白馬三山：栂池〜猿倉

2022年07月23日(土) ~ 2022年07月25日(月)

• GPS: 18:31
• 距離: 29.0km
• 登り: 2,519m
• 下り: 3,077m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:57
• 休憩: 0:33
• 合計: 6:30

10:09 栂池パノラマウェイ 自然園駅
10:12 10:13 栂池ヒュッテ
10:20 10:30 栂池山荘
11:38 11:39 天狗原/白馬岳神社
11:45 11:45 風吹大池方面分岐
12:59 12:59 乗鞍岳
14:29 14:29 白馬大池山荘
15:04 15:05 船越ノ頭
15:35 15:48 小蓮華山
16:11 16:18 船越ノ頭
16:39 白馬大池山荘

2日目

• 山行: 7:29
• 休憩: 1:37
• 合計: 9:06

6:07 白馬大池山荘
7:12 7:20 船越ノ頭
8:23 8:40 小蓮華山
9:32 9:36 三国境
10:37 10:48 白馬岳
11:13 12:03 白馬山荘
12:18 12:19 丸山
12:55 12:55 杓子岳
13:39 13:44 鑓ヶ岳
14:58 14:59 丸山
15:13 白馬山荘

3日目

• 山行: 4:05
• 休憩: 0:29
• 合計: 4:34

6:32 白馬山荘
6:48 6:49 白馬岳頂上宿舎
7:47 7:54 避難小屋
8:18 8:31 岩室跡
10:02 10:09 白馬尻小屋
10:11 10:12 白馬尻荘
11:06 猿倉荘

天候

1日め：霧雨→晴れ
2日め：晴れ
3日め：高曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

栂池へは白馬村内の無料シャトルバス。運行経路が毎年のように変わる。
https://dj42z4598eqoa.cloudfront.net/wp-content/uploads/2022/07/15135528/5c3ebc4fc3252c408abf7e61bba2ec52.pdf

アルピコの特急バスもある。
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/tsugaike/

猿倉に下山後は客待ちしていたタクシーを利用（昨年もお世話になった運転手さんだった！）。
バスもあるが、今回はタイミングが合わず。
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/sarukura/

コース状況／危険箇所等

栂池と白馬乗鞍岳の間に雪渓が2か所。栂池ビジターセンターの案内板には滑り止めを付けるよう書かれていたが、付けている人はほとんどいなかった。

白馬大池の北側にも20メートルほどの雪渓。ここでも滑り止めは使わなかったが、滑ると池にドボンする。

白馬大雪渓はチェーンスパイクで下ったが、下りはアイゼンの方が良いと思った（登りより滑りやすい）。

その他周辺情報

白馬尻荘跡にトイレが設置された。感謝。

写真

栂池から断続的な霧雨の中を登っていくと雷鳥親子に会えた。写真はひな鳥の後ろ姿。

7/23 13:10

霧雨の白馬大池に到着。

7/23 14:32

休憩後、一人で雷鳥坂を登り始める。雨上がりのハクサンコザクラ。

7/23 14:35

晴れた〜！

7/23 15:00

チシマギキョウかな？

7/23 15:04

船越ノ頭到着。気持ちが良いので小蓮華山まで足を伸ばすことにする。

7/23 15:09

小蓮華山への最後の登り。山頂に人が見える。

7/23 15:22

イブキジャコウソウ

7/23 15:36

小蓮華山。誰もいない。

白馬岳までの稜線がガスに浮かんでいた。やっぱりこの稜線が好き。

7/23 15:43

小蓮華山と言えばこの鉄剣。

7/23 15:39

雪倉岳（左）と鉢ヶ岳。

7/23 15:46

雲海に浮かぶ白馬大池。

7/23 15:50

コバイケイソウがたくさん。

7/23 16:13

ブロッケン！

7/23 16:26

白馬大池に戻ってきた。16時半近いのにまだ青空いっぱい。

自分が小蓮華山を往復している間に妻が撮った写真から2枚ほど。

アオノツガザクラ

7/23 18:05

夕食後、白馬大池の赤ちゃんオオサンショウウオを見に行ってみた。

7/24 6:07

翌朝、今度は2人で雷鳥坂。正面鞍部に見える小さな三角が船越ノ頭。

7/24 6:19

コマクサ！

7/24 6:22

ここまで登ると船越ノ頭の向こうに小蓮華山が見えてくる。

7/24 6:46

コマクサと白馬大池。

7/24 7:01

ミヤマキンポウゲかな？

雲海の彼方に八ヶ岳と、その右にうっすらと富士山！

7/24 7:21

大好きな小蓮華山への稜線。

7/24 7:54

右から白馬岳、（鞍部に小さく）剱岳・別山・立山、杓子岳、白馬鑓ヶ岳、水晶岳、槍ヶ岳、鹿島槍ヶ岳。

7/24 8:00

杓子岳バックの高山植物シリーズ�　Д船鵐哀襯�

7/24 8:01

�▲魯�サンイチゲ

7/24 8:03

アップで。

7/24 8:06

��ハクサンフウロ

7/24 8:20

ミヤマダイモンジソウ

7/24 8:26

小蓮華山到着。うしろに白馬岳、そのさらにうしろに劔岳！

7/24 8:26

杓子岳の北壁が全貌を現わして、下の方には白馬大雪渓も見える。

7/24 8:27

いざ、白馬岳へ！

7/24 8:34

振り返ると雲海に登山者のシルエットが美しい。

7/24 9:01

小蓮華山の西稜が一直線。

7/24 9:14

三国境へ登り返して

7/24 9:25

小蓮華山頂の人影が米粒のようになってきた。

7/24 9:39

中央が鉢ヶ岳、右が雪倉岳、その間には朝日岳も見えてきた。いつか縦走してみたい。

7/24 9:44

ホソバツメクサ

7/24 9:46

タカネシオガマ？

7/24 9:51

ミヤマキンバイ。

たぶん今回一番のお花畑。

7/24 9:57

ミヤマクワガタ

ミヤマアズマギク

7/24 10:24

シコタンソウ

7/24 10:24

斑点がかわいい。

7/24 10:25

小蓮華山が遠くなって

7/24 10:28

残すは山頂までの非対称稜線。

リクエストにお応えして、天空の稜線を進む妻の後ろ姿を1枚。

7/24 10:38

着いた〜！

7/24 10:43

雪倉岳の向こうには日本海の水平線。

左から杓子岳、白馬鑓ヶ岳、そして剱岳！

稜線上に立つ松沢貞逸顕彰碑。

7/24 10:58

立ち寄ってみた。

この角度の白馬岳は壁のごとし。雲はまるで放射線。

7/24 11:10

オヤマノエンドウ

ハッポウウスユキソウかな？

7/24 11:12

チシマギキョウ

7/24 11:13

白馬山荘到着！ 今回初めての宿泊。

7/24 12:13

昼食後はまたひとり山歩き。まずは丸山に。

7/24 12:18

丸山山頂から望む旭岳。南斜面にトラバース道が見える。

7/24 12:20

いったん大きく下って杓子岳へ。ガスり始めた。

7/24 12:56

杓子岳山頂はガスの中。

7/24 12:58

少し南に進んで振り返ると見事な非対称稜線。

7/24 12:58

行く先も非対称稜線。

7/24 13:05

コマクサ

7/24 13:23

ウツボグサはほとんど枯れていたけれど、この子はきれいに残ってくれていた。

7/24 13:30

今回のラスボス、白馬鑓ヶ岳へ。

7/24 13:39

その奥、天狗ノ頭への稜線。一瞬ガスが切れて天狗山荘が見えるも写真は撮れず。

7/24 13:40

到着！

7/24 14:07

帰り道、ガスが切れて杓子岳の左奥に白馬岳山頂がギリギリ見えた。

7/24 14:36

最低鞍部から杓子岳を振り返る。

7/24 14:48

クルマユリとシオガマ系？

7/24 14:53

クルマユリと杓子岳。

7/24 14:58

ガスが晴れて白馬岳がまたど〜ん。白馬山荘、近くに見えるのに疲れてなかなか近づけない。天国の山小屋・・・

自分が白馬鑓ヶ岳を往復している間に妻が撮った写真。うしろは白馬山荘と旭岳。

7/24 17:59

夕食後、白馬鑓ヶ岳のガスが晴れた。あと4時間早ければな〜

7/24 18:12

雲海の向こうに立山連峰。雲海手前の丸山山頂に人が見える。

7/25 4:19

翌朝、山荘東側の稜線に上がってみたが、残念ながら朝日は見られなかった。

7/25 4:43

杓子岳と白馬鑓ヶ岳。八方尾根の途中まで雲海が広がる。

下山し始めると、頂上宿舎の少し下でまたきれいなウルップソウに会えた。

7/25 7:35

ミヤマキンバイと雪渓。

7/25 8:03

小雪渓を渡り終えると

7/25 8:04

いよいよ大雪渓。

7/25 8:05

イワベンケイ

7/25 8:18

シロヤマアサツキ！ 葱平（ねぶかっぴら）の語源で、近年少なくなってしまったらしい。今回ここでだけ見かけた。

7/25 8:25

ミヤマカラマツソウ

7/25 8:31

ここから雪渓歩き。ちなみに昨年8月8日に大雪渓を登った時は、もっと下で雪渓が終わり、しばらく雪渓北側の夏道を登り、小さな沢を南に渡ってこのポイントに出た。

7/25 9:50

一気に飛んで、ここで雪渓終了。

7/25 10:04

白馬尻荘跡まで下ってきて大雪渓を振り返る。無事に2人で縦走出来て良かったー。

感想

Echigoya

昨夏に続いて登山とリモートワークのための白馬村滞在。その最初の週末の天気予報が良くなったので、白馬大池山荘と白馬山荘を出発前日に急遽予約（どちらも少しだけ空きが残っていて助かった）。春先から腰痛の悪化していた妻も途中2泊なら挑戦してみるとのことで、久々に2人での本格的登山になった。

天気予報は、1日めの昼過ぎまでは悪い方に外れた一方、それから2日めにかけては良い方に外れ、最高の縦走が楽しめた。

今年5月に大杉谷でお会いして何時間もお話しした方が「1つだけ山を選ぶなら自分は白馬岳。『抜け感』が半端ない」とおっしゃっていた気持ちが分かった気がした。空に突き抜けるような稜線があちこちで美しい曲線を描いていて、目を奪われる光景が次から次へと現れる。白馬大池と大雪渓と高山植物がアクセントになって、本当に素晴らしい縦走路だと思う。

幸い妻の腰痛は今回再発せず。これでまた2人でいろいろ登れる・・・かな？