ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3565081
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳 縦走

2021年09月23日(木) ~ 2021年09月26日(日)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
29:19
距離
48.1km
登り
4,105m
下り
4,337m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:42
休憩
0:14
合計
2:56
12:33
26
12:59
12:59
21
13:20
13:21
28
13:49
13:49
64
14:53
15:06
23
15:29
2日目
山行
8:18
休憩
1:38
合計
9:56
5:43
27
6:10
6:10
16
6:26
6:26
11
6:37
6:37
5
6:42
6:46
4
6:50
6:51
3
6:54
6:55
15
7:10
7:10
30
7:40
7:41
22
8:03
8:04
46
8:50
8:50
19
9:09
9:10
5
9:15
9:15
6
9:21
9:49
2
9:51
9:52
20
10:12
10:13
3
10:16
10:16
7
10:23
10:29
20
10:49
10:50
2
10:52
10:54
3
10:57
10:58
5
11:03
11:07
9
11:16
11:16
4
11:20
11:25
7
11:32
11:32
27
11:59
12:21
19
12:40
12:51
32
13:23
13:23
31
13:54
13:54
10
14:04
14:05
9
14:14
14:14
16
14:30
14:30
11
14:41
14:42
9
14:51
14:54
5
14:59
15:00
6
15:06
15:07
25
15:32
15:32
7
3日目
山行
7:36
休憩
1:40
合計
9:16
6:06
6:07
4
6:11
6:12
5
6:17
6:17
9
6:26
6:35
0
6:34
6:35
9
6:44
6:44
34
7:18
7:27
3
7:30
7:30
15
7:45
7:45
21
8:06
8:06
6
8:22
8:44
2
8:46
8:47
7
8:54
8:54
10
9:04
9:04
10
9:14
9:15
4
9:19
9:20
10
9:30
9:31
10
9:41
9:41
25
10:06
10:10
13
10:23
10:23
12
10:35
10:35
8
10:43
10:43
17
11:00
11:00
10
11:10
11:10
11
11:56
11:56
40
12:36
12:36
5
12:41
12:42
10
12:52
12:52
3
12:55
13:02
38
13:40
13:40
9
13:49
13:51
4
13:55
14:02
32
14:34
14:40
20
15:00
15:02
5
15:07
15:09
8
4日目
山行
5:41
休憩
0:32
合計
6:13
5:07
5:15
0
5:15
5:16
43
5:59
5:59
17
6:16
6:16
52
7:08
7:10
16
7:26
7:26
8
7:34
7:35
29
8:04
8:04
3
8:07
8:14
42
8:56
8:56
15
9:11
9:11
46
10:52
10:57
9
11:06
11:06
4
11:10
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
行き:観音平(タクシー利用)
帰り:プール平
コース状況/
危険箇所等
大岳から天狗の露地に降りる道は石が濡れていて少々気を使う。
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
観音平の案内図(かなり古い)
2021年09月23日 12:28撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/23 12:28
観音平の案内図(かなり古い)
霞んでいるが富士山が見える
2021年09月23日 14:41撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/23 14:41
霞んでいるが富士山が見える
編笠山から先を見る
2021年09月23日 14:59撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/23 14:59
編笠山から先を見る
青年小屋が見えてきた
2021年09月23日 15:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/23 15:14
青年小屋が見えてきた
青年小屋の水場
2021年09月23日 15:53撮影 by  iPad mini (5th generation), Apple
9/23 15:53
青年小屋の水場
朝の富士山
2021年09月24日 06:05撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/24 6:05
朝の富士山
権現岳手前のピーク(結構厳しそうだ)
2021年09月24日 06:13撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 6:13
権現岳手前のピーク(結構厳しそうだ)
権現岳
2021年09月24日 06:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/24 6:45
権現岳
権現岳
2021年09月24日 06:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/24 6:49
権現岳
権現岳分岐から赤岳を見る
2021年09月24日 06:46撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 6:46
権現岳分岐から赤岳を見る
長いはしごを降りる
2021年09月24日 07:01撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 7:01
長いはしごを降りる
赤岳
2021年09月24日 09:27撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 9:27
赤岳
赤岳から阿弥陀を見る
2021年09月24日 09:28撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 9:28
赤岳から阿弥陀を見る
赤岳から先を見る
2021年09月24日 09:27撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 9:27
赤岳から先を見る
ヘリで物資を輸送中
2021年09月24日 10:07撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 10:07
ヘリで物資を輸送中
横岳(遠かった...)
2021年09月24日 11:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 11:20
横岳(遠かった...)
硫黄岳にガスがかかってきた
2021年09月24日 11:21撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 11:21
硫黄岳にガスがかかってきた
大同心かな?
2021年09月24日 11:33撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 11:33
大同心かな?
硫黄岳山頂(すでに霧がかかっていた)
2021年09月24日 12:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 12:50
硫黄岳山頂(すでに霧がかかっていた)
赤岳方向は何とか見える
2021年09月24日 12:44撮影 by  iPad mini (5th generation), Apple
9/24 12:44
赤岳方向は何とか見える
硫黄岳の先端(崖が危ない)
2021年09月24日 12:44撮影 by  iPad mini (5th generation), Apple
9/24 12:44
硫黄岳の先端(崖が危ない)
箕冠山の案内板
2021年09月24日 13:54撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 13:54
箕冠山の案内板
根石岳(ここまではなんとか視界があった)
2021年09月24日 14:07撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 14:07
根石岳(ここまではなんとか視界があった)
東天狗岳(ここも霧がかかっている)
2021年09月24日 14:28撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 14:28
東天狗岳(ここも霧がかかっている)
西天狗岳(霧が濃くなった)
2021年09月24日 14:41撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/24 14:41
西天狗岳(霧が濃くなった)
中山峠の朝日
2021年09月25日 06:06撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 6:06
中山峠の朝日
にゅう(たぶん...)
2021年09月25日 06:11撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 6:11
にゅう(たぶん...)
中山展望台(ルートミスして行ってしまった)
2021年09月25日 06:31撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 6:31
中山展望台(ルートミスして行ってしまった)
にゅう手前から見た硫黄岳
2021年09月25日 07:09撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 7:09
にゅう手前から見た硫黄岳
にゅう(すでに霧がかかっていた)
2021年09月25日 07:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 7:20
にゅう(すでに霧がかかっていた)
にゅう山頂の標識
2021年09月25日 07:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 7:20
にゅう山頂の標識
にゅうの森(ミヤマクサゴケ)
2021年09月25日 07:47撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 7:47
にゅうの森(ミヤマクサゴケ)
もののけの森(ムツデチョウチンゴケ)
2021年09月25日 08:11撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 8:11
もののけの森(ムツデチョウチンゴケ)
白駒池
2021年09月25日 08:36撮影 by  iPad mini (5th generation), Apple
9/25 8:36
白駒池
白駒の裏庭
2021年09月25日 08:56撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 8:56
白駒の裏庭
麦草峠の案内図
2021年09月25日 09:17撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 9:17
麦草峠の案内図
茶臼山展望台(上は青空だが下はガスで眺めはなし)
2021年09月25日 10:07撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 10:07
茶臼山展望台(上は青空だが下はガスで眺めはなし)
ちょっとだけ秋の雰囲気
2021年09月25日 10:18撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 10:18
ちょっとだけ秋の雰囲気
縞枯っぽくなってきた
2021年09月25日 10:22撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 10:22
縞枯っぽくなってきた
縞枯山(眺めなし)
2021年09月25日 10:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 10:45
縞枯山(眺めなし)
ロープウェイ駅のキツツキ
2021年09月25日 11:25撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 11:25
ロープウェイ駅のキツツキ
北八ヶ岳の案内図
2021年09月25日 11:24撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 11:24
北八ヶ岳の案内図
坪庭の案内図
2021年09月25日 11:21撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 11:21
坪庭の案内図
坪庭(うまく撮れない...)
2021年09月25日 11:54撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 11:54
坪庭(うまく撮れない...)
北横岳の案内図
2021年09月25日 12:41撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 12:41
北横岳の案内図
北横岳(三角点ピーク)からの眺め
2021年09月25日 12:51撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 12:51
北横岳(三角点ピーク)からの眺め
北横岳(北峰)
2021年09月25日 12:57撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 12:57
北横岳(北峰)
北横岳から蓼科山を見る
2021年09月25日 13:01撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/25 13:01
北横岳から蓼科山を見る
大岳(実に気持ちよい所だった)
2021年09月25日 13:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 13:48
大岳(実に気持ちよい所だった)
大岳から見る蓼科山
2021年09月25日 13:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 13:48
大岳から見る蓼科山
天狗の露地らしきものが見えてきた
2021年09月25日 14:22撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 14:22
天狗の露地らしきものが見えてきた
天狗の露地(ここを突っ切る)
2021年09月25日 14:27撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 14:27
天狗の露地(ここを突っ切る)
標識が埋もれている
2021年09月25日 14:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/25 14:36
標識が埋もれている
双子池(雄池)
2021年09月25日 16:10撮影 by  iPad mini (5th generation), Apple
9/25 16:10
双子池(雄池)
夜が明けてきた
2021年09月26日 05:33撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/26 5:33
夜が明けてきた
双子池は雲海の中
2021年09月26日 05:51撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/26 5:51
双子池は雲海の中
双子山の山上(広々として気持ちいい)
2021年09月26日 05:58撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/26 5:58
双子山の山上(広々として気持ちいい)
大河原峠の案内図
2021年09月26日 06:15撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/26 6:15
大河原峠の案内図
蓼科山の案内図
2021年09月26日 08:03撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/26 8:03
蓼科山の案内図
雨の蓼科山
2021年09月26日 08:07撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/26 8:07
雨の蓼科山
撮影機器:

感想

天気が安定しそうなので、八ヶ岳の縦走に行った。かなり以前から計画はあったが、なかなか休暇と天気が合わなかった。中央アルプスとの選択で迷ったが、日程に余裕がある八ヶ岳を選択。
[1日目]
始発で移動しても小淵沢駅到着が昼過ぎなので、駅から歩くと青年小屋に入るのが遅くなる。このため、徒歩を諦めてタクシーで観音平まで移動した。スタート時の気温は21℃、風もあって快適だ。まずは汗をかかないように、ゆっくりと登る。編笠山までの標高差は約850mほど。初日は荷物も重い。
途中に展望台とあったので行ってみたが、単なる休憩場所だった。どうやら眺めがいいのは少し降りたところらしい。後はひたすら登って編笠山へ。編笠山の山頂からは少し霞んではいるが、富士山も見える。また、明日行く権現岳や赤岳も綺麗に見える。山頂は風が強いので、体を冷やさないように早々に退散。青年小屋でテントを張って、十分に水を確保した。いい水場だ。明日も天気だといいな。
[2日目]
朝から快晴。早めに起きたが準備に手間取り、予定通りの6時出発となった。まずは権現山へ。これは思っていたよりキツいルートだ。さらに、途中のガレ場の登りで、うっかり小さな石を落としてしまった。正確にルートを辿らないと浮石が多いので危険だ。安全登山を心がけなければ...と考えていた直後に再度ルート外して、権現山手前のピークに直登してしまった。どうりで斜面キツいと思った。うーむ、経験不足だな。
とりあえず権現山に到着。標高差の割には厳し目の山だ。次は縦走路最高峰の赤岳へ。これも意外と遠かった。以前、赤岳山頂から縦走路を見たときに、結構大変そうだと思ったが、その通りだ。標高差は450m程度だが、岩やアップダウンがあり、なかなか着かない。結局、想定より少し遅れて赤岳に到着。
山頂で写真撮るなどして少し休憩。道半ばの割には疲れた感じ。途中の赤岳展望荘ではヘリで物資を搬送中だった。これは初めて見た。ここから横岳がさらに遠かった。幾つかのピーク超えてもまだ着かない。足もそれなりに疲れてきて、この調子で黒百合ヒュッテに16:00前に辿り着けるのか?と心配になった。
横岳から先は少し緩やかになる。それなりに疲れたので、硫黄岳山荘で昼食。硫黄岳への道は楽そうに見えたが、食事で体が重くなったせいか、スピードが上がらない。ガスがかかった広い山頂で少しブラブラしてから夏沢峠まで下る。ここは思ったほど急ではなかった。夏沢峠の小屋は両方とも休業していたので、早々に根石岳に向かう。
根石岳への樹林帯の登りは長く、疲労した体にこたえる。しかし、根石岳からは東天狗岳が思ったより近く見えた。予定時間を少しオーバーしているが、西天狗岳に行く時間があるかも。思った通り、東天狗岳の山頂で30分以上の余裕があったので、荷物をデポして西天狗岳を往復。前回は濃い霧だったので、眺めを期待していたが、今回もガスがかかっていて眺めはなし、残念。
ここから黒百合ヒュッテまでは45分のコースタイム。前にきた時は天狗の裏庭を通ったので、今回は稜線を選択。楽なルートかと思ったら、普通に岩がゴロゴロしていて時間がかかってしまった。でも、なんとか16:00前にテントを設営できた。疲れていたのかテント内で水をこぼしてしまい、余計に疲れることになった... 次回からは水をより慎重に扱うことにしよう。
[3日目]
今日も晴れている。いつもの通り6:00に出発。予定は中山回りだったが、まだ行ってない"ニュウ"を経由するルートに変更する。それなのに分岐を通り越してしまい、中山展望台まで行ってしまった。少し考えた後、時間に余裕があるので分岐まで引き返すことにした。どうやら足下を見ていて、標識を見落としたようだ。分岐までの距離は事前チェックしていたが、痛恨の30分ロス。ニュウに着いたときにはガスがかかっていて眺めはなし。ミスしなければ少しは眺めがあったかも...次回に期待しよう。
ニュウからの下りは比較的長い。途中の"にゅうの森"はとても綺麗だった。しばらく見ていたいところだが、行程は遅れ気味。白駒池が近づくにつれて人が増えてきた。結局、青苔荘の到着は30分遅れ。でも、ここで野沢菜おやきを食べなくては。ついでに信州りんごのアップルパイもいただいた。
食べ過ぎたのかなんとなく体が重く、麦草峠を過ぎてから茶臼山の登りがキツい。しかし、途中のピークへの登りで少し汗をかいてからは多少楽になった。茶臼山もガスがかかっていた。今日は眺めを期待できそうにない。一気に縞枯山を越えて、ロープウェイ乗り場へ向かう。予定は雨池山経由だったが、やはり坪庭は確認しておきたい。
坪庭から北横岳に向かおうとしたら、足に痛みが!どうやらマメができたらしい。要所に保護クリームを塗っていたが、いつもとは異なる場所をやられた。ソルボバンで保護して北横岳を一気に登る。意外にもガスが少なく北横岳は眺めが良かった。ここから今日のお楽しみの大岳と天狗の露地。大岳への道は想定より大変で、距離の割に時間がかかった。大きな石がゴロゴロしている。それにしても、大岳はいい雰囲気の所だ。蓼科山も綺麗に見える。もう少しガスが少なければよかったのに。
ここからは急な下りが続く。岩だらけの上、濡れていて滑りそうだ。慎重に降りて、しばらく進むと、開けた場所に出た。大きな岩が点在しているので、どうやらここが天狗の露地らしい。確かに大岩の上を飛ぶように歩く必要がある。でも、岩が乾いているので多少マシだ。小さな丘を超えると、双子池ヒュッテが見えてきた。ここで、焦って少々ペースが早くなり、岩から落ちて膝を打った。うーむ、慎重に行かねば(何回言うのだ?)。
双子池のテント場は近くの場所が埋まっていて、端の方になった。ほぼ池の反対側で片道10分(泣)。明日は午後に天気が崩れるらしいので、少し早めに動くことにしよう。
[4日目]
曇っているせいか暖かくてぐっすり眠れた。結露もほとんどなかったのがありがたい。天気が気になるので、いつもより1時間早めに出発。双子山への登りは笹の道だ。笹に朝露がたっぷり付いているので、ズボンやウェアが濡れる。まずは調子を整えるためにゆっくりと登る。双子山の山頂は広々としたいい所だった。でも、蓼科山の手前のピークが高めに見える。疲れているのか?
大河原峠に一旦降りてから登り返す。登りきった所で天気を確認したら、すぐにでも雨が降りそうだ。と思ったら、ポツポツきた。今日1日やまないはずなので、ここで完全に雨モードに切り替え。ここからは汗をかかないよう気をつける必要がある。幸い気温は10℃と低めなので、蒸れることはなさそうだ。
しばらく歩くと蓼科山荘に到着した。ここからは急な登り。ゆっくりと登っていたら、突然"あと15分"の表示。意外に近い。やがて蓼科山頂ヒュッテに到着。山頂は雨で全く眺望なし。晴れた日に出直すことにしよう。
女ノ神茶屋への下山路はとにかく長い。延々と降り続けて2時間、やっと道に出た。降りるまで平な所で2回ほどコケて笹藪に突っ込んでしまった。岩場は慎重に歩くのだが、油断というものは恐ろしい。バスが来るまで時間があるので、ついでに信玄棒道を親湯・プール平まで歩くことにした。というより、ずぶ濡れなので動きを止めると寒くて辛い。この道はなかなかハイスピードコースだ。また、最後に川を渡る歩道橋が異常に立派でビックリする。
----
八ヶ岳は権現岳や横岳、そして大岳と意外にタフな山があった。そのため、縦走してみると地図で見る以上に体力が必要な感じだ。とはいえ、概ね晴れて気持ち良い縦走となった。特にテント場で雨に降られなくてよかった。最終日のみ雨で、下山後に濡れた服をしばらく着替えることができず、寒さに震え続けたのは少々こたえた。次回からは下山後の後処理も計画段階で考えておこう。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:225人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [3日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら