南アルプス鳳凰三山テン泊縦走
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- GPS
- 31:40
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,951m
- 下り
- 1,954m
コースタイム
5:15 青木鉱泉
5:32 ドンドコ沢登山道入口
7:26 南精進ヶ滝
8:03 鳳凰ノ滝分岐
8:26 鳳凰ノ滝 8:41
10:01 白糸ノ滝付近
10:28 五色ノ滝分岐(下側)
10:46 五色の滝 10:55
11:55 鳳凰小屋 幕営 13:12 昼食と散策 14:39夕食 20:30 就寝
7月28日(日)
2:45 起床 3:14 朝食と撤収
4:30 鳳凰小屋出発
5:30 賽の河原 地蔵岳山頂オベリスク 6:00
6:24 アカヌケ沢の頭
7:45 観音岳 7:56
8:26 薬師岳 昼食 9:20
10:03 御座石
12:08 中道登山道入口
12:45 青木鉱泉
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。ドンドコ沢の登りは各滝を眺望できる迂回路があり、全て登山道に通じています。 南精進の滝へ向かう途中、少しロープ場あり。 |
写真
感想
かねてより計画していた、いくつかの南アルプス山行き。
まずは車でのアクセスがいい鳳凰三山縦走へ行ってきた。
天候が不安定で、心配しましたが、1週間前から天気図とにらめっこし、たぶん大丈夫と判断し決行。
7月26日22:00頃出発し、27日1時半に青木鉱泉へ到着、仮眠。
朝4時頃になると、周りが動きだし、4:50頃駐車料金に支払いへ青木鉱泉受付へ。
支度をして5:15出発。今回は1泊のテン泊装備。ザックの重さは20キロを超え、
登れるかどうか・・・。
実は今回が南アルプスデビュー!沢は南部の大井川の源流にいくつか入っていますが、
登山は初めてです。期待感いっぱいです。
登りはドンドコ沢ルート、南精進ヶ滝、鳳凰ノ滝、白糸ノ滝、五色ノ滝の4つの大きな滝を経由するルートです。登山道は滝を経由するルートとスルーするルートがあります。
私は滝写真が撮りたいので、当然滝経由とします。
登りの場合、皆さん滝をスルーする方がほとんどのようです。
南精進ヶ滝、鳳凰ノ滝と順調に通過するも、白糸ノ滝ではガスが濃くなって断念。というか、
今日は湿度が高いせいかものすごい汗。ほんと各滝に負けないくらい滝のような汗とへばり気味でスルー。
五色の滝の下流側で分岐をいくかどうか迷うも、またスルー。しかし、五色ノ滝直下に下りる道があり、ここを降り、滝をパチリ。
この滝を過ぎれば、今日の幕営地鳳凰小屋まで1時間ほど。頑張ります。
鳳凰小屋直下は緩やかな道となり、高山植物もあちこちに花を咲かせていました。
小屋に12:00過ぎ頃到着し、受付を済ませて幕営準備。すでに10張りほどのテントがありました。
鳳凰小屋の最大設営数は約25張り。なんとか大丈夫でした。
一杯になると小屋泊まりになるというので、心配しましたが大丈夫でした。
テントを設営し、まずはビールでしょ。1本600円なり。そしてゆっくりと昼ご飯。
そうこうしているとにわかにテントの数が増えだし、すしづめ状態。設営後も移動を強いられる場合があります。幸い私は大丈夫でした。
テン泊はがこんなに多いとは・・・。ただ鳳凰三山はここと南御室小屋しかテン場がないので、より山頂にちかい鳳凰小屋に集中するのかもしれません。
1パーティ1つのテントではなく、それぞれがテントを設営しているのも原因かな。
まあ、皆さん譲りあいの精神で何事もなく、星空を眺めながら就寝。
7月28日 2:45起床。
朝食を済ませ、撤収と出発準備。
4:30出発。地蔵岳へ向かいます。昨日の筋肉痛があるかと思いきやぜんぜんなく、朝から快調に歩きます。
もうひとつ快調の原因は、ザックの調整。昨日ウエストパッドの位置がズレているのがわからず、肩に負担がかかってとても辛い思いをした。今朝はしっかり調整し直したおかげで、ずいぶんと楽になった。
ザックの調整もその都度点検しないといけないと感じた。
賽の河原の下の砂地のルート。昨日向かいのテントの方が午後登ったときにスゴイ大変だったと言っていたが、富士山御殿場ルートの延々続くザレた道に比べれば、さほではなく私にとっては楽勝!
1時間弱で賽の河原に到着。お地蔵様の出迎えを受ける。
登った反対側には甲斐駒がデーン!大きさを感じます。
南アルプス北域の主役たちが一望できます。仙丈ヶ岳はこのとき雲の中。
そして、オベリスクへ。
ビレイ装備がないので行けるとこまで行って行ってみる。てっぺんへムリだったが、中間くらいまでかな。
30分ほど岩場で遊んで、次の目的地観音岳へ。
途中のアカヌケ沢の頭は眺望がよく、撮影タイム。ここから早川尾根方面への分岐ともなっている。
観音岳へは急登と穏やかなハイマツ帯との繰り返し。
写真撮ったりが長かったので1時間20分ほどかかり、観音岳山頂に到着。
山頂は花崗岩の岩を寄せ集めたような場所。さほど広くはないが、鳳凰三山最高峰2840mなので眺望は素晴らしい。
少し休憩し、薬師岳へ。
薬師岳へのルートは白砂の穏やかな稜線歩き。正面に富士山をみながらゆったりと歩けます。
30分ほどで薬師岳山頂へ。
ここで早いですが昼食、そして休憩を1時間ほど。山頂の庭園と南アルプスの景色を楽しみます。
こんなに広い山頂は初めて。来てよかったと実感。
なごりおしいが、9:20下山開始。中道を青木鉱泉へ向かいます。
下りはすぐに樹林帯となり、木の根に足をひっかけないよう、快調に下ります。
中道はほとんどが樹林帯なので、眺望は臨めません。木々の植生の変化を楽しみながら下ります。
途中でのタイムを見るとかなり早いペースで、これだと3時間を切るかと思い、ちょっと頑張って下ってみた。(これがあとで仇となる)
御座石という大きな石を過ぎ、笹原に道になるころ、足首や膝に痛みが出始め、おまけに軽い脱水症状もでてきた。ハイドレーションの水はたぶんあと少し。予備に200ccほど別の水筒に残しておいてあるのが頼みの綱。
笹の道を過ぎ、林間の固い地面の登山道になると、1歩1歩がかなりきつくなり、とうとうハイドレーションの水も底をついた。
沢の音が聞こえてきたので、その音に癒されながら、頑張って下る。
やっと林道に出る。しかしここから表示では青木鉱泉まで40分。
この林道歩きがきつい。途中頼みの綱の別水筒の水も飲み干す。
そして青木鉱泉近道の道標に迷うこと無く近道へ。沢を渡りやっと到着。
水場へ直行し、ごくごく、うまい!!!
車戻り、着替えを持って、青木鉱泉のお風呂に入りに行く。入浴料は1,000円。
お風呂は狭い。大人4人くらいで一杯。お湯はぬるいが、洗髪してびっくり。
石けんで洗っているのに、リンスしたようになけなしの髪はサラフワになっていました。
13:30青木鉱泉を出発し、17:20自宅到着。
南アルプスデビューの山行、登りは辛かったけど、頂上での充実感はその10倍以上。
間近に見えた甲斐駒や仙丈ヶ岳、白峰三山、近いうちに必ず行ってみたい。
やっぱりアルプスはいい。
突然すみません。
51番目のテント場の写真に我々のオクトスのテントが3個写っていたので思わず・・・。
あんなに密集してテントを張ったのは初めてです。すごかったですね。
三山をデポって登ったので、再度テント場に戻ったのですが鳳凰小屋の主人が残っていた人に謝っていました。
天気の都合で、中ア方面の予定者たちが流れてきたそうです。
おかげで天気はもってお互いに良かったですね。
テン場で一緒でしたか。
オクトスのテントとういことは私のお向かいに張られていた方ですね。
私はモンベルのステラリッジ1−2人用を張っていました。
目の前にいたのなら、お声がけすれば良かったですね。
それにしても大変な混雑でした。
天気がもったのが本当に良かったです。
またどこかでお会いできるといいですね。
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