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Yamareco

記録ID: 3436908
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

扇沢から各駅停車の旅 爺ヶ岳〜針ノ木岳

2021年08月10日(火) ~ 2021年08月12日(木)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
20:04
距離
27.1km
登り
2,831m
下り
2,822m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:37
休憩
0:16
合計
3:53
距離 6.2km 登り 1,297m 下り 223m
5:08
15
スタート地点
5:23
5:25
74
6:49
6:55
56
7:51
33
8:24
8:28
33
2日目
山行
3:46
休憩
1:43
合計
5:29
距離 7.5km 登り 565m 下り 561m
5:08
41
5:49
12
6:01
6:24
12
6:36
26
7:02
7:33
92
9:05
9:54
43
10:37
3日目
山行
8:14
休憩
2:27
合計
10:41
距離 13.3km 登り 981m 下り 2,056m
5:46
40
6:26
6:36
46
7:22
7:24
105
9:09
9:26
6
9:32
42
10:14
10:36
46
11:22
12:43
134
14:57
15:12
67
16:19
8
16:27
ゴール地点
ヤマレコアプリで記録。
天候 1日目(8/10火)雨
2日目(8/11水)晴れ
3日目(8/12木)曇のち雨
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢駅の市営無料駐車場に駐車。トイレは扇沢駅にある。
長野市方面からは国道19号犬戻トンネル付近が土砂崩れの影響で夜間通行止め。迂回の必要あり。
コース状況/
危険箇所等
■コース状況
柏原新道はよく整備され歩きやすいが、片側の切れ落ちた道も多く、上部の沢跨ぎも水量があるとスリルを感じる。足を滑らせないよう注意。
赤沢岳〜スバリ岳〜針ノ木岳のコースは晴れていれば展望が素晴らしいが、足場が悪い箇所や岩稜帯でルートがわかりにくい箇所もある。周囲や目印をよく見て進むべし。
針ノ木雪渓はもう雪渓に乗る箇所はかなり短い。ただし結構な傾斜なのでアイゼンを使うべき。巻き道も足場が悪く滑りやすいので下りでは注意。
■電波
種池山荘:docomo△au△
新越山荘:docomo△au△
山荘内では不安定だが山荘外では良好。
登山道も大町が見える箇所は良好。新越山荘から針ノ木小屋までの稜線は基本良好。
針ノ木小屋:docomo○au△
小屋内にdocomoのブースターがあるとのこと。小屋外だと逆に不安定。
針ノ木雪渓から扇沢駅までは谷間や鞍部になり不安定なところも多かった。
■(・(ェ)・)
新越山荘付近で小熊が1頭、針ノ木岳と小屋間で大きめの熊が1頭目撃されていました。
どちらも自分はニアミスしていましたが、熊鈴をガランガラン鳴らしていたので鉢合わせせずに済んだ気がします。
なお、新越山荘の上部には猿の群れが住み着いているようです。登山道を歩いて松の実を齧っていますが道は譲ってくれます。
種池山荘から爺ヶ岳南峰へのガレ場では雷鳥を見ました。
■登山届
登山ポストは扇沢の登山口にあります。遭対協のテントがあり提出を受け付けています。
その他周辺情報 下山後の温泉は大町温泉郷の薬師の湯がメジャー。温泉好きなら葛温泉の高瀬館もおすすめ。施設は年季が入っているが露天風呂が広くて気持ちいい。
今回は長野市に帰る途中、ぽかぽかランド美麻を利用。ちょっとアブが気になった。
8/10(火)5時頃、市営駐車場。ひと気のない雨の扇沢駅を出発。
8/10(火)5時頃、市営駐車場。ひと気のない雨の扇沢駅を出発。
ドウドウと音をたてる扇沢。
ドウドウと音をたてる扇沢。
テントで登山届を提出し柏原新道から山行開始。
テントで登山届を提出し柏原新道から山行開始。
柏原新道は歩きやすいが扇沢上部の斜面を歩くので切れ落ちた崖側には注意。
柏原新道は歩きやすいが扇沢上部の斜面を歩くので切れ落ちた崖側には注意。
上部で沢を跨ぐ。水量が多く滑りそうで結構ヒヤッとした。
上部で沢を跨ぐ。水量が多く滑りそうで結構ヒヤッとした。
9時ちょうど種池山荘に到着。
9時ちょうど種池山荘に到着。
柏原新道で2,3組とすれ違いましたが、この日はもう誰にも会いませんでした。
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柏原新道で2,3組とすれ違いましたが、この日はもう誰にも会いませんでした。
種池山荘フロント。荷物置き場で休憩させてもらい、予約していたテン泊で受付け。
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種池山荘フロント。荷物置き場で休憩させてもらい、予約していたテン泊で受付け。
雨のお昼下がり。ひと気のない山荘でブレンドコーヒーとジャムパンを頂く。
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雨のお昼下がり。ひと気のない山荘でブレンドコーヒーとジャムパンを頂く。
とんで翌朝8/11(水)4時過ぎ。昨日の風雨が嘘のように視界が開けた。
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とんで翌朝8/11(水)4時過ぎ。昨日の風雨が嘘のように視界が開けた。
鳴沢岳、針ノ木岳方面。
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鳴沢岳、針ノ木岳方面。
ほぼ空身で爺ヶ岳へ向かう。
ほぼ空身で爺ヶ岳へ向かう。
爺ヶ岳南峰へ緩やかな登り。
爺ヶ岳南峰へ緩やかな登り。
南峰到着。長野側は雲海。
2
南峰到着。長野側は雲海。
扇沢駅から針ノ木岳方面。奥には穂高と槍も見える。
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扇沢駅から針ノ木岳方面。奥には穂高と槍も見える。
立山剱岳もはっきり見える。
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立山剱岳もはっきり見える。
爺ヶ岳中鋒と北峰、その先には鹿島槍ヶ岳。
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爺ヶ岳中鋒と北峰、その先には鹿島槍ヶ岳。
爺ヶ岳中鋒へ。
爺ヶ岳中鋒に到着。標識が倒れてしまっています。
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爺ヶ岳中鋒に到着。標識が倒れてしまっています。
長野側。遠くに浅間山らしき山容が見える。雲海の下には木崎湖や青木湖も見えるのかな。
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長野側。遠くに浅間山らしき山容が見える。雲海の下には木崎湖や青木湖も見えるのかな。
大町方面の下界がやや見えてきた。遠くには八ヶ岳、富士山、南アルプス。
大町方面の下界がやや見えてきた。遠くには八ヶ岳、富士山、南アルプス。
常念山脈と槍穂高連峰。
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常念山脈と槍穂高連峰。
爺ヶ岳南峰。蓮華岳、針ノ木岳からの縦走コース。
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爺ヶ岳南峰。蓮華岳、針ノ木岳からの縦走コース。
棒小屋沢、黒部別山、立山、剱岳。
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棒小屋沢、黒部別山、立山、剱岳。
鹿島槍ヶ岳。あちらへ向かうのもいいですね。
鹿島槍ヶ岳。あちらへ向かうのもいいですね。
南峰を巻いて戻る途中、コマクサが咲いていた。
南峰を巻いて戻る途中、コマクサが咲いていた。
今回の縦走予定コースを一望。
今回の縦走予定コースを一望。
山荘に戻る途中で雷鳥はっけん。足にタグがついてますね。
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山荘に戻る途中で雷鳥はっけん。足にタグがついてますね。
種池山荘に帰着。荷物をまとめて出発。
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種池山荘に帰着。荷物をまとめて出発。
そこらに普通にいます。熊鈴を鳴らしていたので鉢合わせは回避できました。
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そこらに普通にいます。熊鈴を鳴らしていたので鉢合わせは回避できました。
種池のテント場。昨日は結局テントを撤収し小屋利用をさせてもらった。
種池のテント場。昨日は結局テントを撤収し小屋利用をさせてもらった。
テント場を通過して鬱蒼とした登山道へ。
テント場を通過して鬱蒼とした登山道へ。
ハクサンフウロ。
ハクサンフウロ。
ミヤマトリカブト。
ミヤマトリカブト。
ヨツバシオガマ。
ヨツバシオガマ。
ニッコウキスゲ。
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ニッコウキスゲ。
ウサギギク。
ミヤマキンポウゲとカラマツソウ?
ミヤマキンポウゲとカラマツソウ?
キヌガサソウ。
ヤマハハコ。以上、種池の先の花畑から抜粋でした。
ヤマハハコ。以上、種池の先の花畑から抜粋でした。
視界が開けた場所では立山剱がよく見える。
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視界が開けた場所では立山剱がよく見える。
何回かピークを越えて岩小屋沢岳に到着。
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何回かピークを越えて岩小屋沢岳に到着。
鹿島槍ヶ岳から白馬のほうもよく見える。
鹿島槍ヶ岳から白馬のほうもよく見える。
誰も通らないのでずぶ濡れのテントとザックカバーを広げて乾かす。
誰も通らないのでずぶ濡れのテントとザックカバーを広げて乾かす。
小一時間休憩したのち出発。
小一時間休憩したのち出発。
鞍部に新越山荘が見えた。
鞍部に新越山荘が見えた。
新越山荘の上部で猿の群れに遭遇。ハイマツの実の食べかすがあちこち転がっています。
新越山荘の上部で猿の群れに遭遇。ハイマツの実の食べかすがあちこち転がっています。
新越山荘に到着。いい天気。夕飯まで山荘前や談話室でのんびり過ごす。
新越山荘に到着。いい天気。夕飯まで山荘前や談話室でのんびり過ごす。
到着は11時前で一番乗り。一部屋四人で広びろ。
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到着は11時前で一番乗り。一部屋四人で広びろ。
談話室の窓の外には剱岳が見える。
談話室の窓の外には剱岳が見える。
談話室でブレンドコーヒー。まったり。
談話室でブレンドコーヒー。まったり。
夕食。ごはん味噌汁をおかわり。
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夕食。ごはん味噌汁をおかわり。
日没前うっすらと環水平アークが剱岳に。
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日没前うっすらと環水平アークが剱岳に。
翌朝8/12(木)5時。朝ごはんをしっかり食べてからゆっくり出発。
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翌朝8/12(木)5時。朝ごはんをしっかり食べてからゆっくり出発。
天気はまだそれほど崩れていない。夕方までは保つはず。
天気はまだそれほど崩れていない。夕方までは保つはず。
ひとまず針ノ木小屋を目標にしてスタート。
ひとまず針ノ木小屋を目標にしてスタート。
木々の合間と開けた場所を交互に進む。開けた場所では剱方面からの冷風で結構冷える。
木々の合間と開けた場所を交互に進む。開けた場所では剱方面からの冷風で結構冷える。
徐々に岩場っぽい箇所が出てくる。
徐々に岩場っぽい箇所が出てくる。
いくつかのピークを越えて鳴沢岳山頂が見えてくる。
いくつかのピークを越えて鳴沢岳山頂が見えてくる。
鳴沢岳山頂に到着。雲が垂れ込めてきたがまだ赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳はよく見える。
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鳴沢岳山頂に到着。雲が垂れ込めてきたがまだ赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳はよく見える。
立山と剱の上部は雲に呑まれた。
立山と剱の上部は雲に呑まれた。
一度下って赤沢岳へ登り返す。赤沢岳は山頂が初めから見えていてわかりやすい。
一度下って赤沢岳へ登り返す。赤沢岳は山頂が初めから見えていてわかりやすい。
だんだんと道が険しくなってくる。
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だんだんと道が険しくなってくる。
山頂が近づいて急にガレ場に。
山頂が近づいて急にガレ場に。
赤沢岳山頂に到着。
赤沢岳山頂に到着。
歩いてきた道を振り返る。曇天だが爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳も見える。
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歩いてきた道を振り返る。曇天だが爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳も見える。
ようやく黒部湖が見えた。
ようやく黒部湖が見えた。
スバリ岳〜蓮華岳。まだ天気は保ちそうな感じ。
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スバリ岳〜蓮華岳。まだ天気は保ちそうな感じ。
スバリ岳へ向かう鞍部。左手には扇沢を、右手には黒部湖を見下ろせます。
スバリ岳へ向かう鞍部。左手には扇沢を、右手には黒部湖を見下ろせます。
曇天なのでイマイチ気分が上がらなかったが、このコースは景色が素晴らしいと思います。
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曇天なのでイマイチ気分が上がらなかったが、このコースは景色が素晴らしいと思います。
ただこの辺りから足場の悪い箇所やコースの不明瞭な箇所が増えてきます。
ただこの辺りから足場の悪い箇所やコースの不明瞭な箇所が増えてきます。
足場が狭い。左を覗き込んだら最後です。
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足場が狭い。左を覗き込んだら最後です。
山容も険しさを増していく。
山容も険しさを増していく。
山頂へ取り付くコースが見えてきた。
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山頂へ取り付くコースが見えてきた。
ハイマツの礫場岩場を登っていく。
ハイマツの礫場岩場を登っていく。
スバリ岳山頂に到着。山頂だけガスに包まれている。
スバリ岳山頂に到着。山頂だけガスに包まれている。
仕方ないので景色は諦め針ノ木岳へ向かう。この先も足場が悪く、急な下りに注意。
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仕方ないので景色は諦め針ノ木岳へ向かう。この先も足場が悪く、急な下りに注意。
針ノ木岳の下はガレガレ。起こそうと思えば簡単にラクが起こせそうな感じ。
針ノ木岳の下はガレガレ。起こそうと思えば簡単にラクが起こせそうな感じ。
目印に気をつけて進む。
目印に気をつけて進む。
針ノ木岳山頂に到着。ガスで視界はゼロ。
針ノ木岳山頂に到着。ガスで視界はゼロ。
標識の奥に進むと三角点。山頂は結構広い。
標識の奥に進むと三角点。山頂は結構広い。
ここでルートミス。周りが何も見えないこともあり、三角点の先に50mほど下ってしまい引き返す。
ここでルートミス。周りが何も見えないこともあり、三角点の先に50mほど下ってしまい引き返す。
山頂に戻ると急にガスが晴れて視界がクリアに。
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山頂に戻ると急にガスが晴れて視界がクリアに。
スバリ岳も再び顕に。
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スバリ岳も再び顕に。
船窪岳から烏帽子岳、高瀬ダム方面。
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船窪岳から烏帽子岳、高瀬ダム方面。
扇沢。ルートミス転じてなんとやら、というべきかいやはや。
扇沢。ルートミス転じてなんとやら、というべきかいやはや。
蓮華岳はまだガスの中。ここもすぐガスが登ってきそう。針ノ木小屋へ下る。
蓮華岳はまだガスの中。ここもすぐガスが登ってきそう。針ノ木小屋へ下る。
見上げる針ノ木とスバリがかっこいい。ヤマクボ沢辺りには雪が残っている。
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見上げる針ノ木とスバリがかっこいい。ヤマクボ沢辺りには雪が残っている。
この3日歩いてきた山並みも見えた。
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この3日歩いてきた山並みも見えた。
ガレていたり急だったりで結構足元が悪い。
ガレていたり急だったりで結構足元が悪い。
明らかにテントを張った形跡があるがここは・・・?
明らかにテントを張った形跡があるがここは・・・?
針ノ木小屋が見えた。蓮華岳も。
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針ノ木小屋が見えた。蓮華岳も。
針ノ木小屋とテント場。天気が保てばテン泊する予定だったのですが。
針ノ木小屋とテント場。天気が保てばテン泊する予定だったのですが。
針ノ木峠に無事到着。スバリ辺りからのコースはなかなか堪えました。
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針ノ木峠に無事到着。スバリ辺りからのコースはなかなか堪えました。
針ノ木小屋。
針ノ木小屋フロント。
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針ノ木小屋フロント。
お昼休憩。醤油ラーメンに中華丼の具が載った針ノ木ラーメン。スープまで完飲。
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お昼休憩。醤油ラーメンに中華丼の具が載った針ノ木ラーメン。スープまで完飲。
本日の一服。山小屋で飲むブレンドコーヒーは格別。
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本日の一服。山小屋で飲むブレンドコーヒーは格別。
予定通りもう一泊することも考えたが、翌日荒天の予報もあり、針ノ木雪渓を下山。
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予定通りもう一泊することも考えたが、翌日荒天の予報もあり、針ノ木雪渓を下山。
チングルマ。
上部はもう雪がない。足場がよくないのでラクに注意すると同時に起こさないよう慎重に歩く。
上部はもう雪がない。足場がよくないのでラクに注意すると同時に起こさないよう慎重に歩く。
ピンクテープや目印を案内にして下る。
ピンクテープや目印を案内にして下る。
雪渓スタート、ここはすぐ途切れているのでそのままGO。
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雪渓スタート、ここはすぐ途切れているのでそのままGO。
ちょっとした沢を跨ぐ。
ちょっとした沢を跨ぐ。
少し下って残った雪渓をスタート。軽アイゼンをつけてストックの石突を露出させる。
少し下って残った雪渓をスタート。軽アイゼンをつけてストックの石突を露出させる。
結構な斜度。しっかりアイゼンとストックを効かせないと滑る。
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結構な斜度。しっかりアイゼンとストックを効かせないと滑る。
ピンクテープに再会。雪渓歩きは距離としてはもうかなり少ない。
ピンクテープに再会。雪渓歩きは距離としてはもうかなり少ない。
雪渓がひび割れている。ここからは雪渓を巻いて下る。
雪渓がひび割れている。ここからは雪渓を巻いて下る。
やはり足場が悪く、気を使うのでなかなか疲れる。
やはり足場が悪く、気を使うのでなかなか疲れる。
沢跨ぎ。手すり付の木の橋がかかっている。滑りそう。
沢跨ぎ。手すり付の木の橋がかかっている。滑りそう。
足場の悪い巻き道を登ったり下ったりしていく。
足場の悪い巻き道を登ったり下ったりしていく。
ときには梯子も。
ときには梯子も。
雪渓取り付きまで、鬱蒼とした道を結構長く登るんだなあ。と考えつつひたすら歩く。
雪渓取り付きまで、鬱蒼とした道を結構長く登るんだなあ。と考えつつひたすら歩く。
閉店中の大沢小屋に到着。針ノ木峠からここまで、結構精神的に消耗したので休憩して心を休める。
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閉店中の大沢小屋に到着。針ノ木峠からここまで、結構精神的に消耗したので休憩して心を休める。
ときおり微妙な小雨がぱらつく中、扇沢駅へ最後の下りへ。
ときおり微妙な小雨がぱらつく中、扇沢駅へ最後の下りへ。
赤沢や鳴沢など、何箇所か沢を跨ぐ。
赤沢や鳴沢など、何箇所か沢を跨ぐ。
相変わらず鬱蒼とした道だ。
相変わらず鬱蒼とした道だ。
トロリーバスの車道に到着。
トロリーバスの車道に到着。
下山してきた登山口がこちら。
下山してきた登山口がこちら。
つづら折れの車道を突っ切るように登山道が。車道を通ったほうが楽な気はする。
つづら折れの車道を突っ切るように登山道が。車道を通ったほうが楽な気はする。
車道の間でこんなガレ沢に放り出される。わかりにくい目印を探して通過。こんな道路の脇で遭難したくないよ〜。
車道の間でこんなガレ沢に放り出される。わかりにくい目印を探して通過。こんな道路の脇で遭難したくないよ〜。
ようやく扇沢駅に到着。今日は長かった・・・。
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ようやく扇沢駅に到着。今日は長かった・・・。
バスのゲートの脇が登山口。
バスのゲートの脇が登山口。
扇沢駅。
市営駐車場に帰着。雨には降られずに済んだ。
市営駐車場に帰着。雨には降られずに済んだ。

感想

■感想
長く休みが取れたため、裏銀座〜後立山の未踏域からコースを選考。扇沢起点の周回コースを縦走しました。
午前中で行動を終えることを基本とし、爺ヶ岳、岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳、蓮華岳を4日かけてゆっくり周回する予定で小屋とテン場を予約。
天気も微妙だし、このコースなら混雑しないだろうと考えていましたが、予想以上に人が少なかったです。
10日〜11日は雨量規制で扇沢駅への道が通行止めになったそうで、小屋もかなりキャンセルが出たようです。13日も秋雨前線の影響で荒天となり、自分も蓮華岳は諦めて3日目の12日に下山しました。
そんな状況ではあったのですが、11日は朝から快晴で、槍穂や立山、富士山まで見通せる素晴らしい天気でした。雨の中でも登ってよかったと思える結果でした。
赤沢岳〜針ノ木岳の稜線はやや危険箇所もあるものの景色は素晴らしく、登れなかった蓮華岳への登頂もしたく、是非また行きたいなと思っています。

■■以下長文備忘録
■8/10 扇沢〜種池山荘
ざあざあ雨のなか柏原新道を登る。基本的に林中なので風雨はそこまで激しく当たらない。柏原新道は歩きやすく、予想より早く種池山荘に到着。
荷物置き場でしばし休憩させてもらってから予約していたテン泊の受け付けをしてもらう。無人のテン場で雨に打たれながら寂しくテントを張る。
テント内でうたた寝したり、常駐パトロールの方とお話させてもらったり、山荘でコーヒーを頂いたりして過ごしていたが、雨が止む気配がなく気温も予想以上に低かったため、日が沈む前にテントを撤収し、山荘素泊まりに変更させてもらった。
ずぶ濡れのテントだと多分寒くて寝られなかったと思う。山荘のなんと快適で安心なことか。
客が自分独りしかいないので変に遠慮してピザを頼むか迷う。意を決して頼もうとしたら提供時間を過ぎてしまっていた。また今度!
※装備メモ
上)キャプリーンクールL.W、フェザーレインフルジップJKT、エバーブレストレイルグローブ
下)ジオライン、カミノパンツ、フェザーレインパンツ、ツオロミーブーツ
テント、山荘内では+サンスクリーンライトフーディ+ULサーマラップJKT。
ティートンブロスのレインウェアは軽量だがしっかり機能していた。キャプリーンが半袖だったこともあり、汗のバッファが足りず腕から汗が伝ってレイングローブ内に。これは使用者が悪い。
ザックTHREEはシルナイロンのスタッフサックを中に入れ、加えてレインカバーも装着。ザックも雨を吸うと重くなるので、結構な雨とわかっていればザックカバーを付けたい。
テントHi-revoのボトムが地味に浸水していたのが気になる。雨中設営を予想してグラウンドシートと本体を連結しておいたが、立ち上げるまでにどうしても本体との間に水が入り込んでしまっており、荷物を置いたところはその水がじんわり染みてくる。スリーピングマットUL Pad+は疎水性のため寝るには困らないが、狭いマット外が浸水エリアというのも地味に堪える。
ボトムは耐水圧2000mmのPUコート。触った感じまだ加水分解はしていないと思うので染みてくるのは腑に落ちないが、こういうものだと割り切って次回はエマージェンシーブランケットをインナーシートにしようと思う。
■8/11 種池山荘〜爺ヶ岳〜新越山荘
昨日の雨が嘘のように晴れ渡る。長野市側は雲海でよく見えなかったが、立山剱、日本アルプス、八ヶ岳、富士山も見えた。
爺ヶ岳は後立山っぽいガレて緩めの登りやすい道。種池山荘から新越山荘までの道は鬱蒼とした道と開けた道を繰り返す。まだ危険箇所はなく歩きやすい。岩小屋沢岳は立山や後立山がよく見え気持ちがいい。
新越山荘は割とこじんまりした山荘。部屋もトイレも比較的きれいで匂いも少ない。天気がよく山荘前のスペースなどで夕食までまったり。たまに通過していく人は殆どがトレランスタイル。利用者は男4人。空いていて快適に過ごせた。
※装着メモ
上)キャプリーン、サンスクリーンライトフーディ
下)ジオライン、カミノパンツ、ツオロミーブーツ
朝の爺ヶ岳へは+ULサーマラップJKT。新越山荘ではパンツをトレールショーツに履き替え。
テントHi-revoは前日の種池山荘で荷物置き場に一晩置かせてもらったがほとんど乾いておらず、岩小屋沢岳で拡げてそこそこ乾かせた。
■8/12 新越山荘〜鳴沢岳〜赤沢岳〜スバリ岳〜針ノ木岳〜針ノ木雪渓〜扇沢駅
12日は夕方から雨、13日は朝から雨の予報。もう一泊するかどうかは最終的に針ノ木小屋で判断することにして新越山荘を出発。
赤沢岳までは比較的歩きやすい道だが、スバリ岳周辺は結構足場が悪かったりルートがわかりにくかったりする。岩場を直進しようとして、よく見ると崩落跡ような箇所を下るのが正規ルートだった、というようなことが数回あった。稜線では赤沢岳とその付近で数名とすれ違ったのみ。針ノ木岳へは日帰りピストンで数名が登ってきていた。
針ノ木岳から間違えて南側に下りてしまった。ここは周囲が見えていれば普通間違えない場面なのだが、ガスで周りが何も見えなかったことに加え、間違えるようなルートがあると思っていなかったため、よく確認しないまま進んでしまった。40mほど下って違和感を覚え、ヤマレコアプリもルート外れの警告を出したため針ノ木岳へ登り返した。
登り返したところでガスが晴れ、針ノ木岳山頂から周囲を見渡せた。怪我の功名というか、災い転じて福となすというか…。
針ノ木小屋で昼休憩をしながらもう一泊するか考える。今日は蓮華岳に登って一泊し、明日雨が激しくならないうちに下山する、というほうに気持ちは傾いていたが、他の登山者などから雷雨や強風の予報があることなどを聞き、そのまま下山することに決めた。
針ノ木雪渓の下りは、長い山行の最後ということに加え、思っていた以上に巻き道や沢筋の足場が悪かったり、雪渓が急勾配で軽アイゼンをしていても滑ったりしたため、心身ともに、どちらかというと精神面で強めに疲労させられた。
翌朝の天気はどうだったかわからないが、少なくとも雨の中で下ったらもっと披露して致命的なミスを犯していたかもしれないので、下って正解だったと思う。
※装備メモ
上)モルフォジップロング、サンスクリーンライトフーディorフェザーレインフルジップJKT
下)ジオライン、カミノパンツ、ツオロミーブーツ
針ノ木小屋まではサンスクリーンライトフーディを着用(うろ覚え)。針ノ木小屋で休憩時以降は雨が降ることも懸念してフェザーレインに着替える。
針ノ木雪渓から下では暑いので脱ぐ、雨がぱらついてきて着る、を繰り返した。
針ノ木雪渓では六本爪の軽アイゼンを着用。急勾配で結構ヒヤヒヤしたので下りは爪が12本あってもいいと思った。

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [日帰り]
柏原新道-爺ヶ岳-新越山荘
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

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