錦秋の平標・仙の倉(新潟遠征初日9/23)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,294m
- 下り
- 1,294m
コースタイム
天候 | 文句なしのピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
元橋平標山登山車用駐車場より反時計回り周回&仙の倉山ピストン。 元橋Pにはきれいなトイレあり。水洗ウォシュレット付き。 外に靴洗い場あり、蛇口の水は飲めました。 平標山の家は営業中。外に蛇口から出放しの湧き水あり。無料。 トイレ有り。洋式バイオトイレで臭いもなく快適。処理協力金100円。 |
その他周辺情報 | 二居温泉宿場の湯600円、平標Pで2割引券(480円)もらえました。 |
写真
感想
新潟遠征の初日です。備忘録として書き記します。
いよいよ紅葉の季節がやってきた。膝が悪いが、先日の高尾山で痛みの出にくい歩き方のコツがつかめた感じで、紅葉情報にいてもたってもおれず、この4連休での、新潟遠征を計画した。初日はお天気がよいとわかり、平標山・仙の倉山を狙い、2日目は下山後の天気確認後、|川尾瀬I直譴里い困譴を選択とした。
で初日は家を8時過ぎに出て、赤城高SAまで飛ばして、ここで仮眠。2時半ごろ、出発して元橋Pには3時40分ごろ到着。4時出発のつもりだったが、なんやかんやで出発が遅れて4時16分になってしまった。今回は反時計周りの周回+足の調子よければ仙の倉ピストンを計画、プラスして、本当は山の家からご来光をもくろんでいたが、これでは最初から無理かな。
少しひんやりだが、15℃ぐらいか?すがすがしい登山適温でスタート。平元新道は久しぶりだ。でも暗い間を林道を歩けるので、道を間違える心配はなくて、また足元も安全なので、ありがたい。お天気はもくろみ通り、星空で大丈夫のようだ。ちょうど林道が終わるころ、薄明るくなってきて、ヘッデンを消して歩けるようになる。山の家まで急登だが、一気に高度を稼げるので、必死に頑張った。稜線が見えてくると、正面に苗場も姿を現し、月が明るい。そろそろ日の出の時間、まだ稜線には到着しそうにない。そして対峙する尾根をモルゲンが照らし始める。それから約20分後5時54分、平標山の家へ到着。頑張りすぎてしばし吐きそうになる。山の家の水道が湧き水流し放しになっており、水をがぶ飲みした。これで一息ついて、正面の側に回って仙の倉方面のベンチへ場所を移す。だいぶん昇ってしまった日の出になった。
ここで少しゆっくりして、朝食の大休止。もってきたスナックサンチキンマヨとカップラーメンを食す。お腹に入れて少し落ち着き、吐き気もおさまった。ここのトイレもありがたい。トイレが無いとゆっくりごはんも食べれないが、安心して食事できて、出すものも出してすっきり。様式のバイオトイレで、臭いもせず、とても綺麗だった。十分水分補給し、小1時間休んで出発。ここからは稜線漫歩だ。
しょっぱな飛ばし過ぎたので、ここからは足を気遣いながら、ゆっくりあるく。少し上がると、大展望が広がった。遠く富士山まで見渡せて、南アルプス〜八ヶ岳〜浅間山と指呼の先だ。またプチ高層湿原も広がって、尾瀬と錯覚しそうな風景だ。徐々に高度を上げると頂上が見えてきた。直下の南斜面は紅葉帯だが、色づきが、すこしくすんでおり若干悪い。南斜面だからか?6時半に出て、8時15分平標到着!
ずいぶんゆったり登った。頂上にはまだ数名。だけど頂上で撮影している間、次々と松手山コースから登山者が登ってくる。今日は大賑わいになりそうだ。すこし平標新道側へ降りると北斜面の紅葉が素晴らしかった。文句なしのピーカンの中、空気が澄んで、頂上からは360度の大展望、すばらしい景色だ。そして膝の調子も良いので、楽しみにしていた仙の倉への稜線歩きを決行。
一旦コルへ下ると振り返って平標の北斜面の紅葉が見えてくる。やはり色づきが、南斜面と全然違う。鮮やかな紅葉と笹原の対象が、上越国境紅葉のだいご味だろう。そして仙の倉西斜面の紅葉地帯へと導かれる。紅葉のど真ん中を登山道が突っ切っているのだ。素晴らしい紅葉タイミングで、まさにピークの状態。今年は色づきも最高で、真紅のミネカエデがたくさんあった。ここは木々の背丈が低くて、登山道からでも美しい紅葉の広がりが見えるので、撮影にはもってこいだ。前仙の倉への登りは、この西斜面紅葉帯を俯瞰できる撮影ポイントがいっぱい。苗場・平標&紅葉、最高!
前仙の倉へ上がると、エビス大黒の頭の威容が目に飛び込んでくる。いつみてもこの山はかっこいい。ピラミッドのような鋭鋒が特異だ。いったん下って、登り返すと仙の倉頂上に導かれる。仙の倉も360度の大展望が待っている。ただ残念なのはエビス大黒が見えない点。で主脈縦走路へ少し進んで、標高差30mぐらい下ると、エビス大黒の絶景ポイントがあるので、おすすめ。ここは仙の倉北東斜面の錦秋紅葉も楽しめて、一石二鳥だ。ただし傾斜が急で狭いスペースの厳しい道なので、譲りあって楽しんでくださいね。
戻って頂上にてエネルギー補給にバナナとロールケーキを食し、帰路に就く。すこし積雲が出てきたが、高い雲なので覆われて視界が遮られるほどではない。ただ、すこし太陽が遮られる場面が出てくる。紅葉は陽が当たらない日陰は日向とのコントラストが強すぎるので、まったく色合いが出なくなる。コントラストが無い高曇りとは違うので、お天気の日陰は紅葉写真ではうまく色が出ない。そのため、撮影時に待ちの時間が多くなってきた。一人旅で自由気ままに歩けないと、こんなわがままな撮影はできないね。撮影しながら平標まで戻る間に、雲はどんどん増えて、50%ぐらい、空を覆うようになる。まあカンカン照りでは結構暑くなっていたので、歩く分には、体力やのどの渇きを抑えられてありがたかった。帰路12時発、松手山コースへ。
平標頂上直下北西斜面は素晴らしい紅葉が広がっていた。ここはカラフルな色合いで、紅葉する木々の種類も豊富、複雑な色の組み合わせが魅力です。しばらく下ってトラバースを進み、振り返った北西斜面の紅葉が、仙の倉に匹敵する美しさだった。その先には、夏なら広大なお花畑になる一帯。初夏はハクサンイチゲやイワカガミ、盛夏はシモツケソウやミヤマシャジンやハクサンフウロの花畑に変わる。ドライフラワーになったお花たちの草紅葉も見事でした。また先残りの花たちも結構あって、タテヤマウツボグサ、シモツケソウ、ミヤマシャジン、タカネコウゾリナ、ウメバチソウ、タチコゴメグサ、イワショウブなど。
名物、階段状の急降下を一気に下り、7合目の標識。ダラダラと松手山へ向かって、ここが5合目。松手山から樹林帯に入って、送電線が4合目。このあたりから、秋の花々、ミヤマアキノキリンソウ、ホツツジ、ノコンギク、イヌヤマハッカなどが咲いていた。あとはゆっくり下って登山口16時。4時間かけて下って来たわけだ。コースタイムの倍近い時間で足に負担をかけないように、細心の注意を払って下って来たのが功を奏し、膝に痛みもなく無事下山完了。
今日はお天気に恵まれ、最高の紅葉タイミングで本当にいい山だった。また標高差1000m以上の行程を歩くのは超久しぶりだったが、なんとか歩き通せて、良い自信になったし、歩き方のコツもつかめた気がする。登山スタイルはすっかりイメチェンを余儀なくされた感はあるが、歳が歳だし、膝の爆弾抱えた状態では、止むをえまい。これからもしっかり体調管理しつつ登り続けられればと思う。
平標山で写真をお願いされたmasamasaです。
よい写真が撮れていて安心しました。
あの日は雲もなく最高のお天気 でしたね。
景色を満喫され、すがすがしいお姿が印象に残っております。
どうかお膝をお大事にしてください。
その節は、とても良い写真撮っていただき、ありがとうございました。
最高のお天気と、最高の紅葉タイミングに、稜線漫歩できて、
本当に良い日になりましたね。
masamasa03 さんのレコも拝見しましたが、
同じようなアングルからの写真がたくさんあって、
ビックリしました。
撮影の目のつけどころというか、感性が似ているのでしょうね。
いろいろ見させてもらい、山に行かれている場所や季節も酷似しているなあと
二度ビックリでした。
またどこかで、お会いできるかもしれません。
これからも美しい写真楽しみにしています。
from 0704mino
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