大菩薩嶺(丸川峠~石丸峠ルート)。
- GPS
- 08:16
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,448m
- 下り
- 1,448m
コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:07
天候 | 晴れ&強風でした! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
急に休みが出来たのでリュック慣らしも兼ねて大菩薩嶺に行って来ました。
纏まった休みは縦走や重い登山に、軽い休みは街中ウォーキングに使おうと思っていたのですが、折角の登山シーズン、軽い休みも日帰りで行けそうな山を登ってしまおう、街中は冬でも出来るのでと切り替えました。
当初、大菩薩嶺もピークハント後に南下していく縦走で計画していたのですが、大菩薩嶺が文字の如くピークなのでコンパクトでも満足出来るかなと。
電車を乗り継ぎ"塩山駅"に到着。
とても綺麗な駅です。
ここのトイレはフタが勝手に開閉する全自動モデル、駅のトイレで採用されているのは初めて見ました、これには山ガールもニッコリでしょう。
二番乗り場からバスに乗り"大菩薩峠登山口"へ。
バス停が番屋茶屋さんの敷地内(?)のようなところにあり、不思議な感じ。
リュック調整、ゴープロ良し!
ではでは出発!、案内図や登山口石碑をパチリ、車道に沿って進んでいきます。
すぐにある"雲峰寺"に立ち寄り参拝…今回の登山がうまくいきますように!
御朱印もいただこうと思ってたのですが、開くまでにまだ一時間ほどあるので帰りに寄ることにしました。
みそぎ沢を渡り、舗装された道路を登っていきます。
ルート的には"丸川峠"から"大菩薩嶺"へ向かいたいので、途中の駐車場あたりで分離する模様です。
その駐車場に差しかかってみると標識で駐車場奥に向かって"丸川峠"とあります。
"白毛門"と同じパターンですね、奥に進むとありました、登山口。
ここから山道に変わるので、ポール装着。
いつも思いますが、良いですね、この瞬間!
雰囲気も変わり、沢を伝いながら歩いていきます。
空気も青々していて、沢のサウンドにも癒されます。
途中、沢を跨ぐポイントがあったので冷感タオルを浸して首元に巻いたりしたりして…はぁ、気持ちいいー!
しばらく進むと"丸川峠"への登山口標識が見えてきました。
二段階なんですね、どうやらここからが本番みたいです。
傾斜と木の根、岩、粘土質の土を踏みしめながら登ります、こういうところを登らないと登山感出ませんよね♪
旧道ということもあり、思っていたより傾斜がキツいです。
明るい時の"白毛門"もこんな感じだったのかも、小まめに小休憩を挟みながら進みます。
大体登り出して一時間ぐらいは順応で息が上がります、それを越えればセカンドウィンドウ的に楽になるので今しばらくは我慢我慢。
…にしてもいつもより身体が重いです、リュック慣れしてないのと、ここ数日の寝不足がそうさせているのか、ツラいです。
"上日川峠ルート"の方がメジャーだからでしょうか、こちらのルートの目印が分かりづらいところやプチ崩落がままあって、あぁ、ほっとかれてるんだなぁって感じが却って面白いです。
途中、虫達が絡んできたり、足を置こうとするところにヒョコッと現れたりするので、ホント困ったちゃんです。
無駄な殺生は出来るだけしたくないので…そもそも自分達の勝手な趣味で彼らの生活を脅かすのもなんだか気が引けるというか…少しだけ通過させてくださいな。
平たい道に差し掛かり、木立から脱出、そろそろですね…"丸川峠"に到着。
標識&"丸川荘"の看板をパチリ、残念ながら"丸川荘"は開いてない感じです。
現在のタイムペースが分からなかったので、少し休んでそそくさと出発。
イメージ的にはここまでで急な登りは制したと思います、あとは"大菩薩嶺"までほどほどに登っていくのではなかろうかと。
しばらく進むと汗も引いて風が心地良いです、こういう時に登って良かったと思います。
実はギリギリまで"妙義山"とこちらとどちらに行こうか悩んでいたのですが、どちらも前日にスコールが降っていてこの山道の湿り具合を見る感じ、"妙義山"を諦めて良かったと思います・笑
途中で山ガールともすれ違い、しばらくジグザグ進むと…"大菩薩嶺"に到着。
聞いてはいましたが、確かに"ガッカリ頂き"の一つに数えられるだけあって、周りを木々に囲まれたひっそり感は否めないです、嫌いではないのですが。
ここで軽く休憩、ドリンクの継ぎ足しをして出発。
ここからサクサクと下ると、すぐに"雷岩"に到着。
先程のひっそり頂きから取り戻すかのような大パノラマです、チョー気持ちいいー!!
思わず何度もパノラマ撮影してしまいました、開放感パネー!
パノラマを十分満喫した後に出発するも、本来は"大菩薩峠"に向かう道に進むべきところを"上日川峠"に向かう道へ進んでしまい、タイム&体力ロスしてしまいました、GPSってば難しい…。
また"雷岩"に戻り、道を探すと…"雷岩"の上を通過していくんですね、くそ、一見殺しめ・涙
ここからなだらかに下っていきます、風が強くなってきました。
右側が絶景過ぎて堪らんです、"標高二○○○米地点標識"に到着。
ここからのパノラマ角が広過ぎて、またまたパチリパチリ。
この絶景のためだけに登っても価値ありだと思います、素晴らしいです!
まだまだ下ります、両膝の皿下辺りが少しずつ痛くなってきました。
登山の度に痛くなる場所が変わります、それだけ以前の場所が鍛えられているということなのでしょうか?、はてはて。
品の良い熟年の山ガールらと挨拶を交わし、追い越して、"賽の河原"に到着。
なるほど"賽の河原"、至る所に石が積まれてます、積まれるレベルを超えてもはや山々しております。
標識をパチリ、近くの"避難小屋"もパチリパチリ。
ここから少し登って"親不知ノ頭"に到着。
標識右手の見晴らしに足を運ぶも、そこからの富士山絶景が…って、いつもこういう"富士山が見られます"ってところで見られたことがないんですよね、今回もしっかり雲被ってました、残念ですー、ブーブー。
ここから軽いザレ場を下っていきます、足首が痛いです、ストレッチしておいて良かった。
それにしても天気が良くて気持ちいいです、マスク跡で日焼けしたくないなぁ、青髭じゃなくて白髭じゃん、いっそのこと紫外線を通すスポーツマスクでも発売されないでしょうか。
なんて考えているうちに"大菩薩峠"に到着。
手前の円石板に、ここから見える名山を360°地図で表記してあったので、キョロキョロ見回してみます。
先日の馬蹄形の"谷川岳"の円石板もこんな感じで見回すことが出来たんでしょうね、あの時はおもいっきりガスってて悲しかったです。
石板を後に、今度は標識です。
標識は二種類、ここも富士山の"剣ヶ峰"のように記念撮影列が出来ていたので隣から無人写真のみパチリ。
併設されている"介山荘"で"大菩薩嶺"の山バッジゲット!
ここでは近くの名山の山バッジも多数取り揃えております、買い忘れた方はリカバー出来ますのでオススメですよ!・笑
さてさて、前半戦終了…でも行きで頂けなかった御朱印や帰りのバスの時間を考えるとおちおち休んでられません。
時間短縮でここから"上日川峠"に下る一般ルートを使っても良かったのですが、せっかくなので"石丸峠ルート"を巡りたいと思います。
このルートも先の"丸川峠ルート"同様、登山者向けルートなので少々道が荒ぶってます。
途中、なだらかに開けたところで"熊沢山"に到着。
いきなりだったのであれですが、標識をパチリ。
どんどん進んでいきます、道がなだらかなので順調です。
前方が開けて下りだしました、クネクネ下がります。
クネクネは良いのですが、その曲がり側に所々ハイ松(?)が構えていて、こちとら半袖なのでチクチク刺してくる辺り、狙ってますよね、かんべんして下さい。
何とか下りきり、イテテ、"石丸峠"に到着。
到着するや、いきなりの突風タイム、この吹きっ晒し地形で見事に当てられました。
身体が吹き飛ばされそうになったのは生まれて初めてです、文字通り持ってかれますね、あぶなー!!
とは言っても景色は素晴らしいんです。
パノラマ撮って、吹き飛ばされる前に退散します。
ここからも見晴らしの良い道が続きます。
大菩薩が好かれる理由がわかります、適度な登山感にナイスハイキングコース。
しばらく景色と突風と日差しを堪能、リアル"北風と太陽"を体感するとこんな感じになるのでしょうか。
森に入ってから少しのアップダウンの後にいきなりガードレールのある砂利道に合流。
理由は特にないですが、走ってみたくなりバタバタ走ってみます、リュック重てー。
砂利道から再度山道に接続、ここからは下りがちゃんとした下り、逆に登ってくる人はちゃんと息切れる登りの傾斜となっております。
先にお年寄り三人組が下山されていますが、自分もそのペースで下りることに…急いでも足やられちゃいそうです。
爪先も痛くなってきました、このシューズ(アディダス・テレックス)お気に入りなのですが、もうワンサイズ大きめの靴買わないとダメかも。
なんとなく惰性で歩いていると、再び道路に合流。
"石丸峠入口"みたいです、先のお年寄り達はここからバスに乗るようです。
まだまだ"上日川峠"は先のようなので、そのまま道路を横断、突き進みます。
穏やかな道を進むと、沢が現れました。
沢って癒されますよね、またタオルを湿らせて首元に巻きます…うふふ、幸せっ!
リフレッシュ成功、バリバリ飛ばします、ナイスなハイキングコースです、とても順調です。
しばらく飛ばして"上日川峠"に到着。
道路脇で休憩、"ロッヂ長兵衛"さんを眺めながらゼリーを流し込み、スマホの充電準備をして…急ぎます。
急ぎ過ぎたのか、またやってしまいます、本来のルートに入らずに車道のルートに入ってしまいました。
普通なら直線で進めるところをかなりの蛇行で進むことに…ホント岐路のGPS苦手です・涙
仕方ないのでそのまま進みます、高低差がないので膝には優しいのですが、今度は足裏が痛くなってきました。
地図上ではある程度右往左往した後に合流ポイントがあるとのことだったので、それを信じて進みます。
途中、こんなところから遥か下を凝視している背中にタモを背負ったお兄さんや、静かにずっと下を見下ろしている思い詰めてそうな老登山客を通り越して、何度かのヘアピン後に合流ポイントへ到着。
最初どこに繋がっているのか見た目では分からなかったのですが、なるほど、以前に崩落で道が途切れていたようで、この舗装された道路にバイパスされているようです。
バイパス先を見つけて脇道から再合流、本来の道に復帰することが出来ました、ヤマレコアプリもやっと口を閉じました・笑
ここから"千石平"に向かうわけですが、これがなかなか急勾配の下りで…滑りやすい粘土質にゴツゴツ岩がこんにちは…相変わらず爪先に体重乗せざるを得ません、足が健康なら楽しい下りなのでしょうが。
騙し騙し急ぎ急ぎ進み、平道に到着、勘ではこれからはずっと穏やかな道が続きそう。
スタタタ急いで、"千石平"に到着。
側の"千石茶屋"が生憎の休みで、のぼり旗の"桃ジュース"が飲んでみたかったです…。
代わりにポカリをゴクリ…飛ばしていきましょう!・涙
ここからは舗装された道を下るのみ、足裏痛い+爪先痛いを堪えて、時間がない、"雲峰寺"に向かうのです!
道順通り、朝登り始めた"丸川峠分岐駐車場"を通り過ぎ、クネクネ、陽射しが強い中歩きます、"雲峰寺"の坂が見え、登り、無事帰ってきましたのお礼参りも済ませて、いざ御朱印貰います!
…って、まだ17時じゃないのに、"只今休館中"の張り紙が…えぇ、なんでですの?
足の痛みが戻ってきました、呆然ですわね…バスまでの時間もないので寺を後にします…。
そんな傷心の帰りの参道でいきなり毛虫がお腹に飛び付いてきました、泣きっ面に毛虫。
黄色くて毛が痛そうな毛虫、普通に触っちゃいけない、初見でも危険って分かるヤツです。
払うものがないので御朱印帳の袋で思わず払ってみたり(ごめんなさい!)、服を叩いてみたり、近くの落ち葉ではたいてみたり…しっかり掴んだ足に意思を感じます、なんでそこまで…押してダメなら引いてみよう、落ち葉を近付けて差し出したままにしてみます…ほら、怖くない(ナウシカ)。
すると安心した毛虫はその落ち葉に乗り移ってくれました、ありがとう、ではでは、落ち葉を地面に置いて、さようなら。
ここからはラストストレート、間もなく無事"大菩薩峠登山口"に到着、"番屋茶屋"さんのベンチ貸していただきます!
ポールやシューズの掃除、ゴープロの収納などしてたらバスが到着、さぁ、塩山駅まで送ってくださいませませー!
1番後ろ席に座って寛ぎながらスマホ触っていたら、やけに前列が騒がしい、ペットボトルをパンパン叩きつけてる輩がいる感じ?、パーティーなドキュンなの?
面倒ながら顔を上げてみると…なんと、開けていた窓からスズメバチが侵入、ひとパニックを起こしておりました。
おぉ、大変だね、って他人事のように見ていたら、あらら、こっちに飛んできちゃった・汗
車内狭いし、バチバチ近くの窓に頭突きしてるし、ようやく落ち着いて止まった窓にはリュック持たれかけてあるし…近くの地元のおじさんが「刺激すると危ないから触らんほうがいい」って、降りる時どうしましょ。
仕方ないのでそのまま"塩山駅"まで放置、駅に着いたのでハチを探してみるとバックウィンドウの方で留まっていたので、今のうちにササッとリュックを掴んで降車…最後まで色々あった登山でした。
泣きっ面もこれでハチが回収出来て、お後が宜しいようで。(お囃子)
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今回も無事ゴープロ撮影出来ました!
今回は見た感じ、いつもよりチャカチャカし過ぎてて酔いそうなので、ご覧いただく際には十分ご注意下さいませ!・汗
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