小太郎山&ボーコン沢ノ頭から池山吊尾根へ。クラシックルート貸切!姐さんの陰謀?によりなぜか御池テン泊で。
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 2,411m
- 下り
- 2,664m
コースタイム
8/27 (土)<teku隊>0830広河原→1022二俣1050→1110御池1150→1300小太郎尾根分岐1312→1402御池<テン泊>
8/28(日)0415白根御池小屋→0435二股分岐0440→途中休憩→0625八本歯のコル0640→0735ボーコン沢ノ頭0820→0950池山御池小屋1020→1150アルキ沢橋<end>
天候 | 7/27(土)晴れのちガス、7/28(日)曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
芦安〜広河原 片道一人1000円に環境保護協力金100円で1100円 (バスも乗合タクシーも同一料金、駐車場が遠い場合タクシーがお得) 帰り あるき沢橋バス停〜広河原 330円+協力金100円にて430円 広河原〜芦安 1100円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
人気のある北岳あたり、駐車場状況たいへんかな〜〜と思いつつ遅出するteku隊 芦安の駐車場はもう第7でした〜〜どえりゃー下の方だよ!! でも、相乗りタクシーが駐車場まで来てくれるので大丈夫。(帰りもバスにせずタクシーにすると駐車場まで送ってくれる、バスもタクシーも同じ料金) もっとゆっくり出るつもりだったのに、せきたてられるようにタクシーに積み込まれ・・・8時半に広河原に着いちゃいました。 御池までのコースは二通りありますが、ぺん隊は尾根コース、teku隊は大樺沢コースを行きました。かかる時間はどちらも同じくらいです。 草すべりを登って小太郎尾根分岐手前が素晴らしいお花畑になっています。 鳳凰三山をバックに咲きほこるお花畑。とてもキレイですよ。 時期によって咲く花が違いますが今回は90%ミヤマキンバイでした. もう少しハクサンイチゲが混じってたらと思いましたが真っ黄色なお花畑もキレイですね。よく見るとチドリなんかも混ざってます・・・でも圧巻の黄色でした。 小太郎尾根から小太郎山はのどかな感じのする稜線ですね。 見た目よりはアップダウンがあって時間がかかったそうです(ぺん隊談) 御池のテン場は初めて利用しましたが、すごく快適でした。 ふかふかの土で寝心地はいいし、水は豊富で美味しいし、広々してるし、風や雷の危険は低いし(この夜もかなりの風が吹いていましたが上はどうだったでしょう?) そして、ソフトクリームや生ビールも完備です!! 御池からほぼ水平道を通って二股へ抜けます。 大きな根っこが多い道でした。 二俣からは左俣コースを通って八本歯のコルへ。 雪渓を二回トラバースしました。 一つ目のは短いので間もなく消えるのでは? 二つ目のは若干長め。ステップが出来ているので慎重に歩けば大丈夫。 でも滑ったら数十メートル落ちるだろうから不安なら軽アイゼンを(下りではあったほうが良いと思う)ストックは持っているなら使いましょう。 雪はまだ固くてわりあいツルツル滑りました。 八本歯のコルまで出ると大展望です。 そこから、八本歯の頭に向かいます。 ここからはわが合同隊4名の貸切でした。 ボーコン沢の頭までは大展望の広々した尾根でタイヘンに気持ちが良いです。 ここから先が破線ルートの池山吊尾根になります。 道はわりあいしっかりついていました。 城峰までは時々展望のある樹林帯。 そこから先は、池山御池小屋まで大きな倒木の多い道でした。 倒木を避けてルートを見失わないよう注意してください。 あれっ?と思ったら、周りをよく見まわしてください。赤いテープやペンキマークがたくさんつけてありますので一つくらいは目に入るかと思います。(春にricalojpさんが少し足してくださったようです) 池山御池小屋はひっそり森の中にたたずむなかなか作りの良い小屋でした。 小屋の前にある池は干上がって、広い広い緑の草原が広がっていました。 ウノタワのようなステキな所です。 赤い屋根の御池小屋は高原の別荘のようで、森ガール気分満喫です。 水場はこの下にありますが往復一時間とのことなので、基本的に池山吊尾根コースには水は無いと思っておいた方が良いでしょう。 ここからが激下りでした。 ガレガレの急坂をガンガン下ります。 疲れた足にこたえます。石もガラガラ落ちますので注意して歩くこと。 わがチームも何度か悪意のあるような(当たりそうになった人談)落石を起こしましたが、残念ながら?誰にもヒットせず終わりました。 一時間ばかりガンガン下ると若干傾斜が楽になりそのあと2〜30分ジグザグと急斜面を降りて行くといきなりあるき沢橋のバス停に出ます。 バスの本数は少ないので計画するときよく注意してください。 芦安に戻るにはいったん広河原まで行く必要があります。 1時間40分ほどバス待ちをしましたが、タクシーが一台通っただけでした(逆方向でお客さんが乗っていたため乗せてもらえず) もちろん携帯はつながりません。 本日の池山吊尾根では誰にも会う事はありませんでした。 このルートは最初にも書きましたが破線ルートです。 道はしっかりついていましたが(整備された道しか歩いたことが無い人にはどうかな?)それなりの体力、脚力、精神力を要しますので、これを見て安易に踏み込まないようお願いいたします。 何かあってもまず誰も通りませんから。 コースタイムも超快速ペンギンとそれの足をほんの少し引っ張ったけど今日は妙にやる気だったteku夫の快速ペースですので参考にしないように!! このルートは下りに使うより登りに使ったほうが楽かもしれません。 最後の絶景のご褒美も大きいし!! |
写真
感想
ボーコン沢の頭に行きたいなあ。
漠然と憧れてた場所。
そこへ、最近lifter175さんやricalojpさんが続々と行かれているようで・・・
特にlifter175さんへは、行かれる前にボーコンの写真よろしくって頼んだら、これでもかと言わんばかりの素晴らしい写真をたくさん撮ってきてくれて・・・・
ますます憧憬がつのるばかり・・・。
この週末は全国的に雨予報だった。
だから、尾瀬にホタルを見に行こうかと思っていた。
どうせなら人数多い方が楽しいかと思って何人か声掛けしたらペンギンさんが乗ってくれたんで・・・
でも、直前になって南の方の天気は持ちそうな感じがしてきた。
先週の赤石荒川があまりに素晴らしかったんで、南は悪くない。
そしたら、もう、ボーコンでしょ♪
ということでペンギンさん振り回してすみません。
(つーか振り回されることなく自分で行っちゃえる人だから安心して振り回せる)
↑なんのこっちゃ?
こっちが遅くなったのはダンナが前日酒飲んだのと、テン泊で飲める人が一緒だと張り切って酒持っていくので、初日はあんまり動きたくなかったからですよ〜〜
でも、池山吊尾根良かったね〜〜〜
めっちゃキレイで楽しかったね〜〜〜
むふふ↓確かにぺんさんの感想通り、
このコース、テント背負わなきゃ広河原から日帰りコースですよね〜〜♪
でも、このまったり感が好き〜〜〜
こんなルート、安心して付き合ってもらえるのは、ぺん夫妻とインフルOくらいだけだから〜〜
ありがとね〜〜〜またよろしく♪
最後になりましたが、帰ってテレビを見ると山口の大雨災害のニュース・・・
この雨がもし南アルプスに降っていたら・・・
何人の人が山中に取り残されるだろうね。
広河原も、北沢峠も、椹島も・・・・・
そう思うとやっぱ南って大変なとこだな〜〜って。
今回も天候には恵まれ、カッパを着ない山行。
本当に良かったです。
追記
インフルOからの情報で。
肩の小屋のテン場は一晩中強風が吹き、テントが飛ばされそうで眠れなかったそうです。
ふふ、ほらみろ、上でテント張ってたら宴会どころではなかった。
年寄のいう事は聞きなさいよ〜〜〜〜♪
大キレット満喫した週末から一転、梅雨に戻ったような日が続く。というか北アはまだ梅雨明けしてない。週末も天気が悪そうだからどうしようかと思っていたらteku姐さんから「天気悪そうだから、尾瀬でテント宴会&蛍観賞しない〜?」とお誘いが。
「いいっすよ」と気軽に返事しておいたが、 どうも尾瀬は格別天気が悪くなりそうだ。姐さんに「少しでも天気がマシそうな南アに変更しませんか?」とお伺いをたててみる。 姐さんはtekuパパさんと一緒で天気も芳しくない予報ということで、「テンション上がらないので、まったりテント宴会できるとこがいい」とのご要望。
それじゃ、というこで「我々は前々から、北岳から派生する尾根上にある小太郎山に行ってみたいと思っていたので、どうですか?ここなら、白根御池にテン泊して、まったりできますよ」と提案してみたが、姐さんは「そうねぇ〜。南もいいかもね〜。まぁ、じゃあそうしたら?」
と同意したのかどうか煮え切らないお返事。
こっちはとりあえずそのつもりでいた金曜日の夜になって、妻から「姐さんが日曜日に池山吊尾根下りたいって言ってきた!」と連絡が。なぬ?それじゃ幕営地は、肩の小屋か北岳山荘か。しかし妻が重ねて、「そう、私もそっちにテント張らないと日曜日が大変になるって言ったんだけど、姐さんが『稜線は雷鳴るからヤダっ!』って言い張ってるの〜。」とのこと。うーむ、雷のことはそう言われればそうであるが、それじゃ無理して翌日池山吊尾根に行かなくても・・。御池発なら広河原発とあまり変わらず、めちゃ登ってから破線ルートを下りることになる。=日帰りと同じ?
「で、姐さんは土曜日はのんびり10時に芦安集合して御池でテント宴会して、翌日池山吊尾根行こうって。」
!?10時芦安!?それじゃ、広河原から登り始めるのが11時過ぎになり、それこそ雷雨の懸念があるのでは?
ということで、「それじゃ、こっちは早く行きますので、白根御池テン場集合で。」と返答。姐さんは少しすまなそうに「もしかして、土曜に小太郎かどっか行こうと思ってる?それだったら肩の小屋テントでもいいけど・・。」と言ってきたが、逆らうと怖いので、「いや、確かに御池の方が雷雨の懸念ないし、御池でいいです。」と返事。
姐さんご夫妻は月曜日もお休みとっておられるとのことだが、こちらは無理。特にぺん妻は月曜日の朝から関西出張が入っているとのことで、日曜にあまり遅く帰宅するのはちょっと懸念される。まあ、場合によっては池山吊尾根は姐さんご夫妻だけでどうぞという思いで、とりあえず、こちらはいつも通りの「始発バスで広河原」を目指す。
芦安は、土曜日の朝4時現在で第三駐車場は空き2台分。ここに停められるかどうかで遠さがだいぶ違う。
5時10分の始発に乗るべく支度。
トイレに行っていた妻が、「今年の冬に南御室小屋で会ったグループのchiakiさんに声かけられたよ!〜」と言いながら戻ってきた。
あの冬の日は、グループ4名、我々夫婦、単独おにいちゃん、しか泊まっていなかったのに、妙に会話が少なかったような気がする。
妻によるとChiakiさんおよび同行されているインフルOさん(失礼?)は、いずれもteku姐さんのご友人!
「姐さん後で合流しますよ」と妻が情報伝えて、タカネマンテマ探索に行かれるというciakiさんと別れ、始発タクシーに乗り込む。タクシーは14台でたが、ギリギリ乗れた。
さて、毎度毎度お馴染みの広河原である。なんと天気は晴れている。姐さん〜、今日はそんなに大荒れになりそうにないですよ〜、あんな下の御池にテント張らなくても・・。と思いつつ出発。妻が、「どうする?右から御池行く?急登だけど。それとも大樺沢二俣から御池に入る?」と聞いてくる。いつもはまっしぐらに大樺沢へ向かうが、久しぶりに御池ルートから行くか。急だけど登りだし。
ということで、人の少ない御池ルートに入る。あれ、急登だけど前より整備されていて何か楽。テン泊装備でも今日は調子いい。妻と同じテンポで行ける。
いやぁ、静かでいいね〜、と妻と喋っていたらあっという間に御池に着いた。このコースは殆ど使わないので、この前ここに来たのは小屋が倒壊して仮設プレハブの時だった。今は綺麗な小屋が建ち、ソフトクリームが招いていた。
まだ8時であるが、姐さんのご指定なので仕方なくここでテント設営。大体広河原から入ったら、いつも北岳山荘か熊ノ平まで一気に行ってしまうので、ここに張るのは初めてである。
池の向こうの平らな一段高いところにテント設営。さて、それじゃ時間もたっぷりあるし、姐さんが来るまで小太郎山往復してこよう。
まずは草滑りの急登を登る。下に我々のテントがポツンと見える。途中で先程のciakiさんとインフルoさんに会う。お二人は肩の小屋テントとのこと。普通そうである。こんな時間に御池にテント張るなんて奇特な人はあまりいまい。しかもピストンするんだったらまだしも良いが、明日池山吊尾根を縦走するんだったら上に張らないと大変ではないか。まったく姐さんのワガママには困らされる。と、ブツブツ言いつつ記念にお二人と写真を撮って別れる。お目当てのタカネマンテマ見つかるといいですね!
さて、登るに連れて素晴らしいお花畑が広がってきた。まさに満開の黄色い絨毯は圧巻である。
写真を撮りつつ登って稜線に出ると目の前に大きな仙丈が。
分岐から小太郎山への稜線が延びている。この尾根はまた全く人のいない静かな尾根。適当に岩もあり可愛い小さい花もたくさん。ハイマツと石楠花が若干うるさいがさほど気にならない。殆ど貸し切りの稜線をのんびり歩いて、途中のニセ小太郎ピークで電波が通じたので姐さんにテントの場所と、今小太郎山にいる旨のメールを妻に指示。
そして小太郎山到着。静かなピークは貸し切り。と、急に陽がさしてきて、今までガスガスだった北岳が姿を現した。ほほう、この角度からだとこういうふうに見えるのか。なかなか面白い。
ゆっくりランチして、妻が冷凍して持ってきていたゼリーを賞味。めちゃ美味しかった!
さて、十分堪能したので戻る。
戻りは登り基調になる。途中で猿の軍団に出くわした。
分岐に戻ると鳳凰三山のオベリスクも綺麗だ。妻はついでに北岳山頂にも寄ってこようかなと言ってたが山頂はまたガスに包まれたし、そろそろ姐さんがテン場に到着するのではと、戻ることにする。
と、少し下りたところで下から手を振っている人が!姐さんだ。早い!とビックリしたが、さすがに10時のバスではなく7時半位にいらしたとのこと。
妻はUターンして、再び姐さんと稜線に登っていってしまったので、tekuパパさんが昼寝してるテン場でソフトクリーム食べるために一人寂しく下山。
テン場ではマイテントの隣に姐さんのテントが張られ、本当にtekuパパさんが昼寝されていた。
仕方がないのでソフトクリーム買って自分撮り。激ウマ!
暫くして姐さんと妻が稜線散歩から帰ってきたので、宴会開始!
tekuパパ持参の菊水1抜未噺翆咯屋の自販機で買った冷えたビールで乾杯!
毎度持参の鮭トバと干鱈に小屋販売の鶏モツをつまみに。
稜線のテン場にはない豊富な南アルプスの天然水を惜しみなく使う。これがなかったらなんのために下に張ったのかということになる。しかもわざわざ稜線から戻って明日また登り返すという無駄をしてるんだし。
しかし、このテン場はガラガラに空いている。
ふかふかの草地の池の畔でまったりテント宴会というのはなかなかオツであり至福の時間が流れる。
翌朝。今日のポイントは何をおいてもバス時間。この林道は一般車通行止めであり、下山地の「歩き沢橋」からのバスは一日4本しかない。13時37分のバスに遅れてはならじ、と出発。池山吊尾根は全員未踏の上破線ルートであるから、コースタイムはみておいた方がよい。
さて、まずは大樺沢二俣に出て、八本歯へ。雪渓はクラック大きく、高巻道を辿る。妻はこの登りを得意としているルートなので、すたすたと行ってしまう。
途中二カ所ほど雪渓をトラバース。登りはアイゼンなくてもなんとかなるが、下りの場合はつけた方がよい。
梯子の出てくる手前で、バットレス見ながら休憩。
ここから先に続く丸太梯子ゾーンは妻が最も好きなところなので、お猿のようにドンドン登っていく。今日は妻についていけるので、自分の調子もよい感じ。
八本歯のコルに出ると、今日は富士山から南アルプスの眺望がドーンと広がる。この場所からみる眼前に見える間の岳は、いつも存在感が凄い。
あれ?姐さんが来ない?と思ったら姐さんはこの丸太梯子がニガテだそうで。ぷぷっ、怖いもんなしのような姐さんにもカワイイところがあった!(笑)
八本歯のコルは風が抜けて結構寒い。早々と着いていた妻は防寒具にくるまっていたが、それでも寒がっていた。
さーて、ここからいよいよ未踏の池山吊尾根へ!ワクワクする。
八本歯のコルは、北岳から広河原に下山する人たちが続々と通っていたが、
1歩池山吊尾根に踏みだしてから下山するまで、一人も遭わなかった。
予想通りではあるが、本当にこんなに違うとは。
まずは八本歯の頭へ。なかなか楽しい岩場だ。
ここからボーコン沢の頭へは実に伸びやかな気持ちのよい稜線。
農取、甲斐駒、鳳凰、南アルプス南部の山々を見ながらの稜線歩きは格別である。
浮かれまくりの稜線歩きをしてボーコン沢の頭。
広々とした山頂は貸切で(というか、最後までずっーーーーーと誰にも遭わなかったので当然といえば当然であるが。)
ここで、お湯を沸かしてコーヒーブレイク!
コーヒーだけの予定であったが、姐さんが「残りのハムも重いから食べちゃおう」とフライパンを取り出し、野菜の残りも入れて本格的にジュージュー開始。
すっかり腰を落ち着けたtekuパパは朝露で濡れたテントまで取り出して乾かし始めた。
あのう??バス時間は大丈夫かな?とやや心配になったが、まあいいか、と妥協。
ここで心ゆくまでまったりとし、50分もゆったりと過ごしてしまった
さて、ここからいよいよ破線核心部に突入!
と思ったら、突然つがいの雷鳥が出現し、しばし撮影タイム。
そして本当の核心部に突入。
いきなりモノスゴイ藪漕ぎになって四苦八苦したが、単に先頭を行く妻が道を間違えただけであった・・・。
しかし、道はかなり明瞭であるが、倒木がスゴイ。
障害物競争状態になり、倒木を跨いだりくぐったりして進む。
そしてなんだかコースタイムより随分早く池山小屋に着いてしまった。
池山小屋はしっかりしていたがカビ臭かったので、外の野原というか元・池という感じのところで休憩。
なんだかバス時間よりだいぶ早く着いてしまいそうであるので、ここでも30分も休憩。
ウノタワのような広々とした野原であった。
ここの先、広々し過ぎてちょっと道がよく判らない感じなので注意。
また暫く倒木ゾーンを行く。
倒木がめちゃくちゃ多いので、先頭は藪漕ぎスペシャリストのtekuパパに代わり、露払い役を務めて頂く。
そしてtekuパパが誤ったルートに入るのを教訓に、皆、正しい道を無事に進む。
最後は600mの標高差を倒木障害物競争&地滑りする程の急下り、となり、かなり大変である。
沢の音が近くなり、突如林道に合流。歩き沢橋だ。いやあ、疲れた。
けど、あんなに途中途中でまったりしたのに、こんなに早く着いてしまうとは・・
そして登山道入口の看板がオソロシク古びているんですけど??いつの看板??
しかし、本当に誰にも遭わずじまいであった。スゴイ。大人気で人がわんさか押し寄せる北岳に、こんな人の来ないルートが存在していることは意外である。
しかーし、まだ12時前なのに、バスが来るのが13時37分・・・・。
空きすぎ、ですよ〜。
こんなことならボーコン沢の頭で50分といわず2時間位休憩していればよかった。
「歩き沢橋」は見事に何もないところ。座るにちょうどよいような石も岩も何もなく、道路端に浮浪者のように座り込み、あれこれ食べ始める。
そして、そのまま本当に道路端の浮浪者と化す。
さらにtekuパパさんは新調したばかりの「カピパラくんうちわ」を藪漕ぎの最中にどこかで落とした!!と涙ぐんでいた。
どなたか、池山吊尾根に行って藪の中から拾ってきて頂けると、パパさんが泣いて喜ぶこと請合います!
待ちに待って、ようやっとバスが到着!やれやれ、待ち疲れた。
しかし、初日に御池にテントして、しかも稜線まで登ったのにワザワザ下りてきて、翌日また登り返すなんてことを実行する人はあまりいまい。
が、まあ、池山吊尾根は、妻が父から、「池山吊尾根を登らねば、本当に北岳に行ったことにならん!一人前ではないな。」と言われ続けていたクラシックルートであるので、ぜひ行ってみたかった今は冬季以外は廃れているルートなので、大満足。
そして天気にも恵まれ、行きたかった未踏ルートにも行けて大満足!
帰りは、どうしてもほうとうが食べたくなり、温泉上がりに姐さんご夫妻に「ほうとう食べたい!」とダダをこねてほうとう屋に行き、はじけるまで食べました。
ここまで来て北岳山頂に寄らない我々は何者か?という感じもするが、
姐さんとこもウチも、北岳には何度も行ってるし、何もガスってるときにワザワザ寄らなくてもいいかという意見も一致。
こういう変な意見が一致するところが^^;であるが・・・。
ということで、「蛍の尾瀬」からなぜか大きく方向転換した週末であったが、
teku夫妻との山行はいつも楽しい!
姐さん、パパさん、いつもながらありがとうございました!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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確かに、ルート図を見るとよくわからないですね。こういうルートどりする方は、まずいないかと(笑。
いけませんねぇ。
バスの時間待ち、、、鷲住山に登り返して夜叉神まで歩かなきゃ。
この400mの登り返しが、池山吊尾根のだいご味なんですけど(汗。
もちろん、私はバス使いますけど、、。
小太郎、池吊、、、エーンカイ。お疲れさまでした。
山歩きから宴会からバス待ちから、全てまるっと愉快痛快な感じがいいですね〜
でも実はマゾルートで、その上絶妙な天気読みと天場選び
楽しく勉強になるレコ、ありがとうございます
kamehiba隊もたくさん場数を踏んで精進しなければ
あっ、食欲だけはこれ以上精進しなくても大丈夫かも
あぁ〜小作のほうとう食べた〜い
皆さん今日は。
楽しそうなテ泊のようですね〜
いつも派手なテク姉さんの食事
いいな〜まだデビューしてないですよ・・・
北岳山頂は行かずクラッシックルートとは・・
吊り尾根はいつも気になっていたけど
ベテランの選択・・・勉強させて頂ました。
今週末は苦行山行に出陣予定です。
こんばんわー
楽しそうな宴会に小太郎にクラシックルート
なんか大人の余裕(体力)を感じる山行工程ですね。
山行見てたら思わず ん!?って 思いましたよ。
底なしの体力でいらっしゃいますね、みなさまは
おつかれさまでした
>> 池山吊尾根は、妻が父から、「池山吊尾根を登らねば、本当に北岳に行ったことにならん!一人前ではないな。」
非常に興味深いお言葉です。
自分も、今年中の課題にあがってる池山吊尾根往復しなければと思ってます。
冬期に行くためにも
ricaloさん、
仰せのとおりです
林道が開通していなかった頃の
「ほんまもんのクラシックルート」は夜叉神からです
御池発じゃなくて北岳発だったら夜叉神まで行けたかも? なーんてウソです
そうしたいのは山々ですが、楽することに慣れてしまってますので、なかなか実践は難しいですね〜 でも、本当にやれたらいいですね
kamehibaさん、
破線ルートとしては割と明瞭でしたよ!それなりに踏跡もありましたし。
kamehibaさんこそ、すっごいとこ予定されているではないですか あそこには絶対行けません!
小作のほうとう、姐さんご夫妻にダダこねた甲斐があって美味しかったですが、店が「節電」とやらで冷房切られていたので、暑かった〜
carolさん、
うちも、使い古した雨漏りテントはこの前の聖平で遂にご臨終を迎えてしまい、バリルート行くのにデカいモンベルでは重い、ということで、急遽買ったおNEWのものでした
最近のテントは実に扱いやすくなっててビックリ しました こんなことならもっと早く買い直しておくんだった
いよいよ、キャロさんもデビューですね
楽しみですね!
metaさん、
北岳は、筋金入りの山ヤだった妻の亡父が、最も好きな山の一つだったようです。(昔は人も少なくて)。
古いアルバムを見せてもらった際、確かに池山吊尾根という写真がたくさんあったように記憶してます。
妻も、小さいときから「ボーコン沢」とか、「八本歯」とかのフレーズを事あるごとに聞かされており、今回実に感慨深げでした。
今回歩いて、妻は、「デカいキスリングを背負って、雪の池山吊尾根に立っているお父さんの写真をもう一度見に実家に行ってこよう!」と言ってました。(近くなんですけどね)
けど、夜叉神まで行っていないので、これでは亡父に及第点は頂けないと思います。
メタさんも、ぜひ、冬季に!
jpさん
ふふふ、うちら月曜も休みだったんで、夜叉神まで歩いてもいいね〜〜って感じだったんですが、でも、まあね〜〜バスが来ることがわかってるとこへ出ちゃうとね〜〜〜乗っちゃうわな〜〜〜
ご夫妻は、歩いちゃってるじゃないですか
カメさん
へへへ、いかがです?こんなあまのじゃく山行
でもね〜〜〜ホントに楽しかった。
二日間、笑いっぱなしだったよ〜〜〜
確かに結構マゾルートなんですけどね〜〜
ボーコンは本当にステキな所だった。
そして池山御池小屋の前の草原もすごく良かったよ。
きゃろさん
苦行山行はどこなのかな〜〜〜
え〜〜山は苦行はやめて楽しく歩こうよ〜〜〜
今度テントご一緒しましょう
メタさん
楽しい時って、いくらでも体力湧いてきますよね
そー、私たちオトナだもん
山頂も、ご来光もサクッとスルー
それはそれで、何とも贅沢な山行なのではと思ったり
池吊往復ですか〜〜〜
そりゃあ超マゾだ〜〜
え?もちろん夜叉神からですよね
Penご夫妻、tekuご夫妻こんにちは。
いつもの事ながら楽しそうな山行ですね〜〜。
しかし、私はダマされないのだっ。
その笑顔にダマされて、一緒に歩こうもんなら
私だけ常にヒーコラ疲れ顔になってしまう事でしょう。
御池のテン場は随分空いていますね。
私が訪れた7/14は三連休の真っただ中でしたから、大盛況でした。
お天気もまずまずで良かったですね〜〜
破線ルート、北岳踏まない、etc、、、
既出のコメントにあるようにベテランの余裕を感じます!
冬季北岳に憧れる身としては、無雪期の池山吊尾根は必修科目でありましょう。
小太郎山(ちゃんと存在を認識したのは初めてかも)からの北岳の眺めも気になります。
とっても参考になるレコでした!
北岳は今週末の行き先候補の一つなので、草すべりのお花情報にウキウキしちゃいました。
あ〜、白峰南嶺にも行ってみたいなあ。。。
↑↑
ここでつぶやいておけば達人夫婦ズがいつか拾ってくれると期待して(笑)
tekutekugoさん、こんばんは〜
そして、Pengin22さん、初めまして
じっくり堪能させていただきました
いゃ〜私もこの池山吊尾根は6月初めの全くの無人の時に歩いたので、
(なんと、3日間で会ったの2人だけ! )
ホントに感慨深く見させていただきました。
それにしても、この時期になっても人がいないんですね…
tekuさん、ボーコン行ってみたいって仰ってましたけど、
ホントに行かれるとは…広々としてやっぱりいい場所ですよね
しかもこの不安定な天候下 にも拘わらず、
お天気まずまず で最高ですね
実際に行った者として見ていても、今回のお写真 から当時を思い出し、
ボーコンでのその気持ち良さがヒシヒシと伝わって来ちゃいました
それと、小太郎山
ここは、今度北岳にアプローチする際に外せないと思っていたところなので、
お写真見せて頂き大変参考になりました
小太郎山&小太郎尾根からの北岳もカッコいいなぁ〜
お花 &宴会 も楽しそうで、
見ていて楽しくなっちゃいました
今回のレコ、本当に感慨深く、
じっくり楽しませていただき、ありがとうございました
ケロさん、
御池のテン場は、本当に空いてましたよ。
三連休とは大分違いましたね〜。
水場があるのと、ソフトクリームと、
ビールの自販機と、鶏モツ煮があるので、
実に素晴らしいテン場だと思いました
yokoさん、
妻は白根南嶺にとても行きたがってます
自分的には、水場の具合がどうなのか、
水不足にならないか、が心配ですが・・・。
が、魅力ありそうなルートですよね。
不安ではありますが、よろしければお声がけ下さい。
おお、バス運行前にこちらに行かれてたのですね !
本当に人のいなくて良いクラシックルートでした
それにしても滑落のお怪我、凄かったですね
本当にご無事で良かったです
残雪期の下山は、やはり肩の小屋経由が安全ですね。
小太郎山も静かで良いところでしたので、次回ぜひ
けろちゃん
じゃあ試しに一緒に歩いてみる〜〜?
まあ、普通の人はこんなバカ歩きやってられないから〜〜
大丈夫大丈夫、ケロちゃんのほうが普通です
よーこちゃん
夜叉神からの池吊はもっともっと大変だから
若いうちに頑張っておいて
年寄りはまったりテントじゃないとやってられんわ
笹山ダイレクトからの南嶺かぁ〜〜〜
いいねいいね やるか〜〜?
大門沢小屋泊にするとか言ったらぺんさんたち超嫌がるとおもうよ
175さん
ボーコン行ってきたよ〜〜〜
超良かった、超楽しかった。
今度は登ってみようかな。
(ただしバス使用 )
あなたはエライ
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