笊ヶ岳 / 偃松尾大黒尾根↑ランカン尾根↓


- GPS
- 34:40
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 3,014m
- 下り
- 3,012m
コースタイム
- 山行
- 11:44
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 12:48
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
※今回の山行は往路復路ともバリエーションルート、それ相応の山歩きされていない方の入山は手控えた方が吉。 偃松尾大黒尾根はランカン尾根と比べても入山者が格段に少ないかと思われます。 【偃松尾大黒尾根】 ・取り付き〜1316 白石の公民館駐車場?工事現場の駐車場?から歩き始め民家脇の作業道より取り付く。 なお駐車可なのか不明だったためダッシュボードに簡易的な登山届提示しときました。 馬酔木等に邪魔される箇所も有りましたが迷いなく歩ける感じ、伐採地の急坂は土が脆く滑る。 ・1316〜1922 白峰南嶺東面取り付き尾根のデフォルトのような雰囲気、快適なトレイルでした。 ・1922〜大黒山〜2253 偃松尾大黒尾根の真骨頂。 20〜50mの小ピークが7つ、概ね急坂に倒木やら立ち木が立ちはだかり、木を手掛かり足掛かりにする上、狭い樹間を強引に突破する、さながら障害物競走のような区間でした。 ・這松尾山 笊ヶ岳方面へ明瞭な踏み跡有り。 【ランカン尾根】 ・2261 ルート取り悩ましい.圈璽愚直に歩き通す▲肇薀弌璽広2爾泙嚢澆蠅禿个衒屬垢里い困譴、私は△鯀びましたが二ヵ所要バランスで悪かったです。 mejironさんは、やはり手掛かり乏しかったようです。 ・ヒソ平南東、1800から1600の斜面 RF要注意、GPSアプリなり地図読み慎重に。 ・1156 北東方面広い斜面、漫然と歩いていたら北側へルートロス、100mほど降りて気づきリカバリーしました。 ★水場:上倉沢水場 ピンクテープやら道標が昨年と比べ丁寧になってました。 二人分の水調達し、往復37分、私は今回含め2回水調達しております。 ★降雪 新雪で滑り止め無し、ただしステップ作れるような底のしっかりした靴の方が良し。 トレランやアプローチに使う靴ではもう時期的にしんどいかと。 |
写真
感想
白峰南嶺の取り付き尾根で二の足踏んでいた這松尾大黒尾根。
昨秋、峰山尾根で登って這松尾大黒尾根で下山しようと企てていたんですが恐れおののいてランカン尾根エスケープ、今回の山行で登った感想は下り利用は止めといて大正解、自分の第六感は当たる。
漠然とした言い方だとクライミング要素除いたバリエーションルートの百貨店と言うか、さながら障害物競走でした。
這松尾山着いた時には3000の雪山踏んだ時のような高揚感とは程遠い、「やっと解放された〜」という安堵感(笑)、これはこれで楽しいんですが。
幕営時、夜半に降雪があり、樹林帯の幕場は降雪無かったもんでそんな雪ついて無いだろうと思い、案の定積雪はたいしたことなかったのですが枝やらハイマツに付いた雪が本当に鬱陶しかったです。
が笊、小笊山頂の雪化粧したハイマツ越しの景色は清々しい気分にさせられました。
下山のランカン尾根が長くてゲップでました。
二日間登山者には誰一人会いませんでした、この山域は私ら二人が独占していたようです、もっとも登山者よりも熊に遭う確率の方が高いエリアですけど。
最後に、こんなクソつまらない山行にお付き合いくださったmejironさんに頭が上がりません。
ランカン尾根の下りでは口も聞いてくれないだろうなぁと思ってましたが、大人の対応してくださり、感謝です。
先々週末の黒戸日向八丁帰りの夕飯時、もし良かったら…バリルートでの笊ヶ岳どう?とのトムさんからのお誘い。
日向八丁でヘトヘトの私は体力に自信無いけど…笊は暑い時期は行けないし、今年は好きな南ア南部行けてないし、折角のお誘い断ったら女が廃る笑。てな訳でご一緒させて頂くことに。
いやぁー、南アのバリを決して舐めてた訳ではありませぬが、何度も尻もちつき、心折れる前に尾てい骨折るかと思いました笑。
一般登山道がどれだけ有難いか思い知らされる山行でしたが、紅葉と雪景色の一粒で二度美味しい景色を頂き、大好きな上河内にも告白出来てお腹いっぱい。
1人じゃ絶対行けないルートでした。トムさんありがとう〜木登り楽しかったよ😊
コメント
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コザル越しの富士と間ノ岳!素晴らしい眺めをありがとうございました。
雪は完全ノーガードでした(笑)
這松尾大黒尾根から笊小笊から落ちる沢筋に雪見えたんですが南嶺でまだそんな積雪あるわけないじゃんって鼻で笑ってたくらいです。
積雪は歩行には何ら問題無かったんですが低木やらハイマツにのっかった雪が鬱陶しかったです、藪山の宿命ですね。
今回テン泊装備でシュラフ厳冬期用でしたから難儀しましたがSGtyutaさんの脚、山行スタイルで装備抑えれば老平なり伝付絡めて日帰り出来るんじゃないでしょうか?
またまたマゾ山行でしたね
まあ、それがトムさんのマストスタイルか
笊はワタシもいつか行きたいと思っていてまだ踏めていない場所です。
まだあきらめてませんよ
しかしmejironさん、やっぱり強いなあ。
次はどこへ行くのやら、楽しみです
真冬のラッセルはお二人とも私にお付き合いいただけると幸いです
笊は結構敷居高いですね、ノーマルルートは橋の崩落ちょくちょくありますし。
広河原で水調達してちょっと登った幕営適地で区切って山頂アタックがお奨めです。
我々が利用した水場は鉄板ですが幕営してまた笊に登り返すのは山頂からの展望二度見れると喜ぶべきかまた登るの?と嫌になるか…。
mejironさん、テン泊装備でこのルート歩けるんですからたいがいだと思います。
冬よろしくお願い致します。
いえいえ、全く強くなんかないですよー。
日向八丁以上にバテバテでした。
真冬のラッセル…私は板で滑りたいです笑。
ついに行かれましたね〜(^^)下りはランカンだし、バリづくしの楽しい?山行(^ ^)とは言っても、標高差あってアップダウン付きなんで、主稜線にたどり着いた気持ちよくわかります(^^)
他の興味なきゃ僕も行ってただろうなぁ(^ ^)
偃松尾大黒尾根、概ね想像通りでした。
ランカンもそうですが白峰南嶺の取り付き尾根でも膨らんでるとこですからともかく長い、下りはうんざりしました。
あとは尾無、大唐松、大籠、フトオノとまだまだ楽しめます。
一晩で秋から冬の景色!
雲が多くても平地では過ごしやすい気候でしたが、標高の高い稜線は降雪したんですね♪
とてもきれいな景色を見せて頂きました♪
しかし笊への登りも両サイドからハイマツ雪枝の攻撃があったようですね!またまたランカンを下りで使うとは… よっぽど気に入られたご様子で😄
僕はランカンは登り向きの尾根だと思ったので、下りはルーファイも難しそうだしおだてられても行きませんよ〜😁
あのタフなコースの下山だと無言になるのも頷けるけど、大人の対応して頂けたなんてmejironさんはお優しい方ですね!
お二人とも大変お疲れさまでした♪
二日とも晴れって腹積もりだったもんで雪景色は想定外でした。
しれっとヤマテン晩に降雪って予報出してきて…風もなく気温そう下がらなかったのが良かったんだか悪かったんだか。
二日目標高下げるにつれ頭上の雪の滴りがたまらんかったです。
ですが初日に紅葉のランカン尾根全容、笊ヶ岳、偃松尾のツートップ、そして笊ヶ岳、小笊ヶ岳山頂付近のハイマツの雪ボンボンを同じ山行で目の当たりに出来たのはラッキーでした。
クルマの回収考えると結局ランカン尾根一択、昨秋下って勘所は分かっていたんですが湿った土壌の斜面でズサーっとなるわ長いわ…一筋縄じゃ行かないですね。
mejironさん、歩きはほぼ私と同じくらい、私がしんどくなって後ろ振り返るとぐだーっとしてるの見てニンマリ、一息入れる?と気兼ねなく歩けました。
もともと一人で行くつもりだったんですがRFでとても頼りになりましたし、私としては結構話しながら歩いた部類なもんで辛いルート、メンタルやられずに済みました。
ソロも良いですが最近はパーティー組んだ方が山楽しいかなぁと思いかけております。
このルートやれたんなら南アたいがい歩けるよ〜って行っても鵜呑みされなくなりましたが…。
残すビッグディールはuromamさんが既にやった大唐松尾根、偃松尾大黒尾根と同じくらいのしんどさかなと思っているんですが森林限界抜ける分、気が紛れ、じゃなかった爽快な気分になれそうで楽しみ…やっぱり大変そうですね(笑)
はじめまして、こんばんは。
ランカン尾根の下りには参りました。
優しいどころか、あまりのハードさにイカれてしまい、笑いが出てまいりました。
このルートのおかわり、いくら貰ったらまたやる?なんて冗談言いながら歩いてました。
偃松・・・読めない、書けない!
と思ったら時々這松ってトムさんの感想にあったから、ハイマツって読むのねとわかりました。
で、なんでランカン尾根はカタカナなんだろう・・・
紅葉と雪景色の両方をみることができてラッキーでしたね。
こんなバリルートに付き合ってくださる奇特な女性がいて良かったですね。
バリルートでなくても、南アは私にはもう手が届かない山域になりました。
トムさんのレコを見て、地図を広げて楽しませていただいています。
こんなの書けないうえ読めないです。
ランカン尾根…橋の欄干?地名なんててんで分かりません。
紅葉はもともと期待してなかったんですが初日の崩落地から見たランカン尾根、広葉樹が良い具合に色付いておりやはりイイなぁと。
雪は完全に想定外、登山中、枝を押す度に雪がかかり陽が高くなると頭上の樹の雪が融けびしょ濡れになって鬱陶しかったですが笊、小笊のハイマツの雪景色はなかなか良かったです。
mejironさん歩きは私と同程度、ただ本格的なバリエーションは場数踏んでないので実際現地で悶えまくって悪いとこ連れてきちゃったなぁと良心が痛んだんですが無事二人揃って歩ききれてホッと。
個人的には山歩きの範疇が違いますが槍ヶ岳の北鎌尾根やら前穂高岳の北尾根歩き通すことより大変じゃないかと思ってます。
あっちは人うじゃうじゃいますし、人の手垢付きまくりですから。
山っていうよりはアスレチック…こっちは文字通り自分で登りやすそうな弱点探して進んで行く楽しみがあります。
今回はかなりホネでしたのでやるとしてももうちょっとマイルドなバリエーション、他一般登山道ご一緒出来たらなぁと。
怪我の件ですね。
誰しも遅かれ早かれ山、シフトダウンしますもんね。
私も今のような山行、そんな続けること出来ませんので出来るうちに出来るだけやりたいもんです。
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