上高地〜槍〜双六〜鷲羽〜雲ノ平〜薬師沢〜太郎平〜折立〜上高地
- GPS
- 122:00
- 距離
- 58.6km
- 登り
- 4,042m
- 下り
- 4,182m
コースタイム
720 新宿BT
1210 上高地BT 1235
1435 横尾 1500
1600 槍沢ロッヂ 1615
1640 槍平キャンプ場 (テント泊)
8/2
230 起床
415 槍平キャンプ場
745 槍ヶ岳山荘 (山頂往復)920
1320 双六キャンプ場 (テント泊)
8/3
415 起床
615 双六キャンプ場
820 三俣蓮華山頂 835
900 三俣山荘 920
1020 鷲羽岳 1100
1400 雲ノ平、山荘とキャンプ場の分岐
1410 雲ノ平山荘
1440 雲ノ平キャンプ場 (テント泊)
8/4
500 起床
650 雲ノ平キャンプ場
930 高天原温泉 (入浴タイム♪ 昼食) 1100
1330 雲ノ平山荘 1340
1350 雲ノ平キャンプ場 (テント泊)
8/5
330 起床
545 キャンプ場発
815 薬師沢 830
1040 太郎平小屋 1120
1430 折立登山口 (テント泊)
8/6
折立8:40発〜有峰口駅 ¥2400 富山電鉄バス
有峰口駅10:17〜電鉄富山駅 ¥990 富山電鉄
JR富山1354〜高山1616(15分遅延) ¥1620
高山駅1640〜平湯温泉1740 ¥1530 濃飛バス
平湯温泉1800〜上高地BT1825 松本電鉄バス
8/7
700 起床
ぼーっとしたり
散歩したり
ゴロゴロしたり
1345 さわやか信州号
1935 新宿駅西口
天候 | 8/1 曇り/晴れ 8/2 曇り|晴れ 8/3 快晴 8/4 小雨のち曇り/晴れ 8/5 雨/霧雨 8/6 曇り/晴れ 8/7 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
上高地13:45発 さわやか信州号 新宿行 19:35到着 ¥7000 8/6 折立8:40発〜有峰口駅 ¥2400 富山電鉄バス 有峰口駅10:17〜電鉄富山駅 ¥990 富山電鉄 JR富山1354〜高山1616(15分遅延) ¥1620 高山駅1640〜平湯温泉1740 ¥1530 濃飛バス 平湯温泉1800〜上高地BT1825 松本電鉄バス |
写真
感想
8/1
新宿BTを定刻通りに出発。上高地BTにも定刻通りに到着。申し分ない快適さである。7000円だけある。
上高地から横尾まで快調に歩き、ババ平を目指す。丹沢の大倉尾根(通称バカ尾根)でトレーニングした甲斐もあり荷物があまり重く感じない!
ババ平キャンプ場は水量豊富でとても快適に過ごすことができた。
8/2
ババ平出発時は曇り空。しかし、高度があがるにつれてガスが濃くなり、次第に霧雨にかわる。槍沢を振り返ると、朝焼けがとてもきれいだった。
マイペースを保ちつつ高度を上げ、殺生ヒュッテの分岐を通過、槍ヶ岳山荘にいつのまにか到着する。
槍ヶ岳山荘はガスのなか。なーんにも見えない状態だし、腹も減っていたので早めに昼食をとっていると、ガスがどんどん晴れていく。山荘から槍の穂先がみえた。
当初の計画では、4日目に再び槍ヶ岳に戻るルートを考えいたが、「同じ道を歩くのはつまらん」と考えるようになり、槍の穂先が見えた瞬間「今いかねば!」という衝動にかられ、昼食のかたずけをし、槍ヶ岳山頂を目指した。
30分ほどかけ、山頂に行くが山頂に着くころにはガスが立ち込め、さっきまでの晴れ間はウソのようになーんにも見えなくなっていた。
なんとも山は無常である。
西鎌尾根は危険な場所もなく千丈乗越を過ぎたあたりからガスも薄くなり、快適な稜線歩きができた。景色がいいと元気がでてくる。
双六小屋に到着し、テントを張ったら「まずビールでしょ」ということで乾杯をする。鷲羽岳をはじめとした山々を眺めながら、心地よい時間を過ごす。
夜は満点の星空であった。「キャー 流れ星だ」という女子の声にびっくりしてしまい、寝袋の奥深くにもぐりこんだ。
8/3
朝から強い日差しが照りつけて、絶好の登山日和であった。
今日の予定では、雲ノ平まで行く予定。しかし、コースが長いこともあり迷ったあげく双六岳は巻いて行くことに…これだけで40分の短縮になるらしい。双六での景色も鷲羽での景色もあまり変わらない!と言い聞かせて巻道をガンガン進む。どうも巻道を通ると負けた気分になるんですよね。
鷲羽岳の登りもガンガン進む。左足踵部内側に痛みがあるももの、体全体はよく動く。
祖父岳に登りの途中、雷鳥に出会う。まんまるとしたかわいらしい雷鳥で近づいても逃げようとしない。写真を撮っているとハイマツのなかに消えていった。
祖父岳のケルンを越えると、雲ノ平のほぼ全景が見えてくる。とても広大な台地状で、緑にあふれていた。雲ノ平山荘とテントがいくつか見えた。
キャンプ場と山荘の分岐にザックを置き、キャンプの受付に行く。小屋とキャンプ場はとても離れているので、ビールも調達した。
さすがに3日目になると頭がかゆいので、小川で頭を洗う。水が冷たくてとても気持ちがいい。
キャンプ場には、ソロでテント泊をしている女子もいた。最近の山ガールはテントも担ぐんだぁ すげぇなぁ なんて感心してしまったが、冒険をすることの楽しさを知っている人が増えたのはとてもうれしい。
日が暮れるの、となりでテントを張ったK君と眺めながら楽しむ。
8/4
朝からガスが濃く、小雨交じりの天気。
高天原温泉に行く予定なので、レインウェアを着て歩いて行く。雲ノ平からしばらくは、ハイマツ帯でかなりうるさい。ザックを背負っていたら引っかかってイライラするとおもう。今日は、ザックの雨ブタを肩掛けカバン風にしているの問題なし。
雲ノ平から高天原峠までは急な下りが続く。標高差は結構ありそうだ。長いハシゴが2本あり。高天原峠に着くころには、雨が本格的に降ってきてびっしょびしょ。高天原山荘周囲は湿地が広がり、コバイケイソウが群生しており見事だった。
雲ノ平から高天原温泉まで歩行時間2:40
温泉は乳白色で硫黄臭がある。38度ほどでややぬるめの湯であった長湯するにはとてもきもちが良い。40分も入ってしまった。
同じ道をひたすら戻り、雲ノ平の我が家に向かう。朝からの雨は、温泉に入るころにはやんで、高天原峠からの急登を登りきるころには、晴れていた。とっても清々しい気分になれた。朝はガスってなにも見えなかったが、晴れていると周囲の山々が見えとてもきもちが良かった。
帰りも歩行時間2:40分
8/5
2:30に起きることができず、1時間寝坊する。
カゼっぽく体がとてもだるい。寝ているときから、体調が悪く、しかもフライシートを強く雨が叩いていた。ゴハンを食べ、小雨の降るなかテントを回収する。
となりにテントを建てていたおじさんもテントを回収しようとしているが、とっても苦労している。荷物がテント内にあるのに、ポールを抜こうとしたりしている。時間がかかりすぎているので、ちょっとお手伝いした。
おじさんは、60歳で定年退職したあと、山をはじめたそうだ。最近になってテント泊の自由さ楽しさを知り、今回のテント泊が2回目という。どうりで、テントの扱いかたが怪しいわけだ。これから、すこしずつできることを増やして山を楽しんでもらいたい。
雲ノ平キャンプ場から薬師沢へ向かう。薬師沢へ下る急登までずーーっと木道を歩く。木道は雨でつるっつるで3回もスリップしてしまう。スリップした瞬間踏ん張ろうとして大腿の筋を痛めてしまう。。。
木道が終了すると、でっかい岩がゴツゴツして、段差が大きい急な下りが続く。雨と体調不良とクツの中がビチョビチョで、なかなかペースが上がらない。このあたりの道は、いままでの経験からしても、1番になるくらい歩きにくい道だった。ちょっとうんざりだ。
薬師沢小屋が見えると、ハシゴと吊り橋を越えて到着となる。雨は強くふっている。休憩もそこそこに太郎小屋にむかう。
朝からの体調の悪さがピークをむかえ、道は歩きやすいがぜんぜんペースが上がらない。20分歩いたら10分休憩を繰り返し。ようやく10:40に太郎小屋に到着。
しばし放心状態。
ゴハンを作る元気なんてなく、太郎ラーメンの看板につられラーメンを注文する。普通のラーメンだけど、これがまた冷えた体に元気を与えてくれた。小屋の女の子もめっちゃかわいくて、その子の笑顔も雨で心の折れたおじさんに元気を与えてくれた。
ラーメン食べて体調が少しだけ上向いたので、折立までおりることに決める。
木道でのスリップで痛めた足をかばいながら、てくてく歩く。たまーに走る激痛に耐えながらひたすら歩くと、雨もやみ、有峰湖が見えてきた。
14:30折立登山口に到着。今回の山行で5日目が1番ハードだったかもしれない…
8/6
8:40の有峰口行きのバスに合わせて起床。有峰口駅で電鉄に乗り換え、ひたすら富山駅を目指す。バスの前席に座っていたおじさんが足を引きずっていた。時折痛みで顔をゆがませていたので、声をかけてみた。薬師岳から太郎小屋に向かう途中の木道で滑ったときに痛めてしまったそうで、なんとか折立まで歩いてきたという。本当ならば、私とまったく逆のルートをたどり雲ノ平まで行く予定で、足を痛めたことで断念せざるおえなくなった。おじさんは「山は逃げない」なんて言いながらも、とても辛そうでした。けがを治して山に行ってもらいたいものです。
富山駅に着き、とりあえず13:03発の特急券を買う。富山もめっちゃ暑い。
ビールが飲みたいので、マリエというビルのレストランコーナーへ ビールとレバニラ定食を満喫し特急の時間に合わせて駅に戻ると、特急が運休になってしまっている! 豪雨の影響で運休らしい。ローカルは運転するということなので、特急券のみ払い戻して、つぎのローカルを待つことに。しかも1時間。
特急が運休したせいで、車内は超絶満員電車で、ほんとぎゅうぎゅう。しかも、冷房が全然効かないから暑さで倒れるかと思った。
猪谷で乗り換えてからは、車内はすいていて快適だった。
平湯温泉からの上高地行き最終バスに乗って18:30にようやく上高地に到着した。
小梨平の風呂が20時までやっていることを知らなかったので、急いでテントを建てて入浴しにいく。さすがに6日ぶりのシャンプーは気持ちがよく、全身の垢とともに洗い流す。めっちゃ気持ちがいい。最高の気分。
8/7
予約しているさわやか信州号は13:35集合。それまで上高地を散策したり、お茶のんだりして優雅に過ごす。体調はあまりよくない。カゼがくすぶっている感じ。
定刻に出発し、新宿を目指す。予定より1時間半ほどオーバーして新宿に到着。自宅までもうひと踏ん張り。電車に乗り換え無事に自宅到着。長い長い山行を終えた。
いっぱい山を満喫することができ本当によかった。大きな事故、けがもなく本当によかった。山に登れる幸せもいっぱい感じることができた。
今度は山の仲間と一緒に来ようと思う。
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