奥穂高岳〜ジャンダルム〜西穂高岳
- GPS
- 33:56
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 2,189m
- 下り
- 1,543m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 9:01
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 3:21
- 合計
- 11:02
天候 | 11日雨のち曇り 12日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
写真
感想
山を始めた者誰もが口にするジャンダルム。
登山道としては破格の難しさと言われる奥穂〜西穂のジャンダルムルート。
本当はお盆に2泊3日でトライする予定だったけど、雨で流れて今回の1泊2日。はっきり言ってかなり強行軍でした。
それでも皆さん怪我も無く成功できたのは、日和田や両神山での登山靴岩トレの成果。難しくないと書いてる人多いですが、それは訓練の賜物です。
お疲れ様でした。オレも疲れた。。
ジャンダルムルート
そこまで憧れがあったわけではないけど、いつか行ってみたいなあと思っていました。意外と早く行けたので感謝です。
raityouさんが勉強会と称して新人を募ってくださり岩稜帯のための訓練を始めたのは5月末でした。何度か日和田山と両神山と岩トレを経て、8月のお盆休み3日間の行程で行く予定だったはずがまさかの雨。
もう今シーズンは無理かなあと思っていたところ、いろいろありましたが9月に2日間の行程でいけることになろうとは色々皆さんに感謝です。
当初は3日間で西穂〜穂高山荘ルートの予定でしたが、二日間で逆向きの上高地〜涸沢〜穂高山荘〜西穂ルート。
山登りを始めたての10年前のちょうどお盆に小屋泊で奥穂に登頂しているのですが、はじめたてで上高地〜涸沢〜奥穂のルートはまあまあ記憶がないくらいな余裕のなさだったなあと懐かしんでしまいました。2012年の山と高原の地図を持ってって笑われる。
予報ではまずまず平気そうと思った天気でしたが、雨具着用でスタート。久しぶりだなあ雨具着て雨の中の山行。何度も通っているが久しぶりの上高地から涸沢までのルートがやっぱり長い。ここは小走りで通過したいところ。雨も止み晴れ間も見えてくる。少しテンションあげてく!涸沢小屋ではラーメンに癒され、そのあとのザイテングラートでやっと山歩きらしい感じに思えてきてさらにテンションアップ!
他の山は見えるのに一向に奥穂は雲の中。。。強力な雨男がいる気がしてならない。笑 猿が鳴いている。ちょろちょろしている。ナナカマドの実をむしゃむしゃ食べている。
先行部隊のおかげで、テント場も無事確保。コロナのせいで穂高岳山荘のアルコール販売時間は17時~19時半?に限られているそうです。しかも、テントにつけるプレートがないと買えないとのことで、何と厳格な。。。こんなことなら涸沢でなんか買って登ればよかったかな?
軽量で登るようにといわれたものの、山行に影響が出ない程度にとウイスキーと梅酒を持ったり、行動食もたっぷりで結局水2Lと共同装備分を含めて、今回13圓阿蕕い任靴拭3Г気鵑發辰鳩擇ったらしい。
白峰三山を縦走したときは本当にきつかったテント泊装備を担いでの山歩きも随分鍛えられて、問題なくなってきて少しは成長しているようでうれしいかった。
小屋では朴葉寿司弁当を頼んだり、ビールやら日本酒やら楽しく飲んであっという間に就寝時間。。。
夜中にトイレに行きつつストレッチを外でしてもそんなに寒くない程度。9月中旬にしてはあったかかったかも。夜明け前は星空を楽しむこともできたが、やっぱりちょっと寒かった。持っているシュラフとタイベックのカバーで十分でした。もう本当に秋ですね。すぐ冬になっちゃいそう。
しかしテン泊で真ん中ってやっぱりちょっと寝ずらい。どこでも寝れる方だけど。慣れるしかないね。
2日目。本番のジャンダルム。何がどれだけ大変かなんて、その人のレベルそれぞれだと思うので、正直ググってもよくわからなかったし、写真なんて見た目凄くてもどんだけすごいのかとか想像しずらく実際いかないとわからないところも多いかなあと思うのですが、これまでの準備のおかげ。思ったほど大変じゃなかった。
しょっぱなが核心だったけど、慣れてなかっただけで、一呼吸ついて落ち着いて無事通過できる感じ。確かにザレや落石リスクのある部分が多かったしそこに神経を使うこともあったけど、それも他の山でもそうだしなあと。
景色的にはすごいところ来たなあ。私 という感じだった 笑
ただ、登って下っての連続で西穂山荘までトイレもないし、7人パーティーならではの大変さがあった気がします。すれ違いやら、抜かしてもらったりやら、パーティー内でも各所での待ち時間や遅れやらでペースというのは難しいですね。
一日目は長袖Tシャツであるけど程でしたが、2日目は稜線ということもあり、また空気が完全に秋で風もあったから、その上にフリース、極薄のウィンドジャケットで暑からず寒からずちょうどよかった。
登って下ってずっと岩稜帯の稜線をジャングルジムの連続みたいな感じで面白かったです。垂直移動が多いから水平移動は短いけど本当におなかがよく空いた。西穂独標からのロープウェイまでが長かった。たくさん菓子パンとか持ってってよかったです。
何はともあれ、7人みんな事故もなく無事に下山できて良かったです。
raityouさん、何度となく訓練の機会を設けてくださりありがとうございました。
また、ご一緒してくださった皆さんにも感謝です。
また別の山にご一緒してください。
奥穂からのジャンダルム、わかっていたことではあるけど、やっぱり核心がすぐそこに。あっという間に終わり、あとはひたすら岩場のアップダウン😭
当初の8月の2泊3日なら9月の1泊2日に変更になったので仕方ないけども、最後に楽しみがある方が、歩くモチベーションになること間違いなし。
初日は、大型テン場確保のため、takatakasunと先発隊と称して、二人で目的達成のため、黙々歩き。もちろん、設営後は特権として宴会を先行して開始、、が、しかし、今のみたいビールの販売は、17:00からに限定されると言う始末。
二人で僅かなウィスキーを分け合い、なくなったころ、本体が到着。早速、kzmixののお酒を譲っていただく。
2日目は、高山病なのか二日酔いなのか頭は痛い、息切れが早い、お腹の調子が悪いとパッとしないスタート。結果、ずっと続く。
7人の最後尾だと待っているだけで体が冷え、さらに調子を崩し、思いっきり楽しまた感じではないものの、岩稜隊を楽しむことができました。
後ろから見ていると、人の歩き方や、手のつき方、ホールドの持ち方など人によって全然違い、なんでそこに足を置くんだろうとか、手足が長い人と同じように手足が置かなないなど、新たな発見があり、面白かった。
このルート、難所はないので、自分が落石させ、人に迷惑かけないことが肝要ですね。
それと個人的反省としては、歩いたり止まったりというゆっくりのペースへの対応ができず、疲れを溜めてしまった。対応力を高めたい。
丸山からは、お腹を下していたので、トイレまっしぐら。
あわよくばラーメンと思ったけど、14:00までだったぁ。
仲間と奥穂高〜ジャンダルム〜西穂高を一緒にあるけたのはとてもよい記念になりました。
最後に、主に新人向けとして、企画•トレーニングを長きにわたり実施いただいた雷鳥さんに感謝いたします。
みんな怖くないんだなぁ
初日
雨は降らない予報にもかかわらず、スタート前からまあまあの雨。止むと信じて進むも結局涸沢までずっと雨。アプローチだからいいけども。
テント場確保隊として先行。やはり上りになるとKEIJI速い。頑張ってついていくものの、ちょいムリめと思ってたらやっぱり右アキレス腱と左脚付け根を痛める。ムリは禁物。
13時前に山荘到着し良いテン場を確保し、テント設営でミッションクリアも、ビール販売は17時過ぎから。辛過ぎる。。
2日目
いきなりの馬の背の下り。まだ岩稜帯慣れしてない心と体。待ってる間に冷えてテンションも下がり予想以上にビビってしまう。情けない。下から見るとしっかり足場あるのに。がっかり。
ただ、最初に核心部を経験したので、後はそれほどでもない。けど、これが逆に後々響く。
ロバの耳も見た目凄いし、よくルート作ったなと思うけど、ホールドしっかりあり登りやすい。下りの落石に気を遣う。
遂にのジャンダルムも近づくと更にテンション上がるし感動一入だけど、難易度はそれなり。
逆層スラブも傾斜は急だけど、しっかりグリップするので鎖いらないくらい。
ルート全般として、やせ尾根の通過には注意必要だけど、上り下りの難易度よりは、落石の方が気を遣うかな。ザレ場に注意。
距離長いのと、すれ違いや詰まる場所の滞留時間長いのと、冷たい風に当たり続けるのと、とかとかで体力と精神力を試される山行でした。
テンション維持するためにも逆ルートで楽しい場所が後に来る方が楽しいかもと思いました。ご馳走先に食べちゃうと後は楽しみもなく、ひたすら長い。
でもまあ天使に会えて凄い嬉しかったし(これはホントにテンション上がりました❣️)、みんな無事に走破できて良かったです。
今回、新人のために複数会にわたり岩場、鎖場の訓練をしていただき、本番もCLとして企画、牽引していただいた雷鳥さんには感謝いっぱいです。本当にありがとうございました。確実に思い出に残る山行になりました。
今回の学び
ペース配分の重要性を改めて認識。早過ぎても遅過ぎても体力を消耗する。
あとは飲み過ぎ注意。当たり前!
メンバーの皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。これからも楽しく安全に山登りを楽しみましょう😆
DAY0
沢渡駐車場で車中泊。暑くてあまり寝られなかった。
DAY1 上高地〜穂高岳山荘
・上高地〜横尾
林道歩き。雨降って、レインウェア着たから暑い。
・横尾〜涸沢
ゆるゆる登山道。ゆっくり登る。やや暑い。
・涸沢〜穂高岳山荘
樹林帯抜けた感じ。後半はヘルメット被って岩岩したとこを歩く感じでちょうどいい。標高が高いからか少しひんやり。息も上がる。気のせい?
・穂高岳山荘
風はかなり冷たい。厚めの化繊ダウン+ダウンパンツであったかいと暑いの境目。夕食は尾西のアルファ米、カップ麺、フリーズドライのスープを食べる。食べ過ぎて苦しい。食事後はすぐに就寝。10℃対応の半シュラフ被ったらかなり暑い。4人で寝るとそこまで防寒しなくても良さそう。寝付きは悪かった。
DAY2 穂高岳山荘〜西穂高口
・穂高岳山荘〜奥穂高岳
早朝出発。氷点下までは行かなかった様子。風は冷たい。ヘッデンつけて登る。サクッと山頂へ。
・奥穂高岳〜ジャンダルム
浮石も少なく、この辺りは最初ということもあり楽しかった。切れ落ちた稜線は少しビビる。難所以外でも気を張らないといけない感じが奥穂高以降、独標あたりまで続く。難所は次のとおり。
1 ウマノセ
想像の3倍は切りたっていなかった。それでも落ちたら痛いじゃすまない。最初のちょろっとだけが大変。登りはそこまで大変じゃない気がする。
2 ロバの耳
登る分には大したことはない。下りだっら嫌かも。
3 ジャンダルム
西穂側から回り込む感じ。難所でもないかも。直登もしている人がいたけど、大変そう。
・ジャンダルム〜西穂高岳
ほぼほぼ核心部は突破。だが、個人的にはこっちのほうが大変だった。浮石だらけ、赤みががった岩の脆いこと。何回か岩を落とした。人に落石を落としたくないので神経使った。あとガレ場やザレ場の下りはどうにも苦手。登るのはこのくらいならどれだけあってもいいけど、あの下りは苦手。まあ、自分の歩き方がよろしくないのでしょう。難所っぽい難所はあまりなく、どこも似たような感じ。このあたりでお腹いっぱい。登って、下って。西穂高は近いが、なかなか辿り着かない。ただ、やっぱり油断はできない。
一応特徴的な場所を書く。
1 逆層スラブ
下り。鎖があるからいいけど、無かったら少し嫌かも。思ってたより傾斜があった。
・西穂高〜独標
いやー、着いたと思ってもそれなりに岩。浮石は少なくなる。
・独標〜西穂高口
この辺りから終わった感があるものの、地味に長い。気が抜けて、一気に疲れが出たのもこの辺り。
その他
一応、いろいろ書いておこうかなと。
1 天気・服装
うっすら晴れていたが飛騨側からの風が冷たい。すれ違いなどの待機時はかなり寒いので、薄手のソフトシェルを着で行動した。
2 水・行動食
涼しいので水はそんなにいらない。自分は全体通して1.2lほど飲んだ。行動食はエナジージェルばかり。おおよそ600カロリーくらい。これは人にもよるけど。
3 混雑具合・すれ違い
自分たちがゆっくりだったのもあり、それなりに人にあった。すれ違いは比較的しやすい。自分達以外の人が落石起こすこともあり得るので注意。
4 難しさ
あくまでも登山道。どちらかといえば二子山の西岳の稜線のほうが凄い。クライミングスキルどうこうではなく、長時間集中して歩けることや、落石を起こさないようにすることのほうが大事だと思う。でも、岩に慣れておいた方がいいのは間違いない。
5 軽量化
軽さは金で買える唯一のもの。自分でパックウェイトがだいたい7キロ後半くらい。テン泊装備でこれはな頑張ったと思う。お金は大分無くなったが。
感想
6月くらいからトレーニングを行い、一度の延期を経てのジャンダルム。ようやく自分夏が終わった感がある。一度は行ってみたかった憧れのルート。まさかこんなに早く行けるとは。
SLとしてはほぼ機能しておらず、情け無い限りではあったが、個人的に無事に目標を達成できたのは嬉しい。
もっとこうしなきゃああしなきゃと思う反省点は山ほどあるので引き続き頑張っていきたいなと。
長期に渡って企画、練習などをしてくれたraityouさん、ご一緒した皆さま、ありがとうございました!
8月お盆の予定が雨で中止となり、穂高あたりにどっか行こうかというアバウトな予定で予約されていた穂高岳山荘のテント場。
なんというファインプレー。
おかげさんで、一泊で下りですがジャンルートに行ける事に。
仕事が山場を迎えたKEIJIさんが、22時という遅めの車出し。疲れた彼に代わり中央道をぶっ飛ばし沢渡に1時過ぎ到着。有り難いキャンピングカーで仮眠。
タクシーで着いた上高地は雨。横尾までにはやむハズと歩きますが、上の山々はまるで見えず。涸沢に着く頃には視界はかなり広がりましたが、山頂は雲の中。ザイテン取り付き前、猿の群れ。速い二人がテント場確保の為に先行してもらいましたが、もう到着の連絡。
穂高岳山荘ではお弁当を作ってもらい、朴葉寿司をテントでいだきました。
翌朝、5時スタートで奥穂へ、いよいよ始まります。前日の疲れがすこ〜しありますが、まずまずの体調。すぐに馬の背。う〜ん、難しいのか?これは。高度感はありますね。
全体を通して、ヤヴァいと感じる難所は無いものの、長くて疲れるルート。有名な逆層スラブも、半分以上下りてから、ああこれが?と気付きました。なんか普通の傾いた岩。なんなら鎖は使わずに下りてみる。
とにかく浮き石と浮きホールドにだけ神経を使う。はるか後ろでペットボトルとデカい石を落としている他のパーティがいました。注意!
西穂手前あたりからくるぶしの上あたりが靴に当たる感じが強くなり、痛みが増してきました。足の骨が出っ張っているので、なかなか合う靴がないのが悩みで、この靴にもくるぶしの脇にフェルトでパッドを自作して付けています。スポルティバなんか幅が入らないのですよ履きたいけど。
疲れよりも痛みに耐えつつ下山。ロープウェイから降りるとタクシーいない。電話しても出払っている。ということで平湯経由で沢渡までバス。平湯では足湯に入れました有り難い。
近くのホテルの風呂に入り、このあとコロナ禍の夕食難民。ウロウロしたあげくにやっていたのは「すき屋」。
またぶっ飛ばして帰りましたが、意外と電車がギリでした。
やはりこれで、1つの課題が終わった感じはあると言えばありますが、それなりにトレーニングしていたのでかなり余裕はありました。もう数年で還暦なので、やれて良かった。
しかし7人パーティでやるべきではありませんね。CLも大変だし、後ろが待たされるし、すれ違いがまた。
でも皆んなで無事故で行けたのはとにかく良かったのでした。
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