三ッ岩岳・窓明山(山開きの日・いろんなお花!)
- GPS
- 06:12
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,593m
- 下り
- 1,599m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 6:12
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
■三ッ岩岳・窓明山の「山開き」
東北100名山の三ッ岩岳。秋の紅葉の頃がよさそうということで候補とするも、後回しとなっていました。こうした状況のなか、7月の第2土曜日、山開きイベントが行われるタイミングに合わせて行くことにします。山開きの受付は6:30からとのことで、記念に山バッジがもらえるとのことです(実際には6:00から受付していたらしい)。
■一番近い駐車場は満車
5時過ぎには現地に到着しますが、一番近い駐車場(山開きイベントの駐車場)は満車で、二番目に近い駐車場に案内されます。すごい多くの人が集まっています。
山開きのイベントを待っても良いのですが、登山道が混みそうなので、バッジをもらうのをあきらめてスタートします。(6:00受付なら待っても良かったかも)
■とにかく急登・泥濘は?
単純標高差1200mです。すごい急登です。効率的に標高を獲得するで嫌いではありませんが、とにかく暑く、滝汗となり、体力が削られます。
また、泥濘なところが多いと予想されたため、トレランシューズではなく、トレッキングシューズに替えました。しかし、泥濘なところはあるものの、全体的に乾いていてトレランシューズで問題ないレベルでした。また、トレッキングシューズのために、足首やつま先に痛みがでるようになりました。昨年も同様でしたが、かつての歩き方と今の歩き方が変わってしまったようです。もう、トレランシューズの一択なのかもしれません。
なお、残雪もありましたが、距離も短く、間もなく消えそうです。チェーンアイゼンを持っていきましたが使用せず、ただの重りとなりました。
■いろんなお花
稜線に出るまでは、ひたすら樹林帯です。ツルアリドオシ、オウレン、マイズルソウ、ゴゼンタチバナなど、白い花が主役です。
小屋手前の湿原のあたりまでくると、ハクサンコザクラ(たぶん)が登場。花色が紫色の株があったのには驚きました。避難小屋付近にはスダヤクシュ。さらに進むと、ショウジョウバカマ、イワウチワ、イワナシが見られました。まさか、7月にイワウチワが見られるとは思わず、感激しました(今年初のイワウチワが茨城・盛金富士で3月)。雪どけが遅いとお花も遅くなるのですね。
窓明山に向かう尾根では、シナノキンバイが咲いていました。近縁のミヤマキンポウゲより濃い黄色で、ハクサンイチゲより大輪ですから目立ちます。ただ、ほぼ登山道に咲いているので、たくさんの人が通るとヤバそうです。
窓明山の湿原付近は、ワタスゲが主役。イワイチョウやキンコウカが咲き始め。トキソウやツルコケモモも見られました。ところで、ツルコケモモは、ツツジの仲間なのに、どうしてカタクリのような花なのでしょうか、不思議でなりません。
なお、全体的に、お花の量はそれほどではありませんが、見られた種類は多かったのではないかと思います。また、自然林の美しい尾根道だったので、秋の紅葉の頃に登るのもよさそうです。
■おわりに
とにかく暑い一日で、体力を削られました。体がすごいダメージ受けました。
ただ、登山道が全体的に乾いていたのは助かりました。下山ルートも急斜面なので、雨後などのときは滑りやすくなるのではないかと思います。
■おまけ・霧降高原
帰路、ついでに霧降高原に立ち寄っています。ニッコウキスゲは終盤でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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またまたお花満載のレア山レコ、山開きがあるなんて有名なとこなんでしょうか
それにしても、靴選択、僕も最近ちょっと悩んでいて
独りで日帰りならトレランシューズ一択なのかな〜
でもカミさん連れや数日間の山歩きでは固い靴の方が安心かな〜、などと悩んでます
山開きイベントの日は、
多数のハイカーで賑わいますが、
普段は静かな山だと思います。
お花の数は多くありませんが
イワウチワがまだ見られ、
コザクラやシナノキンバイは
見つけるととても嬉しいものです。
これからは
トレランシューズでも泥濘を気にせず進み、
替えの靴下を持っていって履き替えることで
乗り切ろうかなあ、と思っています。
まだイワウチワが咲いているとは驚きですね。
さすが雪国の高い山です。
靴の話が出ていますが、今年は泥濘が予想される登山道
(吾妻連峰の家形山から東大巓とか、新潟の低山とか)で長靴を
試してみようと思っていたのですが、時期を逸してしまいました。。
大学時代にワンゲルに所属していた時の刷り込みで
山登りは硬い靴が良いと思い込んでいた部分がありますが
今はまったくそんなことはない!と思っています。(気づくのが遅かった。。)
実際、トレランシューズしかはなかくなってからの10年程の間に
何度かテント泊もしましたが、硬い靴より疲労は少なく感じます。
人により違うかもしれまませんが、自分にとっては足裏感覚がある
シューズの方が疲れは少ないみたいです。
現在、硬い靴を履くのはアイゼンが必要な山行のみになっています。
雪国の山の底力とでもいうのでしょうか、
イワウチワが見られるとは驚きでした。
夏靴は前回いつ履いたか、定かではないですが
昨年夏の白馬だったと思います。
レコ未掲載なので、記憶が定かではないですが
確かそのときも足が痛くなりました。
かつては、ハイカットの夏靴が当たり前だと思っていて、
トレラン始めた頃も、走らないときは夏靴を履いていました。
しかし、トレランシューズの快適性にだんだん慣れていって、
いまでは、泥濘がひどい場合、雪渓が長い場合などに限って
夏靴を履いていました。
これも、再考しようと思います。
そうですね。
ワンタッチアイゼンが、冬靴にしか着けられないので、
雪山のときは、固い冬靴になるのは私も同じです。
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