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Yamareco

記録ID: 4345387
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

栃木283山:016 高薙山 2,180.9m・024 於呂倶羅山 2,020.6m

2022年05月25日(水) ~ 2022年05月26日(木)
 - 拍手
GPS
15:30
距離
14.2km
登り
1,338m
下り
1,333m

コースタイム

1日目
山行
12:33
休憩
1:07
合計
13:40
5:10
125
7:15
7:16
196
10:32
11:20
40
12:00
12:05
83
2,193mピーク
13:28
13:30
90
1,971mピーク
15:00
40
金田峠
15:40
15:41
34
1,949mピーク
16:15
16:25
145
18:50
宿泊地 沢
2日目
山行
2:10
休憩
0:00
合計
2:10
4:00
130
宿泊地 沢
天候 5/25 晴→雨→晴 5/26 晴
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山王林道治山碑 4〜5台 無料

【栃木283山】
016 高 薙 山 2,180.9m(日光市川俣)
024 於呂倶羅山 2,020.6m(日光市川俣)
コース状況/
危険箇所等
1,949mピークでGPSログが途絶えてしまいましたので、それ以降の経路は手書きとなります。そして更に1,982mビーク以降は、道に迷った遭難者の経路です。
ある程度予想はしてましたが... ところどころに踏み跡はありますが、明確な登山コース的なものはございません。一般登山道ではありませんので技量が問われるコースだと思います。
高薙山手前の崩落地帯を過ぎる辺りから、痩せ尾のシャクナゲ藪地帯に突入します。シャクナゲの藪を巻きたくなりますが、両サイドは、右も左も切込んだ崖なので、藪の中を突き進む以外に選択肢はありません、しかも所々に急登な箇所があります。上りの場合であれば、四つん這いになり慎重に登れば、なんとか通れそうですが、下りでは危険を伴うのでお勧めできません。
以外と、赤テープはありましたが、分岐点にはもちろん案内板等はなかったと思います。道に迷わないよう注意が必要です。
おじさんが日頃歩いている里の藪山とは基本的に標高が違うので、藪漕ぎ困難さの他に標高が高い分の難易度の高さが加わるので、体力、技量、経験値、が必要となります。
たとえば、天気の変化に対する対応力や地図読みや非常事態に対する適応能力など...
おじさんのはレベルで来る場所ではございませんでした。
栃木100名山以外の栃木の山には危険な山があります。
5/25(水) 05:10 山王林道治山碑
スタート地点
4〜5台分の駐車スペースあり。
ここから高薙山と於呂倶羅山を目指す計画です。
正面に見えるのが、高薙山 2,180.9mです。
今日のてんくら日光白根山は1日中オールA...
快晴です♬
2022年05月25日 05:12撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
11
5/25 5:12
5/25(水) 05:10 山王林道治山碑
スタート地点
4〜5台分の駐車スペースあり。
ここから高薙山と於呂倶羅山を目指す計画です。
正面に見えるのが、高薙山 2,180.9mです。
今日のてんくら日光白根山は1日中オールA...
快晴です♬
山王林道を川俣方面へ進みます。
高薙山 が近くに迫って来ました。
いい天気だ、いい登山になりそうだ♬
2022年05月25日 05:21撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
13
5/25 5:21
山王林道を川俣方面へ進みます。
高薙山 が近くに迫って来ました。
いい天気だ、いい登山になりそうだ♬
湯川に来ました。
この辺を西沢金山跡と呼ぶらしい。
2022年05月25日 05:51撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
5/25 5:51
湯川に来ました。
この辺を西沢金山跡と呼ぶらしい。
湯川橋を渡ります。
国土地理院地図には温泉マークがあるが、温泉があるのだろうか?
2022年05月25日 05:51撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
5/25 5:51
湯川橋を渡ります。
国土地理院地図には温泉マークがあるが、温泉があるのだろうか?
湯川は西沢に合流します。
間もなく西沢です。
2022年05月25日 05:53撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
5/25 5:53
湯川は西沢に合流します。
間もなく西沢です。
西沢橋を渡ります。
2022年05月25日 05:53撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
5/25 5:53
西沢橋を渡ります。
西沢橋から望む高薙山
2022年05月25日 05:53撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9
5/25 5:53
西沢橋から望む高薙山
高薙山の取付き
特に目印はありません。
2022年05月25日 06:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
5/25 6:01
高薙山の取付き
特に目印はありません。
急登を登ります。
赤テープがありました。
2022年05月25日 06:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
5/25 6:59
急登を登ります。
赤テープがありました。
高薙山でしょうか、まだまだ遠いようです。
2022年05月25日 07:15撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
5/25 7:15
高薙山でしょうか、まだまだ遠いようです。
国土地理院地図に表示されている崩落地帯
足元まで鋭く切れ込んでますが、吸い込まれそうになるので足元方向は撮影しませんでした。おじさんこういうところ苦手なんです(笑)
2022年05月25日 07:35撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9
5/25 7:35
国土地理院地図に表示されている崩落地帯
足元まで鋭く切れ込んでますが、吸い込まれそうになるので足元方向は撮影しませんでした。おじさんこういうところ苦手なんです(笑)
正面は、於呂俱羅山 2,020.6m
2022年05月25日 07:36撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
5/25 7:36
正面は、於呂俱羅山 2,020.6m
その左側は、太郎山
崩落地帯から先は痩せ尾根が続きます。
しかもシャクナゲの藪だらけです。
2022年05月25日 07:36撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
12
5/25 7:36
その左側は、太郎山
崩落地帯から先は痩せ尾根が続きます。
しかもシャクナゲの藪だらけです。
シャクナゲ花は好きだけど、藪は嫌い(笑)
2022年05月25日 07:51撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
15
5/25 7:51
シャクナゲ花は好きだけど、藪は嫌い(笑)
シャクナゲ、ハイマツ?コメツガ?藪を越えると、残雪...
2022年05月25日 09:08撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
5/25 9:08
シャクナゲ、ハイマツ?コメツガ?藪を越えると、残雪...
高薙山到着!!
周囲は樹木と藪 眺望は良くない。
2022年05月25日 10:29撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
5/25 10:29
高薙山到着!!
周囲は樹木と藪 眺望は良くない。
ん...
いつの間にかに、曇り空...
今日は、1日中晴れではなかったのか?
山の天気はわからないか〜!
2022年05月25日 10:28撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
5/25 10:28
ん...
いつの間にかに、曇り空...
今日は、1日中晴れではなかったのか?
山の天気はわからないか〜!
二等三角点 高薙山 2180.92 m
2022年05月25日 10:48撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
5/25 10:48
二等三角点 高薙山 2180.92 m
高薙山 2180.9m 間違いなし!
2022年05月25日 10:37撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 10:37
高薙山 2180.9m 間違いなし!
お決まりの登頂記念撮影!!
2022年05月25日 10:41撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
24
5/25 10:41
お決まりの登頂記念撮影!!
2022.05.25 10:00 高薙山 2180.9m 登頂
2022年05月25日 10:45撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 10:45
2022.05.25 10:00 高薙山 2180.9m 登頂
高薙山から微かに見えた
黒っぽい山影の先に燧ヶ岳
2022年05月25日 10:48撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
7
5/25 10:48
高薙山から微かに見えた
黒っぽい山影の先に燧ヶ岳
至仏山
2022年05月25日 10:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 10:49
至仏山
会津駒ケ岳

長居は無用出発しましょう。
2022年05月25日 10:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 10:49
会津駒ケ岳

長居は無用出発しましょう。
2,193mピークを目指します。
標高2,000を超える地帯はまだ残雪が残り踏み抜きが怖いので歩きずらく感じました。
2022年05月25日 11:18撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6
5/25 11:18
2,193mピークを目指します。
標高2,000を超える地帯はまだ残雪が残り踏み抜きが怖いので歩きずらく感じました。
2,193mピーク付近に居るはず...
於呂俱羅山の方向の尾根に行きたいんだけど、どうしても温泉ヶ岳方向の尾根に乗ってしまう...
木が多くて視界が悪いのに加えて、天気も下り坂、小雨が降りだし、ガスって来た。行先が見えない...
この付近をグルグル回ってしまいました。
2022年05月25日 12:15撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 12:15
2,193mピーク付近に居るはず...
於呂俱羅山の方向の尾根に行きたいんだけど、どうしても温泉ヶ岳方向の尾根に乗ってしまう...
木が多くて視界が悪いのに加えて、天気も下り坂、小雨が降りだし、ガスって来た。行先が見えない...
この付近をグルグル回ってしまいました。
2,193mピークを脱出したが、雨が本降りになった。
てんくら日光白根山は、オールAだったのにと思いながら先へと進む。
2022年05月25日 14:36撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6
5/25 14:36
2,193mピークを脱出したが、雨が本降りになった。
てんくら日光白根山は、オールAだったのにと思いながら先へと進む。
石祠あり。
ず〜と人気のない寂しい山の中を歩いて来たので、なんかホットした。
2022年05月25日 14:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 14:49
石祠あり。
ず〜と人気のない寂しい山の中を歩いて来たので、なんかホットした。
視界が開け1,949mピークが見えた!
もうすぐ3時か、時間を使いすぎた。
2022年05月25日 14:54撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 14:54
視界が開け1,949mピークが見えた!
もうすぐ3時か、時間を使いすぎた。
花を見るとほっとする。
2022年05月25日 14:57撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 14:57
花を見るとほっとする。
少し小降りになったが、雨がやまない。
2022年05月25日 15:21撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
5/25 15:21
少し小降りになったが、雨がやまない。
左側に刈込湖
2022年05月25日 15:27撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 15:27
左側に刈込湖
やっと、於呂倶羅山到着。
2022年05月25日 16:15撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
7
5/25 16:15
やっと、於呂倶羅山到着。
三等三角点 於呂倶羅山 2,020.64 m
2022年05月25日 16:15撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 16:15
三等三角点 於呂倶羅山 2,020.64 m
於呂倶羅山 2,020.6m 間違いなし!
2022年05月25日 16:17撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 16:17
於呂倶羅山 2,020.6m 間違いなし!
お決まりの登頂記念撮影!!
2022年05月25日 16:20撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 16:20
お決まりの登頂記念撮影!!
2022.05.25 16:20 於呂倶羅山 2,020.6m登頂!!
疲れた〜
2022年05月25日 16:21撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 16:21
2022.05.25 16:20 於呂倶羅山 2,020.6m登頂!!
疲れた〜
もう、こんな時間 下山していてもおかしくない時間(汗)
急いで下山します。
エスケープルートを取って於呂倶羅山登山口に下山しましょう。
おそらく1時間あれば、山王林道沿いの於呂倶羅山登山口にたどり着けるはず、ゴール地点の山王林道治山碑にも日暮れ前には到着できそうです。
2022年05月25日 16:33撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/25 16:33
もう、こんな時間 下山していてもおかしくない時間(汗)
急いで下山します。
エスケープルートを取って於呂倶羅山登山口に下山しましょう。
おそらく1時間あれば、山王林道沿いの於呂倶羅山登山口にたどり着けるはず、ゴール地点の山王林道治山碑にも日暮れ前には到着できそうです。
5/25(水) 18:50 西山金山跡付近の沢.........
山はそんなに甘くないのだ!
西山金山跡近くまで下ってきてしまった(汗)全くの逆方向(笑)
途中道に迷い安易に沢を下ってしまった... 沢を下るのはとても危険だと思ってはいたものの...
現在の状況は、あと10分で午後7時、もうすくで闇に包まれる時間です。今日はこれ以上動くのは危険と判断!
携帯の電波は全然届かない場所のようです(汗)
おばさんが心配して泣いてるかも...(涙)
仕方ないですが、この沢でビバークして、日の出と共に下山することにしましょう!! 副隊長殿から頂いたレスキューシートを使わせて頂きます。
2022年05月25日 18:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
12
5/25 18:49
5/25(水) 18:50 西山金山跡付近の沢.........
山はそんなに甘くないのだ!
西山金山跡近くまで下ってきてしまった(汗)全くの逆方向(笑)
途中道に迷い安易に沢を下ってしまった... 沢を下るのはとても危険だと思ってはいたものの...
現在の状況は、あと10分で午後7時、もうすくで闇に包まれる時間です。今日はこれ以上動くのは危険と判断!
携帯の電波は全然届かない場所のようです(汗)
おばさんが心配して泣いてるかも...(涙)
仕方ないですが、この沢でビバークして、日の出と共に下山することにしましょう!! 副隊長殿から頂いたレスキューシートを使わせて頂きます。
5/26(木) 4:43 西山金山跡付近の尾根歩行中...
あ〜寒かった! こんなに日の出が待ち遠しかったのは、子供のころのクワガタムシ取り以来! つ〜か、おじさん意外とタフかも?

おはようございます。
朝一番から沢の谷底から尾根まで頑張って、這い上がって来ました。登山コースではないので、サバイバル感充分でした。
なんとなくですが、一難去った気がします。
「ほっと」する場所まで来るのに意外と時間かかったな〜(笑)
2022年05月26日 04:43撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
13
5/26 4:43
5/26(木) 4:43 西山金山跡付近の尾根歩行中...
あ〜寒かった! こんなに日の出が待ち遠しかったのは、子供のころのクワガタムシ取り以来! つ〜か、おじさん意外とタフかも?

おはようございます。
朝一番から沢の谷底から尾根まで頑張って、這い上がって来ました。登山コースではないので、サバイバル感充分でした。
なんとなくですが、一難去った気がします。
「ほっと」する場所まで来るのに意外と時間かかったな〜(笑)
お〜 山王林道!! だ(喜)
助かった♬
2022年05月26日 05:07撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/26 5:07
お〜 山王林道!! だ(喜)
助かった♬
この辺も、携帯の電波が全然届かないようです...
2022年05月26日 05:18撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
5/26 5:18
この辺も、携帯の電波が全然届かないようです...
山王林道直下の谷一体に雲海が広がってました。
2022年05月26日 05:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
5/26 5:49
山王林道直下の谷一体に雲海が広がってました。
5/26(木) 6:10 山王林道治山碑着
ゴール!
おつかれさまでした♬
急いで携帯の電波が届く場所まで下りて、家族に無事の連絡を入れたいと思います。
2022年05月26日 06:09撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/26 6:09
5/26(木) 6:10 山王林道治山碑着
ゴール!
おつかれさまでした♬
急いで携帯の電波が届く場所まで下りて、家族に無事の連絡を入れたいと思います。

感想

016 高 薙 山 2,180.9m
024 於呂倶羅山 2,020.6m

山歩き中は、全く楽しむどころか忍耐の連続... 山登りと言うよりも修行でした。そしてやっとの思いで登頂出来ましたが、その代償は大きすぎでした...

高薙山については去年の7月、駐車スペースの下見の為に西沢金山跡に訪れました。
その時のイメージは、おじさんのレベルで登頂するにはとても重く感じました。
通常2,000m級の山々だと、おじさんのイメージでは、登山口に案内板があるはずなのにどこにもありませんでした。一般登山者を受け入れていない荒々しい藪山をイメージしました。
今まで登頂した藪山はどちらかと言えば標高が低い山だったので、そこに痩せ尾根と急登と厳しい天候条件が重なる事になるのだと覚悟しました。更に低山の場合は道に迷っても、標高を下げると林道や公道にアプローチしやすいのに対して、奥日光では遭難が待ち受けているという厳しい現実がプレッシャーになりました。
そんな事を考えるだけでも、無事登頂して無事下山出来るかどうか、という不安が過りました。
なのでゆっくり慎重に焦らず歩けるように、登山日の条件としては日照時間が長い5月〜7月の期間としました。そして日没前に下山できそうにない場合は、エスケープルートとして、於呂?羅山から山王林道沿いの於呂?羅山登山口に下山する事にしました。日没前に下山すれば、日没後でも山王林道をあるく事が出来るので、無事ゴール地点の山王林道治山碑まで戻ることが可能です。
好天の日に合わせ決行する事としました。

てんくら日光白根山は1日中オールAで、早朝から快晴でしたが、昼過ぎから雨で視界が悪くなり進む方向を何度となく間違え、時間をロスしてしまい、於呂?羅山に到着した時点で、予定時間を信じられないくらいオーバーしていました。
それでも、計画通りエスケープルートで下山すれば問題なく下山出来たはずでしたが...
於呂?羅山 出発する時点でスマホが雨に濡れて電源が入らなくなりGPS機能を見て現在地確認をすることが出来なくなりました。
今日は、雨対策が全く出来ずに、もろ影響を受けてしまいました(反省)
幸い赤テープの目印はあるので、テープを追って東へ尾根沿いに進み、実際には有るのか、無いのかはわかりませんが、於呂?羅山登山口方向の目印を見つけたら右折し南へ続く尾根沿いを下山しようと思い歩き出しました。
が... 東へと進んでいるつもりが、赤テープを見失い、気が付くと雪渓が見える場所にいました。全く何処にいるのかが分からない?
於呂?羅山を基準とした時に東へ東へと進み、有るのか無いのか解らない於呂?羅山登山口方向の目印に気付かないままかなり標高を下げてしまった。
「であれば、現在地は、於呂?羅山の東側ということになる!」
「目の前の雪渓に下り雪渓を下れば位置的にうまくいけば、山王林道もしくは西沢に合流し西沢金山跡にたどり着くはず!!」

結果的に西沢金山跡手前の谷底の沢で、日没を迎える事になりました。
ジタバタしても危険なので、諦めてビバークする事で決心し、日の出を待って下山する事としました。
そしてスマホが復活し、GPS機能のおかげで現在地が解りましたが、携帯の電波が届かない為、家族と連絡が出来ずに、家族に心配をかかたままビバークするという、とても反省しなくてはいけない結果となってしまいました。
ビバークするのは今回が初めてですが、考えてみると、今までは運が良かっただけで、皇海山クラッシックルート、奥袈裟丸山、他にもあったかも?は、ギリギリの下山だった、その時何かあったら、今日と同じ、もしくはそれより悪い結果になったのだろう... 今後は改めて考えなくては...

雨はいつの間にか止んでました。
雨で衣類がびしょ濡れ状態だったので、濡れた衣類を脱ぎ、ザックの中にあるシャツとウインドブレーカーを着てその上からレインウエアを着ました。
ザックの中に、副隊長殿から以前いただいた、レスキューシートがあった事を思い出したので、使うことにし、レスキューシートにうずくまり岩場に腰を掛けて、日の出までの一晩をその場で過ごす事としました。

日没後の谷底の沢は、真っ暗な寂しい世界でした。気温が一気に下がったのか、寒くて、寒くて、常に手足を動かしてました。日の出まで寒さとの闘いでした。
レスキューシートがなかったら凍死したかもしれません。
ここで改めて、「副隊長殿、レスキューシートありがとうございます。」「無事ビバーク出来たのは副隊長殿のレスキューシートのおかげであります。」
普段の日常では、朝が来るのがアッという間の出来事ですが、人生の中で一番長く感じました。そんな中あまり考えたくはありませんが、一晩中雨が降らなかったのもとても幸運でした。それ以上は考えたくありません。

翌日無事下山する事が出来ましたが、山王林道一体は携帯の電波がつながる場所ではなかった為、電波が届く所まで車で移動し家族に無事であることを一番に伝えました。今後は、今回の事をよく反省し、今後どうするかを真剣に考えなければならないと思いました。

今回のコースについて、
shige-ponさんはじめまして、以前のレコの「高薙山  山王林道より、地味にピストン!」と「高薙山・於呂?羅山  西沢金山跡より、ぐるっと一周!」のコースを参考にさせていただきました。「ありがとうございました。」
山行を計画するさい、先輩方にレコを参考にして計画をするのですが、そこでよくshige-ponさんのレコを閲覧させて頂いております。その山行のレベルの高さに感心し憧れておりました。おじさんなので、shige-ponさんのようには行きませんが、今後ともレコ参考にさせて頂きたいと思います。

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コメント

大変お疲れ様です。ビバークとは・・・ヘタしたら遭難でしたね。
私も近いうちに、高薙山と於呂倶羅山を目指そうと考えていますが、どのルートが良いのか検討しているところです。
私も以前遭難しかけて反省した点は、照明を2ケ持つこと。一つは足元を照らす為のライトで携帯用のバッテリー(スマホの外部バッテリー)を兼ねています。なお、このライトはSOSの合図を発光する事もできます。もう一つは、単3電池でとても明るく照射できるライトです。常に単3形の電池はGPSの予備バッテリーとして携帯しているので、電池切れになっても大丈夫です。
そのGPSはガーミンのGPSですが、普段はログを取るために携帯しています。しかし、スマホが使えなくなったり、スマホのGPSが誤表示された時などに、自分の位置が正確に表示されるため、重宝しています。
まだまだs-montblancさんも、危険な山が沢山立ちはだかっていると思いますが、完全登山で行きましょう。
2022/6/5 10:35
TEYANDAYさん
コメントありがとうございます。
とても反省の残る山行となってしまいました。

ルートについて参考になるかわかりませんが、私の感じたことです。
高薙山手前の崩落地帯から高薙山まで痩せ尾根にシャクナゲ藪が続き、おまけに所々に急登な箇所があります。上りであれば、四つん這いになり、慎重に登ればなんとか通れますが、下りで通るのはとても危険ですのでお勧めできません。
2,193mピークではなんとなく踏み跡通りに歩いてしまうと、温泉ヶ岳側に向かってしまうので注意です。(これはあくまでも登山レベルが低い私が感じたことなので、TEYANDAYさんのレベルでは問題ないかもしれません。)
駐車スペースは事前に2回探しましたが、 西沢金山跡付近の林道脇に1台ぐらいなら停められそうなスペースは数ヶ所ありましたが、地形的に急斜面沿いの林道なので落石が多い感じがしましたので、山王林道治山碑の駐車スペースが無難だと思いました。

色々とご親切に情報を教えて頂きありがとうございます。
足元を照らす為のライトで携帯用のバッテリー(スマホの外部バッテリー)を兼用 とはとても便利ですね、もしよろしければ製品名を教えてください。
TEYANDAYさんのおっしゃる通りである事を身を持って体験しました。
山では何が起こるか予想出来ないので、安心し登山が出来るよう装備を準備するのが基本ですね。
栃木100名山以外の栃木の山には危険が多い事を体験しました。
2022/6/5 12:45
情報ありがとうございます。なかなか手強い山だという事が分かりました。
ライトの件ですが、"LED" "ランタン" で検索してみてください。私は、楽天で購入しましたが、昼白色と電球色の切り替えができ、マグネット付きなので車の室内灯にもなり、とても便利です。スマホも充電2回分くらいの容量があります。
車中泊のときは、車の天井に引っ付けて室内灯に。トンネル内を歩くときは、点滅させてリックの後ろにぶら下げたり。スマホのバッテリーが減ってきたときは、リックから長いUSBケーブルを使いスマホを充電しながら歩いたり。薄暗い時間に出発するときは、足元を照らすライトにしたり。とかです。
手のひらにのっかる程のまあるい小さなライトです。ぜひ探してみてください。
2022/6/6 13:00
TEYANDAYさん
分かりやすいご情報で、とても助かります。
ありがとうございます。
とても便利そうで、使い勝手が良さそうですね。
早速、探してみたいと思います。
2022/6/6 14:40
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