朝日岳・白馬岳(蓮華温泉より周回)
- GPS
- 20:33
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 3,019m
- 下り
- 3,246m
コースタイム
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 8:34
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:18
天候 | 初日:曇り時々雨 2日目:雨&強風 3日目:雨&風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■補給、トイレ ・蓮華温泉駐車場:トイレ(飲用水はなし) ・花園三角点先の休憩場所:水場 ・朝日小屋:トイレ、水場、売店 ・雪倉避難小屋:トイレ ・白馬山荘:トイレ、売店、軽食 ・村営頂上宿舎:トイレ、売店、軽食 ・白馬大池山荘:トイレ、売店、軽食 ■危険個所 ・蓮華温泉から朝日小屋方面に進んですぐの木道は非常に滑りやすい。 ・五輪尾根に一部崩落個所あるが普通の天候なら特に問題なし。 ・雪渓は残っているが通常ルートで軽アイゼンは不要。 ・雪倉岳、三国境のあたりは風が強い。雨の日は低体温症に注意。 ・道中に特別な難所、鎖場などは特になし。 |
その他周辺情報 | ■温泉 ・蓮華温泉:大人800円。内湯とは別に登山道を数分〜30分ほど歩いてアクセスする複数の露天(野天)風呂あり。野天は脱衣所/目隠し一切なしの混浴。 |
写真
感想
やってしまいました。完全に判断ミスです。
お盆後半の4連休、九州から西日本にかけて線状降水帯が発生し、自身がいる山域を含む各地で記録的な大雨が降っている中、撤退できたタイミングをスルーして暴風雨の中で登山を強行してしまいました。本来は事前に中止、最低でも2日目に朝日小屋から下山するべきというコンディションでした。
色々と思うことはあり、今後の自分への戒めとしてこのレコを書いているのですが、やはり恥ずかしいのかなかなか筆が進みません。文章を書いては消してを繰り返しています。
まとめられそうにないので箇条書きでお茶を濁したいと思います。
【反省点】
・てんくらで登る山域の天気予報だけ見るのでなく広範囲の天気予報を調べるべきだった。
・山小屋ではきちんと翌日以降の天気をTV等で確認する。
・山小屋の人は恐らく立場的に「危ないから来るな」とは言いにくい。「どうしますか?」と聞かれたらそれは『危ない』というメッセージだと受け取るべき。そもそも天候の良い日に「どうしますか?」なんて聞かれたことはない。聞かれる時点で要警告のコンディション。
・この日、収容人数400名以上の白馬岳頂上宿舎で宿泊客は自分ひとり。常駐の遭対協の方には「休みでなく天気を見て山に登ってください」と言わせてしまった。心苦しい。
・難所のないルートであっても雨と風だけで十分脅威になる。防寒具が無ければ危なかった。
・山の上は雨が弱かったとしても下界が大雨だと登山口から帰れなくなる恐れがある。この日の蓮華温泉側は幸い問題なかったが鑓温泉ルートは通行止めになっていた。
こういう感想だと怒られてしまいそうですが、この中で一番きつかったのは頂上宿舎での息苦しさです。申し訳なさや恥ずかしさで非常に気まずかった。なんで来てしまったのかという気持ちでした。たとえ自分が悪天候で歩ける自信があったとしても、他の人に迷惑をかけてしまう可能性があるならば、その登山は考え直さなくてはいけないのだと痛感しました。
もう二度とこんな思いで山に登らずに済むように今後は気を付けようと思います。
コメント
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3日間の天気を見て、こんな天気でもあそこを歩く人が居るんだーって思いました。私自身、行きたいと思いながら朝日岳方面は未踏です。天気が良ければ最高の縦走ルートみたいですよね。
朝日小屋のオーナー清水さんは、山歩きについて時に厳しい意見を遠慮なく言う人と聞いたことがありますが、出発の日に下山は勧められなかったんですね?
白馬岳の小屋では、遭難した訳じゃ無いのに遭難したかのような気まずい空気にさらされ少しお気の毒でした。
何よりも無事に帰ってこられて良かった!
本当に天気が良ければ最高のルートだったと思います。言い訳になりますがルート上に岩場や急坂などの難所はないと下調べしていたのも強行を後押ししてしまいました。お花畑だけでも楽しかったですが、青空に映える雪渓、後立山連峰の山々や見下ろす日本海など、やはり晴れた日に訪れたかったルートです。
清水さんからはっきりとは下山を勧められてはいませんが、予定通り白馬岳に行くと伝えたときは「若いし大丈夫とは思うけど、、、本当に気を付けてくださいね」ととても微妙な反応でした。本心では下山を勧めたかったのだと思います。それとたぶん、同日に僕より遅い時間に上がってきた人には下山を勧めていた気がします。
頂上宿舎の気まずさが今回の一番の苦い思い出ですが、もしあそこで「こんな天気で頑張りましたね!お疲れさまでした!」なんて笑顔で迎えられてしまっていたら、きっと僕は勘違いして今後も同じ失敗を繰り返すので必要な痛みだったと思います。当日に急変したわけでなく、ちゃんと調べていたらいくらでも予想できた天気だったので。。。
本当に無事に下山、帰宅出来てよかったです。特に下界の通行止めは全く想定していませんでした。危険は山だけにある訳じゃないと再認識しました。
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