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Yamareco

記録ID: 38426
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無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

小聖岳・聖岳・南岳・上河内岳・茶臼岳・仁田岳・易老岳・光岳・イザルガ岳

2008年11月01日(土) ~ 2008年11月03日(月)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
41.2km
登り
4,719m
下り
4,715m

コースタイム

 5:45 便ヶ島     6:10 11月11日
 6:50 西沢渡     7:05
 8:40 1/2の標識  8:40
 9:10 苔平      9:20
11:12 薊畑     11:37
12:25 小聖岳    12:36
13:40 聖岳     14:06
14:44 小聖岳    14:46
15:15 薊畑     15:17
15:37 聖小屋     6:20 11月12日
 7:17 岩頭      7:18
 7:50 南岳      8:00
 8:44 上河内岳    8:54
 9:18 奇岩竹内門   9:20
10:16 茶臼岳    10:50
11:22 希望峰    11:22
11:38 仁田岳    11:40
11:50 希望峰    11:55
12:13 鞍部     12:13
13:00 易老岳    13:10
13:57 三吉平    14:10
14:59 イザルガ岳分岐14:59
15:10 光小屋    15:21
15:36 光岳     16:11
16:24 光小屋     6:40 11月13日
 6:46 イザルガ岳分岐 6:46
 6:54 イザルガ岳   6:57
 7:03 イザルガ岳分岐 7:05
 7:31 三吉平     7:39
 8:28 易老岳     8:38
 8:53 2254m   8:55
 9:21 平らな広場   9:21
 9:45 面平      9:55
10:21 小さなコル  10:21
10:46 易老渡    10:46
11:08 便りヶ島
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2008年11月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はあまりありませんが
11月は天候が急変しますので注意

感想

11月 1日
便ヶ島→聖岳→聖平小屋(冬季)
上島トンネルから便ヶ島(たよりがしま)まで22K

飯田ICを降りると予想もしていなかった雨が降ってきた、それも少し強く!
S:「マジ?上は雪かな!!!!!!!!!!!!」
M:「低い雲なら下だけ雨かも」って
舗装路は林道となり砂利道に変わり雨に濡れた落ち葉は車道上の石ころを隠す!
真っ暗な林道でそれなりに石を避けて運転するまるちゃん
鈍く「ガッツ!」って音が

手からハンドルを放すと右方向に車が曲がる・・・・・
M:「パンクだね!」と運良く狭い林道でしたが少し膨らんだ場所があり停車
雨の中でスペアタイヤと交換!
緊急用スペアタイヤなのでゆっくり走る!もう予備のタイヤは無い・・・
パンク場所から4Kで静かな「便ヶ島」に到着♪

5時45分到着で空は白んでライト無しで出発できる状態でしたが
運転の疲れと緊張が残っているので20分ちょっと車で休んで出発へ

今回のルートは便ヶ島を起点にして周遊します
当初、易老渡(いろうど)から光岳に登り光小屋泊・聖平小屋泊で聖岳に登る計画でいましたが
易老渡から易老岳の登りがかなり急でフル装備の荷物を背負って登るのは大変と聞き
便ヶ島から聖岳を登り光岳を目指すコースに変更

ザックを担ぐと重い!寝袋とマットとアイゼンと食料と防寒具とかいろいろ
調理用と飲料用の水は全部まるちゃんが持ってくれているのに、足が重く歩けない・・・・
それでも「西沢渡」まではいくぶん平らな道で助かりました
西沢渡には「野猿」?って名前だったかな荷物を渡す籠がありそれに乗って沢の対岸まで渡りますがこれが楽しい♪
(籠があるのに沢を渡っている人が!その人のガイド本では「降雨時のみ人が乗れる」と書いてあるそうなので乗らなかったって、この籠に乗らないとつまんないよ〜!)

樹林帯の中をひたすら登ります、同じ頃にスタートした人たちが次々に私を追い越して行く・・・・
いつもはあまり追い越されないのに、この時期の3000m級の山を目指す人は半端な山屋さんはいないのかも・・・

先に行くまるちゃんに悪いけど重い荷物に足が進まない
今日は標高差2000m以上も上げないとならない
予定より遅れているはずなのに
M:「頑張ってるね〜♪」ってニコニコと声を掛けてくれる
こんな時にまるちゃんは絶対に「頑張れ!」とは言わないので助かります♪
逆に「早いからゆっくりでいいよ」とも言ってくれますが・・・追い抜いた人の影はもう無い・・・情けない

そんな私でもなんとか辿り着いた「薊畑」(あざみばた)は嬉しかった♪
樹林帯を抜け視界が開けた薊畑でザックをサブザックに変え重い荷物から解放された♪
でも
そびえ誇る「聖岳」が遠くに見える=============!
「これを今日登るんだよね」と知っているのに聞いてみると笑顔が返ってくる

薊畑まで5時間、聖岳山頂まで2時間の予定
後2時間頑張りますか!意を決し荷物は軽くなったけど足が重い・・・
見上げるほど遠い聖岳の上は真っ青のスカイブルー♪
こんないい天気の時に登れて幸せと思い頑張る
薊畑から急な北斜面は凍りつく登山道を登り1時間で「小聖岳」に到着♪
ここからの聖岳の眺めも最高でした♪

少し休憩していると、私を追い抜いた人たちが聖岳の斜面を登っているのが見える
服の色も見えると言う事は見た目ほど遠くないってこと♪

かなり先を行くまるちゃんは下山してくる人と何回も話しています
何を話したかと言うと「水」!聖平小屋の水場は無いとのこと
調理用の水は持ってきたけどお湯割り用の水が無い・・・・・・

快晴の中でこんな凄い山に登れて最高♪
振り返れば上河内岳や茶臼岳に富士山が見守ってくれている♪
これが登山の醍醐味でやめられないですね

落石が気になるガレた斜面を登る
空気が澄んでいてより鮮やかに見える青い空に向かって登る

やがて聖岳山頂に立つ感動が全身を走る
「ヤッター♪」
登ってみれば長かったような短かったような行程で着いた頂からは360度の大展望が広がり
先月、登った「赤石岳」もすぐそこ見え富士山は雲が無いせいか大きく見えました

風も無く心地よい山頂で展望を楽しみ聖平小屋に向けて下山へ

聖平小屋は営業を終了していますが冬季小屋を開放してあります
窓は積雪に備えて板で目張りしていて中は真っ暗!
ライトを点けて寝床を確保して食料をもって外へ
(中で自炊している人も多かったですが外がまだ寒くなかったので外で自炊)
小屋の温度計は2度でも樹林帯にある小屋はそれほど寒くはなく外で調理開始

水場は撤去されていましたがすぐ横の沢に水がチョロチョロ流れていて水を確保♪

小屋はけっこう人がいました、たくさん人がいても板の間の床の夜はかなり冷え込みました!
マットは必ず持って行ったほうがいいです

19時に就寝

明日は上河内岳・茶臼岳・光岳

11月 2日
聖平小屋→上河内岳→茶臼岳→光岳→光小屋
日記 4時起床、真っ暗の中で朝食を作り支度を整えて外へ

今日も快晴♪
(雨なら下山していました)
光小屋で水が無い心配もあり水を確保して出発♪
(途中で光小屋から来た人に聞くと水は豊富に流れていると聞き沢の水を放棄)

小屋から稜線?に出ると風が強いく寒い!
南岳へは太陽が反対側から登るので影になる凍った道を歩く
後ろを振り返ると朝陽を浴びた聖岳が綺麗♪

南岳山頂まで登ると太陽が射し暖かくなると思っていましたが
この稜線はもっと風が強かった

上河内岳へは「上河内岳の肩」にザックを置いて10分で山頂へ♪

光岳へはまだまだ遠い・・・・

「奇岩竹内門」って変な名前の岩の間を通り抜け「亀甲状土」と言うボコボコした奇妙な土の横を過ぎ「ハイジの丘」は何も無いと聞いていたので素通りして茶臼岳へ到着♪
ここも景色がいいけど風が強いのでゆっくりはしなかった

氷りつく仁田池を過ぎ

いい感じの名前の「希望峰」は樹林帯の中の仁田岳への道の分岐点
分岐にザックを置いて仁田岳へ
富士山が綺麗に見えていましたが行かなくても良かったかな・・・・

希望峰から少し下って易老岳に到着、ここは山頂の感じはなく樹林帯の中の分岐
樹林帯なので風は遮られ心地よい広場でゆっくり休めました
ただここの指導表は2つあり1つは間違った方角を示していましたので注意!
必ず地図で確認を

光小屋まであと少しと思っていたらここから大変でした
三吉平まで少し下り登りになりますがガレた沢の登りで長く歩いてきた足には
きつい登りでした・・・・・・

静高平(水場は枯れていました)まで来ると一安心、小屋はもうすぐです♪

イザルガ岳への分岐を過ぎ木道に変わり光小屋が見えてきます♪

光小屋は小屋全部を開放してあり窓の目張りも無く明るくとても綺麗な小屋です(聖平小屋も綺麗でした)
寝床を確保して荷物を置いて光岳へ出発〜♪
15分も歩かないで光岳山頂へ到着、なにか山頂らしくない山頂でしたが
すぐ先に展望台がありそこからの眺めは最高でした♪

ここまで来たら「光石」見ないとね♪
でも光石まではかなり下ります・・・・・
標識には7分とあり7分の降りを登り返すのか・・・・・・

光石は突然現れました
巨大な石の塊が山から生えてきたみたいな真っ白な石の塊に見える光石
その上に乗って幻想的な西に傾く太陽と峰々を眺める至福の時
「自然の景色って凄〜〜〜〜〜〜〜い!」
誰もがこの景色を見れば想うことでしょう
がんばって歩いてきてこの景色に報われる

7分下った登り返しは景色の凄さに圧倒されていつの間にか登れていました

光小屋の水場は下り5分・登り20分の場所にあり
汲んできてもらう♪
まるちゃんいわく「あまり大変ではない」との事でした

小屋の前は風が強く居られないので小屋の中で富士さんを眺めながらお湯割りを頂く
夕食も小屋の中で調理して美味しく頂きました♪
光小屋はたくさんの宿泊客がいました
風が強いせいかテント装備の人も小屋に宿泊
寒いからか小屋内でテントを張っていました・・・・
真冬の小屋で中にテントを張るのは聞いたことがありましたが

明日はイザルヶ岳から易老渡へ下山

11月 3日
光小屋→易老岳→易老渡→便ヶ島
日記 今日は下るだけで荷物も軽い〜♪
と気の緩みか出発が20分遅れる・・・・・

外は風が強く薄曇りの空
イザルヶ岳の分岐にザックを置いて軽く登って頂へ
歩いてきた稜線が見え富士山が今日も見える気持ちの良い広い山頂でした♪

下るだけと言っても易老岳へは登りです
風が吹くと寒いし吹かないと暑いのでジャケットを脱いだり着たりを繰り返し易老岳に到着♪

易老岳からの下りは急です、この道を登りに使わなくて良かった♪
砂利の上に落ち葉が敷き詰められて滑る道に注意しながら降る

標高1500mを過ぎる辺りから紅葉している木々が心和ませてくれる
面平を過ぎ沢の音が大きくなると易老渡は近い
橋を渡って車道に出ると登山口に到着♪
右に少し行くと易老渡の駐車場がありますが私達の車は便ヶ島にあり30分弱歩いて便ヶ島へ到着♪
「疲れた〜〜〜〜♪」と予定を全て達成した満足のある疲れが心地いい

車に戻るとスペアタイヤが・・・・
修理しないと高速に乗れない!
その為に温泉は諦めカーショップにて修理して家路に着きました
行楽シーズンなのか中央道は大渋滞でした

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