【八ヶ岳縦走】赤岳〜天狗岳
- GPS
- 17:47
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,236m
- 下り
- 2,101m
コースタイム
- 山行
- 2:21
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 2:26
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 6:42
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:11
天候 | 快晴〜たまにガスって強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題なし。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
今回は八ヶ岳縦走へ。
テント泊したかったのと、この前南八ヶ岳に行った時はどしゃ降りだったのと、眺めが全くなかったので、リベンジかねて。めっちゃ天気良かった…
1日目は美濃戸口から行者小屋まで。着いたのは夕方で、夕陽に照らされてまさに赤岳になってた。夕飯はカレー麺と生ビール!缶ビール買おうとしたら生ビールもあると言われたので、迷わず買ったよね。テントはかなりの数張られてた。薄暗くなってきたので急いで場所決め。小屋裏手の高台にちょうどスペースあったのでそこをキャンプ地とした。今回初めてストック使うテントを持っていって、ちゃんと張れるのか、風にはどうなのか、いろいろ不安だったけどなんとか使えそう。ガイロープをしっかり張れば、ストックがぐらつくこともないし、風が吹いても耐えられそう。朝は結露がすごかったけど、翌日張ってたら比較的すぐ乾いたので乾きも良し。どこまで耐水性や耐風があるかはわからないけど、北アルプスの稜線とかじゃなければ普通に使えそう。
【2日目】
テントの状態が不安だったので4時起きで、早めに片付け。今日は赤岳と横岳、硫黄岳の縦走なので、出発も早めにした。明るくなってくると、小屋の向こうにかすかに山並みが。なんと北アルプスじゃないですか。大キレットに槍も見えて、気分は常念小屋。
中岳からの南八ヶ岳の面々を眺めたかったので、登りは阿弥陀方面へ。昨日もそうだけど期待通り朝からめっちゃ晴れてる。標高上げてくると文三郎尾根がくっきり見えるし、声も聞こえる。前はこの道真っ白だったのに。
中岳のコルに着くと、こちらも前回見えなかった阿弥陀岳がそびえてる。赤岳もかっこいいけどこちらもなかなか。南アルプスも見えるし、雲海の向こうには富士山まで。こんなにいろいろ見えるなんて知らなかったよ。中岳からは間近に迫った赤岳から、荒々しい壁の横岳、硫黄岳、蓼科山まで一望。今日硫黄岳の向こう側まで行くのかと少し不安になるも、まずは赤岳へ。
文三郎尾根との合流地点までのジグザグした登り、その上にかぶさる圧迫感ある岩場が下から見えていて、見えたら見えたでガスってた時とは違う緊張感がある。
この日は結構人がいたので、岩場に突入してからはしばしば渋滞。下まで丸見えなので高所恐怖症を必死に抑えながら登頂。山頂は念願の大展望で、360度遮るもののない絶景が広がってる。阿弥陀岳に遮られて少し見えなかった北アルプスも見えるし。やっぱり晴れてる方が楽しい!
眺めを堪能したら赤岳天望荘方面へ。こちらも前回は何も見えなかったけどくっきり。小屋の向こうには横岳が立ちはだかってるし、ここも眺めがいい。ただ眺めが良い分下りは結構怖かった…天望荘を過ぎたら振り返って赤岳を眺めるのも忘れずに。地蔵尾根付近からの赤岳か一番かっこいいと思う。
お次は横岳。こちらも怖いんだよねぇ。前回より疲労があると思ったけど、やっぱり直射日光で大分疲れ方が違いそう。岩場をひたすら登り降りしようやく横岳山頂へ。ここからは硫黄岳がよく見える。この先の下りがめっちゃ怖かった。ガスってた時でさえ怖かったし。これが八ヶ岳のカニの横ばいか。
それを過ぎるとあとは穏やかな道。硫黄岳手前のピークをトラバースして硫黄岳山荘へ。お腹が空いてたので白玉ぜんざいをいただく。前回は気付かなかったけどこの山荘、トイレが水洗なんだよね。館内も綺麗だしいつか泊まりたい。硫黄岳へは最後の登り。前回視界が効かなかった時はケルンに助けられたけど今回は山頂まで見えてた。念願の爆裂火口も見れたし、今度は根石岳や天狗岳も見えてきた。振り返ってみると赤岳からずっと稜線と山が続いてて、よく歩いたなと一息。その後は夏沢峠経由でオーレン小屋まで行って本日は終了。
オーレン小屋のテントは橋を渡った先にあるので、よくある小屋の賑わいとは違って落ち着いてる。ランチはヨナヨナビールとチキンカレー。チキンは炭火で焼いてるのか美味しかった。お土産のバンダナとかTシャツも良い感じ。3時くらいに長門牧場のアイスクリームを買ってデザートタイム。夕飯は無印のサグチキンカレー(またカレー…)ちなみにオーレン小屋も室内の清潔感がとても良い。新しいのか清掃に力を入れているのか。トイレも入り口から綺麗だし水洗だし、お風呂まであるし。でもテント泊だと入れないのが残念だったな。ここもいつか泊まりたい。
【3日目】
キャンプ場は森に囲まれていて、風もなく静かに眠れた。この日は朝から曇りで後から晴れるかなと思いながら出発。ただ、標高を上げていくにつれどんどん雲行きが怪しくなり、根石岳山荘へ下りる頃には完全に視界真っ白で突風に。たまらず山荘へ避難して防寒着を着込んで完全防備してたら小屋の方に、風速11mと教えてもらった。ちなみにこの時の硫黄岳は16mだったらしい。根石岳や天狗岳への稜線は体が動かされるくらいの風が吹いていて視界もないので、ひたすら歩いた。
完全にガスってたので西天狗にも行かずに、すりばち池方面から黒百合ヒュッテへ。結構根石岳山荘から黒百合までずっと風に晒されていた。黒百合はまだ喫茶営業しておらず、お土産だけ買って先へ。中山峠から下り始めてようやく風が止んで周りが静かになった。ちなみに中山峠からの下り始めは下が見えないほどの急坂。途中落石注意の看板があり、あまり登りたくない道。下りきった後はハイキング気分でみどり池へ。みどり池は初めて来たけど、雰囲気がとても良かった。まさに緑色の池を眩しい緑が囲んでいて、頭上には天狗岳、湖畔には小屋が立っていて、メルヘンの世界だった。ジュースを買ってしばらく椅子でのんびり。その後は森の中のゆるやかな道をひたすら下って、登山口まで。みどり池入口のバス停から小海線の松原湖駅までバスに乗り、そこから小淵沢まで行って、延命の湯で温泉に浸かり帰った。
前にガスってたからリベンジのつもりで行ったけど、綺麗に晴れた八ヶ岳の稜線を歩けたので満足。根石岳以降はガスってたし山小屋グルメは楽しめなかったから今度は北八ヶ岳かな。
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