急坂な下りは難儀する。

赤岳展望荘には14時前に到着した。はやいので誰もいない雰囲気。受付して弁当も注文。部屋へいって少し休んだ。早めに着くのもいいかもしれない。頂上付近だからだろうか、なによりスマホの電波が通じるのが最高だった。暇つぶしにはよかった。ちなみにauです。

うーん食事後のウトウトで暑くて気分悪くなったすぐ起きて外で涼んだ、やっぱり軽い高山病か熱中症っぽくなったのだろうか。昨年の槍での教訓でバファリンを携行し、今回ちょっと飲んだ。飲むほどではなかったけど念のため。

翌日はどうするか考えた。前述した恐怖したトラバース、あそこを通過するトラウマみたいなのと、アップダウンのあるキレットを復路にするのが面倒になり、一時は本気で美濃戸口へ降り、観音平へタクシーで戻ってテント撤収にまた登ることを考えたんだけど。まあ慎重にゆっくりいこうと奮起してピストンしたが、これがあまり恐怖を感じることなく突破でき、いい結果となった。なぜだろうか。まあなんでも甘く考えないほうがいいということなんだろうかも。

それでも復路のアップダウンは暑さもあいまって旭岳付近では難儀した。やっと権現岳に到着し、昼飯を。この稲荷弁当はよかった。あの小屋は終始食事がよかったような。まあ小屋にあまり泊まったことないからわからんけど、定番のカレーってのも物足りないからね。

とにかく念願のキレットピストンを無事に済んでよかった。本来1日でピストンしたいんだけど。体力的に危ないだろう。権現小屋、キレット小屋がやってれば可能だったかもしれない。

青年小屋まで戻り、テント撤収して観音平へ。迎車タクシーで駅まで。帰りのあずさは遅れに遅れて一度は断念して普通電車の乗ったが、結局大月で降りて軽食と復旧したあずさに乗車。結局2時間以上待ちを入れて余計にかかってしまったけど明日も休みなので問題はなかった。レコにアップも遅れに遅れてしまったけど。

写真撮影ともろもろの事情で今回、標準よりかなり時間のかかった山行になったが早めに出発して急ぐ必要もなく、安全無事が一番ですから。なんか最近のヤマレコ、ログの判定がシビアになったり甘かったりなんだけど。

キレット行く人は核心部のガレ場、岩場に注意はもちろんのこと、道中アップダウンあるのと、この時期とにかく熱いので十分な水を持って臨んだほうがいいでしょう。


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