【武奈ヶ岳】は遠かった。近江高島から試練の大縦走💦


- GPS
- 08:58
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,940m
- 下り
- 1,774m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 8:49
天候 | 曇りベースで、晴れたり、小雨が降ったり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
自転車
JR湖西線・比良駅前に駐車(無料) JR比良〜JR近江高島まで電車移動(¥240) イン谷口〜JR比良まで自転車(ほぼ下りばっかり) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全て一般登山道 危険箇所はほぼありません |
写真
感想
8月の遠征、北アルプスでの山行に向けて体力を維持・向上し、体調を整えておきたいところなのだが、このところ梅雨前線が本格的に活動し雨天が多い。仕事も繁忙期に入り、なかなか山へ行く機会に恵まれない。1週間以上山へ行かないと不安いっぱいだ。
仕事が休みのこの日は比較的お天気が良さそうだ。トレーニング山行に出かけよう。
遠征の初日は高度を一気に上げつつ長い距離を歩くことになる。この日が最も心配される。長くて急な坂道を想定した訓練が出来そうなルートを考える。
昨年9月に山友のHB1214さんが、やはり後日に予定されていた槍ヶ岳登山を想定したトレーニングとして、リトル比良からヤケオ山・釈迦岳を経由して武奈ヶ岳まで足を延ばすというコースを歩かれていたことを思いだす。
20kmを超えるかなりのロングである。しかも3段階の上り坂を踏破していかねばならない。自身の今の体力レベルを知るには持ってこいだ。チャレンジしてみよう。
序盤はリトル比良の稜線を比較的緩やかに登ってゆく。白坂や岳観音を過ぎ岳山(557m)まで上り詰めたら、小刻みなアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げてヤケ山(702m)まで歩く。ここまで距離はかなり長く10km。4時間弱の時間を要した。
天気は曇り空から晴れ間が覗いたり、逆に小雨が降り出したり。風が無く蒸し暑い。この地点でかなりの体力を消耗する。
ヤケ山から先、タンヤマノ頭(800m)そしてヤケオ山(976m)にかけては急坂が長く続いてゆく。今回のルートの核心部とみていいだろう。
とにかく無心で頑張る。吹き出す汗を拭きつつ、何度も休んでは水分を摂りつつ。
途中、今年初めてオトギリソウの花を見つける。可愛いらしい黄色い花に元気付けられるが、疲労困憊だ。右足の太腿が攣りそうになる。
なんとか力を振り絞って釈迦岳(1,060m)まで辿り着いた。山頂では2人組の女性ハイカーさんにお逢いした。
釈迦岳山頂の大きな山毛欅の樹にご挨拶し、北側の好展望地よりガスが晴れかかった眺望を楽しむ。
このまま旧リフト道でイン谷口へ下山できるよー、という優しい悪魔の囁きが聞こえる。
しかしこの地点で下山してしまったら大したトレーニングにならない。意を決して前へ進む。とにかく八雲ヶ原まで行って、そこで武奈ヶ岳へ上がるか決めることにしよう。
カラ岳(1,034m)を過ぎ比良ロッジ跡からスキー場跡に出るとコヤマノ岳の右奥に武奈ヶ岳の山頂部が現れる。晴れでは無いがガスはかかってないようだ。
やはり魅力溢れる武奈ヶ岳に訪れない訳には行かないだろう。そう思いながら八雲ヶ原(910m)に到着する。八雲ヶ原には誰も居なかった。アカハライモリだけが呑気に池で泳いでいた。
武奈ヶ岳へのルートはパノラマルートを選択する。試練のスキー場ゲレンデ直登コースだ。バテバテの身体に更にムチを打って無我夢中で登る。歩みを止めて振り向くと堂満岳の雄姿が見える。夏らしい雲がモクモクと湧き立っている。
八雲ヶ原に下るときに服用した芍薬甘草湯(コムレケア)が効いているのだろうか、右太腿が痙攣を起こすことは無かった。
美しい山毛欅林を抜けて、武奈ヶ岳への最後の上り坂を頑張る。前回訪れた6月の初旬たくさん咲いていたアカモノの可愛らしい花は全て真っ赤な実になっていた。
そしてとうとう武奈ヶ岳山頂(1,214m)へと登頂した。
風が無く穏やかだ。人気の山だが今日は誰も居ない。独り占め。周囲の展望は比較的良い方だ。いつもの安定の風景に心が安らぐ。
そして何より、ここまで辿りつけたことが感慨深い。東側に見えるリトル比良からヤケオ山・釈迦岳の長い長い稜線。歩いてきた道のりを眺めて感動する。
下山はコヤマノ岳から上林新道を使う。巨大な杉の樹を眺めたりしながら奥ノ深谷から金糞峠へ。そして正面谷をイン谷口まで一気に下った。一気に、と言っても疲れた身体ではそれほどスピードは上がらなかった。
青ガレ付近に咲いていたムラサキシキブとヤマアジサイの花々が、とても綺麗だった。
何とか最後まで予定のルートを歩き切れたことで自信が付いた。8月の遠征がますます楽しみになってきたのは言うまでも無い。
トレーニング登山、お疲れ様でした。
3つのステージに分かれて、累積標高以上に登っている感じではなかったですか。
タイムはわたしに及ばないとおっしゃってましたが、変わらないじゃないですか。
気温などの条件を考えると、むしろ上回っていると思います。
それに最後に意外と楽勝!さすがですね。北アルプスも問題なさそうですね。
HBさん、おはようございます。
3つのステージの上り坂を踏破していく長い道のりはトレーニングに持ってこいのルートですね。第2ステージのタンヤマノ頭・ヤケオ山の壁を越えて釈迦岳に着いたあと、ショートカット下山の誘惑に負けず武奈ヶ岳を目指そうとするか、しないかは、気持ちのトレーニングですね。
やり切れた身体と心に自信を持てました。
武奈ヶ岳に登頂できたとき、嬉しくて誰かに報告したくなりHBさんにメッセージを送ってしまいました。失礼しました。
イン谷口までのタイムは約1時間ちがうんですよ。区間区間の所要時間を見てみたら矢張り全然ちがいます。HBさん、走ってらっしゃるか、もしや空を飛んでるのでは?😁
意外と楽勝だった・・は強がりです😅
ウリさん こんにちは。
昨日はLINEでお付き合いありがとうございました。山に行っておられたのか〜
イン谷口からJR比良駅まで歩くのって面白くないんですよね。これだったらいい感じです。でもロングだし〜 行くんだったら武奈ヶ岳はパスしようっと。
リトル比良は結構歩きがいがあるからいつもは北小松下山だな…
北アは大キレット? 槍ヶ岳へ行ったとき凄い人に出会いましたよ。深夜に新穂出て南岳新道上がって大キレットへ。北穂から涸沢岳越えて白出のコルに出て白出沢下って新穂に1Dayで帰って来られたとか。
ヤマプラで入力したら24.6 20時間55分だって。
飛騨沢で1Day新穂〜槍ヶ岳ピストンされていた人と逢って凄いわと思っていたけど、これにはビックリです。
ウリさんだったらやりそうですね〜 でも気を付けてね。
ののさん、こんにちは。
山に行ってたのは昨日では無くて一昨日ですよ〜。LINEありがとうございました。フリマサイトでいい買い物出来ましたか〜😁
折り畳みチャリのおかげで、ほんとに色んなバリエーションでルート取りを考えることが出来る様になりました。自家用車と公共交通機関だけではレパートリーが広がりません。バスの時刻を気にしながら山行するのも嫌ですしね。
しかし中々急な下り坂が続いて、ブレーキが焼き付きそうで肝を冷やしました。
今回の山行、たぶん山人生で過去いちばんのロングだったかも。感想欄にも書きましたが、途中イン谷へ下るルートは幾つもある中で、悪魔の囁き(甘い誘惑)を振り払って目標の武奈ヶ岳へ向かうのは、体力以上に精神力を鍛える事ができました。
北アルプスでは初日だけロングの予定です。2日目、3日目は、スリリングな楽しい山行になると思っています。高難度ルートですので日程的にゆとりを持たせています👌
あら、火曜日ですね。最近は休日も仕事で曜日が解らなくなってきたか、ボケてます(笑)
リアの「サーボブレーキ」は1500円ほどでアマゾンに売っているから交換も簡単ですよ。
フロントはダイソーでも売ってます。
ののさん、有難うございます。
比較的安くて部品あるんですね!下り坂でビュンビュンぶっ飛ばして、キュンキュンブレーキかけて劣化しても大丈夫ですね。
でも不器用な私に交換できるかな〜😅
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