初テン泊で雷鳥沢〜浄土山まで
- GPS
- 09:29
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 801m
- 下り
- 787m
コースタイム
- 山行
- 0:54
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 1:03
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 2:49
- 合計
- 9:31
天候 | 初日:曇りのち雨、2日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
初めてのテント泊。そして30年ぶり、還暦過ぎての北アルプス。
「楽しかった!」とあっさり言うよりは、感動的で、幸せな濃い二日間でした。
何よりも、今回は山慣れした信頼できる人と一緒だったことが幸運でした。一人では絶対にテント泊デビュー、しかも北アルプスで、なんてできなかったから。
山行中に yoshioさんに教えてもらったことがいーっぱい!
山座同定に始まり、岩場での足の置き方、テント設営のコツややり方、お天気の見方、山の草花、そのほか、数え切れない・・・。本当はメモりたかった(笑)。
そのほか、雄大な北アルプスの大自然の中で、私はいろんなことを学んだり、気づいたり、考えたり。この二日間は私の人生の、大きな見開き2ページとなりました。
ちなみに北アルプスの景色って、観るのではなく、自分がそこに入り込むような感覚。東京っ子の私にとって、そこは別世界であり、夢のような世界です。
年齢のことを言うと、夢や希望が損なわれるかもしれませんが(特に、まだ60歳前の人にとって)、実際に、年に勝った人はいません。だから体力を要する活動は、できるだけまだ身体が比較的動くうちに、内臓が丈夫なうちに、やっておきたいのです。
1年後の私は今よりも1年分、健康が損なわれているので、テント泊デビューも早くしたかった。それが今回出来たので、すごく嬉しい。しかも信頼できる人がそばにいて・・・。
さて実際の山行ですが、雷鳥沢から一の越へ行く途中、岩場を通過しますが、危険ではないものの、私には怖かった。普段登る関東の低山でもグレード的に似たような岩場はあるのだけれど、北アルプスは背景が壮大なだけに、山にのまれてしまう感覚がありました。高度感もあるし。もちろん疲労もありました。
そして今回は、2日目にエネルギーが枯渇してしまい、身体に力がもう入らなくなってずっとヘロヘロ。運動神経は非常に鈍い私だけど、スタミナだけは自信があったのに、ショックでした。年齢による体力の衰えにも、これまで以上に対策を打たないと。
さて今回のこの深刻なスタミナ切れの理由は・・・
1)東京を出発する前夜、緊張してあまり眠れず(2、3時間の睡眠だった)寝不足状態
2)東京から立山までの長距離運転の後、ケーブルカー、バスで移動し、すぐ登山を開始したので疲れが取れてない(→ ホテル代ケチらず前泊した方がよかったね)
3)1日目、朝、昼食べずに雷鳥沢入り。この日、ちゃんとした食べ物は yoshio さんが夜、差し入れしてくれた干物一尾のみ。お米を持っていったのにライターがつかなくて炊けず「ま、ご飯はなくてもいっか」と安易に炭水化物を切り捨てたのが甘かった。梅干しは食べたがスタミナ源にはならず
2日目も、朝ごはん食べず出発。その後、スタミナ不足となりふらふら。糖質にも飢えていた。ちょうどファスティング中に筋トレしてるような感じ
4)炭水化物を全くお腹に入れていないし、空腹なので、雷鳥沢で夜、お腹が冷えた。そのせいかごく軽い腹痛を感じながら2日目は出発
5)山行中、暑くて水分を摂るのだけれど、空腹に水気ばかりを胃に入れるので、お腹がじわじわ冷えて、ますます力不足に・・・
6)そして高い標高。高山病にはなっていなかったが、空気薄いのでいつもなら息が切れないような運動量でも、すぐに苦しくなる
以上が相まって、立派なスタミナ切れ。
1)と6)はしょうがないとして、3)は次回からは回避できるでしょう。
普段の関東日帰り登山では、朝、昼、ほとんど食べず上り下りして下山後にしっかり食事を取るのがお気に入りのスタイルの私だったけど、泊まりが入る山行では、1日目の夜にちゃんとエネルギー源となる炭水化物を必ず摂ることだと、肝に銘じました。
・・・と、失敗だらけの登山のように見えるけれど、ちゃんとうまくいったこともいくつかある。
一番は、日頃の筋トレが成果を出してくれたこと。今年になって、背筋と腹筋、大腿四頭筋、ハムを中心にコツコツ鍛えていましたが、これが実を結びました。山行中、スタミナ切れの疲労感はあったものの、筋肉だけは結構安定していました。
テントや寝袋が詰まった15キロのザックを背負っての登山は初めてだったので、腰痛、膝痛を覚悟していましたが、今回山行から帰って翌日、翌々日まで注意して自分の身体をチェックしたけれど、全く痛みなし(軽いパンプアップのみ脚にあり)。
痛めていた右膝も、悪化せず全く問題なし。むしろ山行から帰って一晩寝たら、前より調子よくなっていました(北アルプスマジック?)
うまくいったこと二つ目は、今年になって、山歩きするときの姿勢と歩き方を改善したのだけど、今回の山行中、それを忠実に(フラフラではあったけれど)守ったので、どこの関節も痛めることなく、筋肉痛もなく、めでたしです。
1年前からコツコツ装備を揃え、準備をしてのぞんだテント泊@雷鳥沢は、無事終わりました。今回は yoshio さんにたくさんサポートしてもらって初めて実現できたのですが、そう毎回頼りにするわけにはいきません。今回の山行をベースにして経験を積んで、ソロでちゃんとテント泊して帰ってこれるようになろうと思います。
それにしても・・・北アルプスは本当に素晴らしいところ。逞しく美しい山容、雷鳥沢で見上げた星空は忘れられません。この大自然がいつまでも続くように、大切にしながら入山したいです。
dorothyさんのテン泊デビューにご一緒させていただきました。
快晴の2日間としたかったのですが、初日からガスガス。
雷鳥沢に着くとよりどんよりな状態に・・・
テントを張ったとたん、土砂降り。
21時頃まで大雨が続き、宴会は中止となりました。
初テン泊でとんでもない事態になり、すいません。m(_ _)m
2日目は朝から立山登頂を目標に神の道へ。
岩場が苦手なdorothyさん。
無理して立山行くより、歩きやすい浄土山をチョイス。
帰りは室堂経由の雷鳥沢へ。
テント撤収後は、みんな辛い室堂への登り返しへ。
ゆっくり歩みを進め、無事、室堂へ到着できました。
初テン泊はもっとゆっくりできれば良かったですね。
慌てさせてごめんなさい。
1日は天気が持ったことが何よりでした、お疲れ様でした。
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