南ア縦走
- GPS
- 173:32
- 距離
- 82.4km
- 登り
- 8,672m
- 下り
- 8,110m
天候 | 27 晴れ 28 晴れ 29 ガスのち雪 30 朝ガスのち晴れ 31 晴れ 1 晴れ 2 晴れのちガス 3 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
27日
5:00起床。6:00出発。昨日は畑薙ダムで車中泊。飲んだくれた。
ダムから40分ほどで畑薙大橋。そこからヤレヤレ峠を越えると沢に出る。
ウソッコ小屋はネズミが出そうな感じ。
そこから急登を登ると横窪峠があり、下ったら小屋。紅葉が綺麗。
小屋から先も登りが続く。途中から看板が多くなり、フレンドリーな口調なので元気が出る。
茶臼小屋で荷物をデポし、茶臼頂へ。聖頂辺りがずっとガスっていた。
赤石も南側は雪がない。 トイレは開放してあってありがたい。
28日
4:45起床。6:00出発。夜は0度くらいだった。
稜線に出ると少し風があり、寒い。西から吹く風で東側の斜面になると日当たりがよく暖かくなる。朝の寒さのせいか右足首が痛かった。体があたたまってくるとやわらいだ。
上河内岳手前、広場になっているとことはちょっと池があって凍っていた。
聖平までは全体的に下り。9:00過ぎ聖平。12:00過ぎ聖頂。相変わらずの心折れそうになる急登。前聖〜聖の取りつき点にテント適地。水もあった。
1hほどで聖と兎のコル。時間的に百間まできつそう。百間は日照時間が短い。
兎岳避難小屋にする。改装されていて綺麗。天井のトタンがクリアなので意外と明るい。
29日
5:00起床。5:45出発。夜中0度、朝1度。ハラが減って寝つきが悪かった。干しいもを食べて20時頃寝た。
ガスが濃いためカッパを着た。2h半で百間。朝一だったので元気だった。
百間手前で雨が本格的に降り出し、小屋に逃げ込んだ。
小屋の水場はたっぷり。コーヒーをいれる。百間平に登る途中、みぞれになり、越えると雪になった。
雪が積もってきていたが、赤石まで元気よく登った。
赤石山頂避難小屋でアイゼンをつける。 風が強くなってきて視界が悪い。
標高を下げるにつれ、風はよわまった。大聖寺平からはほとんど雪はなかったがめんどうなのでアイゼンはつけたまま。 ゲイターを持ってきていなかったので、引っ掛けないように注意した。
荒川小屋には早くついた。水は豊富。 手袋がだいぶ濡れてしまった。
30日
5:00起床。6:00前出発。夜は4度でかなり暖かかった。
出発時、アイゼンをつけたがすぐ外した。
1hほど登ると急に天候が回復した。富士も見えた。
中岳との分岐手前のトラバース、雪が深いところがあり苦戦した。
分岐でアイゼンをつける。先の稜線は風が強く、雪も固め。
気をつけていたのに、カッパを破った。 すぐ横は崖なので、カッパを破ったくらいでよかった。
稜線から外れ、ガラ場を下ると雪もなくなり、樹林帯になる。樹林帯の長いトラバースを終えると高山裏。
その先も樹林帯。小河内直下で森林限界。 風が強く、南西の風。
頂付近、クマの足跡。こいつとは塩見まで一緒だった。
小河内避難小屋は展望がいい。
31日
5:00起床。6:00出発。夜中は0度くらい。
朝から風もなくすがすがしい晴れ。歩いてきた赤石、荒川。これから行く塩見、その先の白根三山。烏帽子岳からは3000mの峰々が一望できた。
三伏山で電波が拾えた。塩見まではほとんど樹林帯。
塩見小屋〜塩見までは岩場なので、ストックをしまった。雪がついていたが、アイゼンは使わなかった。
1日
5:30起床。6:45出発。夜中は-1度。日中は風もほとんどなく暖かかった。
熊の平まで3h。名前だけでボロイ小屋を想像していたがそんなことなく、水も豊富でテラスからの眺めがよかった。日光があたりぽかぽかする。
農鳥小屋まで間のを大きくトラバースする。トラバース中の水場は出ていた。
小屋のおじさんに天気を聞き、その日に農鳥頂を落とすことにした。
往復1,5hくらいかかった。農鳥の水場は涸れていた。
2日
5:30起床。7:00出発。間のまでは少し登った。のっぺりした山頂で雪が多めだった。北岳山荘までは稜線を登り降り。山荘で少し休憩。
そこから先はアイゼンを使うか迷ったが使わなかった。
北岳頂からの下りでは使用。 肩の小屋で挨拶。泊まってけとの好意をいただき、泊まることに。
昼過ぎよりガスってきて本格的に崩れそう。
3日
天候が崩れる前に下山できた。
今回、南アの全縦を目的として山行に入ったが山行自体は満足がいったが、全縦としては不満だった。
改善点を以下に。
・パンツの替えはいらない
・テントはツェルトに変更
・行動食は小分けされているもののみ。
・百間洞、荒川の水は涸れないだろう。 その他も涸れることは少ない。
そして北岳から南下のコースの方がいい。理由は北岳を抜けてしまえば、アイゼンとピッケルを使う機会がなくなるだろうということ。
長期山行の場合は、一日の行動時間は9時間を上限とするのがベスト。
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