一人ぼっちの鋸岳(と甲斐駒ヶ岳、駒津峰、アサヨ峰)

2021年10月02日(土) ~ 2021年10月03日(日)

• GPS: 16:50
• 距離: 20.6km
• 登り: 2,999m
• 下り: 3,244m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:52
• 休憩: 1:19
• 合計: 8:11

距離 10.6km 登り 1,793m 下り 1,304m

7:38 北沢峠
7:42 仙丈ヶ岳二合目登山口
7:51 7:52 長衛小屋
9:16 9:17 栗沢山
9:54 10:03 アサヨ峰
10:42 10:44 栗沢山
11:27 11:59 仙水峠
12:57 13:06 駒津峰
13:25 六方石
13:52 13:54 摩利支天
14:33 駒ヶ岳神社本宮
14:38 14:56 甲斐駒ヶ岳
15:43 15:48 六合石室
15:49 宿泊地

2日目

• 山行: 7:17
• 休憩: 1:23
• 合計: 8:40

距離 10.0km 登り 1,214m 下り 1,952m

5:09 宿泊地
5:36 5:39 三ッ頭
7:02 7:07 中ノ川乗越
7:32 7:41 第2高点
8:15 8:29 鹿窓
8:45 8:50 鋸岳
9:07 9:13 角兵衛沢ノ頭
10:09 10:12 岩小屋
11:21 11:38 角兵衛沢渡渉点
12:23 12:25 熊穴沢渡渉点
12:42 13:01 丹渓山荘
13:49 丹渓新道登山口

天候

文句なしの晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

仙流荘から北沢峠行きのバスは5時に並ぶと第二便の2台目でした。8時前着。

コース状況／危険箇所等

甲斐駒ヶ岳〜6合目小屋以降ルートが少しわかりにくくなります
ピンクテープ、踏み後、GPSをよく見る必要あり
第二高点〜鹿窓は何本かルートがある模様
私は下まで下って登り返すルートをとりました

写真

10/2 4:58

朝5時に並び第二便の2台目(12台目)。残り人数的にも第二便で終わりだったかな？

10/2 7:35

07:35に北沢峠着

10/2 7:45

長衛小屋のテン場、18年のGWに2泊したなぁ
近くに川が流れているいいテン場です

10/2 7:46

長衛小屋

10/2 7:47

数日前に鋸岳で熊に襲われた人がいるそうなので、熊スプレー持参

10/2 7:50

いざアサヨ峰に

10/2 8:18

栗沢山までの道は整備ばっちりでとても登りやすい

10/2 8:58

甲斐駒ヶ岳が見えてきた。いい天気

10/2 9:04

仙丈ケ岳さんもちわっす

10/2 9:15

栗沢山到着。いいペースでこれた

10/2 9:15

アサヨ峰近っと思いました

10/2 9:31

でも意外と遠かった

10/2 9:39

ちょいちょい難路です

10/2 9:55

アサヨ峰に到着。百高山90座目

10/2 9:58

鳳凰三山への道と広河原が見える

10/2 10:58

さぁ次は駒津峰目指すぞ

10/2 11:15

朝から700メートル登ったのに500メートル下る悲しさ

10/2 11:24

紅葉の時期になってきました

10/2 11:26

仙水峠に到着。18年GWの時はここまで来て、甲斐駒ヶ岳と駒津峰を見間違えたことに気づいてやめたんだよな。
バスが止まっていたので、そのまま仙流荘まで歩いて帰りました。今思えばすごい歩いた。

10/2 11:57

さあまた700メートル登りの始まりです

10/2 12:43

摩利支天も見える。せっかくだから寄ってこう

10/2 12:56

駒津峰に到着。百高山91座目

10/2 13:13

摩利支天経由で甲斐駒ヶ岳に向かう
この時間だと下山する人が多く、「この時間から登るんですか？」と言われました
遅いって言いたかったのかな

10/2 13:43

摩利支天に向かう
先週の畑薙⇔大沢岳でやられた筋肉が復活していないのか、太ももが痛くなってきてバテバテ

10/2 13:52

摩利支天に到着
10秒くらいで引き返す

10/2 13:55

摩利支天から甲斐駒ヶ岳に直登する道もあるみたいですが、よくわかんなかったから元の分岐に戻る

10/2 14:17

なんか名前があるんだろうけど調べてもわかんなかったので、
自分的にはネッシー岩と呼ぶ

10/2 14:24

甲斐駒ヶ岳山頂がもう少しだがバテバテでつらい

10/2 14:38

甲斐駒ヶ岳に到着。19年冬に登頂済みなのでサクッと先を急ぐ

10/2 14:38

さぁここから気を引き締めていこう

10/2 15:00

ここから少しルートがわかりにくくなるので、ピンクテープと踏み後とGPSをよく見る

10/2 15:38

ケルンもありがたい

10/2 15:43

6合目小屋が見えてきた

10/2 15:46

内部。ほんとはここに泊まってみたかったけど、女性3人しかいなかったので、おっさんはテント泊にする

10/2 16:33

おうち設置。小屋に女性3名、テン場に男女PTが2つで女性の方が多い。
鋸岳ってそんな女性人気あるのかな？って思ったけど、次の日鋸岳に向かったのは自分だけっぽかったのでみんなどこ行ったんだろう。

10/2 16:03

水場は結構下ります。農鳥小屋の水場を道悪くした感じ。
水は湧き水で葉っぱとか浮いているので浄水器使いたい(持ってくの忘れた)

10/2 16:34

夕方、北の方からゴロゴロ音と雨がぱらつきました。

10/3 5:39

2日目が始まる

10/3 6:39

このロープが見えたら右側に行くのが正解です。左側にもルートあるように見えますが、行ったら崖でした

10/3 6:45

第二高点が見えた

10/3 6:47

おっさん、それ指さしてるの第二高点じゃないから。

10/3 6:50

中ノ川乗越のあたりにある幕営できそうな場所

10/3 6:51

第二高点へのザリザリ登り。辛そう。右側から登ります。

10/3 7:04

取りついてみると地面はしっかり出ており、普通に登れる

10/3 7:32

第二高点に到着

10/3 7:33

次が核心部、第一高点に向かう
ここまで誰とも合っておらず、一人アタック決定

10/3 7:45

大ギャップを下る

10/3 7:52

中段にもルートがあるように見える
稜線沿いにもロープがあったので、そこからも行けるのかな？
いくつかルートがあるのでよく観察することが大事
自分ひとりしかいないので、ルートファインディング力が試されます

10/3 7:54

ルンゼを下って横断し、登り返すルートを選択

10/3 8:03

今回はハイドレーションを使用。便利だけど後がめんどくさいので久しく使ってなかった。

10/3 8:03

鹿ノ窓に向かって登り返す。左側をよく見ると草付きの中にルートがあるのでそこ通ると楽

10/3 8:07

険しそうに見えるけど草付きルートだと割と楽でした

10/3 8:12

鹿ノ窓かた垂れるチェーンが見えてきた

10/3 8:15

ごぼうで一気に登り切る。腕疲れた。

10/3 8:16

鹿ノ窓までもう少し

10/3 8:17

屋久島のハート杉みたいに撮ってみた。鹿の顔に見えなくもない

10/3 8:19

鹿ノ窓をくぐり、その勢いのまま岩を登る

10/3 8:20

よく見ると下に巻き道があったので岩から降りる。行動がイノシシか。

10/3 8:22

第一高点がもうすぐだ。
何度も言いますが、ここまでのルートはピンクテープ、踏み跡、GPSを見ることが大事です

10/3 8:24

鎖で降りて鎖で登り返す

10/3 8:27

最後のこの鎖、なんか怖かった

10/3 8:34

登り切ったら山頂はもうすぐだ
山頂には今日初めて見る他の登山者が居ました

10/3 8:48

鋸岳に到着。百高山92座目。
ここまでの難所を1人でやり遂げたことにガッツポーズ

10/3 8:50

あとは下るだけ

10/3 8:56

角兵衛沢ノ頭、見るからにやばい下り

10/3 9:20

歩くたびに落石が発生。
ここは逆に一人ぼっちで良かった

10/3 9:35

左側がルートのようです

10/3 10:40

高度と落とすと樹林帯に入り、ひたすら下る。
下りって嫌いです。
道もよくわかんないが、下れば着くでしょ

10/3 11:18

やっと河原が見えてきた

10/3 11:20

ようやく下り終了！

10/3 11:22

川はいいね。徒渉があり右足ドボンするがまぁいいや

10/3 11:28

天気の良い河原歩きは楽しい

10/3 11:31

倒れた看板。悲しい。

10/3 11:32

看板から無意識に右側に行ったけど、そっちは戸台への道だと5分ぐらいしてから気づく

10/3 11:39

看板、よく見れば北沢峠左ってなってるね。悲しいのは自分の観察力でした。

10/3 12:00

思ったより時間的に余裕があるので少し休憩
陽ざしが温かくて気持ちい

10/3 12:32

2個目の渡渉

10/3 12:33

立って歩くのは怖かったので、跨いで渡る

10/3 12:43

ピンクテープに引き寄せされて歩く人

10/3 12:46

丹渓山荘跡地。通ったことないルート沿いにあるはずなのに見た記憶がある。デジャブ？

10/3 12:55

丹渓山荘から少し登ってから、ここ戸台→北沢峠のルートじゃんと気づく。
今回、何度道を間違えているのやら。
行きたかったのは丹渓登山口だったので、河原に戻る

10/3 13:02

河原を少し遡り、渡渉すると丹渓新道への道

10/3 13:04

これが最後の登りだ。300メートル気合いれましょ

10/3 13:27

バスの時刻表は13時の後は15時だけど、どうせ増便でるでしょとゆっくり登る

10/3 13:35

やっと終わりが見えてきた

10/3 13:48

丹渓登山口に到着！ここまでめっちゃ長かった！！

10/3 14:04

勝利のVサイン
浮かれてたのか珍しく自撮りしてた

10/3 14:04

圧巻の鋸岳。あそこから下ってきたかと思うと感慨深い
オレスゴイ、オレガンバッタ

10/3 14:09

バスが来るまで鋸岳眺めてた。
今回は結構頑張った気がするし、やり遂げた感がすっごい。

10/3 16:21

帰りに茅野のハルピンラーメンに初めて行ってみました。
チャーシュー麺頼んだら、低温調理系のしっとりチャーシューが大量に乗っててギブアップしそうになりました。
タンパク質は補給できたけど、食べ応えあって鋸岳より強敵だったかもしれない。

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

SO-01M Sony

感想

yuin

前々から気になっていた鋸岳。
百高山と関係なく釜無川から挑戦しようと思ってたけど、
近くにあるアサヨ峰、駒津峰も未踏だったので、それと絡めて北沢峠ルートからに変更。

6合目小屋からゴールまで、鋸岳山頂で3PTにあった以外は誰とも合わず、
まさかの一人ぼっち鋸岳になりました。

全体的にルートはよく見ないとダメですが、
第二高点から第一高点区間は、本当にこのルートでいいんだよな？って
ドキドキしながら進んでました。
快晴にも恵まれて最高の登山日和。
おかげで終わった後の達成感が半端ないです。
滑落もせず、落石にもあわず、熊にも襲われず、今回は本当によく頑張った。
100点つけて良いと思う最高の山行でした。