鹿島槍ヶ岳南峰・北峰 赤岩尾根ピストン
- GPS
- 11:55
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 2,236m
- 下り
- 2,235m
コースタイム
- 山行
- 10:32
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 11:54
天候 | 快晴 午後の下山時、長野県側はガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【大谷原〜冷乗越】 ・西俣出合まで3.4劼領啼司發。 ・高千穂平まで階段多く700m標高を上げる急登。樹林帯で暑かった。 ・この先は大汗をかかないように出力調整。 ・2400mから冷乗越手前はザレザレ。鎖はあるが使用しなくても登れる。 【冷乗越〜鹿島槍ヶ岳南峰】 ・テン場の先は、お花畑からの快適な稜線歩き。 ・風が強くカッパを着脱して体温調整した。 【鹿島槍ヶ岳南峰〜北峰】 ・南峰から北峰への下りは岩稜。ポールは仕舞った。 ・ペンキマークは薄っすら。よく見ればマークを探さなくてもルートは判る。 ・スライドの際はお互い譲り合いながら。 【鹿島槍ヶ岳北峰〜南峰】 ・北峰からの下りはザレているのでスリップ注意。 ・南峰への登り返しは楽しかった。 【鹿島槍ヶ岳南峰〜大谷原】 ・南峰から冷乗越まで右手に立山・剱岳の絶景を見ながら。 ・冷乗越から右膝痛が出たのでロキソニン投与。 |
写真
感想
約1ヶ月モチベーションが上がらず休山していた。。。
来週は職場の仲間達と各々のルートで白馬岳を目指す事になっている。仲間達は一泊二日での計画だが、自分は日帰りで蓮華温泉から白馬三山縦走。今日は山へ行かないと、ぶっつけでの白馬岳となる。それは避けたい。
職場の仲間も、今日は燕岳や浅間山(前掛山)に登っている。冬の相棒まこっちゃんもモチが上がらず1ヶ月休山していたが、二泊三日で槍だ。自分も行動しなければ。。。
てな訳で大谷原登山口から赤岩尾根を経由して鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜遠見尾根とし、そこからは文明の利器をフル活用して登山口に戻る計画とした。
予定していた仕事が片付かず、自宅出発時間が2時間遅れて大谷原登山口駐車場に0時過ぎに到着。2時スタート予定だったので、このままでは1時間30分しか寝られない。前日までの睡眠不足もあり2時間以上寝たかったのでスタートを1時間遅らせる事とした。それでもロスした1時間は鹿島槍ヶ岳南峰までにキャッチアップできると考えた。
2時40分に元気よくスタート。
出だしの3.4劼藁啼擦鯤發、西俣出合の堰堤トンネルを潜ったら本格的な登山開始。高千穂平まで約700mの急登となる。それにしても眠すぎる。登山をしていて(山スキー含め)行動中にこんなに眠くなるのは初めてだ。意識をしっかり持たないと歩きながら寝てしまいそうだ。暗闇の中で転倒でもしたら。。。脚の出もよくないし怪我する前に撤退しようか迷った。なんとかラムネをこまめに摂取し、口を動かす事で乗り切った。
高千穂平の手前で徐々に空が白んで来る。既に汗だくだくです。高千穂平でザックを降ろしエネ補給。この先は視界が開ける事が多くなり、背後の浅間山方面からおはようSUN。綺麗な日の出だったが、鹿島槍ヶ岳山頂はガスでモルゲンはイマイチでした。
睡魔は無くなったのでペースを上げて行こう。冷乗越手前は鎖場となりザレや柱状節理のような岩盤を慎重に通過する。鎖は使用しなくても通過出来ます。鎖場を過ぎ階段を登ってトラバ気味に進むと冷乗越に出る。一旦降り登り返した冷池山荘でエネ補給。山荘の脇を進み登って行くとテン場になる。更に進むとお花畑だ。チングルマは第二形態となっていた。稜線に出ると左に立山、剱岳が見える。風も強くなり寒いのでカッパを着込んで行く。
布引山登頂〜。
貸し切り自撮りでパシャる。
先は稜線を境に長野県側にガスが出ていて湧き上がっている様がカッコいい。南峰は見えているがなかなか着かない。カッパの着脱を繰り返して登って行く。
鹿島槍ヶ岳南峰登頂〜。
当初8時10分登頂予定としていたので、予定より23分遅れ。スタート時間の遅れは南峰までに回収出来なかった。14時頃からは富山県側からガスが出てきて雨がパラつくかもしれない。仕方ないので北峰に登ってピストンに変更する。
山頂からの景色は白馬岳、旭岳、立山・剱岳、裏銀、槍穂、八ヶ岳、南ア、富士山。。。素晴らしい景色だ。山頂は数人しかいないので静かでした。
写真をパシャパシャしたら、北峰へ向けてガスの中を進んで行く。ストックは仕舞い、岩稜帯を慎重に降って行く。ペンキマークは薄っすらだかよく見れば進むべきルートは明瞭だ。吊尾根まで降り北峰へ登り上げる。
鹿島槍ヶ岳北峰登頂〜。
こちらは更に人が少なく2名しかいませんでした。山頂から八峰キレットを覗き込むと吸い込まれるようだ。景色を堪能したら南峰へ戻ろう。
北峰の下りはザレていて歩きにくかったが、南峰への登り返しは岩々していて両手両脚を使いルートを判断して登って行くのがパズルの様で楽しい。再び南峰に登り上げたら、先程とはうって変わって凄い人の数になっていた。
小休止したら、さぁ帰ろう。
まだガスも無いので槍穂や立山・劔を右手に見ながら素敵な稜線を降って行き、冷池山荘でエネ補給をする。離れた隣で休憩していた人が冷乗越から先の爺ヶ岳方面で熊が出たとの情報をくれた。
ガスが張り出してきて太陽も隠れがちになった。まぁ降りは少しガスってるくらいが暑くなくていい。冷乗越まで戻ると右膝が痛くなり出したので鎮痛剤を投与する。
自分なりに結構なハイペースで降っていたが、高千穂平で小休止中に後方から来た登山者に追いつかれた。次の小休止までは同調できたが、その後は遥か彼方へ行ってしまいました。
少し雨がパラパラしたりしたが標高が下がるにつれて暑さで滝汗になる。お腹一杯になる下降を終えて西俣出合に到着。堰堤トンネルを潜ったら林道歩きだ。途中で斜面からの沢水で顔を洗いヘルメット、タオルを濡らして頭に被る。気持ちいい〜。30分の林道歩きを終えて登山口駐車場へ無事下山。
前々から登りたかった鹿島槍ヶ岳に登れたのは満足だが、予定していた五竜岳まで行けずに残念だ。1ヶ月休山していただけで体力の低下は顕著に出ていた。年齢的に体力の向上には時間が掛かるが、低下して行くのは「あっ」という間だ。継続は力なりと言った先人たちの言葉は確かだ。。。
お疲れ様でした。
来週、白馬岳行ってこよう。。。←これ5月30日にも言ったな。
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