南アルプス南部周遊(荒川三山〜赤石岳〜聖岳)
- GPS
- 27:40
- 距離
- 73.0km
- 登り
- 8,057m
- 下り
- 8,043m
コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 8:29
- 山行
- 12:07
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 12:45
天候 | 9/22:霧雨→高曇→晴れ 9/23:晴れ 9/24:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
畑薙第一ダム〜椹島 17kmの林道ハイク。今だからこそ歩けるんだと言い聞かせて突破する。道路は補修の途上のようで来年にはバスが通るかな? 椹島〜千枚岳 道はやや不明瞭だが、ペイントを追っていけば迷うことはない。基本的には展望も少なく、急登だが、一か所だけ悪沢岳が見える展望台がある。 千枚岳〜荒川三山〜赤石岳 南アルプスの醍醐味ともいえる縦走路。静岡なので富士山も近い。今回は風が強め(体感で15〜20m/s)だったが、痩せ尾根というわけでもないので、恐怖は感じなかった。千枚岳〜荒川三山の部分は唯一岩場ポイントなので、足を滑らせないように注意。 赤石岳〜兎岳〜聖岳 アップダウンに次ぐアップダウン。これでもかという程なので、心を折られないように注意が必要。余力のある人は、大沢岳や奥聖岳もピークハントするとトレーニング効果大(笑)。 聖岳〜聖平小屋 およそ700mも下る。富士山の須走のような道なので滑って転倒注意。 聖平小屋〜上河内岳〜茶臼岳 500mの登り返しから始まる。聖平に宿泊した人は朝一からきつめなので、筋肉をほぐしつつ進むのが良い。上河内も茶臼も分岐からそれほど距離もないので、登ることをお勧めする。上河内からは富士山の大展望、茶臼からは光岳方面が良く見える。 茶臼岳〜椹島 樹林帯を無心で下る。横窪沢小屋の後が若干不明瞭になる(おそらく道の崩壊でヤマレコアプリのルートと若干変わる)ので注意。ウソッコ沢小屋からしばらくすると作業道に出るが、その後ヤレヤレ峠を登ることとなる(150m〜200m)。最後は大吊橋を渡って、3kmほどの林道ハイク。 |
その他周辺情報 | 温泉:天然温泉 美肌湯(60分530円、90分730円) https://ofurocafe-bijinyu.com/ 食事:さわやか静岡瀬名川店 宿泊: 千枚小屋(冬季避難小屋である百枚小屋が使用可能、10人程度のキャパ、水場トイレあり、docomo電波あり) 聖平小屋(冬季避難小屋が使用可能、20人程度のキャパ+テント場、水場トイレあり、5分歩くとdocomo電波あり) |
写真
装備
個人装備 |
テント
水(水道水6L+ポカリ2L)
シュラフ
マット
行動食(パン
柿ピー
ラムネ等)
食事(三泊四日分)
雨具
ダウン
防寒着
カイロ
トイレットペーパー
地図(山と高原)
|
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備考 | 水道水はトレーニングのために持って行ったが、基本的には水は豊富なのでそれほど必要はありません。 |
感想
前々から計画していた林道を含めた南アルプス南部の縦走へチャレンジ。
きつい企画の時に誘うメンバーに「林道嫌い」と断られたので、久しぶりのソロ縦走。
また、天気リスクがあったため、三泊四日の行程を短縮して、二泊三日に変更。
北アルプスと比較して、コースタイムを巻きにくい南アルプスであるが、この際ならがっつり系で行こうと、ぼっかトレーニングを兼ねて、ザックも水をたくさん積めて20kg程度と盤石の体制で望んだ。
初日
初っ端から新静岡から畑薙第一ダムまでの峠道運転でゲンナリ。初日もそれなりに長いので5時に出発したかったが、眠すぎたのでしばらく仮眠して45分遅れで出発した。
朝一は天気が悪そうな予報だったが、出発時点では高曇。「これは勝った!」と思ったが、しばらくすると霧雨が降ってきて、天気予報どおりとなった。
17kmの林道はとにかく長く、自転車で横を通り抜ける人達が羨ましい。ダート道を舗装している工事が行われており、今後バスが復活したときは快適そうである。
椹島〜千枚小屋まではやや不明瞭な部分もあり、基本的には急登。横に林道工事用のダート林道が通っており、「車で来れるんか!」と思ったが、黙々と登っていると晴れ間を見え、悪沢岳がよく見えた。
避難小屋では私含め、2人が宿泊。私としては寒さも感じず、内部もパーテーションで仕切られており、快適だった。
2日目
これぞ南アルプスというような凄まじいアップダウンの連続。平気で500m、600mの↓↑があるので、200m程度ならなんとも思わなくなる不思議。天気は快晴で富士山や歩いてきた稜線もバッチリ。稜線では風が強く、ペースはそこまで上がらなかったが、計画どおりに聖平小屋まで到着出来た。聖平小屋は、想定はしていたが、それなりに人がいた(聖沢や易老渡方面からの人が多数)。
テント泊でも良かったが、まだスペースがありそうだったので、避難小屋泊にさせてもらった。
朝の時点で土曜日も晴天というのが分かっていたので、兎岳避難小屋停滞でも良かったのかも(ただし、水場が遠く、トイレはない。)
3日目
聖平小屋(2300m)からも上河内岳(2800m)や茶臼岳(2600m)の登りがあり、まだ登山は終わらない。上河内岳からの富士山が絶景で、素晴らしい稜線歩きとなった。茶臼小屋からは樹林歩きとなるのでさくさく下った。最後の吊橋は揺れるので意外に怖い。
今年1番のタフなロングコースであったが、3日間を通して、天気に恵まれ、素晴らしい周遊となった。小屋や道路は整備途中にあり、来年以降はさらに快適になり、登山者で賑わうのではないかと思う。次回来るときは美味しい小屋飯を食べながら、ゆっくり回りたいと思う。
個人的には3000m峰21座制覇という節目にもなり、あまり意図してなかった9月アルプス月間(北→北→中央→南)を気持ちよく締めくくることが出来た。
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