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Yamareco

記録ID: 338903
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ケ岳&仙丈ケ岳(北沢峠起点)

2013年08月02日(金) ~ 2013年08月04日(日)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
17:02
距離
20.8km
登り
2,381m
下り
2,311m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:17
休憩
1:25
合計
8:42
5:03
5:03
29
5:32
5:33
79
6:52
6:56
27
7:23
7:24
47
8:11
8:55
44
9:39
9:55
31
10:26
10:32
32
11:04
11:07
39
11:46
11:47
82
13:09
13:18
22
13:40
宿泊地
2日目
山行
7:05
休憩
1:12
合計
8:17
3:54
3:55
97
5:32
5:36
51
6:27
6:36
57
7:33
8:17
22
8:39
8:42
45
9:27
9:35
17
9:52
9:52
22
10:14
10:17
61
12:06
ゴール地点
天候 8月2日:曇り
8月3日:晴れ
8月4日:晴れ/曇り
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
【行き(8/2)】
甲府駅=(山梨交通バス)=広河原
広河原=(南アルプス市営バス)=北沢峠

【帰り(8/4)】
北沢峠=(南アルプス市営バス)=広河原
広河原=(山梨交通乗合タクシー)=芦安
芦安=(タクシー)=甲府駅
コース状況/
危険箇所等
【道の状況】
○甲斐駒ケ岳
⇒危険箇所なし(六方石からの直登ルートは迂回)
○仙丈ケ岳
⇒馬の背ヒュッテから大滝ノ頭五合目までの雪渓に一部崩落箇所あり(迂回路使用)

【下山後の入浴】
甲府駅近くに銭湯(草津温泉)あり

【飲食店情報】
長衛荘、長衛小屋で昼食可
予約できる山小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
仙水峠に向かう途中。摩利支天が見えてきました
仙水峠に向かう途中。摩利支天が見えてきました
仙水峠まであと少し
仙水峠まであと少し
仙水峠に到着。逆光の摩利支天と甲斐駒がカッコイイ!
仙水峠に到着。逆光の摩利支天と甲斐駒がカッコイイ!
駒津峰に向かいます。途中で振り返ると北岳方面がよく見えました。
駒津峰に向かいます。途中で振り返ると北岳方面がよく見えました。
いつかは北岳にも登りたい
いつかは北岳にも登りたい
駒津峰の標識
目指す頂きはもうすぐそこに
目指す頂きはもうすぐそこに
仙丈ケ岳が綺麗に見えます。明日も楽しみ
仙丈ケ岳が綺麗に見えます。明日も楽しみ
鳳凰三山もよく見えました
鳳凰三山もよく見えました
六万石を抜けて、甲斐駒までの最後の登りです。岩が削れて、白い砂浜のようになっているそうです
六万石を抜けて、甲斐駒までの最後の登りです。岩が削れて、白い砂浜のようになっているそうです
頂上の祠です。ここまで長かった!
頂上の祠です。ここまで長かった!
山頂標識。色が薄くて読み難いですが、この翌日に塗りなおされたそうです
山頂標識。色が薄くて読み難いですが、この翌日に塗りなおされたそうです
御嶽・・・かな
調子に乗って、山頂の岩に乗ってみました
調子に乗って、山頂の岩に乗ってみました
雲に浮かぶ鳳凰三山と富士山
雲に浮かぶ鳳凰三山と富士山
かの有名な、岩に刺さった2本の刀も見えて大満足
かの有名な、岩に刺さった2本の刀も見えて大満足
摩利支天に向かいます
摩利支天に着きました。信仰の場だけあって、仏像や刀剣がいっぱいあります
摩利支天に着きました。信仰の場だけあって、仏像や刀剣がいっぱいあります
雲が山肌に沿って、上に流れていました。
雲が山肌に沿って、上に流れていました。
双児山で振り返ると、甲斐駒はもう雲の中に
双児山で振り返ると、甲斐駒はもう雲の中に
長衛荘に到着!お腹すいた〜っ
長衛荘に到着!お腹すいた〜っ
名物のスープカレーをいただきました
名物のスープカレーをいただきました
デザートも。甘いものは別腹ですよね(笑)
デザートも。甘いものは別腹ですよね(笑)
3日目。まだ暗いうちからスタートです
2013年09月09日 00:07撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/9 0:07
3日目。まだ暗いうちからスタートです
三合目あたりで日の出をむかえました
2013年09月04日 22:37撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
9/4 22:37
三合目あたりで日の出をむかえました
日の出その2
2013年09月09日 00:08撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
9/9 0:08
日の出その2
四合目の木には、三本の傷跡が、、、
2013年09月09日 00:08撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
9/9 0:08
四合目の木には、三本の傷跡が、、、
大滝ノ頭(5合目)。この辺りから傾斜がきつくなります
2013年09月09日 00:08撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
9/9 0:08
大滝ノ頭(5合目)。この辺りから傾斜がきつくなります
急斜面を登りきると展望が開けます。ここから小仙丈ケ岳まであと少し
2013年09月09日 00:07撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/9 0:07
急斜面を登りきると展望が開けます。ここから小仙丈ケ岳まであと少し
甲斐駒側。雲の形が面白い
2013年09月09日 00:12撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/9 0:12
甲斐駒側。雲の形が面白い
目の前には北岳。そして遠くにうっすら富士山。日本1位と2位が目の前に
2013年09月09日 00:12撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/9 0:12
目の前には北岳。そして遠くにうっすら富士山。日本1位と2位が目の前に
小仙丈ケ岳に到着
2013年09月09日 00:07撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/9 0:07
小仙丈ケ岳に到着
2013年09月09日 00:07撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/9 0:07
小仙丈ヶ岳からは稜線歩きになります
2013年09月09日 00:07撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/9 0:07
小仙丈ヶ岳からは稜線歩きになります
天気も良くて稜線歩きのテンションは最高潮
2013年09月09日 00:07撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/9 0:07
天気も良くて稜線歩きのテンションは最高潮
山頂が見えてきました
2013年09月09日 00:09撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
9/9 0:09
山頂が見えてきました
仙丈ヶ岳に到着
2013年09月09日 00:07撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/9 0:07
仙丈ヶ岳に到着
稜線の後ろに甲斐駒ケ岳と摩利支天が見えます
2013年09月09日 00:07撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/9 0:07
稜線の後ろに甲斐駒ケ岳と摩利支天が見えます
甲斐駒と摩利支天のアップ
2013年09月09日 00:07撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/9 0:07
甲斐駒と摩利支天のアップ
仙丈小屋と雪渓
2013年09月04日 22:32撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/4 22:32
仙丈小屋と雪渓
この稜線を超えて来たんですね
2013年09月04日 22:32撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/4 22:32
この稜線を超えて来たんですね
大仙丈ヶ岳
2013年09月04日 22:33撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
9/4 22:33
大仙丈ヶ岳
仙丈小屋まで降りてきました
2013年09月09日 00:09撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
9/9 0:09
仙丈小屋まで降りてきました
仙丈小屋と山頂を下から
2013年09月09日 00:09撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
9/9 0:09
仙丈小屋と山頂を下から
途中雪渓を歩きました
2013年09月09日 00:09撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
9/9 0:09
途中雪渓を歩きました
この雪渓は渡らずに迂回
2013年09月09日 00:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 830 IS, Canon
9/9 0:09
この雪渓は渡らずに迂回
迂回した雪渓。下から見ると、雪渓がかなり薄くなっていました
2013年09月09日 00:09撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
9/9 0:09
迂回した雪渓。下から見ると、雪渓がかなり薄くなっていました
テントの撤収中
2013年09月04日 22:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 830 IS, Canon
9/4 22:38
テントの撤収中

感想

【行動の記録】
○甲斐駒ケ岳
ルート:仙水峠〜駒津峰〜甲斐駒ケ岳〜摩利支天〜駒津峰〜双児山

昼ごろには山頂が雲に覆われてしまうため、まだ暗いうちから仙水峠を目指しました。仙水小屋から仙水峠までの道は、前日歩いた時は歩きづらく感じましたが、2回目で慣れたのか、意外と楽に歩けました。この道の最中で日の出を迎えたため、単に興奮して歩き難さを忘れていただけかもしれませんが・・・。

仙水峠では、左前方に摩利支天が見えます。仙水峠から駒津峰は500mほどの登りです。それなりにきつかったですが、後ろを振り向くと鳳凰三山や白根三山が見え、疲れも吹き飛びました。ただ、そんなご褒美も駒津峰の山頂に近づかないと見えないので、序盤はひたすら我慢です。駒津峰で甲斐駒や仙丈などを見ながら小休止。行動食と水分を摂り、残りの行程に備えました。

駒津峰から六方石までは少し下ります。(せっかく登ったのに・・・。)六方石を少し行くと、甲斐駒山頂への直登ルートがありますが今回は迂回しました。迂回ルートはさらに下るので、ちょっと悲しくなります。でも安全には代えられません。砂礫の斜面まで出たら、山頂へはあと少しです。といってもこの最後の登りで3000m近くまで登ることになるので、結構厳しい。息を整えながら1歩1歩進んでいきます。

最後の坂を登りきると石祠と絶景が迎えてくれます。この日は天気も良く、雲海から顔を出す富士山や、流れる雲など頂上からの景色は本当に素晴らしかったです。ここまでの苦労があった分、感動もひとしおでした。北沢峠からのルートでこれだけ感動できるんなら、黒戸尾根を登りきったときの感動はどんななんだ?と思いました。いつかは挑戦したいところです。山頂には大きな岩があり、その上に登ることができます。調子にのって登ってみましたが、ちょっと足がすくみました。

下山の途中で摩利支天にも寄りました。山頂には剣やら仏像などがいっぱい置かれており、修行場といった雰囲気が漂いまくっていました。六方石に向かう途中で、メンバーの一人が疲れからか高山病かで、動けなくなって立ち往生している団体さんに出会いました。私は山頂まで行けましたが、体調管理やペース配分、やばそうなときは撤退する勇気が必要なんだなと感じさせられました。

下山は双児山方面に下りました。道自体は割と歩きやすかったんですが、これまでの疲れからか、結構長く感じました。双児山から甲斐駒を振り返ると、もう雲に包まれていたので、夏場は早い時間に登る必要があるようです。

○仙丈ケ岳
ルート:大滝ノ頭を起点に小仙丈〜仙丈〜馬ノ背ヒュッテ

まだ暗いうちに長衛荘前の登山道入り口からスタート。しばらくは樹林帯の中を歩きます。3合目あたりで日の出を迎え、しばし休憩。この燃えるように赤い朝日はいつ見ても素晴らしい。日の出の興奮を感じながら4合目に到着。標識近くの木を見ると怪しげな3本の傷が。まさか、熊の爪痕・・・じゃないよね?大滝ノ頭からは更に傾斜がきつくなりますが、前日の甲斐駒を経験してきつい登りの心構えができていたせいか、思ったほど体力を持っていかれはしませんでした。森林限界に達したあたりで、一気に展望が開け、遠くにはうっすら富士山も見えました。

森林限界を迎えてからは、眺望という歩く楽しみも得たおかげで、小仙丈ケ岳まであっという間でした。小仙丈から仙丈までは稜線歩きです。山頂まで伸びる道を見ただけで、こんなところを歩けるなんて!という喜びに包まれるようでした。前方に広がる景色や足元に咲く高山植物に目を奪われ、どこを見ればよいやらといった感じでした。心地よい風を感じながらの稜線歩きは本当に気持ちがよくあっというまに山頂に到着してしまいました。

仙丈ヶ岳の山頂で360度の展望を楽しんだ後は、馬の背ヒュッテを抜けて大滝の頭に向かいました。この途中で雪渓を渡りましたが、真夏に雪の上を歩くのは初めての経験だったので何だか変な感じがしました。流石に場所によっては雪渓も崩壊が進んでいる箇所があり、迂回して下からみるとかなり薄くなっていました。藪沢大滝ではなく大滝ノ頭側へ抜けましたが、迂回路といった感じが強く、あまり道がいいとは言えませんでした。

【感想】
駒ケ岳の最高峰と南アルプスの女王に挑戦してきました。初めてのテント連泊も360度の展望と3000m級の稜線歩きの楽しさのお蔭か苦になりませんでした。テントの入口前で宴会をされてしまい、出るに出られなくなったり、設営前に小石をちゃんとどかさなかったせいで、常に背中で小石を感じる羽目になったりと、テントを張る際に気を付けるべきことも色々学べました。今回の山行では非常に充実した3日間を過ごすことができたと思います。

夏休み&日曜日ということもあり、広河原〜甲府間のバスは大変な込み具合でした。あの区間のバスが改善されると言うことなしなんですが、難しそうですね。

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無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [3日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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