八方尾根→『唐松岳』→牛首岩稜帯→『五竜岳』→遠見尾根
- GPS
- 11:51
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,819m
- 下り
- 2,103m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:19
天候 | 10月8日 晴れのち霧 9日 霧 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
アクセス 【往路】 名神高速ー中央道ー長野道 安曇野IC(出)ー147号線ー148号線 八方第3駐車場から徒歩で八方アルペンライン 八方ゴンドラリフト 八方駅ー八方ゴンドラリフト「アダム」ーアルペンクワッドリフトーグラードクワッドリフトー八方池山荘 【復路】 アルプス平駅ーテレキャビンーエスカルプラザータクシーー八方第3駐車場 148号線ー147号線ー安曇野IC(入)ー長野道ー中央道ー名神高速 |
その他周辺情報 | 登山後の温泉:大町市コミュニティセンター「上原の湯」 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
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感想
【快晴の稜線歩きの唐松岳&ガスで真っ白の五竜岳】
10/7(木)17:30に大阪駅近くのいつもの待ち合わせ場所で
amaさんにピックアップしてもらい出発
木曜日ということもあってか道路状況が良く
順調に車を走らせAM2:00前に八方第3駐車場に到着
十分に睡眠をとってAM8:00発の八方ゴンドラリフトに乗車
標高1830mの八方山荘までリフトを乗り継ぎ一気に登ります
そこからは各々のペースで山登りが始まります
天気にも恵まれ八方尾根を快適に歩き
丸山ケルンからは天狗尾根から不帰の剣の稜線が一望できます
唐松岳山頂からは立山・剱岳方面も見渡せる大パノラマを
見ながら軽食をとることができたので気分爽快でした
一つ目標をクリアしましたがそこから五竜山荘まで3時間弱かかります
五竜岳までこれから歩く稜線を確認しながら歩くことができるので
気持ちよく歩く事ができます
唐松山荘を過ぎると直ぐに牛首の鎖場があり緊張します
注意しながら難なく通り過ぎ大黒岳に到着
長いハイマツ帯を歩き15時過ぎに五竜山荘に到着しました
イワカガミの1階4人部屋を2人でゆったり使うことができました
17:50から夕食のカレーをいただき味噌汁とライスをおかわりして
温かいお茶をいただき漸く体が温もってきました
標高が高いこともありますが寒がりな私には小屋が寒くて
持参した衣服を全部着込んで19時までに早々に就寝しました
10/9(金)前日は疲れと寒さの中19時前に就寝
AM2:30頃トイレに行くまではぐっすり眠ることができ
2人とも予定のAM4:30までに準備を整え
朝食前に五竜岳山頂アタックに出発!
久しぶりのヘッデン使用でがっつり岩場&鎖場なのにガスガス💦
周囲は真っ白けで何も見えない分高度感はありませんが
慎重に進みます
コースタイム通り約一時間で山頂に到着!
このまま待っていても天候の回復は望めないと考え
記念写真を撮り合って早々に山頂を後にしました
小屋に戻り予定通りAM6:30に朝食をいただきその後
身支度を整えAM7:40に小屋を出発
白岳から西遠見の区間は岩場が続き事故が多いと
小屋のホワイトボードに書いていたにもかかわらず
手袋を装着時にザレ場で足を滑らせ尻もちをつくとき
左手首を岩場で擦ってしまいました💦
その後は遠見尾根を順調に下り小遠見山で小休止しました
時々あるベンチや展望スペースも雲が立ち込め
何も見えなかったのは残念でした
景色を楽しむこともできず黙々と歩いたので
予定より早い11時過ぎにアルプス平に下山しました
その後八方第3駐車場までタクシーで移動後
車で約40分移動して温泉に入って汗を流してから帰路につきました
お疲れ様でした!
□■□■ 長い尾根歩きと緊張する岩稜帯通過の『五竜岳』
8時スタートのゴンドラ「アダム」に乗って登山開始。
正式名称「八方アルペンライン」というゴンドラで、
麓のアダムプラザから標高1,400mの兎平駅まで一気にワープ。
そこから「アルペンクワッドリフト」と「グラードクワッドリフト」を
乗り継いで、登山口の八方池山荘まで移動。
歩き始めが9時前になりました。
八方尾根を登っていくと次々とケルンを通過します。
過去に多くの登山者が、樹林帯が少ないために方向を見失って遭難し、命を落としてしまっています。
その為、後進の登山者の遭難防止の道しるべとして願いを込めて作られているそうです。
八方池は池の周りを反時計回りに歩きました。
それから尾根道に戻り、高度を上げていくと扇雪渓に・・
ここは休憩に適している場所だと言えます。
僕たちも小休憩してから出発しました。
しばらく急登をこなすと丸山ケルンに到着。
この時、タイミングよくガスが晴れて不帰ノ嶮方面のギザギザが鮮明に展望出来ました。
白馬連山と唐松岳を結ぶこの稜線もいつかは行ってみたいと思いました。
八方尾根も終盤になります。
しばらく進むと分岐になり、左に行く巻き道が通行止めになってました。
5年前に訪れた時は通れた記憶がありますが、登山道が崩落している模様です。
尾根通しでピークに登ると唐松岳への稜線と左下に唐松頂上小屋の屋根が見えました。
ここでザックをデポしてサブザックで唐松岳をピストン。
山頂で軽くミックスフルーツのゼリーを食べました。
唐松岳を辞し、五竜に向かいます。
牛首の岩稜帯を通過するのでストックはザックの背面に装着し使いません。
・・両手両足が使えるようにして進みました。
この稜線歩きも距離が長く、途中からガスも濃くなり我慢の縦走となりました。2時間強で遠見尾根の分岐に到着。
疲労も大きく、天候も濃いガスに包まれていたので計画通り、
五竜岳アタックは明日の早朝に行うことに決めました。
部屋はイワカガミという名前の部屋で1階の4人分のスペースを2人で使えて余裕たっぷり♬
夕食は2巡目の17時50分から・・
カレーとコロッケを美味しくいただきました。
その日は19時頃に就寝。
睡眠時間をたっぷり摂る事が出来ました。
翌朝。
4時25分にヘッデンを付けて出発。
相変わらず霧に包まれてましたが降雨は無さそう・・
東の空の地平線付近が紅く染まり、一瞬御来光が見れるかも・・
と、期待しましたが直ぐに濃い霧に包まれました。
途中から岩稜帯の登りになり鎖場等も出てきましたが、慎重にアタックしました。
ヘッデンの光を頼りにルートを丁寧に確認して登りました。
・・山頂へは本日の一番乗りでした。
日の出の時間でしたが、霧の為視界は遮られてしまってました。
霧が晴れる気配も無かったので早々に下山しました。
山荘に戻り、朝食を食べました。
食後、荷物をまとめて山荘を後にしました。
一旦「白岳」に登ってから遠見尾根を下りました。
ひたすら高度を下げていきますが、中遠見山への登り返しはしんどかった・・
天気が悪いのも影響して、登ってくるすれ違いの登山者は数人だけでした。
小遠見山頂上は多くのハイカーで賑わってました。
最後の下りをこなして地蔵の頭に下り立ちました。
五竜岳、登り応えのある素晴らしい山だと再認識。
無事、山行が終えられて大きな達成感を得ることが出来ました。
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深田久弥著、日本百名山には、信州側では、戦国時代この地方が武田信玄の勢力範囲だったので、山の残雪の形が武田家の紋章の菱に似ているところから、御菱(ごりょう)と呼んだ。それがゴリュウに転訛したという説があるが、確かな文献はない。山麓の人々は割菱ノ頭(わりびしのあたま)と呼んでいた。
ゴリュウに五竜という宛字をしたのは、この山に最も早く登った三枝威之介氏で、明治四十一年七月のことだった。それ以来五竜は確固として動かなくなったが、この軽佻なところの少しもないガッチリした山に、五竜という重厚な名は全く打ってつけだと思う。
と、記載されています。
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