薬師岳〜折立から室堂までテント二泊三日の旅
- GPS
- 48:47
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 3,388m
- 下り
- 2,305m
コースタイム
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:59
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 11:05
天候 | 晴・くもり・風雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
東京八重洲南口21:20→5:00富山駅(グランドリーム金沢1号,7300円) 富山駅6:10→8:10折立(富山地方鉄道バス,3800円) 8/28(SAT) 太郎平(薬師峠)キャンプ場(予約不要,1000円) 8/29(SUN) 五色ヶ原山荘テント場(予約不要,1000円) 【帰路】8/30(MON) 室堂9:45→11:21扇沢(立山黒部アルペンルート6140円) 扇沢12:00→13:45長野(特急バス3100円) 長野14:25→15:27大宮(はくたか564号6380円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
折立には自販機とトイレがあり,飲めるかわかりませんがトイレに水道もありました。水場は太郎平小屋,スゴ乗越小屋では汲み放題,薬師峠及び五色ケ原のテント場にもあります。折立−薬師峠までは歩きやすいですが,それから先はガレやゴーロ帯が多くなり少々歩きにくくなります。以下詳細です。 【折立→薬師峠】前半は樹林帯の急登です。標高1900mぐらいから景色の抜ける草原帯に入り,整備された緩やかなトレイルが続きます。太郎平小屋ではカレーやラーメンなどの軽食が取れます。水場は100円,そこから木道で程なくテント場のある薬師峠に着きます。 【薬師峠→薬師岳山荘】沢に沿って登りガレ場が多くなります。夜は分かりにくいので要注意。薬師岳山荘はトイレは室内で300円。水場はありません。ザレを登ると程なく薬師岳到着です。 【薬師岳→スゴ乗越→越中沢岳→五色ケ原】北薬師岳まではガレ,北薬師岳よりスゴ乗越側,スゴノ頭や越中沢岳付近はゴーロ帯も多くなり歩きにくくなります。スゴ乗越小屋では100円で水の補給が可能。食事は10:30からという事で早すぎたのでコーラだけイッキ飲みしました。なお,薬師岳−五色ケ原間は距離以上にアップダウンが激しいので,テン泊装備の吟味と,道中での水の補給計画を万全にしておくと良いと思います。 【五色ケ原→室堂】一部木道もありますが,全体的にガレ場の急登が多い。ただ,これでもかと言うくらいのマーキングがあるので安心して歩けます。この日はガスで風雨が強く試練の道となり,特に浄土山からのゴーロ帯の下りは慎重に歩きました。 |
その他周辺情報 | 【薬師峠テント場】公称100張りのテント場で,一張り1000円。受付はテント場にあります。この日は最高の天気予報に,数えたら本当に100張りありました。水場はドバドバ,トイレも近く便利なテント場です。ペグ刺さりも良好,岩も沢山あります。受付では缶ビールも売ってました。遅くなると傾斜地になりそう。ドコモの電波はギリギリ。 【五色ケ原テント場】パッと見で良場は30張ぐらいです。この日は日曜日だったので5張程度でした。五色ケ原山荘で受付。一張り1000円。テント場には水場とトイレがあり近いので便利。売店はないので,山荘で受付時に飲み物を買って置くとよい感じ(テント場は山荘から10分程下った所にあるので戻るのは大変)。飲み物の容器はテント場の水場に回収袋があります。ドコモの電波はバッチリ。 |
ファイル |
【後日参考用】初日と二日目の天気予報
(更新時刻:2021/09/01 17:29)
【後日参考用】二日目,三日目の天気予報
(更新時刻:2021/09/01 17:29) |
写真
装備
個人装備 |
半袖シャツ
アームカバー
フリース(薄)
レインウェア(上下)
タイツ
ズボン(薄)
靴下
指だしグローブ
アウター手袋(夏用防水)
夏帽子
靴
ザック
朝昼夜ご飯
行動食
非常食
飲料(計1L)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
時計
サングラス
タオル
テント装備一式
マット(薄)
シュラフ(#3)
身体ふき
燃料
コンロ
調理一式
ナイフ
ロールペーパー
ストック
カメラ
スマホ
ラジオ
着替え(下着&半ズボン&歯ブラシ)
感染対策グッズ
|
---|---|
備考 | 出発時12kg |
感想
月曜日に有給を取得しのんびり三連休としていたこの週末,3日間とも全国的な晴れ予報を見てしまい,直前でも予約が不要なルートとして折立から立山室堂へ抜ける薬師岳縦走を計画しました。テント泊前提で調べてみると,テント場の位置関係から初日は楽過ぎ,二日目はキツ過ぎ(コースタイム約12時間)になることが判明。でも,キツいのは覚悟の上でペース配分を調節すれば何とかなるだろうと出発しました。
初日は殆どが草原の中の木道散歩で予想通り心穏やかなルート。ただ想定外だったのはとにかく暑い事。途中から曇ってくれたので良かったですが,この調子で暑かったら二日目は大丈夫かなと一抹の不安がよぎりました。
さて,二日目。良すぎる天気は想定以上で,薬師岳のように標高が高い所は風もあり良いのですが,標高を下げてくると灼熱地獄と化します。直射日光と暑さに朦朧とし始めた時に何とかスゴ乗越小屋に辿りつき,日陰のテーブルでコーラを飲んで30分程休憩。小屋番さんとの会話も楽しく気分も持ち直しました。正に砂漠の中のオアシスです。それからは風が強くなったお陰もあり,更にアップダウンが厳しいトレイルをなんとか倒れずに歩き切ることが出来ました。
最終日も下山するだけといかないのがこのルート,五色ケ原から室堂までそれなりに登らされます。しかも,当初の天気予報には無かった横殴りの暴風雨付きで,正に試練の最終日となりました。最終日のルートは殆どがガレ場なので,登りでまだ良かったのかもしれません。身体も温まるし。写真も撮らず体を冷やさぬように無心に登ったお陰でこんな悪天候でもコースタイムが縮んだのはご愛敬。室堂平に出たときは,無事の生還に感謝しました。
下山後はみんなマスクしてるし臭いままでも大丈夫だろうと温泉も寄らず最短ルートで帰りました。今回は体力面の限界値がどんなもんか,風雨での山行と色々と経験出来ました。
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