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Yamareco

記録ID: 44501
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

荒川三山・悪沢岳・赤石岳・聖岳(鳥倉登山口→聖岳登山口/椹島)その 1日目〜2日目

2009年08月13日(木) ~ 2009年08月16日(日)
 - 拍手
ちろる その他1人
GPS
38:20
距離
45.4km
登り
3,768m
下り
4,293m

コースタイム

【1日目/8月13日】
8:50鳥倉登山口9:00⇒11:30三伏峠小屋12:00⇒12:45烏帽子岳12:50⇒(濃霧の為道迷い)⇒13:35前小河内岳⇒14:20小河内岳避難小屋(素泊)
・合計時間:5時間20分(休憩含む)

【2日目/8月14日】
小河内岳避難小屋4:20⇒4:25小河内岳4:35⇒6:20板屋岳⇒6:55高山裏避難小屋7:25⇒10:15荒川前岳⇒10:23分岐(ザックをデポ)
悪沢岳ピストン(分岐10:37⇒10:40中岳⇒10:45中岳避難小屋11:00⇒11:50悪沢岳12:05⇒13:05分岐)
分岐13:10⇒13:57荒川小屋14:25⇒14:56大聖寺平⇒16:30小赤石岳16:40⇒17:15赤石岳17:20⇒17:25赤石岳避難小屋(素泊)
・合計時間:13時間05分(休憩含む)

【3日目/8月15日】
ピストン(赤石岳避難小屋4:30⇒4:35赤石岳4:55⇒4:58赤石岳避難小屋)
赤石岳避難小屋5:00⇒5:38馬ノ背手前にて休憩6:00⇒6:40百間平7:00⇒7:40百間洞山ノ家8:00⇒8:54大沢岳分岐9:08⇒9:26中盛丸山⇒10:20小兎岳⇒11:32兎岳⇒14:15前聖岳
奥聖岳ピストン(前聖岳14:25⇒14:45奥聖岳14:50⇒15:08前聖岳)
前聖岳15:12⇒16:17小聖岳⇒17:40聖平小屋(テント泊)
・合計時間:13時間10分(休憩含む)
※兎岳より先、足負傷の為かなりのローペースで歩いています
コースタイムの参考にはならないと思いますのでご注意ください

【4日目/8月16日】
聖平小屋4:35⇒5:32滝見台5:45⇒8:17架線小屋跡⇒9:09聖沢吊橋⇒10:00出会所⇒10:47聖岳登山口11:00⇒11:50椹島
・合計時間:7時間15分(休憩含む)
※足負傷の為かなりのローペースで歩いています
コースタイムの参考にはならないと思いますのでご注意ください

---------------------------------------------------------
【アクセス】
<往路>
・19:20新宿BT⇒(京王バス)⇒24:05松川IC(渋滞の為1h遅延)……\3,870
・6:45伊那大島駅⇒(鳥倉林道バス)⇒8:50鳥倉登山口……\2,450(荷物代含む)
 ※今年は落石事故の為、登山口3k手前の林道ゲートまでの運行のはずでしたが、お盆期間のみ工事が休みになるので登山口まで乗ることが出来ました
<復路>
・13:00椹島⇒(東海フォレスト送迎バス)⇒14:00畑薙第一ダム
※東海フォレスト経営山小屋泊者のみ乗車可。無料で送迎
・14:25畑薙第一ダム⇒(しずてつジャストライン)⇒17:50静岡駅……\3,000
※この日は3台増便。1人2席と余裕を持って乗車できた
・静岡駅⇒(こだま自由席)⇒東京駅……\5,670

交通費合計……\14,990/1人

【前日泊】
ホテルフタミ……\4,725/1人素泊
(松川ICより伊那大島駅方面へ徒歩6〜7分/伊那大島駅まで徒歩20〜30分)
和室の部屋でしたが、とても清潔で寛げるお部屋でした。
天候 1日目/8月13日:晴れ→雨(濃霧and強風)
2日目/8月14日:晴れ→昼頃より時折ガス→夕方雨
3日目/8月15日:晴れ→昼頃より時折ガス→午後雨
4日目/8月16日:明け方雨→晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年08月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト■
・鳥倉登山口に有
・下山口の聖岳登山口にも有

■コース状況■
・烏帽子岳〜前小河内岳間のハイマツ帯には幾筋もの踏み跡が有
 濃霧時には迷いやすいので注意
・高山裏避難小屋より先に1箇所だけ鎖場有。迷いやすい。
 2m程登ると残置ロープがあるがそのまま直進して登ってはダメ!左手の道へ進むこと
(と小河内岳避難小屋の管理人さんに教えて頂きました/確かにちょっと悩みそうな感じでした)
・大沢岳から聖岳の稜線はアップダウンがハンパなくキツイ(特に兎岳と聖岳間)
 しかし大沢岳→聖岳と登る方が踏み固められた九十九折の登りが多いので楽かも
 聖岳→大沢岳は足場の悪い道の登りが延々と続くので辛そうだと思った
・聖平小屋から聖岳登山口への下山路付近は雨が降るとぬかるみ多く歩きにくい
 また木の丸太橋が多く滑りやすいので濡れている時は注意
・架線小屋跡から登山口まではクマ出没注意の看板あり

※このルートは何気に虫(小バエ?)が多いです。
刺されて痛かったりかゆかったりするわけではありませんが、ちょっと鬱陶しいので気になる方は虫除けスプレーがあった方が良いでしょう

■水場■
・鳥倉登山口〜三伏峠小屋間の登山道脇に1箇所水場有
 (今年は雨が降り続いたせいか水量は豊富/少ない時もあるそうなので注意)
 ※小河内避難小屋には水が無いので宿泊する際にはここで補給(しかし素泊まりした際に調理用の水として消毒した天水を1人1リットル貰えた)
・高山裏避難小屋から荒川方面へ30分下った登山道脇に有(水量豊富)
・荒川小屋テント場下部(水量豊富)
 ※赤石岳避難小屋に泊まる際にはここで補給(但し調理用の水は小屋で分けてもらえるらしい/渇水の時は分けてもらえるのか分かりませんが……) 
・百間洞山ノ家(小屋の1階部分に蛇口式の水場有/無料)
・小兎岳〜兎岳のコルより5分下った所(水場の様子は見てないのでわかりません)
・前聖〜小聖岳間の水場(濃霧の為どこにあるのか気が付きませんでした)
・聖平小屋(完全に下界の雰囲気の小屋)
・聖平からの下山路に3箇所水場有(滝見台先の沢・聖沢吊橋・出会所付近)
 (出会所手前の水場には橋が架かっているがそこから水を汲むのは無理そう……どうやって水を汲むのだろうか)

■トイレ■
・各山小屋に有りどの小屋もよく清掃してる感じで清潔でした。
 ※高山裏避難小屋のトイレは無料の為料金箱がありません
  必ず管理人さんに一声かけてから入るようにしましょう。でないと怒られますw
 ※中岳避難小屋は管理人さんに料金100円を支払い鍵を貰ってから入る方式でした

■その他■
・兎岳避難小屋は荒廃していて使用できません
 しかし水場のある兎岳のコル付近には非常時ビバークできそうな場所が多数有

■下山後の入浴■
・椹島にてシャワー&入浴可(9:00〜13:00)……\500
 ※この日は湯船にお湯が張ってなくシャワーのみでした。シャンプー・ボディソープ有
前日泊でお世話になったホテルフタミ
前日泊でお世話になったホテルフタミ
バスに乗る為に伊那大島駅へ(ステビバ出来そうな登山者休憩所がある)
バスに乗る為に伊那大島駅へ(ステビバ出来そうな登山者休憩所がある)
8:50頃、鳥倉登山口に到着(登山ポストと乗ってきたバス)
8:50頃、鳥倉登山口に到着(登山ポストと乗ってきたバス)
9:00ちょうどに登山口を出発。鳥倉登山道にはこのような橋が何箇所か架かっている
9:00ちょうどに登山口を出発。鳥倉登山道にはこのような橋が何箇所か架かっている
しかし基本的には、なだらかで歩きやすい道が続く
しかし基本的には、なだらかで歩きやすい道が続く
登山口から1時間40分程で水場に到着。明日までの水を補給
登山口から1時間40分程で水場に到着。明日までの水を補給
11:00ごろ塩川小屋への分岐を通過。この頃から本格的に雨が降ってきた。
11:00ごろ塩川小屋への分岐を通過。この頃から本格的に雨が降ってきた。
11:30三伏峠小屋に到着
11:30三伏峠小屋に到着
三伏峠のトイレは水洗200円とそうでない100円の2種類がある。100円の方でも充分清潔
三伏峠のトイレは水洗200円とそうでない100円の2種類がある。100円の方でも充分清潔
12:00ごろ三伏峠を出発
12:00ごろ三伏峠を出発
分岐を烏帽子岳方面へと進んでいく
分岐を烏帽子岳方面へと進んでいく
真っ直ぐ行くと水場の看板が!烏帽子岳へ行くにはここから右手に90度方向転換して進む
真っ直ぐ行くと水場の看板が!烏帽子岳へ行くにはここから右手に90度方向転換して進む
烏帽子岳方面への道。この辺りはお花畑になっていて綺麗だった
烏帽子岳方面への道。この辺りはお花畑になっていて綺麗だった
稜線に出るとそこは崩壊地になっていて冷たい強風が吹き付けてきた
稜線に出るとそこは崩壊地になっていて冷たい強風が吹き付けてきた
12:00頃烏帽子岳に到着。ここは塩見岳の展望台ということだがガスで何も見えず……
12:00頃烏帽子岳に到着。ここは塩見岳の展望台ということだがガスで何も見えず……
そして前小河内岳へと進む途中のハイマツ帯で少し迷う
そして前小河内岳へと進む途中のハイマツ帯で少し迷う
そしてこのあたりにはビバーク適地もあったりする
そしてこのあたりにはビバーク適地もあったりする
13:35なんとか前小河内岳と思われるピークに到着。しかしここには三角点のみで何もない
13:35なんとか前小河内岳と思われるピークに到着。しかしここには三角点のみで何もない
この日はガスと雨と強風で稜線上はとても寒かった
この日はガスと雨と強風で稜線上はとても寒かった
14:25小河内岳避難小屋に到着。休憩のつもりがあまりもの寒さに心が折れてここで1泊することにした
14:25小河内岳避難小屋に到着。休憩のつもりがあまりもの寒さに心が折れてここで1泊することにした
小河内避難小屋のトイレ。とても清潔です
小河内避難小屋のトイレ。とても清潔です
2日目の朝、4:20に小屋を出発し4:25に小河内岳に到着
2日目の朝、4:20に小屋を出発し4:25に小河内岳に到着
日の出にはまだ早いが富士山のシルエットが浮かんで見えた
日の出にはまだ早いが富士山のシルエットが浮かんで見えた
そしてこちらは塩見岳(3000mの稜線にはガスがかかってるのが少し残念)
そしてこちらは塩見岳(3000mの稜線にはガスがかかってるのが少し残念)
そしてこれから歩いていく尾根道を見ながら高山裏へと下っていく
そしてこれから歩いていく尾根道を見ながら高山裏へと下っていく
高山裏までは延々と鬱蒼とした樹林帯の中。登山者も少なく静かな山歩きが楽しめる。
高山裏までは延々と鬱蒼とした樹林帯の中。登山者も少なく静かな山歩きが楽しめる。
暫く行くと樹林の隙間から小河内岳が見えた(稜線上には昨日泊まった小屋が見える)
暫く行くと樹林の隙間から小河内岳が見えた(稜線上には昨日泊まった小屋が見える)
そして中央アルプスと
そして中央アルプスと
遠くには北アルプスが見えた
遠くには北アルプスが見えた
6:20ごろ板屋岳に到着。樹林帯のなかで展望はナシ
6:20ごろ板屋岳に到着。樹林帯のなかで展望はナシ
それでも時折ぽっかりと現れる展望
それでも時折ぽっかりと現れる展望
この辺りはマルバタケブキの群生地が点在。この花を見ると「南アルプスに来たんだ!」という気分が盛り上がる
この辺りはマルバタケブキの群生地が点在。この花を見ると「南アルプスに来たんだ!」という気分が盛り上がる
そして崩落地のすぐ脇の道を通過
そして崩落地のすぐ脇の道を通過
下を覗き込んでみると結構怖い
下を覗き込んでみると結構怖い
再び樹林帯の中を進んでいく
再び樹林帯の中を進んでいく
眼下に高山裏避難小屋が見えてきた。この辺りはお花畑になっていた。
眼下に高山裏避難小屋が見えてきた。この辺りはお花畑になっていた。
高山裏のトイレ
高山裏のテント場。平坦地なので寝心地は良さそう
高山裏のテント場。平坦地なので寝心地は良さそう
しかしここのテント場は樹林帯の中に点在してるので小屋から遠い場所になるとトイレが大変そう
しかしここのテント場は樹林帯の中に点在してるので小屋から遠い場所になるとトイレが大変そう
高山裏を過ぎて鎖場を登ったところ(このロープを伝って上まで登っていかないよう注意!)
高山裏を過ぎて鎖場を登ったところ(このロープを伝って上まで登っていかないよう注意!)
鎖場から登山道を振り返ったところ(中央の岩を上まで登らず手前の道へと進む)
鎖場から登山道を振り返ったところ(中央の岩を上まで登らず手前の道へと進む)
鎖場を過ぎてしばらくするといよいよ荒川岳への急登が始まった。(振り返ってみると小河内岳から今まで歩いてきた尾根道が見えた)
鎖場を過ぎてしばらくするといよいよ荒川岳への急登が始まった。(振り返ってみると小河内岳から今まで歩いてきた尾根道が見えた)
そして目の前にはこれから登って行く荒川岳の稜線
そして目の前にはこれから登って行く荒川岳の稜線
樹林帯の中の急道を登りきるとここからガレ場のジグザグ道がはじまった。最初は傾斜も緩いのでテンポ良く登って行くが、徐々に傾斜がキツクなってくる
樹林帯の中の急道を登りきるとここからガレ場のジグザグ道がはじまった。最初は傾斜も緩いのでテンポ良く登って行くが、徐々に傾斜がキツクなってくる
途中で休みながら登ってきたガレ道を振り返る
途中で休みながら登ってきたガレ道を振り返る
頂上が近くなってくると右手に荒川大崩壊地が見えてくるようになり……
頂上が近くなってくると右手に荒川大崩壊地が見えてくるようになり……
目の前には荒川岳(中岳・前岳)が見えてきた。稜線上には登山者の影が大勢見える。
目の前には荒川岳(中岳・前岳)が見えてきた。稜線上には登山者の影が大勢見える。
10:15荒川前岳到着
10:15荒川前岳到着
山頂標のすぐ裏手を覗き込んでみると……
山頂標のすぐ裏手を覗き込んでみると……
すっぱりと切れ落ちた崩壊地が迫っている!この山頂標はいつまで持ち堪えられるんだろうか!!
すっぱりと切れ落ちた崩壊地が迫っている!この山頂標はいつまで持ち堪えられるんだろうか!!
10:20ごろ荒川中岳へと向かう
10:20ごろ荒川中岳へと向かう
ここから悪沢岳までピストンなので途中の分岐にザックをデポ
ここから悪沢岳までピストンなので途中の分岐にザックをデポ
分岐からみた荒川前岳
分岐からみた荒川前岳
10:40荒川中岳通過
10:40荒川中岳通過
中岳の三角点
10:45中岳避難小屋に到着
10:45中岳避難小屋に到着
中岳避難小屋のトイレ(管理人さんに使用料100円を支払い鍵を借りて入ります)
中岳避難小屋のトイレ(管理人さんに使用料100円を支払い鍵を借りて入ります)
小屋の周辺にはまだチングルマが咲いていた
小屋の周辺にはまだチングルマが咲いていた
中岳避難小屋前から見た悪沢岳
中岳避難小屋前から見た悪沢岳
悪沢岳への登り(急傾斜なので登りよりも下りの方が高度感がある)
悪沢岳への登り(急傾斜なので登りよりも下りの方が高度感がある)
11:53悪沢岳到着
悪沢岳から千枚岳方面の景色
悪沢岳から千枚岳方面の景色
悪沢岳からの下山途中に見えた中岳
悪沢岳からの下山途中に見えた中岳
13:10デポしたザックを拾い、荒川小屋へ向かって下り始める
13:10デポしたザックを拾い、荒川小屋へ向かって下り始める
荒川小屋までは荒川岳の山腹を巻くようにして下っていく
荒川小屋までは荒川岳の山腹を巻くようにして下っていく
荒川岳方面を振り返ってみるとこの辺りはお花畑になっていた
荒川岳方面を振り返ってみるとこの辺りはお花畑になっていた
濃いガスの隙間から赤石岳のシルエットがやっと見えた!で、デカイ!!
濃いガスの隙間から赤石岳のシルエットがやっと見えた!で、デカイ!!
もう少しガスが取れてくれると嬉しいんだけど……
もう少しガスが取れてくれると嬉しいんだけど……
眼下に荒川小屋が見えてきた。しかしすぐ近くに見えるのになかなか辿り着かない
眼下に荒川小屋が見えてきた。しかしすぐ近くに見えるのになかなか辿り着かない
14:00頃、荒川小屋に到着
14:00頃、荒川小屋に到着
ここの外トイレはテント場のなかにありとても綺麗だった
ここの外トイレはテント場のなかにありとても綺麗だった
荒川小屋前から見た赤石岳(実際の山頂はこの奥で見えないけど、ガスが取れてやっとその姿を見ることが出来た)
荒川小屋前から見た赤石岳(実際の山頂はこの奥で見えないけど、ガスが取れてやっとその姿を見ることが出来た)
14:30ごろ荒川小屋を出発。振り返ってみると荒川小屋とテント場の全体像が見えた
14:30ごろ荒川小屋を出発。振り返ってみると荒川小屋とテント場の全体像が見えた
大聖寺平へ向かうトラバース。とても気持ちよい道♪
大聖寺平へ向かうトラバース。とても気持ちよい道♪
荒川岳方面を振り返って見た
荒川岳方面を振り返って見た
これから向かう大聖寺平と赤石岳(小赤石岳の肩)
これから向かう大聖寺平と赤石岳(小赤石岳の肩)
14:56ガスが濃くなったり晴れたりするなか大聖寺平を通過
14:56ガスが濃くなったり晴れたりするなか大聖寺平を通過
大聖寺平から赤石岳へ
大聖寺平から赤石岳へ
この辺りにはテントを張ったような跡がいくつかあった
この辺りにはテントを張ったような跡がいくつかあった
16:04 いよいよ赤石岳へ向けて登り開始!先ずは小赤石岳を目指す
16:04 いよいよ赤石岳へ向けて登り開始!先ずは小赤石岳を目指す
16:30 小赤石岳に到着
16:30 小赤石岳に到着
小赤石岳からみた赤石岳。あともう少し!
小赤石岳からみた赤石岳。あともう少し!
椹島からの東尾根分岐を通過
椹島からの東尾根分岐を通過
17:15 赤石岳に到着
17:15 赤石岳に到着
赤石岳山頂から見た赤石岳避難小屋。ここからもう1分くらいで目と鼻の先。そして17:25に小屋に到着した。
赤石岳山頂から見た赤石岳避難小屋。ここからもう1分くらいで目と鼻の先。そして17:25に小屋に到着した。
赤石岳避難小屋のトイレ
赤石岳避難小屋のトイレ

感想

<1日目>8月13日

8月13日から16日のお盆休暇、3泊4日で南アルプスを縦走してきました。

先ずは1日目。
前日新宿からの高速バスに乗り中央道松川IC近くのホテルで1泊したので、朝早くから伊那大島の駅まで徒歩で移動。
そこから鳥倉林道バスに乗って鳥倉登山口から登りはじめることにしました。

鳥倉登山口からのコースはとても登りやすくて2時間半くらいで三伏峠小屋に到着。
しかしそこからが大変!!
雨は降り始めるは、辺りはガスで真っ白で何も見えないわ、稜線に出れば強風が吹きつけてきて寒いわ・・・
しかも前小河内岳付近のハイマツ帯では多数の踏み跡が錯綜し、視界が利かない濃霧の中でちょっと迷ってみたりw
そんな感じで小河内岳避難小屋に着いたのは14:30頃。
当初の宿泊予定地である高山裏避難小屋までまだ何とか行ける時間ではあったけど、あまりもの寒さにポッキリと心が折れてしまい、ここで1泊することにしました。

小河内岳避難小屋は築10年とは思えない程にとても綺麗で清潔な小屋。(というかここに住んでもいいと思えるくらい!)
小屋番さんのご夫婦もとても親切な方達で、素泊まりにもかかわらず夕飯のおかずにと南瓜の煮つけなどをおすそ分けしてくれたり、本当に良くしてもらいました。
しかもこの小屋からの景色は最高!
夜中に起きて小屋の外に出てみると、すっかりガスが晴れて月明かりのなかで荒川岳のシルエットが目の前にどっしりと聳えてるし!
そしてその奥には富士山が大きく見え5合目の灯りまではっきりと見えるくらいだし、塩見岳やそこからのびる蝙蝠岳の尾根が眼前に迫って見えるしもう最高!
本当にここは南アルプスの真ん中にいると実感できる場所でした。
この日の宿泊者は私達を含めて3人。
お盆の時期とは思えない静かな小屋泊まり・・・さすが南アルプスといった感じでとても気に入りました。



<2日目>8月14日

2日目は小河内岳から赤石岳避難小屋までの縦走。
初日に予定の行程よりも短い地点で挫折してしまったので、今日は13時間超の長丁場になってしまいました。
とりあえず夜明け前の4:30頃出発。まだ暗くて小河内岳からの景色が見られなかったのが残念!
朝のうちは3000m級の稜線上にはガスがかかっていたがまずまずのお天気。
とにかくここから荒川前岳までの道は人も少なくとても静かで快適!まさに南アルプスって感じでした。

小河内岳から荒川前岳までの縦走路は基本的に樹林帯の中。
ここは人も少なくてとても静かな縦走路。朝の新鮮な空気を吸いながらマルバダケブキの黄色い花が咲き誇る道を歩いてると、3年前の夏に仙塩尾根を縦走した事が思い出されて凄く懐かしかった。
そして昨日テント泊する予定だった高山裏避難小屋に到着。
ここの小屋番さんは農鳥小屋で働いてた事があるらしくてなかなか厳しい方・・・到着するなりお手洗いに入ろうとした私は早速おじさんに怒鳴られてしまいました。
噂で聞いてた通り!これぞ南アルプスの洗礼!!早速キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!って感じw
因みに高山裏では必ず小屋番さんに断ってから入らなければならないそうです。もし近くにいなくて見当たらなくても必死に探して一声かけましょうw
ベンチにザックを置いて怒鳴られてる方もいました。
しかし素直に「すみません」と謝ると、とても満足したような顔……解りやすっ!!……意外と扱い易い方なのかもしれません。

さて高山裏を過ぎ辺りが樹林帯からガレ場のジグザグ道になれば荒川前岳はもうすぐそこ。
荒川大崩壊地を右手に見ながら登っていくと、今にも崩れ落ちそうな荒川前岳に到着。
ここからは今までの静かな雰囲気から一変!流石人気の山だけあって大勢の登山者で賑わっていました。
そして荒川中岳分岐にザックをデポして東岳(悪沢岳)をピストン。3000m峰の続く稜線を満喫♪
この頃にはもうだいぶガスが上がってきてしまって、時折ガスの隙間から覗く悪沢岳や中岳の景色に一喜一憂しながらのピストンとなりました。

中岳の分岐に戻るとザックを拾って荒川小屋方面へと出発。
東面のお花畑の中を気持ちよく下っていくと、目の前の濃いガスの中から赤石岳と思われる山のシルエットが見えた。
・・・で、でかい!!・・・
これから荒川小屋まで下ってあそこを登るのかと思うと愕然とした。
そして荒川小屋に到着したのは14:00頃。
そこは気持ちの良さそうなテント場と豊富な水場がありとても居心地が良さそう・・・一瞬ここで泊まっても良いかな?と思うが明日の行程を考えて赤石岳まで登ることにした。
とそのまえに、今日泊まる赤石岳避難小屋には水場がないのでここで明日の分までの水を汲んでから出発!

赤石岳への登りはとても登りやすくて気持ちよかった。
大聖寺平付近まではトラバース気味に進み半分散歩気分で進んでいく。
そしていよいよ赤石岳の登りに取り付くと流石に傾斜はキツクなったが、ジグザグに踏み固められた道は意外と登りやすく17:15に赤石岳に到着。
赤石岳山頂でしばらく展望を楽しんだ後は、山頂直下にある赤石岳避難小屋に向かって下りていった。
この日の赤石避難小屋は超満員!やはりこの小屋はご来光を見るのに最適いうこともあって人気があるらしい。

ところで、南アルプスは人も少ないので、縦走してるといつのまにかみんな顔見知りになってしまうという思いがけない現象が!
小屋の自炊所では「あ!○○でお会いしましたよね!?」と再会の挨拶をしたり、お互いのルート&いろんな山の情報を交換しあったり、話が尽きなくて楽しかった〜♪
小屋番さんもとても良い方で、「まだ飲み足りないでしょ?小屋から離れた所に特別室(岩場の小さな小屋)があるから行きましょう」と誘ってくれましたが、明日早発ちしなくてはならないので残念だけどお断りしてこの日は就寝。
そして翌朝一番に起きて外のベンチで朝食を作ろうと思ったら、そこに管理人さんが寝ていてビックリ!
昨夜は宿泊者が多くて管理人さんが寝る場所も無くなってしまったそうです。


3日目〜4日目につづく

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-44551.html



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コメント

お疲れ様でした。
足を痛めたそうですが、大丈夫ですか?

駅前のホテル、良さげですね。
それにしても、ずいぶん長い時間歩いてますね。
私にはとてもマネはできません

でも、歩きすぎにはご注意くださいねhappy01
2009/8/18 19:10
もしかして・・・。
はじめまして。noriaです。

あのアップダウンの激しい山で足を負傷されて、歩き通したんですね。

最終日、時間が重なっていますが、もしかして追い越したのでしょうか?


よかったらご覧くださいね。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-43915.html
2009/8/19 0:17
>noriaさん
noriaさんはじめまして。
早速noriaさんの山行記録拝見しました。
noriaさんとは荒川三山から同じ日に同じルートを歩いてますね。奇遇です!!

>あのアップダウンの激しい山で足を負傷されて、歩き通したんですね。

そうなんです!まさにあの兎岳〜聖岳間の鬼のようなアップダウンにやられました……ふがいないです
最終日はもう牛歩なみにしか歩けなかったので明るくなる前にテント場を出発し、途中大勢の人に抜かれながら1歩ずつ歩き、椹島に着いたのはもう殆ど最後の方だったので、きっとnoriaさんに追い抜かれてますね
そういえば、えらく速い単独行の女性がいましたが、それがnoriaさんだったのでしょうか?

まだ少ししかnoriaさんの記録を見てないので、また後ほど改めて遊びに寄らせてもらいますね。
同じルートでも時間が違うだけで印象も変わるので、noriaさんの記録楽しみにしてます

それでは最後になりましたがコメントありがとうございました。
2009/8/19 10:17
>masaiさん
コメントありがとうございます

足……ちょっとヤバイですね
特に挫いた訳ではないのですが、膝が曲がらなくなって曲げると激痛が!今でも階段を下れないほどなので今日あたり病院に行ってこようかな?っと。多分歩きすぎがいけなかったんでしょうね

ホテルは駅前ではないけどなかなか良かったですよ。
多分、ICから駅までの道路沿いでは唯一のホテルだったかも。
しかもICからは割かし近いので、渋滞の為に夜遅くに到着した時には本当に助かりました。
2009/8/19 9:50
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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