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Yamareco

記録ID: 3356040
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

生き返ったトッタの泉❗️幌尻岳、1967峰、ピパイロ岳

2021年07月16日(金) ~ 2021年07月18日(日)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
27:16
距離
37.0km
登り
3,387m
下り
3,413m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:08
休憩
0:10
合計
5:18
12:48
12:48
32
15:33
15:39
71
16:50
16:51
7
16:58
16:59
19
17:18
宿泊地
2日目
山行
9:17
休憩
1:17
合計
10:34
4:12
30
宿泊地
4:42
4:48
36
5:24
5:24
34
5:58
6:04
65
7:09
7:09
39
7:48
8:03
28
8:31
8:31
58
9:29
9:38
49
10:27
10:33
20
10:53
10:53
29
11:22
11:53
66
12:59
13:02
0
13:02
13:03
71
14:14
14:14
32
14:46
3日目
山行
9:19
休憩
1:26
合計
10:45
4:14
22
4:36
4:37
66
5:43
5:59
69
7:08
7:15
30
7:45
8:16
22
8:38
8:39
57
9:36
9:46
70
10:56
10:57
27
11:24
11:35
3
11:38
11:38
35
12:13
12:20
77
14:10
14:10
43
14:53
14:53
6
14:59
ゴール地点
天候 3日間 晴一時ガス
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は思いつかない
北戸蔦別~ピパイロ間は濃薄あれどハイ松藪
トッタの泉 
水2ℓ位飲み、生き返った。
6.5ℓを担ぐ
2021年07月16日 15:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/16 15:26
トッタの泉 
水2ℓ位飲み、生き返った。
6.5ℓを担ぐ
テン場から幌尻
山頂だけガスがかかっている
2021年07月16日 16:55撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/16 16:55
テン場から幌尻
山頂だけガスがかかっている
さあ出発!
今日は長いぞ
2021年07月17日 04:09撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/17 4:09
さあ出発!
今日は長いぞ
ガスの中から幌尻岳
2021年07月17日 05:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 5:43
ガスの中から幌尻岳
ガスが切れ始めて薄っすらとブロッケン
2021年07月17日 05:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 5:45
ガスが切れ始めて薄っすらとブロッケン
ガスが晴れた
幌尻岳がバッチリ
2021年07月17日 05:55撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 5:55
ガスが晴れた
幌尻岳がバッチリ
振返って北戸蔦別、1967峰
2021年07月17日 05:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 5:56
振返って北戸蔦別、1967峰
雄大な幌尻岳
かっこいい!
2021年07月17日 06:10撮影 by  iPhone 7, Apple
2
7/17 6:10
雄大な幌尻岳
かっこいい!
コケモモとチングルマ
2021年07月17日 07:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 7:20
コケモモとチングルマ
キンバイ?
2021年07月17日 07:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/17 7:31
キンバイ?
幌尻岳山頂からカムエク
2021年07月17日 07:53撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 7:53
幌尻岳山頂からカムエク
肩から七ッ沼
後が戸蔦別岳
2021年07月17日 08:29撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 8:29
肩から七ッ沼
後が戸蔦別岳
七ツ沼にて
いくつ目の沼か?
テン場は砂地で広い
2021年07月17日 09:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 9:32
七ツ沼にて
いくつ目の沼か?
テン場は砂地で広い
幌尻岳をバックにシオガマ
2021年07月17日 10:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/17 10:35
幌尻岳をバックにシオガマ
ヨレヨレで1967峰到着。後はピパイロ岳
2021年07月17日 14:59撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 14:59
ヨレヨレで1967峰到着。後はピパイロ岳
出発前に戸蔦別方向
良いテン場でした
2021年07月18日 04:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/18 4:04
出発前に戸蔦別方向
良いテン場でした
夜明け前の1967峰
2021年07月18日 04:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/18 4:04
夜明け前の1967峰
朝日が射す
2021年07月18日 04:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/18 4:17
朝日が射す
お花畑に朝日が射す
2021年07月18日 04:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/18 4:19
お花畑に朝日が射す
振り返って、1967峰にガスがかかる
2021年07月18日 05:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/18 5:13
振り返って、1967峰にガスがかかる
目指すピパイロ岳
2021年07月18日 05:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/18 5:38
目指すピパイロ岳
ピパイロ山頂から北戸蔦別
2021年07月18日 05:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/18 5:41
ピパイロ山頂から北戸蔦別
幌尻岳UP
2021年07月18日 05:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/18 5:42
幌尻岳UP
伏美岳
2021年07月18日 05:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/18 5:42
伏美岳
花と1967峰
2021年07月18日 06:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/18 6:03
花と1967峰

感想

恒例となった北海道山行も5年連続となる。梅雨や野暮用で一ヶ月近く山から遠ざかり、ハードな山行に不安が漂う。今回は何としても北海道最後の百名山をやっつけなければ…。と第一の目標に掲げて計画を立てた。
 入山時間などの制約からチロロ登山口からとした。健脚者なら日帰りのコースだが、午後イチからしか入れないので北戸蔦別辺りでテン泊しピストンにした。
 だがこれでは如何にも平凡で面白味がない。そこでもう一泊し、ピパイロまでのピストンを加えることにした。これなら難易度も上がり闘志も湧いて来た。
○アプローチ
 いつもの⛴で北海道に夜上陸した。翌朝レンタで苫小牧から出発。登山口に着いたのは昼、駐車場は満車😅少し手前に駐車した。チロロ林道は前半は舗装、後半は砂利道だが走り易かった。
○登山口〜テン場
 走行途中で給水しようと目論んでいたが、結局出来ず500mlでの出発となってしまった。おまけに浄水器も忘れてきた。仕方ない、水を節約しながら兎に角トッタの泉まで行こう。だが午後発で気温が高くなる時間帯での登り、所詮無理な計画であった。
 取水口までは車も走れる林道だった。登山道に入るといきなりのへつりで驚いた。道は河原に降りたりするが、左岸を辿っていた。二ノ沢出合からは沢の遡行で10回くらい渡渉した。増水すると下流は渡渉が大変そうであった。
 滝からは山道で急登になった。この辺りで節約してきた水が切れた(T_T)全身汗びっしょりで喉はカラカラ、頭がボーっとしてきた。だが水場まで行かねばどうしようもない。フラフラと牛歩で登ること約1時間、トッタの泉に到着\(^o^)/
 さっそく水をがぶ飲み、冷たくてうまい‼自ら招いた危機とは言え、ホント生き返った。結局今山行で一番苦しかったのはこの時であった。ここで2日分の水6.5ℓを給水した。
 ずっしり重くなったザックを担ぎ出発。体温も気温も下がったのか、先程よりも随分と楽になった。だからと言って早くなった訳ではない。下山客からの情報によると、北戸蔦別のテン場はいっぱいらしい。ならば手前で張るしかないが、いい場所があるか心配だ。だが額平岳と北戸蔦の中間地点辺りで良さそうな所を発見したので、欲張らず一夜のテン場とした。
〇テン場~幌尻岳
 朝は少しガスっていた。天気予報は晴れなので、近いうちに晴れてくるだろうと楽観的であった。重いザックを北戸蔦別にデポし、幌尻岳へ向かった。人気ルートであり、全く問題なし。ガスは戸蔦別で晴れ上がり、雄大な幌尻岳が姿を現した。アイヌ語で大きい山とのことであるが、本当に大きい。ハイ松藪も殆どない。山頂手前にはお花畑があった。山頂には幌尻山荘からの先客が数人いた。
 山頂は360°の展望で、昨年登ったカムエクも確認できたが、1839峰は判らなかった。
〇七ツ沼
 このままピストンでは勿体ない多少時間的に余裕があるので、七ツ沼に立ち寄ろうと考えた。しかし七ツ沼の雪渓に熊が居たとの情報で迷った。稜線から熊を探したが見当たらず、テン場辺りなら良さそうと思い行くことにした。七ツ沼のテン場は砂地で快適そうであった。水場も近く豊富だしお花畑もありで、来ることはないだろうがテン泊したいと思った。
〇北戸蔦別~1967峰テン場
 再び重いザックを担いで出発。通行止めのテープを跨いで1967峰に向かった。すぐにハイ松が道を覆い、これまでとは様相が違った。基本的に稜線西側はハイ松で東側はお花畑だ。ハイ松藪は濃い薄いはあるが、ピパイロまで悩まされた。
 ハイ松帯を下り、東側の笹帯に入った。トラバース道のようで滑りやすく、踏み外した跡や滑落した跡が見られた。西風が遮られ日当たりがいいので暑くてたまらなかった。
 我慢して登り返すと再び西側ハイ松帯に突っ込んだ。風があり涼しいが藪漕ぎだ。すぐにP1856テン場だ。ここは西の風がもろに当たるので、眺めはいいがいいテン場とは言えない。藪は続く。P1904 辺りに岩稜帯があり、行きも帰りも迷った。ガスっていると道探しが大変そうだ。
 崖縁を歩くところもある。1967峰へはグッと登って到着した。振り返れば遠くに北戸蔦別が見え、東にはハイ松の稜線の向こうにピパイロが見えた。
 当初は1793mコルにテントを張る予定であったが、暑さと這松漕ぎで前進する気力がなえていた。また明日コルからザックを担いで登り返すのかと思うと、全く前進する気になれなかった。そこで少し戻ったところの結構いい立地条件のテン場にテン泊することとした。
〇1967峰~ピパイロ岳
 下りはお花畑であったが、コルが近づくにつれハイ松藪となった。コルから最初のピークまでがこれまでで一番濃いハイ松藪だった。技術も経験も関係なし、ひたすら漕ぐのみ。下道ははっきりしているので迷うことはない。途中良さそうなテン場が2ヶ所ほどあった。ピパイロ山頂は岩場であった。幌尻岳は遥かに遠くなった。次は伏美から来たい。
〇ピパイロ岳~登山口
 早々に出発した。途中1組の男女とすれ違った。P1856にテントを張ったそうで、今日中に下山とのこと。結構ハードだ。思った通り1967峰への登り返しは朝日が当たって辛かった。
 急いでテントを撤収し出発。転んだり、脛をぶつけたりしながら藪を漕ぎひたすら北戸蔦別へ向かった。やっぱりP1856先のお花畑が暑く、トラバース道が歩きにくくて苦労した。
 北戸蔦別からは一般登山道で歩き易い。下りでもトッタの泉に立ち寄ったが、往き程感動するうまさではなっかった。現金なものだ。
 登山口に近くなるとアブが纏わりついてくるようになった。追い払いながら車に着くとさらに増えた。そこで最強の虫よけを降り掛けて追い払おうとしたが、食欲旺盛なアブには効き目がない。これは逃げるが勝ちと靴を脱いで出発、国道手前でゆっくり着替えた。
〇感想&反省
 水は早めに準備して山に入ること。さすればこれほど苦しまなかったし熱中症のリスクも下げられた。
 藪漕ぎは暑くても軍手をすること。往きは軍手なしだったので、手が松脂でべとべと。幸い怪我はしなかった。帰りは軍手をしたおかげで転倒しても大きな怪我には至らなかった。ハイ松藪は足元が見えず、根や枝に躓いてよく転ぶ。漕ぐときは強烈なハイ松も、転ぶときには頼りにならない。

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コメント

幌尻岳、ピパイロ岳、満喫されましたね!!
ハイマツとの格闘、水不足をものともせず、雄大な山を満喫され、素晴らしいです!
私は2012年、幌尻山荘泊のピストンでした(トホホ)
でも、渡渉が最大のネックだったので、それでもいいかな。仕方ない。
重いテントを背負っての大縦走、凄い!の一言です。
1967峰とピパイロ岳は、遠くからでもよくわかるので、2014年には伏美岳に登り、そこから眺めました!
北海道の山、もう登ることもないでしょうが、どこの山も忘れ難く、いつまでも覚えているので、レコを読ませていただき、本当に感謝でした。
ありがとうございました!
2021/7/31 12:29
お恥ずかしい限りです。
いくつになっても失敗だらけで、山には教えもらうことだらけです。過ぎればまたそれが楽しい思い出なんですが…。
失敗談や苦労話を参考に難易度の高い山に挑戦していただければと思ってレコしています。今回も石狩岳に挑戦したのに研究不足で登頂せずに下山したり、暑さにやられてハイキングコースのニセコアンヌプリで大苦戦したりとメチャメチャです(T_T)。でも楽しかった。
歳相応のポンコツです(^^)/~~~。
2021/7/31 17:37
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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