裏表銀座のはずが天候不良のため双六まで
- GPS
- 25:29
- 距離
- 45.6km
- 登り
- 4,061m
- 下り
- 3,998m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 3:05
- 合計
- 9:59
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 8:57
- 山行
- 1:57
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:57
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:12
天候 | 7/25:晴れのち曇り 7/26:概ね晴れ、夜間より雷雨 7/27:終日雨、時に雷雨 7/28:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:新穂高より松本までバス(急行バス、2本/日)、松本よるりJR |
コース状況/ 危険箇所等 |
特記すべき内容はない、概ね良好 |
その他周辺情報 | 登山口 七倉荘:トイレあり、登山届投函場所あり 露営地 ・烏帽子山荘:2000円/張、水場無(天水)、トイレ普通 ・三俣山荘:2000円/張、水場あり(豊富)、トイレ(館内)、荘内食事可 ・双六小屋:2000円/張、水場あり(豊富)、トイレ綺麗 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
【0日目】
今回は七倉荘から入り、中房温泉に抜ける、裏表銀座縦走をやる。毎日アルペンの快適バスで七倉に入った。バスはプレミアム仕様の4列ゆったりでトイレ付。価格は11000円(七倉荘は1000円増し)でちょっとお高いが、スタンダードより3000円増しなので、こっちの方がよい。
【1日目】
乗合タクシーが5時からなので待っても良かったが、時間もあるので歩くことにした。薄暗いトンネルを通り、ダム末端に到着する、珍しいロックフィル式なので石積みである。
九十九折にダムを上っていき、頂上末端に着くと乗合タクシーが到着した。話を聞くと1人600円とのことなので乗ればよかったと後悔した。
吊り橋を渡り閉鎖中のキャンプ場を過ぎ、登山口に到着する。この先水場が無いので水を汲む予定だったが、水場らしき場所がないので小川で汲んだ。恐らく大丈夫だろう。
ブナ立ては三大急登とのことであるが、対した事はないと思っていたが、結構堪えた。
ようやく烏帽子小屋に到着する。露営の受付をして露営地に向かう。露営地は砂場できれいに区画されており、小石もなく素晴らしい露営地である。
簡単に食事をすませ、サブザックで烏帽子に向かう、前烏帽子を越えると烏帽子の巨岩が見える。烏帽子と言うことだけあり、細長い巨岩が並ぶ美しい山容である。
鎖場を越え山頂に立つ。暫く山並を眺め、露営地に戻った。ビールを飲んで、食事をし、寝た。
【2日目】
今日は裏銀座縦走路から、水晶、鷲羽岳を越えて三俣までの9時間工程。朝3時起きの5時に出発する。
三ツ岳を越え、砂れきの縦走路をゆく。砂礫にはコマクサが咲いている、ピークが過ぎたか、皆萎んでいる。また、こじまりとして非常に小さい。コマクサは燕周辺が一番良いと思う。
野口五郎小屋で一息つき、先に進む。野口五郎岳を越え、真砂からは巨岩の登山道となり、だいぶ消耗した。
何とか水晶小屋に着いた。消耗が激しいので水晶は諦め、鷲羽に向かう、ワリモを越え、鷲羽に取りつく。
意外に早く到着し、三俣小屋に向かう。ただ消耗が激しく、得意の下りもペースが上がらず、何とか到着、テントを張った。
三俣のテント場は水が豊富なので、体を拭いたり、シェラフを乾かし、さっぱりした。
ビールを飲んで、食事をして寝た。しばらくすると雨が降ってきた。更に雷雨となり、テント下に水が溜まり、危険な状態となった。水深5cmほどとなり、マットが浮くほどとなった。雨が緩くなったのを見計らい、外に出て排水口を作り、水を流した、何とか流れたが、心配で眠れず、朝となる。
【3日目】
殆ど寝ていないこと、天気も悪いので停滞しようかと思ったが、意外にも天候が良かった、槍もばっちり見えていたので出発することにした。
今日は槍まで8時間工程の予定、三俣の分岐から曇が出て来たので、双六は巻いた。
双六小屋の手前で雨となった。この先6時間あり、避難する小屋もなので、進むか迷った。暫く考えた末、停滞を決定、テントを張った。昼過ぎ、非常に風雨が強くなり、停滞正解であった。時間もたっぷりあるので明日どうするか、迷った末、笠ヶ岳に行くこととし、ヤマレコのルート準備などしたが、ヤマテンの予報では終日雨であること、昨夜からの雷雨で完全に戦意喪失していたので、明日降りることとした。
夜の間も雷雨が続き、憂鬱な時間を過ごした。
【4日目】
今日は降りる日。朝は晴れており、本当に雨なのか、謎である。5時に出発し、ガンガン下り、新穂高には10時過ぎに到着、温泉に入り、11時30分の急行バスに乗れた。松本で食事(うまいものでもと思ったが、結局餃子の王将)をして、帰路についた。
【あとがき】
今回の山行を振り返る。
・装備:一応アイゼンを持っていった。使用する場面は全くなし。事前に小屋に聞いておけば不要であることは明確であった。
・ザック:使用してるザックは2気室構造であるが、この装備は必要なのか、と思うようになった。確かにザックの下にあるものを取り出すには便利な機能であるが、その分重くなること、それぞれの気室の荷物が中途半端になることもあり、無駄なスペースを作ってしまう。また、ザック下スペースはテント装備を入れる部位と勝手に決めており、降雨時の撤収時にはテントが入っていない状態でパッキングするのでバランスが悪く、うまくパッキングできない。よく考えれば下スペースはテントを収納するスペースではなく「通常時使わないもの」とするべきであることが今回感じた。
・テント:私のテントは定番の「エアライズ2」。不満がないが入口がテント短辺側にあるので前室の使用が旨くできない。確かに強風時などのは短辺側の方が優位であること、2人使用の場合には出入りが困難であることには間違いないが、2人で使うことはないし、そんなに悪天候時には山にはいかないので、機能面を重視した長辺側の方が良さそうな気がする。しばらく行動を共にした単独女子のテントはニーモタニを使っており良さそうであった。あとはファイントラック当たり。これもよさそうだ。
・日程:今回の行程は5日の予定であるが、5日間すべて天候に恵まれるはずはなく、「雨なら停滞」するぐらいの余裕をもって行動するぐらいでちょうどよい。予定した計画を熟すことに執着しすぎていたのでもう少し適当でいいだろうと感じた。
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