記録ID: 329750
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
常念岳・蝶ヶ岳
2013年08月02日(金) ~
2013年08月03日(土)
- GPS
- 36:11
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 2,315m
- 下り
- 2,317m
コースタイム
1日目
三股P5:31−5:46登山口6:00−稜線9:25−2207地点(?)9:50−岩場11:05−12:50前常念岳13:00
−14:40主稜線(常念岳と小屋方面との分岐)15:00−16:20常念小屋(テント泊)
2日目
常念小屋5:30−7:10常念岳7:40−蝶槍11:45−12:40蝶ヶ岳ヒュッテ−(蝶ヶ岳往復)
−蝶ヶ岳ヒュッテ13:30−16::00まめうちだいら16:10−17:15登山口17:30−17:42三股P
三股P5:31−5:46登山口6:00−稜線9:25−2207地点(?)9:50−岩場11:05−12:50前常念岳13:00
−14:40主稜線(常念岳と小屋方面との分岐)15:00−16:20常念小屋(テント泊)
2日目
常念小屋5:30−7:10常念岳7:40−蝶槍11:45−12:40蝶ヶ岳ヒュッテ−(蝶ヶ岳往復)
−蝶ヶ岳ヒュッテ13:30−16::00まめうちだいら16:10−17:15登山口17:30−17:42三股P
天候 | 1日目(8/2):曇り時々小雨、夕方から晴れ 2日目(8/3):午前快晴、昼過ぎよりガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小生は最初一の沢方面へ行ってしまいましたが、一の沢を目指して三股に 来てしまった方もいました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
初めての山、初めてのコースでしたが、私見も含めこんな感じでした。 (1日目) ○三股駐車場〜稜線 ・平日(金曜日)でしたが、小生がstartする頃にはほぼ満車状態でした。 ・駐車場から登山口までは800mほどの砂利道です。 ・登山口で登山届を記入、提出します。 ・登山口から橋を渡ると蝶ヶ岳との分岐になります。下山時はここに来るはず。 ・稜線までは樹林帯の中をひたすら登ります。急ですが、歩き難くはありませんでした。 ○稜線〜前常念岳 ・稜線に出てから岩場までは比較的緩やかですが、ところどころに泥濘がありました。 ・樹林帯を抜けると前常念岳までは岩場の急登になります。 このコースの正念場です。 ・マークがあるので迷うことはありませんが、体力勝負です。 ・ストックはしまって両手両足を使いました。 ・太陽が出ていれば遮るものはなく、当日はガスってましたが、それでも相当体力を消耗しました。 ○前常念岳〜常念小屋 ・まだ岩場は続きますが、傾斜は緩くなり天気が良ければ目指す常念岳を見ながらの稜線漫歩が楽しめるでしょう。 ただ、今回はガスっていたのと、自身がバテバテ状態でしたのであまり楽しめませんでした(^^; ・古い地図には前常念岳-常念の途中から常念小屋への道が記載されているようですが、今は通行不可です。 ・主稜線に出るところ(常念岳と常念小屋との分岐)まで来ると目の前に槍ヶ岳の雄姿が目に飛び込んできます。 ・ここまで来るとちょっとした達成感&安堵感がありました。 ・そして、ここから人が急に増えます。 ・左へ行けば15分ほどで常念山頂ですが、ヘロヘロの小生は楽しみを明日に残すことにして進路は右に。 常念小屋まで一気に下ります。 (2日目) ○常念小屋〜常念岳 ・前日下った道をもくもくと登ります。 ・朝一なのでまだ元気があります。 ・山頂付近にはライチョウの親子が。ヒヨコがよちよち歩いていました。 ・常念岳の山頂は狭く、祠の前での記念撮影は順番待ちです。 (富士山ほどではありませんが) ○常念岳〜蝶槍 ・しばらく岩場の下りが続きます。ストックの使用は微妙です。 ・いくつかアップダウンの繰り返しがあり、次第に足に堪えてきます。 ・途中の2592ピークのお花畑は絶好の休憩ポイントで、このあたりから観る蝶槍はまさしく「槍」です。 ・蝶槍への登りは見た目ほどではありません。岩場でないこともあり、今までと比べるとキツくはありません。 ・蝶槍に標柱は見当たりませんでした。岩に大きく「TOP」とペンキで書かれています。 ○蝶槍〜蝶ヶ岳ヒュッテ ・小1時間ほどですが、このコース中で一番楽しいところだと思います。 ・多少のアップダウンはありますが、キツくはありません。 今までの道のりを考えるとほぼ平坦に感じます。 ・歩きやすい道で絶景を見ながらのまさしく稜線漫歩です。 ・時間が許せば途中でノンビリ寝そべっていたいところですが、 今回は残念ながらその余裕はありませんでした(T_T) ○蝶ヶ岳 ・ヒュッテからは数分です。 ・山頂は常念岳とは対照的で広々しています。 ・この頃から次第にガスが出始め、何も観ることは出来ませんでしたが、 もし晴れていれば・・・。 ○蝶ヶ岳ヒュッテ〜まめうちだいら ・かなりキツい下りでした。 ・石(岩?)の段差が一段ごとに膝と荷物を背負った肩に堪えます。 ・平坦になってくるとまた泥濘が出現し、しばらく歩くとまめうちだいらです。 ○まめうちだいら〜登山口 ・ハイキングコース的なやさしい道になります。 ・有名な「ゴジラに似た木」は結構下の方です。 ・さらにその下、登山口近くにある「力水」で北アルプスの天然水をがぶ飲みです。 ・ちょっと歩けば往路に分けた分岐まできてすぐに登山口。無事ゴールです。 ○テント場 ・常念小屋のテン場は2ヶ所に分かれ、ロープで幕営場所を指定されています。 ・小生は小屋から遠い方を選びましたが、そこからは遮るものが何もなく、 目の前に槍がそびえています。 ・テン場の使用料は一人一泊600円です。領収書を見ると内訳があって、 「テント代1人500円・トイレチップ100円」となっています。 ・地面は固く、ペグは大体半分ほどしか埋まりませんでした。 大きな石ころも利用します。 ・どの場所もあまり平らではなく、若干斜めになります。 ・蝶ヶ岳ヒュッテのテン場は見ただけですが平らで、こちらの方が寝心地は良さげでした。 ○コース中水場はありません(登山口付近に「力水」だけです) 小屋で1ℓ200円だそうです。 ○500ccのペットボトルは常念小屋で400円、蝶ヶ岳ヒュッテで500です。 ○小屋以外にコース中トイレはありません。 ○これこそまさしく私見となりますが、「2207地点〜前常念岳」の登り、 「蝶ヶ岳ヒュッテ〜まめうちだいら」の下りはコースタイム以上の時間を考えておいた方が良いと思います。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
夏。
どこに行こうか。
知ったところでノンビリするのも楽しいけど、初めてのところへも行きたい。
そんな感じで何となく今回のコース。
ところが。
反省その1
何となく決めて、何となく行ってしまった。
良く調べもせず。
他の人のレコを見ると、何となく行けそうな感じ。
日帰りで行く人もいる。
直前に本屋さんでガイドブックを立ち読みすると2泊のコース。
でもまぁ1泊でも行けるかぁ。
ってのが間違い。
最初の樹林帯の急登さえ抜ければ後は楽勝。
ではなかった。
そこからが厳しかった。
天気が今一だったのが幸いで、これであの岩場を炎天下歩けば、水がいくらあっても足りなかったかもしれない。
下調べをしなかった見返りは相当キツかった。
テン泊装備が肩に食い込み、そろそろ年を考えて小屋泊まりも考えるかなどと弱気になったり。
事前準備はしっかりせねば。
反省その2
仕方ない面もあるけれど夜高速を走って睡眠はSAでうとうと1時間ほど。
これだけでもキツいのに、食べなかった。
1日目はstart前に菓子パン一つ。
途中はアミノ酸のゼリーと水分だけ。
夜はバーボンとつまみ。
2日目の朝は食べず、常念山頂でランチパックのみ。
下山するまで水分と飴玉、アミノ酸のみ。
持って行った食料の半分も食べなかった。
以前にも経験して判っていたはずの悪循環。
疲れる→食べたくない→さらに疲れる→さらに食べたくない
救いは計4個のアミノ酸ゼリーだったか。
それでも目の前の槍、寝床を確保してほっとしながらの水割り、モルゲンロートに染まる山々、雲海に浮かぶ山々、よちよち歩くライチョウ、様々な高山植物。
やっぱりやめられませんなぁ。
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keith-kさん、こんばんは。
びっくりです〜
私は、同じコース土日で行ってきました
でもkeith-kさんの日程の方が正解
土曜日の朝、素晴らしいですね
槍のモルゲンロートや雲海
いいな〜
keith-kさんと全く同じコースなので、
レコは共感しまくりです
いや〜びっくりしました。
いい山でしたね
お疲れ様でした。
私もよくやります・・・
なんとなく決めて、なんとなく行ってしまう、よく下調べもせずに
でも、私は日帰りですからね・・・
初めての でも、やっぱり経験や感で
無事登頂・下山できるんでしょうね。すごいです
サンダーバード=雷鳥って、初めて気付きました
konontanさん、こんばんわ。
全く同じコースの一日違いだったんですね。
ビックリです。
小生はおそらく土日は相当混んで、車も停められないのではと思い、金曜日に休暇を取って金土にしました。
それでも金曜の朝あったという間に駐車場は満車になり、恐るべし登山ブームです。
確かに、この金土日の3日間では金曜の夕方から土曜の午前中が一番天気が良かったかもしれません。
おかげさまで夕陽 も、満点の も、 モルゲンロートも観ることができました。
konontanさんはあの岩場を一番天気がいい時に歩かれたのですね。相当暑くてキツかったでしょう。
小生はガスっていたのが幸いだったと思ってます。
晴れていたら途中で座り込んで引き返したかもしれません。
それにしても同じコースなのにkonontanさんの の種類の多さには敬服します。
小生の3倍は見つけていますね。
Liccaさん、こんばんわ。
何を隠そう、サンダーバード世代(?)です。
1号スコット、2号ジョン、3号アラン、・・・。
ご存知ですか?トレーシー一家。
今回は楽しみも苦しみも多かったのですが、
反省も多いです。
まぁ、反省というよりか後悔かもしれません。
逸失利益のような、機会損失のような。
キチンと下調べをしていれば、あと3倍は楽しめたのではないかと思ってます。
欲張りですかね
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