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Yamareco

記録ID: 372082
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島

屋久島縦走(淀川登山口〜白谷雲水峡)2泊3日

2013年11月15日(金) ~ 2013年11月17日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
15:43
距離
24.2km
登り
1,614m
下り
2,410m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:09
休憩
1:26
合計
7:35
距離 11.7km 登り 894m 下り 974m
7:05
74
8:19
8:24
6
8:30
8:36
13
8:49
22
9:11
9:14
4
9:18
9:23
72
10:35
10:39
15
10:54
11:29
13
11:42
30
12:12
12:19
34
12:53
12:54
37
13:31
13:51
49
14:40
2日目
山行
5:21
休憩
2:19
合計
7:40
距離 12.5km 登り 735m 下り 1,438m
6:45
8
6:53
6:55
64
7:59
8:20
12
8:32
8:41
74
9:55
9:57
45
10:42
11:14
30
11:44
12:19
72
13:31
13:38
9
13:47
13:49
5
13:54
14:23
2
14:25
ゴール地点
天候 11/15(金)淀川登山口(14:40)曇り一時小雨 気温:15℃
11/16(土)淀川小屋 (06:00)晴れ 気温:2℃
     宮之浦岳 (11:00)晴れ 気温:6℃
11/17(日)高塚小屋 (06:00)晴れ 気温:3℃

【ウェア】
ドライレイヤー:ファイントラック フラッドラッシュスキンメッシュ 
ベースレイヤー:モンベル ジオライン M.W.ハイネックシャツ
ミドルレイヤー:モンベル クリマエアジャケット
インシュレーション:ユニクロ ウルトラライトダウンジャケット 640フィルパワー
ソフトシェル:マムート アルティメイト ライト ジャケット AF
パンツ(厚手):モンベル O.D.ライニングパンツ

登山中はドライレイヤー+ベースレイヤー+ソフトシェルで十分でした。それでも寒い場合はレインウェアをアウターとして着込むつもりでしたが、出番はありませんでした。小屋に着いてから、クリマエアジャケットを着て、寝るときにはダウンも着込みました。
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
木曜日に鹿児島市内で仕事があったので金曜日始発のトッピーに乗って屋久島へ行くことにする。日曜最終のトッピーで鹿児島市内へ戻ってくれば、その日のうちに自宅へ帰り着ける段取りである。その日程で屋久島を縦走できるコースを検討した結果、淀川登山口より入り1泊目を淀川小屋、2泊目を高塚小屋として白谷雲水峡へ抜けるコースを採ることにした。

11/14(木)
福岡→鹿児島 
車(高速道路利用)3時間

11/15(金)
07:45 鹿児島発(高速船・トッピー)
09:45 屋久島着

11/17(日)
16:00 屋久島発(高速船・トッピー)
18:00 鹿児島着
21:30 城山観光ホテル発(高速道路利用)
00:30 自宅着

参考サイト「白谷雲水峡にアクセスする方法(宮之浦港から路線バスに乗る)」
http://tozanguchi.net/shirataniunsuikyou-basu/
コース状況/
危険箇所等
・登山ポストは登山口に設置されています。
・登山口に1人1口500円の「屋久島山岳部保全募金」箱があります。
・白谷雲水峡の原生林歩道(奉行杉コース)は木の根が張り巡らされた箇所が多く、登山道をピンクテープをしっかり確認し、道を見失わないようにしたい。
・濡れた木道や苔のついた岩は滑りやすい。
・ストックを使用する場合は先端にゴム製のプロテクターを付けましょう。木の根等で外れやすいのでビニールテープを巻いて脱落防止を。
07:45 鹿児島南港から高速船トッピーに乗って屋久島へ向かいます。危うく乗り遅れるところでした…。
2013年11月15日 07:18撮影 by  ISW16SH, SHARP
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11/15 7:18
07:45 鹿児島南港から高速船トッピーに乗って屋久島へ向かいます。危うく乗り遅れるところでした…。
トッピーは水中翼船なのでデッキに出ることが出来ません。途中で開聞岳が見えました。あそこも登りたいなぁ。
2013年11月15日 08:43撮影 by  ISW16SH, SHARP
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11/15 8:43
トッピーは水中翼船なのでデッキに出ることが出来ません。途中で開聞岳が見えました。あそこも登りたいなぁ。
09:45 屋久島・宮之浦港に到着です。曇り空ですが、これからの天気予報は良くなさそうです…。
2013年11月15日 09:55撮影 by  ISW16SH, SHARP
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11/15 9:55
09:45 屋久島・宮之浦港に到着です。曇り空ですが、これからの天気予報は良くなさそうです…。
バスの時間は12:51なので時間があります。もう一本後のトッピーでも良かったのですが、余裕を持って始発に乗りました。バス停前のお土産屋さんでランチしました。
2013年11月15日 11:11撮影 by  ISW16SH, SHARP
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11/15 11:11
バスの時間は12:51なので時間があります。もう一本後のトッピーでも良かったのですが、余裕を持って始発に乗りました。バス停前のお土産屋さんでランチしました。
それでも時間があるので、缶ビールを空けました(笑)。少し肌寒いですね。
2013年11月15日 11:38撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/15 11:38
それでも時間があるので、缶ビールを空けました(笑)。少し肌寒いですね。
15:00 淀川登山口に到着。ここにポストがあります。ところで、ここまでの道程で面白い出来事が・・・。
2013年11月15日 15:01撮影 by  N01E, DoCoMo
11/15 15:01
15:00 淀川登山口に到着。ここにポストがあります。ところで、ここまでの道程で面白い出来事が・・・。
登山口の向かいにはトイレがあります。きれいです。
2013年11月15日 15:01撮影 by  N01E, DoCoMo
11/15 15:01
登山口の向かいにはトイレがあります。きれいです。
ここで同行者「リンちゃん」が出来ました。流れで(笑)一緒に山歩きをすることになりました。
2013年11月15日 15:12撮影 by  N01E, DoCoMo
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11/15 15:12
ここで同行者「リンちゃん」が出来ました。流れで(笑)一緒に山歩きをすることになりました。
15:50 淀川小屋に到着です。高塚小屋がリニューアルされるまでは一番きれいな小屋との評判でした。今日は僕らを含めて13人程の泊まりのようです。
2013年11月15日 15:51撮影 by  N01E, DoCoMo
1
11/15 15:51
15:50 淀川小屋に到着です。高塚小屋がリニューアルされるまでは一番きれいな小屋との評判でした。今日は僕らを含めて13人程の泊まりのようです。
先着されていたグループさんにテラスは占有されていたので夕食を作る場所がありません…。今日のメニューは、アルファ米・無印良品「豚味噌炸醤」・極食「なすの揚げ煮」、と豪華です!もちろんビールと焼酎「三岳」も飲みました。
2013年11月18日 12:33撮影 by  N01E, DoCoMo
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11/18 12:33
先着されていたグループさんにテラスは占有されていたので夕食を作る場所がありません…。今日のメニューは、アルファ米・無印良品「豚味噌炸醤」・極食「なすの揚げ煮」、と豪華です!もちろんビールと焼酎「三岳」も飲みました。
06:50 同宿者のグループは4時頃には出発してました。6時頃には続々とグループが上がって来てます。トイレはご覧の通りの縦列。簡易トイレは空いていますが、皆さん使用したくないのでしょう…。ちなみにトイレ(バイオ和式)はヘッドライトがないと厳しいです。あと、息は出来ません(笑)。
2013年11月16日 06:50撮影 by  N01E, DoCoMo
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11/16 6:50
06:50 同宿者のグループは4時頃には出発してました。6時頃には続々とグループが上がって来てます。トイレはご覧の通りの縦列。簡易トイレは空いていますが、皆さん使用したくないのでしょう…。ちなみにトイレ(バイオ和式)はヘッドライトがないと厳しいです。あと、息は出来ません(笑)。
だんだんと屋久島らしい風景になってきました。昨夜遅くから晴れていましたが、今日はお天気になりそう?…嬉しいです!
2013年11月16日 07:06撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 7:06
だんだんと屋久島らしい風景になってきました。昨夜遅くから晴れていましたが、今日はお天気になりそう?…嬉しいです!
白骨樹に囲まれた「トーフ岩」が見えました。それにしても不思議な形です。
2013年11月16日 08:05撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 8:05
白骨樹に囲まれた「トーフ岩」が見えました。それにしても不思議な形です。
小花之江河の手前のピークで万歳!天気も良くてサイコーです!
2013年11月16日 08:11撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 8:11
小花之江河の手前のピークで万歳!天気も良くてサイコーです!
08:20 小花之江河です。コースタイムよりペースが速いみたいです。オーバーペースにならないように…。
2013年11月16日 08:20撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
11/16 8:20
08:20 小花之江河です。コースタイムよりペースが速いみたいです。オーバーペースにならないように…。
08:30 花之江河です。屋久島は山の至る所から水が湧き出ているように感じます。
2013年11月18日 12:34撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/18 12:34
08:30 花之江河です。屋久島は山の至る所から水が湧き出ているように感じます。
森林限界を抜けると奇岩だらけの風景に変わり、また面白くなります。
2013年11月16日 09:45撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 9:45
森林限界を抜けると奇岩だらけの風景に変わり、また面白くなります。
これを見たかった!この岩には名前があるのでしょうか?似ていないのですが「天空の城ラピュタ」に出てくるロボットを連想しちゃうんですよね。
2013年11月16日 10:24撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 10:24
これを見たかった!この岩には名前があるのでしょうか?似ていないのですが「天空の城ラピュタ」に出てくるロボットを連想しちゃうんですよね。
青い空と緑の絨毯に配置された岩のオブジェたち。この先に九州最高峰・宮之浦岳が…。
2013年11月16日 10:38撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 10:38
青い空と緑の絨毯に配置された岩のオブジェたち。この先に九州最高峰・宮之浦岳が…。
10:55 宮之浦岳山頂(1936m)に到着!
2013年11月16日 11:01撮影 by  N01E, DoCoMo
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11/16 11:01
10:55 宮之浦岳山頂(1936m)に到着!
快晴です!でも風が強い。風速8m/s位でしょうか。かなり寒く感じます。体感温度は0度を下回っていますね。
2013年11月16日 10:59撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 10:59
快晴です!でも風が強い。風速8m/s位でしょうか。かなり寒く感じます。体感温度は0度を下回っていますね。
同行者・リンちゃんも笑顔ですね。そのポーズは意味が分かりませんが(笑)。
2013年11月16日 10:56撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 10:56
同行者・リンちゃんも笑顔ですね。そのポーズは意味が分かりませんが(笑)。
山頂からは永田岳の雄々しい姿も。本来ならあそこにも行きたかったのですが、次回のお楽しみにしておきましょう。
2013年11月16日 10:56撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 10:56
山頂からは永田岳の雄々しい姿も。本来ならあそこにも行きたかったのですが、次回のお楽しみにしておきましょう。
焼野から平石を仰ぎ見ます。ここにも人面岩が(笑)。
2013年11月16日 12:00撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 12:00
焼野から平石を仰ぎ見ます。ここにも人面岩が(笑)。
平石から宮之浦岳を振り返ります。
2013年11月16日 12:09撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 12:09
平石から宮之浦岳を振り返ります。
12:15 平石岩屋です。今日はいいペースのようですね。
2013年11月18日 12:36撮影 by  N01E, DoCoMo
11/18 12:36
12:15 平石岩屋です。今日はいいペースのようですね。
山の中腹が紅葉しています。
2013年11月16日 12:16撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
11/16 12:16
山の中腹が紅葉しています。
とにかくシカさんには良く会いました。逃げもしないし、どっかり道をふさいでいたりします。彼は角がなかなか立派ですね。
2013年11月16日 12:40撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 12:40
とにかくシカさんには良く会いました。逃げもしないし、どっかり道をふさいでいたりします。彼は角がなかなか立派ですね。
坊主岩が現れました。この辺りも縦走路らしい気持ちのよい登山道でした。
2013年11月18日 12:36撮影 by  N01E, DoCoMo
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11/18 12:36
坊主岩が現れました。この辺りも縦走路らしい気持ちのよい登山道でした。
13:10 第一展望台まで来ました・・・が、展望はよくないですよね?
2013年11月18日 12:36撮影 by  N01E, DoCoMo
11/18 12:36
13:10 第一展望台まで来ました・・・が、展望はよくないですよね?
立派な屋久杉があちらこちらに。
2013年11月16日 13:20撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 13:20
立派な屋久杉があちらこちらに。
13:40 新高塚小屋に到着して小休憩です。時間が早いので1.7km先の高塚小屋まで行くことにしましょう。高塚小屋は収納20人と小さめなので、もしかしたら泊まれないかも知れません。その時にはテントを立てる事になります。
2013年11月18日 12:36撮影 by  N01E, DoCoMo
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11/18 12:36
13:40 新高塚小屋に到着して小休憩です。時間が早いので1.7km先の高塚小屋まで行くことにしましょう。高塚小屋は収納20人と小さめなので、もしかしたら泊まれないかも知れません。その時にはテントを立てる事になります。
またまたヤクシカが近寄ってきました。餌はあげないよ。
2013年11月16日 13:48撮影 by  N01E, DoCoMo
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11/16 13:48
またまたヤクシカが近寄ってきました。餌はあげないよ。
14:35 高塚小屋に着きました。ここは今年の8月にリニューアルしたので新しくて綺麗です。というか、余りの綺麗さにびっくりしました。ここで同宿したお二人と翌日から同行することに。これで同行者が3人という、今までにない山行となりました。
2013年11月18日 12:36撮影 by  N01E, DoCoMo
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11/18 12:36
14:35 高塚小屋に着きました。ここは今年の8月にリニューアルしたので新しくて綺麗です。というか、余りの綺麗さにびっくりしました。ここで同宿したお二人と翌日から同行することに。これで同行者が3人という、今までにない山行となりました。
高塚小屋から10分で縄文杉があります。水場は縄文杉の先にあるので水汲みついでに?縄文杉と初対面しました。これはとても写真には納まりません。
2013年11月18日 12:41撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
11/18 12:41
高塚小屋から10分で縄文杉があります。水場は縄文杉の先にあるので水汲みついでに?縄文杉と初対面しました。これはとても写真には納まりません。
うーむ、ぶっといです。リンちゃんに「木肌が人面に見えるね」と言うと「魔女に見えますね」との事。僕はナゼだか、お爺さんの「大きな古時計」を連想しました。
2013年11月16日 14:58撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/16 14:58
うーむ、ぶっといです。リンちゃんに「木肌が人面に見えるね」と言うと「魔女に見えますね」との事。僕はナゼだか、お爺さんの「大きな古時計」を連想しました。
06:50 朝陽を受ける縄文杉は神々しかったです。高塚小屋に泊まると、最終日程が楽でいいですね。この日も晴れのスタートです。
2013年11月17日 06:53撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/17 6:53
06:50 朝陽を受ける縄文杉は神々しかったです。高塚小屋に泊まると、最終日程が楽でいいですね。この日も晴れのスタートです。
大王杉は樹齢3000年と縄文杉にひけをとらない大きさです。僕はこちらの方がオシスギ(笑)ですね。
2013年11月17日 07:25撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/17 7:25
大王杉は樹齢3000年と縄文杉にひけをとらない大きさです。僕はこちらの方がオシスギ(笑)ですね。
木道は滑りそうで歩くのに神経を使います。同行者の福山さんは「僕は60歳だからゆっくり歩くよ」と仰っていましたが、ちょっとペースが速いですよ。
2013年11月18日 12:43撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
1
11/18 12:43
木道は滑りそうで歩くのに神経を使います。同行者の福山さんは「僕は60歳だからゆっくり歩くよ」と仰っていましたが、ちょっとペースが速いですよ。
伐採された切り株の上に新しく杉が育っていきます。切り株更新と呼ばれるものですね。
2013年11月18日 12:43撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/18 12:43
伐採された切り株の上に新しく杉が育っていきます。切り株更新と呼ばれるものですね。
08:00 ウィルソン株に着きました。同行者と記念撮影します。左から、北海道さん、リンちゃん、福山さん、僕。お互いに名前も聞かず一緒に歩いている。こんな変わったご縁があるのも山の面白さです。
2013年11月17日 08:04撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
1
11/17 8:04
08:00 ウィルソン株に着きました。同行者と記念撮影します。左から、北海道さん、リンちゃん、福山さん、僕。お互いに名前も聞かず一緒に歩いている。こんな変わったご縁があるのも山の面白さです。
お約束の、ウィルソン株の中から見上げたハートです。最初なかなかこの角度が見つけられずに、切り株の中をウロウロしてしまいました。
2013年11月17日 08:07撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/17 8:07
お約束の、ウィルソン株の中から見上げたハートです。最初なかなかこの角度が見つけられずに、切り株の中をウロウロしてしまいました。
それにしても株の中は広大で迫力がありました。
2013年11月17日 08:10撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/17 8:10
それにしても株の中は広大で迫力がありました。
大株歩道に出て、トロッコ道を歩きます。このトロッコ道、単調でつまらないという方が多いようですが、僕は好きです。列車の先頭車両からレールを眺めるのが好きだからかなぁ(笑)。
2013年11月18日 12:37撮影 by  N01E, DoCoMo
1
11/18 12:37
大株歩道に出て、トロッコ道を歩きます。このトロッコ道、単調でつまらないという方が多いようですが、僕は好きです。列車の先頭車両からレールを眺めるのが好きだからかなぁ(笑)。
楠川分れから白谷雲水峡を目指します。辻峠までの登りは明るい森の中で気持ちがいい。ここらは40年くらいの若い森なのだそうです。
2013年11月18日 12:45撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/18 12:45
楠川分れから白谷雲水峡を目指します。辻峠までの登りは明るい森の中で気持ちがいい。ここらは40年くらいの若い森なのだそうです。
10:55 辻峠にザックをデポして太鼓岩まで来ました。ガス気味で宮之浦岳ははっきりと見えません。徐々に曇ってきましたが、それでも雨に降られないだけラッキーです。
2013年11月17日 10:53撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
11/17 10:53
10:55 辻峠にザックをデポして太鼓岩まで来ました。ガス気味で宮之浦岳ははっきりと見えません。徐々に曇ってきましたが、それでも雨に降られないだけラッキーです。
辻峠まで戻ってきました。後は白谷小屋までしばらく下りが続きます。途中に苔むす森を通ります。
2013年11月18日 12:38撮影 by  N01E, DoCoMo
11/18 12:38
辻峠まで戻ってきました。後は白谷小屋までしばらく下りが続きます。途中に苔むす森を通ります。
スギゴケがそこら中でモフモフしています。
2013年11月17日 11:19撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
1
11/17 11:19
スギゴケがそこら中でモフモフしています。
ホワイトバランスが悪くて、苔むす感じが上手く撮れていません。もっと写真の勉強しなきゃなぁ。
2013年11月17日 11:24撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/17 11:24
ホワイトバランスが悪くて、苔むす感じが上手く撮れていません。もっと写真の勉強しなきゃなぁ。
白谷で最も大きい七本杉です。樹齢は1700年とも。素敵な立ち姿ですね。このすぐ先に白谷山荘があり、そこでお昼休憩です。
2013年11月18日 12:47撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/18 12:47
白谷で最も大きい七本杉です。樹齢は1700年とも。素敵な立ち姿ですね。このすぐ先に白谷山荘があり、そこでお昼休憩です。
白谷山荘を出て、これも有名な「くぐり杉」を抜けます。北海道さんと福山さんはザックがひっかかって、くぐり抜けるのに苦労していました(笑)。僕は迂回しましたよ。
2013年11月18日 12:38撮影 by  N01E, DoCoMo
11/18 12:38
白谷山荘を出て、これも有名な「くぐり杉」を抜けます。北海道さんと福山さんはザックがひっかかって、くぐり抜けるのに苦労していました(笑)。僕は迂回しましたよ。
至る所で苔がモフモフです。
2013年11月17日 12:27撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/17 12:27
至る所で苔がモフモフです。
ヒメシャラが倒木に絡みついています。なんでこんな変な形になっちゃうんでしょうか。それにしてもヒメシャラは苔が付いていないので、人肌みたいでちょっとヤラシイです(笑)。
2013年11月17日 13:27撮影 by  DiMAGE A200, KONICA MINOLTA
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11/17 13:27
ヒメシャラが倒木に絡みついています。なんでこんな変な形になっちゃうんでしょうか。それにしてもヒメシャラは苔が付いていないので、人肌みたいでちょっとヤラシイです(笑)。
うーん、ホワイトバランスも露出も合ってない…いい雰囲気だったのに…。
2013年11月18日 12:38撮影 by  N01E, DoCoMo
11/18 12:38
うーん、ホワイトバランスも露出も合ってない…いい雰囲気だったのに…。
所々にこういったコブみたいなものが出てきます。ちょっと怖い感じがします。
2013年11月18日 12:38撮影 by  N01E, DoCoMo
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11/18 12:38
所々にこういったコブみたいなものが出てきます。ちょっと怖い感じがします。
さあ、白谷雲水峡も満喫できました。雨樋のような細い滝「飛流おとし」という名でした。
2013年11月17日 13:48撮影 by  N01E, DoCoMo
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11/17 13:48
さあ、白谷雲水峡も満喫できました。雨樋のような細い滝「飛流おとし」という名でした。
13:50 バス停に到着。14:40のバスに余裕で間に合いました。後半は曇ってきましたが、雨も無く最高の三日間で大満足です!同行して頂いた北海道さん、福山さん、リンちゃん、ありがとう。お疲れ様でした!
2013年11月17日 13:57撮影 by  N01E, DoCoMo
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11/17 13:57
13:50 バス停に到着。14:40のバスに余裕で間に合いました。後半は曇ってきましたが、雨も無く最高の三日間で大満足です!同行して頂いた北海道さん、福山さん、リンちゃん、ありがとう。お疲れ様でした!

装備

個人装備
ヘッドランプ
94g
モンベル・パワーヘッドランプ
予備電池
103g
単4×3=33g,携帯用9g+18g,カメラ用43g
ラジオ
75g
SONY ICF-SX240RV
ガイド地図
山と高原
コンパス
24g
シルバ
10g
モンベル・エマージェンシーホイッスル
マルチツール
128g
レザーマン・フリースタイル
エマージェンシーセット
301g
ファイヤスターター・ジェットライター・予備電池・細引き・リペアシート・レザーマンフリースタイル128g
救急セット
381g
正露丸・ノーシン・バンドエイド・テープ・虫除け・イソジン・油性ペン・バンテノン
携帯電話
136g
au ISW16SH
携帯電話
112g
docomo N-01E
雨具(上)
205g
モンベル・トレントフライヤージャケット
雨具(下)
255g
モンベル・レイントレッカーパンツ
ストック
540g
Blackdiamond トレイル
水筒
157g
platypus ビッグジップSL 2.0L
三脚
940g
SLIKスプリントPRO2
カメラ
550g
コニカミノルタ ディマージュ A200
テント
2004g
ケルティ・サリダ2
寝袋
570g
ULスパイラルダウンハガー#3
シュラフカバー
250g
モンベル・ポルカテックススリーピングバッグカバー
ストーブ
407g
ジェットボイル・ZIP
クッカー
440g
ユニフレーム山クッカー角3
ブキ
94g
携帯箸・スプーン・フォーク
ガスカートリッジ
194g
1個
キジ打ちセット
158g
ハンディスコップ40g,ガベッジバッグ58g,ロールペーパー60g
バックパック
1500g
グレゴリーZ40
カメラバッグ
170g
ザ・ノース・フェイスML Camera Bag
サングラス
33g
SWANS ガルウィング
スパッツ
161g
モンベル・ゴアテックスロング
マットレス
486g
サーマレスト・ネオエアトレッカー ラージトルソ,エアタップポンプ
携帯トイレ

感想

■思ったより近い屋久島。

鹿児島市内での講演依頼があったのでそれを木曜日にしてもらい、金曜日に休みを取って3連休にしました。おお、これで憧れの屋久島・宮之浦岳へ行ける!(笑)。

金曜の高速船トッピーに乗って屋久島へ行き、日曜のトッピーで鹿児島市内へ戻ってくる日程で屋久島を縦走できるコースを検討した結果、淀川登山口より入り1泊目を淀川小屋、2泊目を高塚小屋として白谷雲水峡へ抜けるコースを採ることにしました。

白谷雲水峡から入って縦走するコースも検討しましたが、こちらは結構悩ましい。4連休が取れたときに検討することにしましょう。皆さんのヤマレコを拝見していても3連休なら淀川登山口から入る方が多いですね。

自宅から鹿児島市内まで車で3時間、新幹線利用なら1時間半。思ったより近いんですよね。お金はかかるけど、阿蘇や霧島へ行くよりも移動は楽かも。


■初日から色々あるよね。

高速船トッピーは鹿児島から2時間で屋久島・宮之浦港に着きました。1日目は淀川小屋に泊まるつもりなので、宮之浦港を12:50に出るバスに乗って合庁前で乗り換え、紀元杉まで行きます。バスの時間までかなりあるので街中を散策します。…が、適当に昼食をとった後はバス停そばの公園でビールを飲み始めました(笑)。

バスの時間が近づいたので腰を上げバス停に行くと、ザックと銀マットを抱えた女性がいました。山登りでしょうか?でもパンツはジーンズだし、靴はスニーカーです。山ガールというより、バックパッカーですね。同じバスで安房あたりまで行くのでしょうか。そう思っていたら、話しかけられました。

「スミマセン、五丁目はこのバスですか?」ん?五丁目?

ここに行きたいのだと彼女が広げた地図は英語表記。GOCHOMAEつまり合庁前に行きたいようです。そう、彼女は日本人ではありませんでした。合庁前に行くということは、紀元杉で乗り換えてシェルターまで行くつもりなのか?と確認したら、「Yes!」。その後はどうするの?と聞けば、彼女が指差すルートは僕とまったく一緒です。…その装備で?

屋久島交通のバスは整理券を取って料金後払い。合庁前までの運転手さんはずっと喋りっ放し。「次は○○〜。はい、通過しまーす。この先、揺れまーす。右カーブでーす。はい、揺れまーす」と実況中継しながら運転していました(笑)。合庁前で乗り換えると登山者が一人乗り込んで来ました。安房港でも3人の登山客。ここから山に入るにつれ空が暗くなって、ついには雨が降り出しました。まあ屋久島に雨はつきもの…覚悟の上です。

紀元杉の先、Uターンする所でバスを下車。舗装路をしばらく登ると淀川登山口が現れました。そこまでの道中で件の娘さんとお話しました(なんちゃって英会話ですが)。彼女は台湾人のリン、23歳。大学を卒業したのでオーストラリアでワーホリして、台湾に戻る前に韓国と日本に立ち寄ったようです。初めての来日で初めての屋久島。で、これから2泊3日の縦走ということ。日本語もほとんど出来ないのに、なかなか勇気のある娘です。

登山口から淀川小屋までは距離もないため、あっけなく到着(15:50)しました。先着の皆さんは炊事の準備に取り掛かっています。僕もザックを降ろして早くビールを飲みたい(笑)。小屋の中は暗くてヘッドライトが必要ですが、ここでリンはヘッ電を持っていないと判明。うーん、それじゃ夜明け前の出発は出来ないよね…。とりあえず食事の準備をしていると、リンが不思議そうにジェットボイルを見ています。「あなたはプロフェッショナルなクライマーですね〜」いやいや、みんな持ってるから。

夕食のメニューは豪華めです。それは極食の「なすの揚げ煮」を加えてるから。この極食シリーズ、まじで旨いです。とてもフリーズドライとは思えない食感と味。その代わりお値段も高い(このナスは680円)。ビールと夕食でお腹がふくれた所で、一服しつつ屋久島焼酎「三岳」のお湯割りを楽しみます。リンの夕食はパンでした。ストーブやクッカーも持たないようだし、あと二日の食事はどうなってるの?と聞くと、パンとスナックだけだと言います。だんだん不安になってきました。

もう一度、地図を見せてもらい、詳しい行程を聞いてみました。距離や時間も上手く把握できていないようです。このまま放って置くわけにも行かないでしょう。明日も一緒に歩こうか?と提案しました。本来なら4時頃に出発して、黒味岳・宮之浦岳・永田岳と踏むつもりでしたが、リンはヘッ電を持たないので夜明けを待っての出発となります。僕は何が何でも頂上派でもないので、この辺は「流れ」です(笑)。

■2日目。まさかの晴天で、How lucky we are !

…けっこう寒い。シュラフはモンベルの#3ですが、ダウンとフリースを着込んでいなかったら眠れないところでした。それより、どうも体調が思わしくありません。風邪のような、ただの鼻炎のような。とにかく鼻水が止まらず、つらいもんです。そんな事もあって、熟睡できません。…ていうより、みんな夜が早すぎです。19時前には就寝です。ここは無人の避難小屋なので電灯もありません。つまり「消灯」がない(笑)。これじゃ早く寝るしかないですね、確かに。深夜にトイレに立ったとき夜空を見上げると、樹木に遮られた小さな空間が星で埋め尽くされていました。すごい…。

昨夜から天気は良いようです。朝は晴天!7時過ぎに出発です。晴れている内に宮之浦岳の山頂を踏めたらラッキーかな。登山道は良く踏まれていて、道迷いの心配はなさそうです。だんだんと屋久島らしい雰囲気が増す森を、登山道はだらだらと上ります。それにしても苔をまとった岩や木々の中で、ヒメシャラがやけに存在感を出してます。樹林帯を抜けてからは、これまた美しい光景が続きました。まるでオブジェのような奇岩ばかり。

森と水と岩の美しさが印象に残る、素晴らしい登山道です。晴天のうちに宮之浦岳に到着(11:00)、強風に体が冷えてゆきます。Let's have a short break.リンのお昼ご飯はやはりパンです。体が持つのか心配ですが、ここまでの登りは軽い足取りで、標準コースタイムより速いくらいで僕のほうがバテそうです。

さて、下って新高塚小屋に着きましたが、まだ早い時間です。小屋には誰も居ません。トイレ休憩をしてリンに相談します。君のプランではココに泊まる事になっていたけど、僕はあと1km60分先にあるシェルターまで行こうと思う。そこはリニューアルしたばかりの新しいシェルターだけど、ここより小さいから登山客が多ければ入れないかも知れない。その時はテントで寝ることになるんだけど、君はどうする?

親子ほどに歳の離れた娘さんですが、女性ですから初対面のオヂサンと一つテントの下ってのは余りよろしくないでしょう。行程のピークは過ぎたし、ここでお別れしても問題ないと思いました。ところがリンの返事は「Sure,no problem.」と来たもんだ。まあ、小屋はたぶん空いているだろうし、満床でも協力してくれる人はいるでしょう。OK, Let's go!

高塚小屋は驚くほどの綺麗さでした。そして人は一人しか居ませんでした(笑)。そのお一人さんは、紀元杉までのバスでも一緒だった方でした。まずは寝床を確保して、縄文杉を見に行きます。その先にある水場で炊事用と明日の水を補給して小屋に戻ると、もう一人泊まり客が増えていました。今日の夕食は、山菜おこわとカルボナーラパスタです。リンは相変わらずのパン。僕は非常食もあるから、僕の持ってきたご飯を食べなさい、と勧めました。アルファ米に卵とじ牛丼です。お口に合ったかしら?

夕食後に同宿の二人がリンに話しかけてきました。英語で会話していた僕らが気になっていたようです(笑)。バスで一緒だった若い方は北海道からやって来たそうです。北海道の山は登りつくしたので、百名山踏破を目指している、というベテランさん。後から来られたのは広島の福山市から来たという60歳の方。登山は半年前から始めたそうで、ノリのいい方でした。

僕らはバスで一緒になって流れでここまで同行しているんですよ、と説明。福山さんが驚いて「え?初対面なの?それで山小屋に二人で泊まろうとしたの?お嬢ちゃん、そりゃアンタ度胸あるね〜。日本の女性なら怖くてできんよ〜」と仰る…それ、僕にも軽く失礼じゃないですか?(笑)。北海道さんは台湾の山はどうなのか?などリンに日本語で話しかけるのですが、その後に通訳してとばかりに僕の顔を見るのはヤメテ(笑)。

何だかんだで盛り上がってる夕暮れに、いきなりドアがガラリと開いて驚きました。「これから5人、入れますか?」とガイドさんが来られました。どうぞどうぞ、それにしても遅いお着きですね。「白谷雲水峡の自然観察ガイドをしてゆっくり上がってきたんですよ」。そうそう、ここではガイドさんと一緒であればなお楽しい事でしょう。あ、そういえば僕の親類は屋久島のガイドと結婚しているのでした。

ところで北海道さんは僕らと同じルート・白谷雲水峡周りで宮之浦まで戻るそうです。福山さんは荒川登山口まで戻る予定だというので、二人して「それはもったいない。白谷雲水峡を通ったほうがいいですよ」とお誘いし、結局4人で同行することになりました。「いやぁ僕はもう60歳だから、みんなについて行けずに迷惑かけるよ」と渋っていた福山さんでしたが、リンの「えー?60歳には見えません。40歳位かと思っていました」という言葉が決め手になったようでした(笑)。

■3日目、無欲と我欲の狭間に思う。

屋久島へ渡る前の天気予報は余り芳しいものではありませんでした。しかし、まさかの3日目も好天スタート!「山は無欲のときの方がいい姿を見せてくれる」と言いますが、その通りでした。縄文杉でご来光の後、大株歩道までの間は屋久杉オールスターズが目白押しで楽しませてくれます。日帰り登山客と多くすれ違いましたが、圧倒的に女性が多いです。海外からの観光客も結構見かけました。けどリンのように縦走する人はそう居ないと思います。

トロッコ道を外れ、楠川分れから白谷雲水峡への道に入ります。辻峠にザックをデポし、太鼓岩まで。福山さんは疲れが見え始めたようで、太鼓岩はパス。太鼓岩から見える景色に昨日は居たんだな〜と感慨深いものがありました。宮之浦岳方面はガスっています。本当に奇跡のようにラッキーだったんだなぁ。

辻峠から白谷山荘まで、苔むす森などがあって美しいのですが、時間帯のせいかガイドさんと一緒の団体さんが多くて、森厳な雰囲気という訳にはいきません。でもここで文句を言うのは欲深くて罰当たりと言うものです。山に行くといつも自分の欲深さに気づかされます。

白谷山荘から先の道(原生林歩道)が美しかったです。ただ木の根が張り巡らされているので登山道を見失いやすいかもしれません。ピンクのテープを確認すれば問題ないのですが、ガスや雨のときは注意が必要でしょう。美しい森を抜け、河を渡り、2時間ほどで終点となる管理棟に到着。好天にも恵まれ、楽しい同行者とのご縁あった、大満足の3日間でした。

■人それぞれ。

「あ〜、もう明日から仕事だよ〜」と福山さん。60歳でもバリバリ働いておられるからこその若さだと思いますよ、なんてたって40歳に見えますもの!

「リタイアする前に百名山を目指そうと思って来ました」と北海道さん。いやいやまだリタイアを考えるにはどう見ても若すぎます。けど、頑張ってください!

リンは大学の卒業もしたこの後、就職はどうするのか?と訊ねると、「まだ決めていない。自分のしたいことや可能性がまだ分からない」と言いました。そうだね、それを求めるのは若さの特権だ。All answer is in my own.

僕は…水曜日に誕生日を迎え、今回の屋久島は自分自身へのご褒美みたいなつもりでやって来たのでした。いつもはソロで歩くのに、今回は図らずも最終的に4人パーティみたいになって、これはこれで楽しかったのです。たぶん幾つになっても人間は悩み苦しみから逃れることは出来ないのでしょう。けど、山を歩けばリセット出来る事や気づけることも沢山あるんだな、と思うこの頃なのです。

山はいいなぁ。頭がからっぽになって、心がいっぱいになる。
さあ、次はどこの山に行こうか。

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コメント

お疲れさまでした。
Wakatakeyaさんへ

屋久島 楽しそうでイイですねぇ〜♪
『月に35日雨の降るところ』と言われる屋久島で晴れるなんて羨ましいかぎりです。
素敵な出会いもあり、写真を拝見すると良い山行を満喫している感じですね。
私も来年には必ず屋久島に行きます! (o^∀^o)
2013/11/21 22:13
ありがとうございます!
yumikoさん、屋久島は奇跡的な好天でしたー!

普段はソロばかりなのですが、こんな事もあるんですね(笑)。いつか九重辺りをご一緒しましょう!
2013/11/22 0:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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無雪期ピークハント/縦走 屋久島 [3日]
宮之浦岳縦走(淀川登山口 黒味岳 宮之浦岳 縄文杉 白谷雲水峡)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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