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Yamareco

記録ID: 333743
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳(天狗岳、硫黄岳、横岳、赤岳)

2013年08月14日(水) ~ 2013年08月15日(木)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
27:13
距離
19.2km
登り
1,569m
下り
1,915m

コースタイム

8月14日(水)
11:16 渋の湯 ‐ 13:15 黒百合ヒュッテ - 13:27 すりばち池 ‐ 15:08 東天狗岳(2640m) - 15:49 根石岳(2603m) - 16:19 夏沢峠

8月15日(木)
06:20 夏沢峠 - 07:10 硫黄岳(2760m) - 08:52 横岳(2829m) - 10:24 赤岳(2899.2m)10:48 - 12:02行者小屋 - 13:42 美濃戸 - 14:29 美濃戸口
天候 14日 晴れ 時々 曇り
15日 晴れ 山頂付近 ガス
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
・往路 
 JR中央本線「茅野」駅下車 アルピコハイランドバス「奥蓼科温泉・渋の湯」行(1番乗り場) 「渋の湯」下車(1100円。所要時間51分)

・復路
「美濃戸口」停 「茅野駅」行 「茅野駅」停下車 (900円、37分)

http://www.alpico.co.jp/access/suwa/
コース状況/
危険箇所等
●登山ポスト : 渋の湯、美濃戸にある
●水場 : 根石山荘、行者小屋、美濃戸山荘。南沢は途中まで涸れている。
●トイレ : 各山小屋
●売店 : 各山小屋
●危険箇所 : 
 ・硫黄岳〜横岳〜赤岳〜文三郎尾根分岐 間は岩場、ガレ、クサリ場、はしごが続く。
 ・硫黄岳付近は崩落しやすい
 ・南沢コースは、踏跡が多数分岐しているため、道迷いしやすい。黄色のテープを目印に。
●下山後の温泉・飲食店 : 八ヶ岳山荘(美濃戸口)(入浴料500円)
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
JR茅野駅からバスに揺られること約50分。車窓から見える高原には、なだらかな農地が広がり、八ヶ岳連峰の山々が取り囲む。終点の渋ノ湯には、温泉旅館が立ち並ぶ。
2013年08月14日 11:16撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/14 11:16
JR茅野駅からバスに揺られること約50分。車窓から見える高原には、なだらかな農地が広がり、八ヶ岳連峰の山々が取り囲む。終点の渋ノ湯には、温泉旅館が立ち並ぶ。
バスを降り、沢沿いの道を進む。奥に見えるのは、中山(方角的に推測して)。
2013年08月14日 11:25撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/14 11:25
バスを降り、沢沿いの道を進む。奥に見えるのは、中山(方角的に推測して)。
バス停から200mほど歩くと、突き当りに「奥蓼科指導所」なる建物。無人。窓口に置いてある登山届をササッと書いて、いざ出陣。
2013年08月14日 11:26撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/14 11:26
バス停から200mほど歩くと、突き当りに「奥蓼科指導所」なる建物。無人。窓口に置いてある登山届をササッと書いて、いざ出陣。
登山道に入ると、比較的単調ではあるが、心地よい針葉樹の樹林帯が続く。この辺で、標高1900m。都心の猛暑とは別世界、空気がひんやりとし、快調に登る。
2013年08月14日 11:32撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/14 11:32
登山道に入ると、比較的単調ではあるが、心地よい針葉樹の樹林帯が続く。この辺で、標高1900m。都心の猛暑とは別世界、空気がひんやりとし、快調に登る。
登り始めて2時間。樹林帯を抜けると、視界が開ける。そこが黒百合平。天気がよく、眩しい。登山者が昼食や休憩をとっている。
2013年08月14日 13:15撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/14 13:15
登り始めて2時間。樹林帯を抜けると、視界が開ける。そこが黒百合平。天気がよく、眩しい。登山者が昼食や休憩をとっている。
黒百合平で中山峠とすりばち池に分岐する。ここではすりばち池方面に進路を取る。
2013年08月14日 13:18撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/14 13:18
黒百合平で中山峠とすりばち池に分岐する。ここではすりばち池方面に進路を取る。
すりばち池は、火口湖かと思いきや、溶岩流の窪地に水が溜まってできた池だそうだ。残念ながら、今日は涸れている。奥に見えるのは、これから目指す東西の天狗岳。
2013年08月14日 13:27撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/14 13:27
すりばち池は、火口湖かと思いきや、溶岩流の窪地に水が溜まってできた池だそうだ。残念ながら、今日は涸れている。奥に見えるのは、これから目指す東西の天狗岳。
ハイマツと溶岩のガレが広がる。
2013年08月14日 13:41撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/14 13:41
ハイマツと溶岩のガレが広がる。
東天狗岳に近づいてきました。結構な急登。足元に気をつけながら進む。それにいても、青空が眩しい。時々雲が広がるが、上空の高い雲で、視界に影響はない。
2013年08月14日 14:03撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/14 14:03
東天狗岳に近づいてきました。結構な急登。足元に気をつけながら進む。それにいても、青空が眩しい。時々雲が広がるが、上空の高い雲で、視界に影響はない。
東天狗岳の横にそびえ立つ岩山に攀じ登り、東天狗岳山頂を望む。東側稜線は崩落し、ナイフエッジになっている。
2013年08月14日 14:54撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/14 14:54
東天狗岳の横にそびえ立つ岩山に攀じ登り、東天狗岳山頂を望む。東側稜線は崩落し、ナイフエッジになっている。
東天狗岳山頂から望む西天狗岳と尾根線に沿って山頂に伸びる登山道。6mほどしか標高差がないにもかかわらず、随分と西天狗岳は高くそびえ立って見える。東西の天狗岳間は往復で30分ほどだが、宿のチェックイン時間も迫っていて、西天狗岳は残念ながらパス。
2013年08月14日 14:54撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/14 14:54
東天狗岳山頂から望む西天狗岳と尾根線に沿って山頂に伸びる登山道。6mほどしか標高差がないにもかかわらず、随分と西天狗岳は高くそびえ立って見える。東西の天狗岳間は往復で30分ほどだが、宿のチェックイン時間も迫っていて、西天狗岳は残念ながらパス。
東天狗岳山頂の標識(標高2640m)。その向こうに見えるのは、硫黄岳と赤岳、阿弥陀岳。
2013年08月14日 15:09撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/14 15:09
東天狗岳山頂の標識(標高2640m)。その向こうに見えるのは、硫黄岳と赤岳、阿弥陀岳。
東天狗岳から根石岳の途中のコル部。白砂が美しい。
2013年08月14日 15:30撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/14 15:30
東天狗岳から根石岳の途中のコル部。白砂が美しい。
根石岳山頂(標高2603m)。長年の風雪に耐え、文字も消えかかり、傾いている標識。他の山々に比べると、確かに通過点として認識されていない。よって、管理が行き届かず、風化が進む。
2013年08月14日 15:43撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/14 15:43
根石岳山頂(標高2603m)。長年の風雪に耐え、文字も消えかかり、傾いている標識。他の山々に比べると、確かに通過点として認識されていない。よって、管理が行き届かず、風化が進む。
根石岳の直下のコル部にある根石山荘。ここには、なぜか水場、展望風呂が完備している。このような高所で稀有な存在だ。
2013年08月14日 15:44撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/14 15:44
根石岳の直下のコル部にある根石山荘。ここには、なぜか水場、展望風呂が完備している。このような高所で稀有な存在だ。
根石山荘前から望む硫黄岳。生々しく崩れ落ち、縞模様の硫黄岳北側斜面が徐々に近づいてくる。
2013年08月14日 15:45撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/14 15:45
根石山荘前から望む硫黄岳。生々しく崩れ落ち、縞模様の硫黄岳北側斜面が徐々に近づいてくる。
根石山荘のある鞍部を越えると、森林限界のはずなのに、ここでなぜか樹林帯のなだらかな道が始まる。岩場・ガレに比べると格段に歩きやすく、予定時間も過ぎているので、ペースアップ。
2013年08月14日 15:58撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/14 15:58
根石山荘のある鞍部を越えると、森林限界のはずなのに、ここでなぜか樹林帯のなだらかな道が始まる。岩場・ガレに比べると格段に歩きやすく、予定時間も過ぎているので、ペースアップ。
ようやく夏沢峠へ到着。意外に狭いコル。本日投宿する山びこ荘は左側。右側のヒュッテ夏沢は、地元小中学校の林間学校向けのようで、この書入れ時に休業中。
2013年08月14日 16:17撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/14 16:17
ようやく夏沢峠へ到着。意外に狭いコル。本日投宿する山びこ荘は左側。右側のヒュッテ夏沢は、地元小中学校の林間学校向けのようで、この書入れ時に休業中。
夕日で赤く染まった硫黄岳。徐々に暗紫色の夕闇に閉ざされていく色合いは、いつまでも見飽きることがない。
2013年08月14日 18:27撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/14 18:27
夕日で赤く染まった硫黄岳。徐々に暗紫色の夕闇に閉ざされていく色合いは、いつまでも見飽きることがない。
上弦の月が漆喰の闇夜を明るく照らし、満天の星の迫力を減じている。小屋主によると、月が出ていないときの天の川は圧巻だそうだ。今年のペルセウル流星群は、ピーク日でも例年より少なかったそうだ。残念。
2013年08月14日 18:33撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/14 18:33
上弦の月が漆喰の闇夜を明るく照らし、満天の星の迫力を減じている。小屋主によると、月が出ていないときの天の川は圧巻だそうだ。今年のペルセウル流星群は、ピーク日でも例年より少なかったそうだ。残念。
山びこ荘のアイドル、モモンガ。日が沈むと、食堂の窓外に設置された餌場に、愛くるしい姿を見せてくれる。
2013年08月14日 19:21撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/14 19:21
山びこ荘のアイドル、モモンガ。日が沈むと、食堂の窓外に設置された餌場に、愛くるしい姿を見せてくれる。
天然記念物に指定されているヤマネは、小屋の中の本棚に入り込み、餌を頬張る。近づいても逃げず、人馴れしているようだ。これらのアイドルを目当てに、常連客もいるという。
2013年08月14日 20:38撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/14 20:38
天然記念物に指定されているヤマネは、小屋の中の本棚に入り込み、餌を頬張る。近づいても逃げず、人馴れしているようだ。これらのアイドルを目当てに、常連客もいるという。
翌朝未明、夜明け前の東の空。ひときわ明るく輝く木星。その右側に目を転じると、冬の星座、オリオン座も見える。
2013年08月15日 04:15撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 4:15
翌朝未明、夜明け前の東の空。ひときわ明るく輝く木星。その右側に目を転じると、冬の星座、オリオン座も見える。
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際は、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」と詠んだのは清少納言。しかし、春に限らず、いつ見ても山の夜明けはいいものだ。徐々に赤らんでいく東の空は、神秘的だ。
2013年08月15日 04:29撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 4:29
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際は、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」と詠んだのは清少納言。しかし、春に限らず、いつ見ても山の夜明けはいいものだ。徐々に赤らんでいく東の空は、神秘的だ。
御来光。地平線から離れて、空中から突然半月状の太陽が姿を見せる。なんだか皆既日食が終わってダイヤモンドリングを見ているような奇妙な感覚。地表付近はガスが籠っているのか。地平線から見える御来光を見てみたいものだ。
2013年08月15日 05:04撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 5:04
御来光。地平線から離れて、空中から突然半月状の太陽が姿を見せる。なんだか皆既日食が終わってダイヤモンドリングを見ているような奇妙な感覚。地表付近はガスが籠っているのか。地平線から見える御来光を見てみたいものだ。
朝食を摂ったあと、山荘を後にする。つづら折りの樹林帯の道を歩くと、程なくして断崖の崩落地に出る。
2013年08月15日 06:25撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/15 6:25
朝食を摂ったあと、山荘を後にする。つづら折りの樹林帯の道を歩くと、程なくして断崖の崩落地に出る。
振り返ると、これまで歩いてきた根石岳、天狗岳の頭が見える。眼下に小さく夏沢峠の山びこ荘とヒュッテ夏沢が見える。
2013年08月15日 06:33撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/15 6:33
振り返ると、これまで歩いてきた根石岳、天狗岳の頭が見える。眼下に小さく夏沢峠の山びこ荘とヒュッテ夏沢が見える。
これまで穏やかだった硫黄岳に不穏な雲行き。朝靄で、気温が高くなると消えてしまうかと思っていたが、時々黒いガスもかかり、視界を遮り始める。
2013年08月15日 06:57撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 6:57
これまで穏やかだった硫黄岳に不穏な雲行き。朝靄で、気温が高くなると消えてしまうかと思っていたが、時々黒いガスもかかり、視界を遮り始める。
遠目には荒々しい硫黄岳だが、山頂は意外に広く平らな広場が広がる。早朝とあって、登山者は少ない。
2013年08月15日 07:06撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/15 7:06
遠目には荒々しい硫黄岳だが、山頂は意外に広く平らな広場が広がる。早朝とあって、登山者は少ない。
硫黄岳北壁の爆裂火口。深くえぐられ、地肌が見える。ここで滑落したら・・・。
2013年08月15日 07:15撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 7:15
硫黄岳北壁の爆裂火口。深くえぐられ、地肌が見える。ここで滑落したら・・・。
硫黄岳から見た天狗岳。八ヶ岳連峰のどの山も、山頂は四方を見渡すことができて最高。
2013年08月15日 07:18撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 7:18
硫黄岳から見た天狗岳。八ヶ岳連峰のどの山も、山頂は四方を見渡すことができて最高。
硫黄岳から下り、コル部手前から望む横岳、遠くに赤岳・阿弥陀岳。この先から険しい岩峰群となる。
2013年08月15日 07:33撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/15 7:33
硫黄岳から下り、コル部手前から望む横岳、遠くに赤岳・阿弥陀岳。この先から険しい岩峰群となる。
硫黄山荘前から振り返ると、硫黄岳と赤岩ノ頭。
2013年08月15日 07:48撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/15 7:48
硫黄山荘前から振り返ると、硫黄岳と赤岩ノ頭。
横岳に近づいてみると、ゴツゴツとした岩礁が続き、その全貌が明らかになる。奥に見えるのが、主峰・赤岳。
2013年08月15日 08:15撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 8:15
横岳に近づいてみると、ゴツゴツとした岩礁が続き、その全貌が明らかになる。奥に見えるのが、主峰・赤岳。
下は断崖。梯子、クサリ場が続く。カニの横ばいとも言われる箇所もあるが、慎重に歩けば大丈夫。小さい子供にはちょっと危険かも。
2013年08月15日 08:25撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 8:25
下は断崖。梯子、クサリ場が続く。カニの横ばいとも言われる箇所もあるが、慎重に歩けば大丈夫。小さい子供にはちょっと危険かも。
横岳山頂に到着。標高2829m。八ヶ岳連峰第2位。横岳前後が一番険しいと思いきや、実は・・・。
2013年08月15日 08:30撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 8:30
横岳山頂に到着。標高2829m。八ヶ岳連峰第2位。横岳前後が一番険しいと思いきや、実は・・・。
横岳山頂から見下ろすと、小同心に女性の声。何をしているのかと様子を伺ってみると、彼女らが行っていたのはロック・クライミング。ザイル一本に自分の命を預けるのは、見るからに危なさそう。
2013年08月15日 08:31撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 8:31
横岳山頂から見下ろすと、小同心に女性の声。何をしているのかと様子を伺ってみると、彼女らが行っていたのはロック・クライミング。ザイル一本に自分の命を預けるのは、見るからに危なさそう。
横岳から赤岳の間も急峻な岩場が続く。地形図で見ると、東西から等高線が迫る尾根道になっていて、それほどアップダウンがないように思っていたが、実際は岩場で小さなアップダウンが続き、疲労度と危険度を増している。
2013年08月15日 09:18撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 9:18
横岳から赤岳の間も急峻な岩場が続く。地形図で見ると、東西から等高線が迫る尾根道になっていて、それほどアップダウンがないように思っていたが、実際は岩場で小さなアップダウンが続き、疲労度と危険度を増している。
主峰・赤岳の山容が現れる。稜線上を走る登山道が美しい。山頂直下の急登は恐怖感を煽る。
2013年08月15日 09:26撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 9:26
主峰・赤岳の山容が現れる。稜線上を走る登山道が美しい。山頂直下の急登は恐怖感を煽る。
赤岳山頂に到着。標高2899.2m。狭い山頂広場を多くの登山者が占領している。条件が良ければ北アルプスや富士山も拝むことができるそうだが、残念ながらガスが辺りを充満して、視界不良。
2013年08月15日 10:25撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 10:25
赤岳山頂に到着。標高2899.2m。狭い山頂広場を多くの登山者が占領している。条件が良ければ北アルプスや富士山も拝むことができるそうだが、残念ながらガスが辺りを充満して、視界不良。
赤岳で昼食を摂った後、下山開始。文三郎尾根分岐まで険しい岩場が続く。上りも結構キツそうだ。すれ違う登山者の多くがかなりバテているようだ。下りも膝に負担がかかりそうだ。
2013年08月15日 11:08撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/15 11:08
赤岳で昼食を摂った後、下山開始。文三郎尾根分岐まで険しい岩場が続く。上りも結構キツそうだ。すれ違う登山者の多くがかなりバテているようだ。下りも膝に負担がかかりそうだ。
文三郎尾根分岐から登山道が続く阿弥陀岳。横岳・赤岳を経験したのだから、阿弥陀岳は少しは楽そうに見えるが・・・。
2013年08月15日 11:19撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/15 11:19
文三郎尾根分岐から登山道が続く阿弥陀岳。横岳・赤岳を経験したのだから、阿弥陀岳は少しは楽そうに見えるが・・・。
途中、歩きにくい階段を下り、さらに森林限界を越して樹林帯の登山道を進む。赤岳から1時間ほど歩くと、ようやくテントの花が咲く行者小屋に到着。ここで水を補給。ここからは少しは楽になるかな、と思いきや、その予想は甘かったと悟るのに、時間を要しなかった。
2013年08月15日 12:01撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/15 12:01
途中、歩きにくい階段を下り、さらに森林限界を越して樹林帯の登山道を進む。赤岳から1時間ほど歩くと、ようやくテントの花が咲く行者小屋に到着。ここで水を補給。ここからは少しは楽になるかな、と思いきや、その予想は甘かったと悟るのに、時間を要しなかった。
行者小屋から最短の南沢ルートを進む。涸れ沢になっていて、ガレ場となり、予想以上に歩きにくい。
2013年08月15日 12:35撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/15 12:35
行者小屋から最短の南沢ルートを進む。涸れ沢になっていて、ガレ場となり、予想以上に歩きにくい。
シラビソ、コメツガ、カラマツ、ブナなどの植生する美しい樹林帯の登山道を抜ける。
2013年08月15日 13:40撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/15 13:40
シラビソ、コメツガ、カラマツ、ブナなどの植生する美しい樹林帯の登山道を抜ける。
行者小屋から歩くこと45分。美濃戸に到着。ここでも給水。ちなみに、駐車場がこの下にある。
2013年08月15日 13:44撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/15 13:44
行者小屋から歩くこと45分。美濃戸に到着。ここでも給水。ちなみに、駐車場がこの下にある。
美濃戸から美濃戸口まで、車も通行する砂利道も歩くこともできるが、車が通り過ぎるたびに砂埃がひどい。所々に並行して走る登山道を歩いたほうが快適だが、荒れているところもある。車道(といっても正確には林道)を通行止めにするか、舗装してもらいたいものだ。
2013年08月15日 14:06撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/15 14:06
美濃戸から美濃戸口まで、車も通行する砂利道も歩くこともできるが、車が通り過ぎるたびに砂埃がひどい。所々に並行して走る登山道を歩いたほうが快適だが、荒れているところもある。車道(といっても正確には林道)を通行止めにするか、舗装してもらいたいものだ。
美濃戸口に到着。バスもすでに待っている。急いでよかった。
2013年08月15日 14:27撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/15 14:27
美濃戸口に到着。バスもすでに待っている。急いでよかった。

装備

個人装備
ヘッドランプ
予備電池
GPS
iPhone
ガイド地図
コンパス
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
アウタージャケット
フリース、ダウンジャケット
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
着替え着
ストック
水筒
時計
非常食
使い捨てカイロ
エアサロンパス
サポーター
虫除け
クマよけ鈴
共同装備
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ

感想

・盆休みも取れ、都心はうだるような猛暑とあって、少し高山に遠出をしたいな。しかし、最近何かと忙しく約2ヶ月ぶりの山行。体力低下が懸念材料。ということで、以前より興味があった甲武信ヶ岳〜金峰山〜瑞牆山縦走も考えたが、時間的・体力的に無理があると考え、金峰山・瑞牆山か八ヶ岳が候補に上がる。色々と調べた結果、イメージ的にも美しい響きがある八ヶ岳連峰へ。

・限られた時間と予算を有効に使い、電車・バスを使ってのんびりと道中を楽しみながら旅行するのが私のスタイルということもあり、始発電車で茅野駅まで行き、そこからバスで美濃戸口か渋ノ湯まで行く。それに帰りのバス便もことも大事。
そして、縦走して多くの連山を踏破したい。以上のことから、渋ノ湯から天狗岳・根石岳を通って、夏沢峠で投宿。2日目は硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳を経由して美濃戸口まで抜けるコースを選ぶ。距離・標高差も、自称“健脚者”の私にとっては無理がないと思われた。

・ところが、予想以上に難航した。
 まずは、硫黄岳から赤岳の間が、予想以上の険しい岩場続きであったこと。
 次に、軽い頭痛・吐き気に襲われたこと。高山病か熱中症か。体調が万全ではなく、それだけ感動も減退してしまった。
 そして、体力減退。気温も高くなく、息切れでバテたということではなく、今回は岩場・ゴーロで体力消耗が激しかった。

・結果、1日目は西天狗岳をショートカット、2日目は阿弥陀岳に行かずエスケープルートをとることになった。

・これによって、1日目・2日目とも最終到着時間はほぼ予定通りであった。帰りのバスに乗り遅れていると、美濃戸口で1時間半足止めさせられたうえ、後のニュースで知ったが、近くの諏訪湖で行われゲリラ豪雨で途中中止となり、JR線がストップしたことに巻き込まれたかもしれない。

・と、いろいろとアクシデントもあったが、八ヶ岳連峰の魅力は実感できた。硫黄岳から赤岳までの縦走路は荒々しい岩峰群が続き、やはり火山は変化が豊かで、驚きや自然とテンションが上がり、飽きることを知らない。

・今回の反省点。山小屋で・・・
 水場のない山小屋では、2日目のスポーツドリンク(粉末)が作れなかった。仕方なく、ペットボトルで買う。水場は事前に確認しよう。
 GPSを兼ねたi Phoneの充電ができず、2日目の途中で電池切れ。電池式充電器を持参しよう。また地図も持参しよう。
 同じ山小屋に宿泊した登山者の靴のソールが剥がれる。同じ轍を踏まないように、あらかじめチェックして、早めに買い替えも検討しよう。

・今回宿泊した「山ひこ荘」は、ヤマネ・モモンガが遊びに来る山荘が売り。宿泊した登山者同士がヤマネなどをネタに談笑したり、息を潜めて訪れるのを待っているというのも、貴重な経験だ。

・八ヶ岳の魅力は、冬山もあると聞く。日帰りはちょっと無理だし、もったいないので、一度はチャレンジしてみたいものだ。

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無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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