[鈴鹿セブン5座目]入道ヶ岳(池ヶ谷→二本松尾根周回)〜鈴鹿の山はメジャールートを登るべし
- GPS
- 08:25
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,300m
- 下り
- 1,192m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 8:21
天候 | 晴れ 【入道ヶ岳の天気】http://www.mapion.co.jp/smp/weather/spot/L0582232/ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【小岐須渓谷キャンプ場】15台くらい停められるスペースあり→仙ヶ岳、宮指路岳登山口(8時の時点で駐車率60%) 【小岐須渓谷山の家】30台くらい駐車可→野登山登山口(朝は1台くらいしか停まっていませんでしたが、夕方はキャンプの利用客で満車でした)。WCあり。 【椿神社】登山者用駐車場あります。かなり広いです。WCあり。 【二本松尾根登山口】堰堤の上に駐車スペースあり。WCあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト ありません。 必要であれば三重県警ホームページから 【登山情報/三重県警察本部】 http://www.police.pref.mie.jp/climbing/ ■道の状況 仙鶏尾根:道がわからず直前で撤退。←なめ滝のとこの渡渉ポイントを途中見逃したようです。 池ヶ谷:地図は実線ですが、もの好きな方のルートと思いました。途中で登山者すれ違いなし。バランスをとって何とか通過。通報ポイント7番以降は普通の登山道。下山時に使おうという気力全くなし。 滝ヶ谷:実線になってますが破線です。帰りに通ろうとして、遠回りでも引き返しました。 二本松尾根:遊歩道です! 【鈴鹿山脈/ヤマケイオンライン】https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama_area.php?id=121 【鈴鹿セブンマウンテン】 http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E9%B9%BF%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3 【鈴鹿の山/鈴鹿市観光協会】http://www.kanko.suzuka.mie.jp/members/detail.php?id=b082&aid=1 ■小屋などの状況 【避難小屋】池ヶ谷、二本松尾根、北尾根にあります。 【小岐須渓谷山の家】 http://www.kankomie.or.jp/sp/spot/detail_3335.html 【宮妻峡ヒュッテ】 http://www.miyaduma-hutte.com/ 【望仙荘】 http://bousensou.jimdo.com/ ■イベント・その他 自然 【日本自然保護協会】 https://www.nacsj.or.jp/ 【環境省日本のレッドデータ検索システム】 http://www.jpnrdb.com/index.html 温泉 【さつき温泉/JA鈴鹿】 http://ja-suzuka.or.jp/spa/ 【片岡温泉/アクアイグニス】 http://aquaignis.jp/ 【阿下喜温泉/あじさいの湯】 http://ajisainosato.com/ |
写真
感想
花の写真がいっぱいですが、実際は遭難しないでよかった!という自戒のレコです。
3年前から登りはじめた鈴鹿セブンマウンテン。ようやく5座目になりました。今回はせっかくなので、仙ヶ岳から宮指路岳の岩萌え登山を含めた大周回ルートを10時間かけて回ると計画。しかし、この計画はそもそも無謀(>_<)。仙鶏尾根分岐直前であえなく撃沈。登山ルートは不明瞭なのに加えて、案内板もテープもわかりずらく、細い登山道でウロウロしたあげく、せっかくなので、入道ヶ岳でも登って帰ろうと、気が変わるのもはやかったです。結局、稜線ではなく、公道を大きく周回することになりました(((・・;)
▼ここで私のよくないとこをあげときましょうφ(..)
「入道ヶ岳といえば、ヤマレコでは、超初心者の山。だって、はじめて登山をする小学生や、山スカートをはいたカワイイ山ガールがわんさかいるやん(*^^*)」→勝手な想像。同じ山でもルートを違えば難易度も違います。
「45リットルのザックにはツェルトもはいってるし。コーヒーもいっぱい粉もってきたし。」←コーヒーをもってくるなら非常食をもってくるべきでしょう。ただし、練乳とハチミツを持参すれば非常食になりますφ(..)
「GPSもガーミンだよ!」←山では衛星を正確にキャッチできないのを嫌でも知ってるのです。あえて言うなら、遭難しないで無事にレコってるのは経験があるだけ奇跡が重なったものだと思いますけど。
「鈴鹿?ヘルメットを持ってきたよ♪1000m級だし、雪山も登ってるし、夏の北アの岩場もへっちゃらだよ♪」←鈴鹿を侮ってはいけません。魔物がすんでます!北アは遭対協がパトロールしてますし、整備がされまくってます。雪山は夏山よりも楽。斜面のトラバースは雪山のトラバースといっしょです。冬山ではアイゼンとピッケルという山の武器があることを忘れることなかれ。
▼入道ヶ岳の登山ルートですが、調べるといっぱいあるようですφ(..)
・椿大神社からのルート(初心者向)
→北尾根:椿大神社から登るルートらしいが、北の頭でなぜか宮妻峡からと合流します。地図上では避難小屋があります。
→二本松尾根:小学生の遠足にもよく使われるルートらしいです。身の危険は全く感じません。P5をすぎてすぐに避難小屋があります。
→井戸ヶ谷:椿渓谷キャンプ場から登っていきます。
・四日市からのルート(初心者向)
→宮妻峡(入道ヶ岳新道):ヤマレコではお馴染みの山ガールがいっぱいのルート。
・小岐須渓谷からのルート(難路!)
→滝ヶ谷:地形図より山と高原地図上の道が信頼できます。地形図上の道は実際には無いことも多いです。荒れています。P7をすぎると鎖場があり、二本松のP5に合流します。
→池ヶ谷:地図はだいたいこんなもんかなあという程度で。荒れていますが、ところどころに鎖場とロープの箇所はあります。P4に避難小屋があります。P6から滝ヶ谷に抜ける破線ルートあり。
→松ノ木沢:イワクラ尾根に合流。山と高原地図にはない。
→大岩沢イワクラ尾根に合流。山と高原地図にはない。
・縦走路(一般路?)
→イワクラ尾根:未確認ですが、地図上では鎌ヶ岳との周回ルートも可能のようです。
※以上参考にするかどうかはあなた次第ゞ(`')、
気をとりなおして、大石橋駐車場をでたのが10時。登りはじめはカモシカも顔を出してくれたのですが、カモシカがウロウロする場所ということをこの時点で気づくべきでした。カワイイ山ガールでなく、愛嬌のかけらもないカモシカが出てくるということに!登りはじめてはや10分。いきなりカモシカが顔を出し、道はなく、あっても落ち葉がかぶり、ほぼ崖っぷち20mか30m上をトラバースするルートの連続に、脚がすくむばっかりで、「もう二度と来ないよ!こんなとこ!→でも、地図上は実線」と思いながら、帰ろうとしたら、安定感が崩れると思うと、怖さだけが脳裏をよぎり、脚がガクガク!「引き返すより進んだほうが得策+ヤマレコのネタもできるし!」(こんなことを考える余裕はすぐになくなる(笑))。「そのまま山頂を目指そう!山頂に着いてから安全なルートで降りて、最悪タクシーで駐車場まで行こう」と決心したものの、通報ポイント7番まではひたすら、バランスを崩せば、大怪我=遭難の連続でした。鎖場やロープがあるとこも数ヵ所ありましたが、トラバースするルートが大半を占めている箇所が多くって、終止身震いしながら登りました。山と高原地図の鈴鹿は、実線でもみんなが登るルート以外は全て破線と思うべき。破線はめっちゃ難路(笑)。
仙ヶ岳への道とは違い、山頂までに10箇所の通報ポイントがあり(何合目というのではなく、あくまで通報ポイント)
、○のペンキやテープ(林業関係者のものではない)があり、ルートをロストすることはありませんでした。通報ポイント7番をこえるとようやく鈴鹿らしい雰囲気になり、9番をこえると草原!のすばらしい風景が広がったのですが、普通の登山道になりました→遊歩道ではないです。山頂に着く迄にすれ違った登山者ゼロ!追い越された登山者ゼロ!で、山頂の鳥居を見たとたんに、何故か山ガールや中学生の集団登山のグループが現れました。山頂は風こそ強かったものの、眺望もすごくよくって、恐怖しか感じなかった登りが嘘のように忘れるほどでした。「写真を撮ってくださあい♪」と頼まれれば、調子よくカメラマンになってたし。
山頂で、コーヒーを飲みながら、まわりを見渡していたら、ほとんどの人はメジャールートの北側に降りていましたが、中学生の集団登山のグループが二本松尾根に降りて行ったのをみて、すかさず、下山ルートを二本松尾根に決定。いざ、降りてみると、もう遊歩道の状態で、感激しました。が、、、途中の看板で、なんなくショートカットの標識があったので、喜んで降りたら、道無きトラバースルート+崖っぷち30mのルートに再び逆転し、しかもGPS上に破線すら現れず、すかさずもとに戻りました(>_<)
結局、椿神社に降りて大回りして駐車場まで帰りましたが、これは、「登りで実感したようなルートを下山でたどれば、確実に谷底へまっ逆さま」だとおもい、たとえ回り道でも谷底へ落ちないルートをとったからです。皆様にご迷惑をおかけすることを考えれば...「多少の大回りくらい!」と思う鈴鹿セブンマウンテン5座目でした。鈴鹿山脈の実線は情報を集めて、遊歩道のような登山道を登るべきです。ない道を載せる国土地理院と山と高原地図は火炙りの刑。
┐('~`;)┌
無事に帰ってこれて本当によかったです(゜o゜)\(-_-)
コメント
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edusさん
こんばんは
なんとか無事下山でなによりでした。
簡単な山だからと侮ってはいけませんの見本みたいなレコですね。
単独でこうなると冷や汗ものですが、ただ戻ると決めることは簡単です。
これが何人もいると先へ進もうと考えてしまいがちで大変な目に・・・。
私も入道はまだですので、これを教訓にして登りたいものです
今回は、もう帰ろうと思うこといっぱいの山行でした。確かに戻る勇気は進む勇気よりも大変でしたが、実は引き返すに引き返せないようなシチュエーションでした。
雪渓をトラバースして、危険を感じてどうしよう?と考えても方向転換ができない状態です。しかも、踏みあともないし、踏み込むルートが体重をささえられるか?という疑問をもたせるかのような砂のようなとこに踏み込むこと多々ありましたので。
来週は、晴れたら竜ヶ岳に行こうかなと思います。素直に一般のルートから登ろうかとルートを考え直し中(笑)
入道は、次は宮妻峡から鎌ヶ岳に抜ける周回ルートにしようと思います。仙ヶ岳のリベンジも挑戦しないと...懲りない(笑)
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