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Yamareco

記録ID: 3927578
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

雲ノ平・高天原・温泉沢  -北アルプス、秘境の楽園をゆく-

2012年09月14日(金) ~ 2012年09月18日(火)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
47.2km
登り
3,801m
下り
4,070m

コースタイム

1日目
山行
4:40
休憩
0:40
合計
5:20
8:10
80
9:30
9:40
50
10:30
10:50
40
11:30
11:40
110
2日目
山行
6:20
休憩
2:00
合計
8:20
5:50
150
8:20
8:30
30
9:00
9:20
70
10:30
10:40
40
11:20
0:00
20
11:40
0:00
20
12:00
12:20
20
12:40
13:40
30
3日目
山行
9:00
休憩
2:20
合計
11:20
4:30
20
4:50
5:40
140
8:00
8:10
70
9:20
9:50
40
10:30
0:00
30
11:00
11:10
50
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12:10
50
13:00
13:10
50
14:00
14:10
60
15:10
15:20
30
15:50
4日目
山行
4:20
休憩
0:40
合計
5:00
5:20
60
6:20
0:00
40
7:00
7:20
70
8:30
8:40
30
9:10
0:00
20
9:30
9:40
40
10:20
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
竹橋〜有峰口〜折立
  有峰口からのバスは予約制
コース状況/
危険箇所等
高天原温泉〜温泉沢〜温泉沢の頭 
 温泉沢を沢の渡渉を何度か行い、さかのぼってゆく。沢の上部に到達。最初はロ−ブが垂らしてある場所から。ロ−プを使って腕力で崖をよじ登ってゆく。
 非常な急登だ。眼下に高天原や雲ノ平を見下ろしながら、ぐんぐん高度をかせぎ登ってゆく。高天原温泉から3時間ぐらいで、水晶岳〜赤石岳の稜線と合流。大変すばらしかった。
その他周辺情報 1 高天原温泉の湯は河原に露天の温泉がある野趣あふれるもの。登山の疲労回復に非常に効いた。2度も入ってしまった。
2 竜昇池 メインル−トからはずれるが、アルプスの山奥に静かにたたずむ池。手つかずの自然のまま池に映えるアルプスの姿も素晴らしい。
折立〜太郎平
 五光岩ベンチ
折立〜太郎平
 五光岩ベンチ
薬師沢小屋
雲ノ平
アラスカ庭園
雲ノ平
アラスカ庭園
雲ノ平
 祖母岳
雲ノ平
 奥日本庭園
雲ノ平
 奥日本庭園
雲ノ平
 奥スイス庭園
雲ノ平
 奥スイス庭園
雲ノ平
 お花畑
高天原
 丸太橋
高天原
 竜昇池
高天原
 竜昇池
高天原
 高天原山荘
高天原
 高天原山荘
水晶岳直下の雪渓
水晶岳直下の雪渓
ワリモ岳
鷲羽岳
 背景は、槍ヶ岳
鷲羽岳
 背景は、槍ヶ岳
鷲羽岳直下の鷲羽池
鷲羽岳直下の鷲羽池
三俣山荘
赤い屋根が印象的。
三俣山荘
赤い屋根が印象的。
双六岳
山頂
双六岳
鎗穂高連峰が美しい。
双六岳
鎗穂高連峰が美しい。
鏡池
槍・穂高連峰と鏡池
鏡池
槍・穂高連峰と鏡池

装備

備考 水晶岳で昼食をとったときに、岩場の間に携帯を落としてしまったらしい。後に登山者の方が見つけて水晶小屋に届けたら、小屋の方が自宅へ郵送してくれた。届けた方と、水晶小屋の方に感謝、感謝です。

感想

充実の4日間でした。前日、夜行登山バスで竹橋から有峰口に到着しました。有峰口で予約制のバスに乗りついで、折立に行きました。

 1日目。(折立〜太郎兵衛平。3時間20分)
 折立→十三重之塔慰霊碑→太郎坂→青淵三角点→積雪深計測ポール→五光岩ベンチ→太郎兵衛平。
 青淵三角点までで出発から1時間20分。しばらく休憩し、軽く食事をとりました。ここからは、薬師岳を左に見ながら太郎平小屋まで尾根道を登ってゆきました。登りやすい木道の登りが続いていました。五光岩ベンチで休憩し、昼食をされている方もいました。しばらく休憩しました。天気は良く山の景色が素晴らしい。登りの疲れもあまり感じなかった。太郎平小屋付近はたくさんの人だかり。それぞれ休憩を取り、昼食をしていました。左側の薬師岳へと続く稜線の景色も良いが、右側の北の俣岳へと続く木道の稜線が美しい。今回は行かないが、いつかまた機会があれば、歩いてみたいと思いました。

 (太郎兵衛平〜薬師沢小屋。1時間50分)
 太郎兵衛平→第一徒渉点→第二徒渉点→第三徒渉点→カベッケが原→薬師沢小屋。
 休憩したのち、薬師沢を目指して下山しました。山の天気は午後変わりやすい。今は天気は良いが、余りゆっくりするのも、まずいかなと思いました。下ってきて薬師沢の支流と出会ったところで、橋の下でゆっくり川の流れを聞きながら昼食をとりました。薬師沢小屋にはまもなく到着しました。小屋の中でザックを整理していると、急に強い雨が降り出したようでした。登山客が逃げるように次々に小屋に入ってきました。やはり、太郎平小屋を早立ちしたのは正解だったようでした。

 2日目。(薬師沢小屋〜アラスカ庭園。2時間30分)
 薬師沢小屋→アラスカ庭園。
 2日目も早立ちしました。5:50出発。小屋の前の吊り橋を渡り、いきなり沢からの急登。あえぎながら薄暗い森を登って行きました。途中、休憩しながら登って行って、飛び出したところが雲ノ平でした。深い森の中から、急に明るく開けたところに出たのでびっくりしました。アラスカ庭園でした。しばらく休憩しました。

 (アラスカ庭園〜高天原峠。2時間)
 アラスカ庭園→奥日本庭園→祖母岳→雲ノ平山荘→コロナ観測所→奥スイス庭園→雲ノ平の森の道→高天原峠。
 アラスカ庭園、祖母岳、雲ノ平山荘、奥スイス庭園など、アルプスの奥地にこんなところがあるのかと感動しました。祖母岳の登りはやさしい木道の緩やかな登りでした。それ自体が絵になるような風景でした。しばらく山頂でのんびりしました。特徴ある雲ノ平山荘の前を過ぎて、美しく咲き乱れる花々を見ながら、高天原に下ってゆきました。

 (高天原峠〜竜晶池。1時間20分)
 高天原峠→高天原分岐→高天原展望台→高天原山荘→高天原温泉→竜晶池。
 高天原峠を下ってゆくとまもなく高天原に着きました。高天原は山に囲まれた山の中の静かな別天地、秘境といった感じでした。昼前の早い時間に到着しましたので、歩いて20分のところにあるという高天原温泉の露天風呂に行き、さらにその奥にあるという龍昇池まで行くこととしました。
 竜昇池はメインル−トからはずれる行き止まりのところでした。そのため来る人もほとんどいないのではないかと思われる場所でした。しばらく休憩しました。この日は行き帰り誰にも会わなかったです。深い森の中でただ一人。アルプスの山奥に静かにたたずむ池。手つかずの自然のまま池に映えるアルプスの姿も素晴らかったです。

 (竜晶池〜高天原温泉。20分)
 帰りに、高天原温泉に立ち寄りました。高天原温泉はまったく野趣あふれるものでした。渓流沿いの河原を掘っただけの青天井の露天風呂。濃い硫黄泉で温泉でよく温まりました。体が温まると、外に出て、脇の渓流で冷水浴している人もいました。登山の疲れや筋肉痛もすっかり治ってしまったようでした。時刻は、まだ昼過ぎ。小屋に行くのは早い時間なので、しばらく温泉でゆっくりしました。

 (高天原温泉〜高天原山荘。30分)
 十分暖まり、登山の疲れをとって小屋に戻りました。小屋のオヤジさんに温泉沢の登山路の状況をよく教えていただきました。

 3日目。(高天原山荘〜高天原温泉。20分)
 3日目は、温泉沢を遡上し、水晶岳を登ることにしました。前日、小屋のオヤジさんに登山路の状況をよく教えていただいたので、安心でした。朝まだ暗いうちに起きて、出発しました。もう一度、高天原温泉の露天風呂に入りたかったためでした。一時間ぐらいゆっくり温泉をひとりで独占して、明るくなりはじめてから出発しました。

 (高天原温泉〜温泉沢ノ頭。2時間20分)
 温泉沢は沢の渡渉を何度か行い、さかのぼってゆきました。まもなくすると沢の上部に到達しました。小屋のオヤジが言っていたように、最初はロ−ブが垂らしてある場所がありました。ここからロ−プを使って腕力で崖をよじ登って行きました。非常な急登でした。左に赤石岳への尾根道を見ながら、尾根道をぐんぐん高度をかせぎ登ってゆきました。右を見下ろすと眼下に高天原がみえました。急登をこなして、温泉沢の頭に到着し、水晶岳〜赤石岳の稜線と合流しました。しばらく休憩しました。大変すばらしい景色でした。

 (温泉沢ノ頭〜水晶岳。1時間10分)
 温泉沢の頭からは、右方向に曲がり水晶岳の斜面に残る雪渓と空の青さのコントラスに感動しながら、急登を登りきりました。水晶岳山頂でゆっくりと休憩し食事をとりました。どうやらこのとき岩の間に携帯を落としてしまったらしい。後から来た登山者が携帯がなっているのに気づき拾って、水晶小屋に届けてくれたようです。携帯履歴から連絡先が分かり、後日、水晶小屋の方に送っていただきました。拾っていただいた方、水晶小屋の方にとても感謝しております。ありがとうございました。

 (水晶岳〜鷲羽岳。2時間10分)
 水晶岳→水晶小屋→ワリモ北分岐→ワリモ岳→鷲羽岳。
 水晶岳からは、ワリモ北分岐で小休止して、ワリモ岳に向かいました。ワリモ岳は岩場の山頂でした。ここからは、鷲羽岳へと続く稜線が見えました。右下、眼下には、黒部源流へと続く、深い谷が見えていました。ワリモ岳の先に紛らわしい危険な岩場がありました。特に鷲羽岳が印象的でした。ふところに池(鷲羽池)をかかえ、借景に北アルプスの峰々。碧く輝く池は絵になりました。

 (鷲羽岳〜三俣山荘。50分)
 三俣山荘の赤い屋根が印象的でした。丁度、登山客の布団を干しているところでした。しばらく休憩しました。

 (三俣山荘〜三俣蓮華岳。50分)
 三俣山荘→三俣峠→三俣蓮華岳。
 三俣峠からの登りが30分ぐらいだったと思いますが、結構急できつい登りでした。

 (三俣蓮華岳〜双六岳。1時間)
 三俣蓮華岳→丸山→中道分岐→双六岳。
 双六岳の長く平坦な尾根から見る槍穂高連峰の景色も大変すばらしいものでした。槍穂高連峰はどこから見ても絵になりますが、ここから見る槍穂高連峰は、そのうちでも5位以内には入るのではないでしょうか。

 (双六岳〜双六小屋。30分)
 双六岳→双六岳中道分岐→双六岳巻道分岐→双六小屋。
 小屋到着時刻は15時50分でしたが、まだ早い時間の到着だったようでした。先に、宿泊で到着していた登山者は、わずか1名でした。しばらくしてから、次の登山者が続いて到着したようでした。

 4日目。(双六小屋〜鏡池。1時間40分)
 双六小屋→双六池→くろゆりベンチ→花見平→弓折乗越→鏡平山荘→鏡池。
 双六小屋で日の出を見てから出発しました。朝もやの中の双六池が幻想的でした。鏡池に到着して、しばらく休憩しました。鏡池からの槍ヶ岳や穂高連峰の景観も素晴らしかったです。特に、池に槍ヶ岳や穂高連峰の影が映って奇麗でした。

 (鏡池〜秩父沢出合。1時間10分)
 鏡池→シシウドヶ原→イタドリが原→チボ岩→秩父沢出合。
 秩父沢出合でしばらく休憩しました。シシウドヶ原から見る山の景色も、なかなかよかったです。
 
 (秩父沢出合〜わさび平小屋。50分)
 秩父沢出合→小池新道入口→わさび平小屋。
 小池新道入口で林道と合流しました。林道を歩き、わさび平小屋でしばらく休憩しました。登山者がたくさん休んでいました。
  
 (わさび平小屋〜新穂高登山指導センター。40分)
 わさび平小屋→笠新道登山口→中崎橋→お助け風穴→登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)→新穂高温泉バス停→新穂高登山指導センター。
 バスを待つ間、足湯につかりゆっくりしました。
 

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利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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