北穂東稜＆前穂北尾根

2021年07月31日(土) ~ 2021年08月01日(日)

• GPS: 36:22
• 距離: 41.8km
• 登り: 3,027m
• 下り: 3,019m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:40
• 休憩: 2:31
• 合計: 12:11

5:37 上高地バスターミナル
5:43 5:44 無料トイレ
5:51 5:51 小梨平
6:24 6:30 明神館
6:34 6:35 徳本口
7:10 7:10 徳沢公衆トイレ
7:14 7:22 徳澤園
7:34 7:35 新村橋
8:12 8:29 横尾
8:44 8:44 横尾岩小屋跡
9:18 9:25 本谷橋
10:00 10:01 大崩落地
10:14 10:15 Sガレ
10:52 10:53 涸沢ヒュッテ
10:56 12:09 涸沢
12:14 12:14 涸沢小屋
15:43 15:58 北穂高小屋
16:02 16:03 北穂高岳北峰
16:12 16:13 北穂高岳・天場
17:25 17:42 涸沢小屋
17:48 涸沢

2日目

• 山行: 12:30
• 休憩: 2:20
• 合計: 14:50

3:03 涸沢
4:16 4:26 前穂高岳北尾根5・6のコル
8:12 8:40 前穂高岳
8:59 9:00 紀美子平
10:04 10:05 南稜の頭
10:14 10:14 奥穂高岳
10:15 10:15 穂高岳
10:20 10:30 奥穂高岳
10:59 11:06 穂高岳山荘
11:40 11:41 ザイテングラート
11:56 11:56 パノラマ分岐
12:12 12:13 涸沢小屋
12:17 13:10 涸沢
13:16 13:25 涸沢ヒュッテ
13:43 13:43 Sガレ
13:54 13:54 大崩落地
14:18 14:27 本谷橋
14:57 14:57 横尾岩小屋跡
15:17 15:19 横尾
15:57 15:58 新村橋
16:15 16:20 徳澤園
16:22 16:23 徳沢公衆トイレ
16:58 16:59 徳本口
17:39 17:39 小梨平
17:47 17:47 無料トイレ
17:53 上高地バスターミナル

天候

7/31　曇りベースながら、晴れたり、雨が降ったり目まぐるしく天気が変わる
8/1　晴れベースだが、徐々に雲が多くなり、夕方には雷雨に

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

沢渡駐車場　1日1台700円
沢渡↔上高地　定額タクシー　片道4,600円

コース状況／危険箇所等

◆北穂東稜
北穂沢横断時にわずかに雪渓が残っているが影響ありません。ゴジラの背ではロープを出しましたが、十分に練習を積んでいればロープで確保しなくても安全に通過できるレベル。その後のコルへの下降も懸垂せずにクライムダウン。コルから先の登りがなめていると非常にシンドイ。
◆前穂北尾根
5・6のコルへのルートは最初雪渓上を歩き、やや傾斜が出てきたら左のガレに逃れて適当に歩いていると踏み跡が見つけられます。あとは踏み跡を辿るが、所々不明瞭なところがあるので、全体を見ながらルート判断するといいでしょう。
北尾根に乗ってからは3峰まで徐々に難しくなっていくという好都合なルート。ルートはしっかり見極めれば弱点をつけるもので、言われるほどルーファイが難しいということはありません。3峰はロープが必要なのは2ピッチ。1ピッチ目がやや難しいがいずれも�卦蘢�度。アプローチシューズで十分登れます。2峰からの下りも十分クライムダウンで対応できます。

写真

7/31 6:21

横尾街道からの明神岳
雲が取れてきていい感じ！！

7/31 7:20

徳沢の極上テントサイト

7/31 8:51

横尾で分岐して間もなく、屏風岩が威圧してきます

7/31 9:16

右岩壁はより近く迫力があります

7/31 10:30

涸沢まであとちょっと
この辺りが登っているとシンドイところ。

7/31 11:29

涸沢ヒュッテ到着
上々の到着時間です。今日は雲が多く、天候悪化も考えられるため、北尾根アタックは明日に。その代わりに北穂東稜に行きます。

7/31 11:33

テント設営完了
雪渓前にいい場所確保しました。テント場は比較的空いていました。

7/31 13:17

さて、北穂東稜です
ここが一般ルートからの分岐点。雪渓を避けるようにしてガレを横断していきます。ガレガレのように見えて、意外と岩は安定しています。

7/31 13:28

ガレを横断したら、ルンゼを詰めて稜線を目指します
ここはルンゼ内は脆いので、基本端っこから詰めます。

7/31 13:34

端っことはここのこと

7/31 13:37

ハクサンイチゲにパワーをもらいます

7/31 13:38

最後の詰めは慎重に

7/31 13:43

東稜に出ると、そこは花の楽園でした

7/31 13:43

稜線に高山植物が咲き乱れる天国のような場所

7/31 13:56

しばらくは稜線の右を巻くように進みますが、この辺から稜上に出ていきます。

7/31 14:00

ゴツゴツした東稜の稜線

7/31 14:19

ゴジラの背に到着
念のためロープを出して行きます。

7/31 14:49

霧にかすむゴジラの背を進む
なんだかカッコいい

7/31 14:56

同じところでもガスの状態でイメージが変わります

7/31 15:08

ゴジラの背のナイフリッジ

7/31 15:20

ゴジラの背の裏のコルから
あとはこれを登り詰めれば山頂ですが…

7/31 15:24

東稜を振り返る
1つの山のような存在感があります。

7/31 15:30

山頂までこんなのが延々と続きます

7/31 15:31

まだまだ

7/31 15:39

時折高山植物が慰めてくれます

7/31 16:03

山頂からの東稜
よく登って来た来た

7/31 16:05

下降途中に見れた滝谷の松濤岩
さすがの存在感です。

7/31 16:06

北穂山頂から、明日目指す北尾根

7/31 16:28

南稜の下りからコバイケイソウと北尾根

7/31 17:43

涸沢小屋に到着
なんだかんだ初日から随分と歩きました。

7/31 17:44

我がテント村を俯瞰

7/31 17:45

岩じゃない方の屏風岩
あそこが北尾根の最終点

8/1 4:58

3時出発で順調に行程を進め、4峰山頂でご来光

8/1 5:02

モルゲンロートに染まる奥穂

8/1 5:02

次に目指す4峰
壁のようにそそり立ちます。

8/1 5:03

涸沢からの槍ヶ岳
北アルプスならではの風景ですね。

8/1 5:26

4峰の尖塔
なぜそんなに尖る必要がある！と言いたくなる。あれを登らないと…

8/1 5:26

5峰を振り返る
過ぎてきたところはずいぶん低く見えるもんです。

8/1 5:29

尖塔に近づいた！

8/1 5:37

太陽光線が強くなってきた
奥穂の左にはジャンも見えています。

8/1 5:37

槍穂縦走路
こう見ると一体感がありますね。

8/1 5:54

いよいよ核心の3峰とご対面

8/1 6:18

コルから見上げた3峰の岩場
先行Pのいるところが登攀開始点

8/1 6:29

今度は奥穂から槍までがつながりました

8/1 6:41

有名なチムニーですが、ここは通らず左のルンゼから登ります

8/1 6:42

1P目終了点から
先行Pの支点の上に取っています。

8/1 6:42

4峰を振り返る
後続Pがやってきています。

8/1 6:56

こう見ると高度感あります

8/1 7:06

ちょっと支点を移し替えたら高度感が無くなりました！？

8/1 7:14

それでもコルまでしっかり見えています

8/1 7:32

2P目終了点から
左は後続ガイドP

8/1 7:35

登り終わった人からフリーソロで3峰頂上へ向かってもらいます

8/1 7:36

8/1 7:54

2峰と前穂
一体化してなんだかわかりにくい。

8/1 7:58

眼下には涸沢の雪渓が美しい

8/1 8:07

2峰クライムダウンはこんな感じ
よく見ればホールドがしっかりあります。

8/1 8:09

最後の前穂の登り

8/1 8:12

2峰振り返り
涸沢にそそり立っています。

8/1 8:38

前穂です

8/1 8:41

明神への縦走路
バリエーションルートです。

8/1 9:14

吊尾根からの展望
北アルプスらしい風景が展開します。

8/1 9:28

吊尾根からの北尾根
こうみるとずいぶん険しいですね。

8/1 9:59

吊尾根から前穂を振り返り
ガスがいい具合に。

8/1 10:06

なかなかつかない奥穂

8/1 10:34

奥穂到着
しばらくすると霧中からジャンダルムも登場。

8/1 10:56

ハシゴ付近から穂高岳山荘

8/1 11:19

ライチョウいました
完全保護色

8/1 11:20

涸沢の風景
雪渓と岩とお花畑

8/1 11:44

北尾根とお花畑

8/1 12:00

ザ・北尾根

8/1 12:02

チングルマ
まだ結構咲いていました。

8/1 12:04

チングルマと雪渓

撮影機器：

FinePix XP140 富士フイルム

感想

yy0419

1泊2日ながらバリエーション本チャンを2つも行ってしまい、トレーニング山行になってしまいました。最後の最後に土砂降りに見舞われましたが、なかなかの好天に恵まれて充実の2日間でした。
コースタイムを改めてみると、なんだまた今週も15時間行程だったのか。2週連続すると筋肉痛は無くなったものの、疲労感は変わらず。慣れるものではないのかも。

コメント

tomhig

山行時間二日ともタフですね。
今回は不参加で申し訳ございません。
夏バテやら北岳の疲れ(肉体的にはそんなでも無かったんですが)でいまいち気分があがってこずでした。
二つのルートとも楽しめて何よりです。

今週末の天気予報好転したらよろしくお願いします。