甲斐駒ヶ岳(61)
- GPS
- 10:13
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,658m
- 下り
- 1,649m
コースタイム
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 2:32
- 合計
- 10:29
天候 | 晴れ(下山後大雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
南アルプス林道(仙流荘〜北沢峠) 往路7月30日 仙流荘12:10発〜13:05北沢峠 復路8月1日 北沢峠7:20〜8:05仙流荘 長衛小屋(前泊、後泊) |
コース状況/ 危険箇所等 |
北沢峠〜双児山〜駒津峰:急こう配の登山道が多く体力消耗が激しかった。 駒津峰からは直登コースを避けトラバース路を選択 摩利支天分岐〜摩利支天:ピーク直下は急こう配 摩利支天分岐〜甲斐駒ヶ岳山頂:一面白い斜面で一部ルーファイ難しいところもあったが、晴天で見晴らしが良く赤ペンキや赤鉄板の案内を辿って問題無し(案内視認困難な状況では急激に難易度が高くなると推察) (下山) 駒津峰〜仙水峠:急な下りで体力消耗 仙水峠〜仙水小屋:ゴーロで足元は歩き難いがケルンや赤布などを見て進む 仙水小屋〜長衛小屋:2019年から台風被害復旧中だが登山道としては問題無し |
その他周辺情報 | 長衛小屋(朝方13〜14℃) ・チェックイン時に泊数分の食事を決めて宿泊費前払い ・一人当たりたっぷり畳一畳+布団/枕(紙の枕カバー付き)あり快適空間 シーツ持参必要(シュラフでも可)、忘れたら購入(費用不明) ・夕食はチェックイン時に時間指定あり食堂。ごはん・みそ汁お代わり自由 夕食時に朝食弁当(おにぎり2個、おかず少々、粉末お茶)、昼セット(クロワッサン2個、スティックコーヒー、SOYJOY、他)を渡されます。 ・シャワーは当日予約制(1回15分、お湯は100円×5枚で5分) 指定時間に脱衣所鍵を借りて利用。お湯はスタート・ストップ可能で合計5分で残り時間表示あり。シャンプー、リンス、ボディーシャンプー、椅子、洗面器あり。シャワー水圧は許される範囲の弱め ・トイレ綺麗、消灯後は常夜灯のみなのでヘッドランプ推奨 ・最終日は余分な荷物を寝床に残置し下山後受け取り可能(300円) 連泊者は無料(受付で専用札もらう必要あり) ・エビス生ビールはプラカップで中700円/大900円 カップ返却要 缶ビール(350ml)500円の自販機あり 潰して所定場所へ廃棄 (参考)利用していませんので見たまんま ・北沢峠ではテント場は長衛小屋のみ 100張以上可となっています。フラット ・小屋脇に外部トイレあり ・小屋前に屋根付き炊事場あり |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料(ハイドレーション2リットル)
笛
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
日焼け止め
虫除けスプレー
防虫ネット
熊鈴
温度計
携帯
時計
タオル
ストック
ココヘリ
|
---|---|
共同装備 |
地図(地形図)
コンパス
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ツェルト
カメラ
|
感想
夏期休暇第一弾としてcozysuzukiさんを誘って甲斐駒ヶ岳へ
1日目:移動日
午前6時に東東京を出発し、西東京でcozyさんを迎い入れ、中央自動車道で戸台まで自家用車で移動(11時到着)。南アルプス林道バス利用者専用の駐車場に誘導され駐車。料金後払い。
券売機で往復乗車券(=片道券2枚)を購入し乗車口の長椅子の番号の上にザックを置くことで乗車順が決まる。補助席を使わずに座れる人数しか乗せないし、荷物は自身の膝の上。乗り切れない場合は臨時バスが出るので、番号が大きくても2台目の1番と言うこともあり何番でも大きく環境に左右されることは無い(絶対ここの席に座りたいなどのこだわりがあれば別ですが)。
約50分の乗車中、往路のバスでは運転手さんがベテラン観光ガイドをしてくれて飽きることなく、あっという間に北沢峠(途中のすれ違いなど無線コンタクトと手慣れた退避タイミングで驚くほどスムーズに進みました。途中の戸台大橋のゲートが係員操作で上下するのがオシャレな感じ。)。ちなみに、戸台大橋〜北沢峠間はフリー乗降区間となっていました。
北沢峠から長衛小屋に移動して、手続きを済ませ。広いスペースに案内してもらい、早い時間でしたが早速、大生ビールで乾杯。あっという間に飲み干して、自販機で缶ビールのお代わり。標高2000m超ということもあり酔いが回りお腹も一杯。それでも17時からの夕食でごはんをお代わりするguronsan。
夕食が終わったら、翌日の準備を万端にして早々に横になりました。
2日目:甲斐駒ヶ岳
計画通り4:20に出発、ヘッドランプの助けも借りながら北沢峠まで移動し、こもれび山荘に向かって右手にある駒ヶ岳登山口へ、気温は13℃でしたが動いていれば寒いことは無いので、黙々と登っていきます。登り始めて約1時間でcozyさんも半袖になり先に進みます。双児山の直前に眺望の良い場所があり、雲海そして隣の仙丈ケ岳はもちろん、北岳も見えました。長衛小屋の方が言っていたように眼下に町が見えれば携帯電話が通じる・・・その通りでした。双児山山頂の気温は21℃まだまだ歩き易い気温です。ここから、一旦下って駒津峰を目指します。この辺りまで来ると真っ白な甲斐駒ヶ岳がどっしりと待ち構えています。
登山開始3時間20分程度で広々とした駒津峰に到着。暫し休憩します。
8合目手前は「しゃくなげ」が咲いています。8合目を過ぎて、六方石に到着。ここで大いなる選択「山頂までの直登」「トラバース路で摩利支天を経由して山頂」がありますが、計画通り(まずは)摩利支天を目指すこととしました。
次第に登山道は白い岩と砂に変わり、交差する踏み跡で進む方向を時々間違えましたが、何とか摩利支天・分岐まで来ました。
相談して、摩利支天にはguronsanが、cozyさんには摩利支天と同標高辺りまで甲斐駒ヶ岳山頂に向かって登ってもらい、写真を撮ってもらうことにしました。距離があることと、逆光もありクローズアップした写真とはなりませんしたが、写すことが出来、また、遊び半分で持っていった免許不要の小電力トランシーバの通信テストにもなりました。
guronsanは大慌てで摩利支天をピストンして、分岐に戻り、cozyさんを追って山頂へと向かい、10時過ぎに甲斐駒ヶ岳山頂で再び合流しました。
山頂には山頂標識、祠だけでなく立派な一等三角点もありました。また、隣のピークには駒ヶ岳神社本社の石祠がありました。
下山は、駒津峰まで戻り、仙水峠を経由して長衛小屋へ下るルートとしましたが、駒津峰手前でguronsanの左腿がつり、久し振りに消炎スプレーのお世話になりました(スタート前のテーピングと2度のツムラ68の甲斐なく・・・)。2リットルのクエン酸水が仙水峠手前で無くなるほど身体が水分を要求していましたので、異常事態が起きていたのだと思います。※3日経った今も違和感が残っています。
幸い、水は仙水小屋前で補充させてもらいましたが、飲んで冷たいだけでなく、ハイドロパックを通じて氷を背負っているような涼感は最後のパワーを引き出してくれました。
長衛小屋に到着して30分も経たないうちに大雨となりましたから、栗沢山を経由せずに仙水峠から降りてきたのは大正解でした。
3日目(おまけ):計画では仙丈ケ岳
甲斐駒ヶ岳の後半の状況から推察できると思いますが、北沢峠から15分程登った時点で2人の体力や再発のリスクを考え(そこまでのペースも考慮して)このまま登っても山頂に到達しないか、帰りのバスに間に合わない可能性大と判断し、下山。長衛小屋に預けた荷物を取りに戻って、外のテラスでゆっくりを朝弁当を食べてから、北沢峠のバス乗り場に戻りました。バスを〜待つ間に〜♪こもれび山荘で駒ヶ岳の山バッチ(600円)を購入しました。※甲斐駒ヶ岳/仙丈ケ岳 各3種類
朝一番の下山バスに乗る前に月曜日だというのに臨時バス含め4台のバスが満席で上がってきました。1台は回送で戻り、2台目のバスで下山しますが、乗車12人で2人掛け席も1人で占有できる状態でした。往路と異なり運転手さんや録音テープのガイドは一切無かったのは、疲れた身体をいたわる思いやりなのかと感じました。
バスを降りたら、券売所で駐車料金(5日間毎に1000円)を支払って領収書をもらいます。
guronsan独白)
今回の2山で百名山を62歳で62山としたかったのですが、いくらベースが2000mと言っても3000m級の山に2日連続は無理だったようです。コロナの様子も見ながら今年中にもう1山登るつもりです(毎年そう思っていますが・・・)。
cozyさんとの登山はペースも無理なく、一人で登るようについオーバーペースになることも無いので、私にとっては、いつも通り丁度良い感じでした。
何年前だろうか高速のサービスエリアでの休憩中に見上げた山並みの中に、山頂付近が雪の様に真っ白く輝いていた美しく雄大な山に驚いた事があった。名前を教えてもらうと『甲斐駒ヶ岳』、、登ってみたい山リストのトップへ。
私にとっては厳しいコースだったが、憧れの山に登る事ができ本当に嬉しかった。牛歩戦術でguronsanにはストレスをかけたと思うが、ペースを合わせてくれた事に感謝です。またプラン作成から宿の手配まで全てお願いしてしまい、こちらも感謝感謝です。
尾根から見えた仙丈ヶ岳は優雅で美しかった、、次回は身体を絞って体調万全でのぞみたいと思います。
仙丈は残念でしたがまぁ、またですね。機会があればご一緒したいと思います。guronsanさんの詳細なレコで次回行くときにはとても参考になりそうです。
コメントありがとうございます。丸2年新規が無かった百名山の開拓が出来ました。計画通りのエスケープルートを一部組み合わせることになりましたが、二人とも足がつったり、十分に背負った水が尽きたりと想定以上のトラブルには見舞われましたが、装備していた消炎スプレーやルート上の小屋(水場)などにも助けられ天候急変前に小屋に帰り着きました。体力的には厳しくなってきましたが、変化に富み、雄大な景色を満喫できる良い山でした。
また、どこかの山をご一緒できればと思います。
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