槍穂高縦走(上高地→槍ヶ岳→北穂→奥穂(⇄前穂)→西穂→上高地)

2021年08月05日(木) ~ 2021年08月07日(土)

• GPS: 30:22
• 距離: 43.1km
• 登り: 4,360m
• 下り: 4,340m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:35
• 休憩: 2:21
• 合計: 9:56

5:38 上高地バスターミナル
5:40 5:40 無料トイレ
5:46 5:46 小梨平
6:11 6:11 明神館
6:14 6:14 徳本口
6:43 6:43 徳沢公衆トイレ
6:54 6:54 新村橋
7:27 7:32 横尾
7:59 7:59 槍見河原
8:07 8:07 一ノ俣
8:13 8:13 二ノ俣
8:31 8:46 槍沢ロッヂ
9:10 9:11 赤沢岩小屋
9:35 9:51 槍沢大曲り
10:58 11:02 水俣乗越
12:41 12:41 ヒュッテ大槍
13:37 14:45 槍ヶ岳山荘
14:59 15:31 槍ヶ岳
15:34 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 8:46
• 休憩: 2:45
• 合計: 11:31

5:20 飛騨乗越
5:32 5:38 大喰岳
5:58 5:59 中岳
6:29 6:29 天狗原分岐
6:44 6:44 南岳
6:48 6:48 南岳小屋
7:59 8:10 長谷川ピーク
9:23 9:23 北穂高小屋
9:28 9:29 北穂高岳北峰
9:29 9:44 北穂高小屋
9:46 9:56 北穂高岳北峰
11:08 11:19 涸沢岳
11:30 12:35 穂高岳山荘
12:58 12:58 奥穂高岳
13:01 13:01 穂高岳
13:05 13:11 奥穂高岳
13:11 13:12 穂高岳
13:18 13:28 南稜の頭
14:09 14:17 紀美子平
14:37 14:50 前穂高岳
15:08 15:08 紀美子平
16:11 16:11 南稜の頭
16:18 16:18 奥穂高岳
16:22 16:29 穂高岳
16:51 穂高岳山荘

3日目

• 山行: 5:54
• 休憩: 3:06
• 合計: 9:00

4:48 穂高岳山荘
5:18 5:31 奥穂高岳
5:46 5:58 馬の背
5:59 6:14 ロバの耳
6:18 6:55 ジャンダルム
7:41 7:58 天狗のコル
8:06 8:06 天狗岩
8:17 8:26 逆層スラブ
8:41 9:07 間ノ岳
9:23 9:37 赤岩岳
9:48 9:48 P１
9:53 10:11 西穂高岳
10:28 10:30 チャンピオンピーク４峰
10:40 10:45 ピラミッドピーク
10:59 11:00 西穂独標
11:30 11:31 西穂丸山
11:53 12:09 西穂山荘
12:14 12:14 焼岳・上高地分岐
13:22 13:22 西穂高岳登山口
13:28 13:28 ウェストン碑
13:44 13:44 上高地アルプス山荘
13:48 ゴール地点

天候

1日目：晴れ一時ガス（夕方、雨は降らなかったが一時的に雷鳴が聞こえた）
2日目：晴れ
3日目：晴れ一時ガス

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：渋谷から夜行バス（さわやか信州号）で上高地へ
帰り：上高地からバスで新島々、電車で松本へ

コース状況／危険箇所等

75−95Lのでかいザックなので、より集中力を要しました。行程を通して難所での渋滞はほとんどなかったのでその点は幸いでした。

全日程で天気がよく、岩場や鎖の通過はそれほど困難に感じませんでした。天候で大きく難易度は変わるので、慎重かつ柔軟な行動計画が必要かと。また、全体的に言えることですが、クライミングの基本的な動きと確実なルーファイが最重要で、心に余裕をもたらしてくれると思います。
【東鎌尾根→槍ヶ岳】
梯子や鎖、細尾根は慎重に通過すれば問題ないと感じました。槍ヶ岳ピストンも同じく。ここでの動きに不安を覚えるようなら、大キレットはじめ難易度高めの岩場は難しいと思います。実際に一緒に来た友人とはここで分離しました。
【大キレット、北穂高岳→涸沢岳】
浮き石が多いわけではない(かなり整備されている)ので、細かな落石に注意して慎重に手と足の置き場を選べば問題はないと思います。とはいえ、下りは高度感も相まって緊張しました。
ザックが引っかかると危険なので外付けはやめたほうが良いでしょう。
北穂高岳→涸沢岳では通過した前日に事故があったらしくヘリが飛んでいました。
【ジャンダルム】
基本的な動きは大キレット等の岩場と変わらないと思います。馬の背の下りは前情報通り核心部だと思いました。道中下ってくる人が落石を起こしており、内心めちゃくちゃ切れました。気を抜くと他人を巻き込むことにも繋がるので、体力・技術力に不安があれば決して足を踏み入れるべきではないでしょう。
【間ノ岳→西穂高岳】
個人的に今回のルートで1番ヒヤッとしたのは間ノ岳からの下りです。浮石まみれで通過に時間を要しました。ここで一緒になった方とは声を掛け合い、フォールラインに被らないよう1人ずつ通過しました。ここが渋滞していたらと思うと恐怖です。

その他周辺情報

下山後は西糸屋山荘でアップルパイをいただき英気を養いました。

写真

8/5 5:40

いい天気。

8/5 10:25

分岐標識の1つ先の枯れ沢から水俣乗越へ。

8/5 11:44

丸太の階段。木もしっかりしていて安心して登れる。整備に感謝しなくては。

8/5 11:49

三段梯子。濡れていたら少し怖いと思う。

8/5 13:09

この角度から見る槍もかっこいい。

8/5 14:04

荷揚げの様子。ヘリが来た時歓声が上がっていた。

8/5 18:59

夕暮れの山頂。自分含め2人しかおらず贅沢な時間だった。

8/5 19:04

美しい。

8/5 19:02

影槍が綺麗に見えた。

8/5 19:11

穂高連峰。明日の行程も見るからに長く少し萎える。

8/6 5:21

日の出。

8/6 5:32

立山、剱岳方面まで見渡せた。

8/6 7:21

南岳側からの大キレット。

8/6 9:48

北穂高小屋からの大キレット。

8/6 10:08

北穂高岳。

8/6 10:27

ザックにカメラを載せて自撮り(笑)

8/6 10:41

最低コル。

北穂から穂高岳小屋までご一緒した方に撮っていただいた。双耳峰がトトロみたい。

8/6 10:53

虹が2つ（環水平アーク？）

8/6 11:37

涸沢岳から。

8/6 13:30

奥穂高岳。いい写真を撮っていただいた。
奥穂には今回だけで3回登った。

8/6 13:25

明日ここ行くんか〜という感じ。

8/6 13:39

吊尾根と前穂高岳。

8/6 14:59

前穂高岳。暑すぎる。

8/7 5:43

馬の背。下り応えしかなかった。

8/7 5:43

光がすごくきれい。

8/7 5:43

雲がいい感じ。

8/7 6:01

ジャンダルム1

8/7 6:14

ジャンダルム2

8/7 6:48

天使。それにしてもいい天気。

8/7 8:19

逆層スラブ。下りは思っていたほどではなかったかも。

8/7 9:05

間ノ岳からの下りのガレ場。落石怖し。

8/7 10:03

西穂高岳。何とかガスが抜けてくれた。

8/7 11:20

独標。ここまで長かった〜。

8/7 12:03

ここで一気に安心感に包まれた。

8/7 12:19

久しぶりに土の上を歩いた気がする。

撮影機器：

α NEX-5 SONY

Galaxy S8 SC-02J docomo サムスン

感想

mtfuna

3日とも天気がよく、一時ガスは出たものの主要なピーク全てで晴れていました。快挙です。
達成感と充実感あふれる山行でしたが、今回の装備でもう一度同じルートを通りたいかと言われるとあまり気は進みませんね💦

槍ヶ岳以降は久しぶりのソロ山行になってしまいましたが、すれ違う方々と山談義ができて、それはそれで楽しいものでした。
北穂からご一緒した方にはいいペースで引っ張っていただき、結果的に前穂ピストンに余裕をもって臨めたので感謝しかありません。

今回は体力・精神力が物を言う行程となりましたが、次回以降この山域に来る際はゆっくりと山を堪能しようと思います。上高地でのんびり観光するのもいいかな。