瑞牆山荘〜金峰山〜国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳〜西沢渓谷(冬の奥秩父西部縦走)
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- GPS
- 43:05
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 2,050m
- 下り
- 2,445m
コースタイム
みずがき山荘(10:00)→富士見平小屋(10:40)→大日小屋(11:19着 11:30発)→大日岩分岐(11:58)→砂払ノ頭(12:50)→金峰山(13:42着 14:18発)→朝日岳(15:28着 15:40発)→朝日峠(16:07)→大弛小屋(16:52)
<12/18>
大弛小屋(3:00)→国師ヶ岳(4:04着 4:24発)→東梓(7:07着 7:28発)→両門ノ頭(8:20着 8:35発)→富士見(9:13着 9:25発)→千曲川源流分岐(10:20)→甲武信ヶ岳(11:18)→甲武信小屋(11:33着 12:09発)→戸渡尾根分岐(12:41)→徳ちゃん新道・近丸新道分岐(13:51着 14:00発)→徳ちゃん新道登山口(15:38)
※12/18は上記以外にも休憩多数。
天候 | 12/17 晴れ。ほぼ無風 12/18 晴れのち雪(午前9時頃から下山までずっと雪) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【みずがき山荘〜富士見平小屋】 最初は積雪なし。途中、少しだけ積雪あるも問題なし。 【富士見平小屋〜大日岩分岐】 ここから先は雪道。しかし積雪は数cm程度。 【大日岩分岐〜金峰山】 積雪増えるもトレースばっちり。 【金峰山〜大弛小屋】 トレースなし。平均でスネくらいまで埋まる。吹きだまりにハマると膝くらいまで沈む。 【大弛小屋〜千曲川源流分岐】 トレースなし。この区間は積雪10〜30cm程度。東梓を超えたあたりから積雪が減って幾分歩きやすくなってくる。 【千曲川源流分岐〜徳ちゃん新道登山口】 ここからトレース復活。しかし12/18の新雪で徳ちゃん新道・近丸新道分岐を越えたあたりから再びトレースはなくなる。といっても積雪は3〜5cm程度。新雪に隠れた落ち葉で何回かコケる。 ※これは12/17〜18時点の状況です。12/18から奥秩父は降雪していますので、積雪は更に増えているはずです。 【ルート上の水場】 富士見平小屋、大弛小屋ともに出ていました。 【ルート上のトイレ】 富士見平小屋、大弛峠、甲武信小屋、西沢山荘 |
写真
感想
みずがき山荘から西沢渓谷までの縦走は何度かやっていますが、今回は昨年11月下旬以来になります。ここ数週間の天気を見て、その時と積雪はあまり変わらないだろうと予想していたのですが、大甘でした…。
みずがき山荘から金峰山までは順調でした。金峰山でも気温は-3℃程度。風はほとんどなく、視界も良好で写真を撮り過ぎて時間がかかったくらいです。しかし、金峰山から先は一転して修行のような道のりとなります。
前述のような予想をしていたので、装備はピッケルなし、スノーシュー・ワカンなし、アイゼンはチェーンスパイクで代用という状態。ピッケルやアイゼンは必要ありませんでしたが、スノーシューかワカンは持って行くべきでした。金峰山から甲武信ヶ岳までずっとトレースはなく、ほとんど踏まれていない雪の上を歩くと一歩毎に体力を奪われていきます。おかげで休憩が増えコースタイムは酷いことに…。大弛小屋から甲武信ヶ岳まで、無雪期に歩いた時の倍近い時間がかかりました。
当初の計画では大弛小屋で幕営するつもりでしたが、体力の問題と翌日かなり早く出発しないといけなくなりそうだったので、冬季小屋にお邪魔しました。もちろん独り占め。夜間、大弛小屋の外は-8℃くらい、小屋の中は-5℃くらいでした。
12/18は計画を大幅に修正し、3:00に大弛小屋を出発しました。本当は余裕をみて2:00くらいに出たかったのですが、起きられませんでした…。大弛小屋から甲武信ヶ岳までの縦走路は倒木などで荒れていて登山道がよく分からないところが多々あるのですが、何度か通っているので間違えやすいポイントは把握していました。初めてでいきなり積雪期や夜間に行くのはオススメできません…。そもそもこの縦走路、眺望は全くといっていいほどないですし、アップダウンの連続で体力は消耗しますし、そりゃ人気ないですよね…縦走中、登山者には全く会いませんでした。
12/18の気温は終日-5℃前後。午前9時頃から下山するまで粉雪が舞っていましたが、風は穏やかで視界もそれほど悪くありませんでした。事前の予報では午後からかなり降るかもしれないというものもあったので多少の不安はありましたが、なんとかなりました。甲武信ヶ岳登山を検討されている方、今なら登山口から山頂までずっと雪道を楽しめますよ!
ザックの重量は出発時点で20kg程度でした。使わなかった主要装備→厳冬期用グローブ、ゴーグル、スコップ、テント一式、三脚。
※GPSロガーを朝日岳付近で紛失したため、ルートは手書きです。スマホでもログをとっていたのですが、ひどく荒れているのでアップするのはやめました。
最後に。年末年始に奥秩父縦走をお考えの方、スノーシューかワカン持って行った方がいいです…。
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