赤沼〜宿堂坊山〜錫ヶ岳〜大岳 花(シャクナゲ、サクラ、ムラサキヤシオ)も見られる好展望の稜線を行く
- GPS
- 11:45
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 1,755m
- 下り
- 1,867m
コースタイム
- 山行
- 11:25
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 11:43
天候 | 曇りのち晴れ、16時過ぎに小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路は千手ヶ浜からバスで戻りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・宿堂坊山まで バリエーションルート 川を渡る場所は取り付く尾根の少し手前から探しながら歩きました。尾根に乗ってしまえば素直なルートで、一般登山道に近いペースで登れます。 ・宿堂坊山から錫ヶ岳 バリエーションルート 踏み跡はありますが、倒木で寸断されておりあまり当てにしない方がよいです。木にプレート(写真参照)が付いており、これが目印になります。2077ピークを過ぎてから笹薮が出てきます。特に錫ヶ岳山頂直下は笹薮の急登で難儀しました。 ・錫ヶ岳から白桧岳手前で尾根を下るポイントまで バリエーションルート 宿堂坊山から歩いてくると、錫ヶ岳からの下りは一般登山道のように快適に感じます。しかし、2296ピーク手前から笹薮でルートを見失うことも多く思っていたより時間がかかりました。 ・白桧岳手前から大岳を経由して下る尾根 バリエーションルート 標高2100メートル付近までは腰程度の笹薮で足元注意です。全体に倒木が多くうんざりする程でした。また、シャクナゲの藪が点在し、突破が難しく迂回することも何度かありました。この尾根は長くアップダウンも多く、倒木・シャクナゲの藪の処理があり時間がかかります。まさか下るのに3時間以上かかるとは思わなかった。。 |
写真
装備
備考 | ・飲み物は2.5リットル持ち2.0リットル消費 ・2077ピークでおにぎりを1つ、2296ピーク付近でおにぎりを1つ。 |
---|
感想
なかなか具体化出来なかった錫ヶ岳、日の長いこの時期にと思い先週に引き続き奥日光へ向かいました。
4時スタートの予定でしたが、少し遅れました。。しかし、小田代ヶ原ではちょうど日の出のタイミングになりよかったかも。比較的すんなりと登られた宿堂坊山からしばらくの間展望が得られる場所がありませんが、標高2000メートルを超えると所々景色を眺められるようになります。そして2077ピークは好展望の休憩適地でした。望外に青空も広がり、休憩後もまわりの山々を眺めながら稜線歩きを楽しみます。錫ヶ岳直下の笹薮の急斜面は手も使っての登りになりますが、厳しいところを登っている間は展望よく苦労は半減かな? 錫ヶ岳は何処から登っても遠い山、到着時点でスタートしてから6時間20分程経過していました。静かな山頂でホッとひと息、下山開始です。
今回一番展望を楽しめたのは2296ピークから尾根を下るポイントまでの間で、山岳風景を堪能します。しかし、この大岳経由の下りの尾根はきつかった。倒木の数は今まで経験した中でダントツの一番だったと思います。
今回の山行から次回の錫ヶ岳があるならと考えてみると、個人的には下記2点が検討ポイントです。
・宿堂坊山から2077ピークの間はあまり特徴がない
・大岳経由の尾根をショートカット的に使ったつもりだったがあまり時間短縮にならなかった
そこで再度計画してみたのが、湯の湖畔駐車場スタートで、→小田代ヶ原→赤岩滝→2077ピーク→錫ヶ岳→白桧岳→白根隠山→前白根山→湯ノ湖と周回するコースです。う〜ん、また行きたくなってきた。。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
youtaroさん、こんばんは。
驚きのルートでの錫ヶ岳。
白根隠からの行くものとばかり思っていました。
シャクナゲが咲いているのは良いですが、ヤブと倒木は厳しいですね。
でも、展望はよいし、笹原は写真で見る限りは美しいので
今度は湯元からとの気持ちはわかります。が、真似できません。
クリンソウの季節になるとシロヤシオが終わり、ズミも終盤
初夏の様相になってきましたね。
日の出前の小田代原、美しいです。
satfourさん、こんばんは。
宿堂坊山から錫ヶ岳の部分、かなり前から歩きたい
と思っていたため、今回のコース取りになりました。
最初は錫ヶ岳から先は湯ノ湖を目指す計画だったのですが
大岳経由の尾根に興味があったことと、最後にクリンソウ
の群生地に寄り道出来るかな?なんて思いまして。。
なかなか手強い尾根でした。
しかし歩き終わってみるととても印象深く、赤岩滝にも寄りたい
と思っていたことからつらつらと別パターンも考えていると
また行きたいなあなんて気持ちになってます(笑)
ありがとうございます!
早朝の小田代ヶ原はおもいがけずよい景色が見られました。
小田代ヶ原行きの早朝バスが出ていましたが、この光景が
目的なのですね(カメラを持った方がたくさんいました)。
ほんとに、晴れればもう夏山ですね。
youtaroさん、こんばんは
最近、以前のyoutaroさんのようなタフなルートがレコにあがって、
うれしい限りです
西の湖方面からのルートは検討はしたのですが、結局断念したので、
とても参考になります。
宿坊坊山へのルートは使うことができそうですね。
笹原は深いと厄介ですが、展望が良いというメリットがあります。
今回の下りのルートは私は未知でしたが、
youtaroさんが激しい倒木地帯というぐらいなので、止めておきます
そうなると、湯ノ湖まで抜けるほうが道が良いし、展望もよいので、
よさそうですね。
自転車でもバスでも戻れますし。
いつの日か錫が岳と皇海山は繋げたいなあと漠然と思っています。
#43の写真の構図いいですよね。
私もおそらく似たような場所で撮ってしまいました
hirokさん、こんばんは。
いや〜、すみませんというか、ありがとうございますというか
やはり成田で単身になり、生活パターンが変わったのが大きかった
気がします。しかし、ここのところ歩くペースはすっかり遅くなりました。。
(なかなかもとのペースには戻りません。。)
宿堂坊山へのルートは難しくありません。しかし感想に書きましたが
あまり特徴はないため、次回行くとすると赤岩滝経由で2077ピークに
登ると思います。 笹薮も上越の密藪などとくらべればかわいい
もので、hirokさんであれば苦労しないと思います
おっしゃる通り、大岳経由の尾根はあまりおすすめではありません。
普通に湯ノ湖に抜けるほうが展望も楽しめてよさそうです。
湯の湖畔駐車場を使えば早朝に戦場ヶ原、小田代ヶ原の歩きを楽しんで
下山は一般ルートで楽が出来るかなあと思っています。
皇海山に繋ぐこと、最初に錫が岳を考えた時(かなり前です。。)は
セットのように考えていたのですが、今はそのときのモチベーションが
ありません。しかし、気持ちは色々と変化するので、そんな機会が
あればいいなあと思います。
写真(#43→#42になった)へのコメント、ありがとうございます!きれいに
真ん中に収まっていましたからね
youtaroさん、こんばんわ
桜に吸蜜しているのは、スジボソヤマキチョウですね。
普通のヤマキチョウは国内だと甲信と青森周辺ですので、スジボソ〜だと思います。でもこの時期に見かけるのは珍しいですね。越冬個体は普通は5月頃までなのですが、さくらが咲いているので環境としてはこのくらいなのでしょうね。勉強になりました。
この蝶、新しい個体だとすごく綺麗なのでまた探してみてください。
8月頃に新しい成虫が飛び出しますよ。
aottyさん、こんばんは。
蝶の明確な説明をありがとうございます!
ヤマキチョウとスジボソヤマキチョウの画像を見比べてみましたが
私だと姿での判別は難しそう。。またこんな機会がありましたら
教えていただけると嬉しいです
標高2200メートル付近だったため、なんていう蝶だろうと
写真に撮りました。新しい個体はさらに綺麗ですか!是非見てみたく
なります。それにしてもこんなに高い所に咲いているサクラの蜜を
吸っているなんて、なにかとても印象的なその姿でした。
8月頃、ちょっとキョロキョロと注意して歩いてみます
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する