甲斐駒ヶ岳&仙丈ヶ岳 (北沢峠から1dayピストン)
- GPS
- 24:35
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 2,328m
- 下り
- 2,326m
コースタイム
- 山行
- 0:15
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:15
天候 | 17日(午後)晴れ 18日 晴れ 午後になると雲が多くなったが,ガスりはしなかった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
そこは数十台ほどのキャパだけど, 道から右に下りていった河原の駐車場は200台とか300台とか駐められそう。 仙流荘〜北沢峠の南アルプス林道バスは, 定時以外にも人数がまとまれば,すぐに臨時便を増発してくれる。 行きも帰りもその臨時便に乗りました。 (446K) |
コース状況/ 危険箇所等 |
甲斐駒ヶ岳も仙丈ヶ岳もとくに危険な箇所はありません。 長衛小屋の幕営地 1人1泊 500円です。 下山後は,仙流荘でお風呂(600円) |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
お盆休み山行第2弾は,
「北沢峠から甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳のピストン」という計画を立てました。
それも,「1日でピストン2連発」の予定です。
17日午後2時過ぎに,仙流荘を出発する
南アルプス林道バス・北沢峠行きの最終便に乗って,北沢峠へ。
峠からはほんの15分ほどで,長衛小屋の幕営地に到着。テントを設営しました。
このテントは,30年以上前に買ったダンロップの2人用です。
1985年に友人と2人で行った,
蓮華温泉〜朝日岳〜白馬岳という山行に使ったのが最後だったと思いますが,
先日,家で立ててみると,まだなんとか使えそうです。
稜線で強風にあおられたら,生地が裂けたり,ポールが折れたりするかもしれませんが,
長衛小屋の幕営地なら大丈夫だろうと思って持っていったのです。
この日,幕営地はたくさんのテントでほぼ満ぱい状態でした。
午後5時半にはごはんを食べて,7時にはシュラフに入りました。
18日は,午前3時半起床。4時にヘッドライトを灯して出発。天気はよさそうです。
仙水小屋をへて,仙水峠へ向かいます。仙水峠から見える山梨県側は,雲海でした。
ここから駒津峰への登りは,木の根と岩のつらい急登ですが,
その代わりにどんどんと標高がかせげます。
1時間ほどで駒津峰に到着。
甲斐駒が朝日に逆光のシルエットとなって,目の前にでっかく立ちはだかります。
その先は,岩の多い尾根道をとおって,六方石へ。
ここで,ルートは摩利支天側から巻くようにして山頂へつづく右へのルートと,
まっすぐ岩尾根を登る直登ルートに分かれます。
登りは迷うことなく,直登ルートです。
岩は多いけど,そんなに危ない箇所もなく,7時前に甲斐駒山頂に到着しました。
すごい! 360度の大パノラマです。
鳳凰三山の向こうには富士山。黒戸尾根。鋸岳。
そのはるか向こうには,うっすらと槍穂が見えます。
そして,これから向かう仙丈ヶ岳。さらに北岳,間ノ岳。
ずっとここにいたい気になりますが,
これから仙丈に登って,最終の戸台行きのバスに間に合うためには,
あまり悠長にしていられません。
下りは,摩利支天方面に向かう白ザレの斜面を駆け下り,
駒津峰からは双児山をとおって,北沢峠へ。
北沢峠には9時過ぎに着きました。
甲斐駒ヶ岳の登り下りに約5時間。
このペースなら仙丈ヶ岳も約5時間で,
テントの撤収などの時間を考慮に入れても,4時の最終バスにはゆうゆう間に合うはず。
ただし,このあとヨレヨレにならなければの話ですが‥‥。
北沢峠からは,トウヒやシラビソなどの原生林の中をぬける緩やかな登りで,
気持ちがいいです。30分ほどで2合目。
その後,次第に登りはきつくなってきましたが,
今朝の駒津峰への登りにくらべれば,たいしたことないです。
1時間ちょいで,5合目の大滝ノ頭。いいペースで登れています。
6合目まで来ると,樹林が切れて視界が開けました。
甲斐駒や鋸岳。野呂川をはさんで向こう側には,北岳がますます大きく見えます。
そして見上げれば,目の前には小仙丈ヶ岳への登り。
あそこまで登れば,仙丈ヶ岳山頂が見えるはずですが,はたしてどうでしょうか。
青空に雲が流れていますが,山頂はガスに包まれているなんてことは‥‥。
ここもぐんぐん登って,小仙丈ヶ岳へ着きました。
おおっ,小仙丈カールを抱えるように,
仙丈ヶ岳の山頂までつづく稜線がきれいに見えています。
そして,北岳・間ノ岳のはるか向こうには,塩見岳です。
1ヵ月前に行った塩見岳。感激です。
しばしこの光景に見とれてしまいました。
ここからは3000mの稜線漫歩。
本当に気持ちよく歩いて,12時すぎ,北沢峠から3時間で仙丈ヶ岳山頂に到着。
山頂の岩に腰を下ろして,お昼ごはんのパンをほおばりながら,
至福の時間を過ごしました。
ここにもずっと長居をしたかったけど,最終バスの発車時刻というタイムリミットがあります。
余裕をもって下っていきましょう。
下りは馬ノ背方面へ下って,仙丈小屋へ。
この藪沢カールというのは,こぢんまりとしたかわいいカールですね。
さらに下って,馬ノ背ヒュッテを過ぎて,藪沢ぞいのルートを下りました。
藪沢にはまだところどころに雪渓が残っていましたが,
雪の上を歩くようなところはありませんでした。
ちょっと堪えたのは,大平山荘から北沢峠への最後の登り。
それでも予定どおり,山頂から北沢峠は約2時間の行程でした。
ちょっと無理をして,1日で甲斐駒と仙丈を登りましたが,
お天気もよく,見たい景色をすべて見ることのできた,充実した山行になりました。
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